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      <title>スペシャル対談</title>
      <link>http://www.chikyumura.org/about/conversation/</link>
      <description></description>
      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2010</copyright>
      <lastBuildDate>Mon, 01 Mar 2010 11:09:29 +0900</lastBuildDate>
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            <item>
         <title>2010年3月号　半農半X研究所代表　塩見直紀 × 高木善之</title>
         <description><![CDATA[<p>
<img src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/shiomi-taidan.jpg" alt="shiomi-taidan.jpg" width="164" height="145" align="right" />
塩見さんは、33歳で故郷の京都府綾部市へUターン。永続可能で小さな農的生活をベースに、自らの「エックス(天職・ミッション)」を見つけて全うしていく生き方を、「半農半X」と名づけて発信しています。この生き方は国内のみならず海外でも紹介され、多くの共感を呼んでいます。<br />
<br />
<br />
<span style="font-size: 90%"><span style="color: #0000ff; font-size: 120%"><span style="font-size: 120%">■ 半農半Xの生き方を伝えよう</span></span><br />
<br />
</span><strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>こんにちは。この頃、あちこちで半農半Xという言葉を聞きます。素敵な考え方だなあ、と共感しています。ところで、塩見さんは『地球村』のことをご存知ですか。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">塩見：</span></strong>実は、高木さんの講演をずいぶん昔からお聞きしています。最初は91年くらいでしょうか。喫茶店で少人数でお話を伺うことができた時代です。ですから今回、対談のお話をいただいてとてもうれしく思っています。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>そうでしたか。何だか見覚えがあるなあと思っていました。当時は何をされていたんですか。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">塩見：</span></strong>フェリシモというカタログ通販の会社に勤めていました。エコロジーをかなり意識している会社で、ユニークな人材が揃っていました。私はそこで初めて環境問題と自己探求とを考えるようになったんです。5年くらい、いろいろな方の本を読んだり講演を聴きに行ったりして、考え方を学ばせていただきました。そうした中、現在グリーンピースジャパンの事務局長で作家の星川淳さんのご本で、「半農半著」という言葉に出会いました。それを参考にして、いろいろ考えて「半農半X」という言葉が生まれました。私の使命は、この「半農半X」を実践し、伝えることではないかと思うようになって、96年から故郷の綾部市で小さな農を始めました。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>会社を辞めて？
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">塩見：</span></strong>いえ、綾部から京都市内に通勤していました。33歳のときに、人生の締め切りが近づいてきたので、99年に思い切って辞表を出しました。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>人生の締め切りって？
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">塩見：</span></strong>33歳が自分のターニングポイントだと決めていたんです。28歳のときに、内村鑑三さんの『後世への最大遺物』という本を読みまして、我々は後世に何を遺していくのか、お金か、事業か、思想かといった内容に大変影響を受けました。その講演を内村鑑三さんが何歳で行ったのかを調べたら33歳なんです。それで私も33歳になったら人生を再出発しようと決めていました。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>えっ ！ 私も、交通事故にあって人生が大転換したのは33歳でした ！
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">塩見：</span></strong>そうでしたか ！ 実はキリストも、33歳がターニングポイントなんですよね。<br />
<br />
<span style="font-size: 90%"><span style="color: #0000ff; font-size: 120%"><strong><span style="color: #ff6600"><br />
</span></strong><span style="font-size: 120%">■ 広がり始めた半農半X<br />
</span></span><br />
</span><strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>ではその後のご活躍を教えてください。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">塩見：</span></strong>2000年に「半農半X研究所」を設立しました。同年に、廃校になった小学校の跡地利用としてグリーンツーリズムを行う「里山ねっと・あやべ」というNPOができて、そこのスタッフを始めました。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>それはあなたが立ち上げたNPOですか。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">塩見：</span></strong>私は発足時からのスタッフですが、公設民営という形で綾部市の声かけで始まりました。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木</span><span style="color: #008000">：</span></strong>「半農半X」という言葉が世に出たのはいつ頃ですか。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">塩見：</span></strong>友人の間では95年から話してきましたが、活字になってメディアに載ったのは98年です。宝島社の「田舎暮らしの本」で紹介されました。その後、農文協の「青年帰農」にも載って、2003年にソニー・マガジンズから『半農半Xという生き方』を出版させてもらいました。本を読まれた方が、綾部を訪れたり、会社を辞めてしまったり、自分のXを探し始めたりと、変化が起きました。2006年には中国語による台湾版が出て、2009年には海外で初めて講演をさせていただきました。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>そうでしたか。それはすばらしい。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">塩見：</span></strong>枝廣淳子さんが半農半Xレポートを翻訳して紹介くださったので、英語圏にも少しずつ広がっています。2007年には『綾部発 半農半Ｘな人生の歩き方88』という本も出させていただいて、綾部で半農半Xを実践されている方々を88人紹介しました。いえ本当は、８８人目はあなたの席ですということで空けてあるんですが、この本は、綾部に来られた人の「心のお土産」にしてほしいということで、観光センターや駅でも販売してもらっています。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>行政とも上手に協働しているようだから、倉本先生の富良野のように、半農半Xは綾部の財産になるかもしれないね。「綾部に行くと永続可能な生き方がわかる」っていわれるようになるかも。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">塩見：</span></strong>そうなれたらうれしいです。<br />
<span style="font-size: 90%"><span style="color: #0000ff; font-size: 120%"><span style="color: #000000"><br />
<br />
</span><span style="font-size: 120%">■ 2つの自給力を上げよう<br />
</span></span><br />
</span><strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>それでは、これからの夢や方向性を話してください。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">塩見：</span></strong>これからは、センス・オブ・ワンダーといいますか、感受性や感性が重要になっていくと思うんです。詩人的な感性を持った日本人が増えていく必要があると思っていまして、その分野での出版を考えています。あとは、綾部に「半農半X」に特化した出版社があってもいいんじゃないかとも考えています。自分の役割（エックス）は何なのかと自己探求をして自分の才能を生かしながら周りを幸せにする人、特にそういう若者が一人でも増えていけばと願っています。「半農半X」で食べていける人も何とか増やしたいと思っています。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>綾部にも出版会社はあるでしょう ？
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">塩見：</span></strong>印刷会社はたくさんありますが、出版社はないんです。沖縄には、観光とか平和とか食とか専門分野に特化した小さな出版社がいっぱいあって、それで食べていけているという話を聞いて、綾部にも出版社が一つくらいほしいと思っています。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>こういう本を出したいという企画力があれば、小さな印刷会社が出版社になることも可能だし、成り立ちますよ。必要ならアドバイスします。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">塩見：</span></strong>ありがとうございます。よろしくお願いします。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>最後に読者の方へメッセージをどうぞ。
</p>
<p>
<span style="color: #ff6600"><strong>塩見：</strong></span>みなさんには「2つの自給力を上げましょう」と言いたいです。家庭菜園でも市民農園でもいいので、まずファーストステップとして種をまいて食料の自給力を上げましょう。そして自分の夢を持ち、自分で夢を叶える自給力を上げましょう。この2つの力が、日本人から失われてきている恐さを感じます。機会があれば、ぜひ綾部にもいらしてください。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>ありがとう。これからもご活躍を。<br />
<br />
<br />
<span style="color: #0000ff; font-size: 120%"><span style="font-size: 90%"><span style="color: #000000"><strong><span style="color: #008000">■塩見直紀ホームページ</span><br />
</strong>　<a href="http://www.towanoe.jp/xseed/">http://www.towanoe.jp/xseed/</a></span></span></span>
</p>
<p>
<span style="color: #0000ff; font-size: 120%"><span style="font-size: 90%"><span style="color: #000000"><span style="color: #008000"><strong>■「半農半Ｘという生き方」ブログ</strong><br />
</span>　<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/simpleandmission/">http://plaza.rakuten.co.jp/simpleandmission/</a></span></span></span>
</p>
<p>
<span style="color: #0000ff; font-size: 120%"><span style="font-size: 90%"><span style="color: #000000"><strong><span style="color: #008000">■里山ねっと・あやべ<br />
</span></strong>　<a href="http://www.satoyama.gr.jp/">http://www.satoyama.gr.jp/</a></span></span></span>
</p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2010/03/01110929.html</link>
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         <pubDate>Mon, 01 Mar 2010 11:09:29 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>2010年2月号　ラリグラス・ジャパン代表　長谷川まり子 × 高木善之</title>
         <description><![CDATA[<p>
<img style="width: 170px; height: 144px" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/hasegawamariko.jpg" alt="hasegawamariko.jpg" width="170" height="144" align="right" />
紀行ライターとして活躍していた長谷川まり子さんは、取材を通してインドとネパールの越境人身売買問題に直面。この問題を放ってはおけないと、国際協力NGOラリグラス・ジャパンに携わり、現地に経済支援を続けています。『地球村』とも、パートナーシップ関係を結ぶことになりました。<br />
<br />
<br />
<span style="color: #0000ff; font-size: 120%">■ 見過ごせない人身売買問題</span><br />
<br />
<strong><span style="color: #008000"><span style="color: #008000">高木：</span></span></strong>こんにちは。出会いは昨年9月でしたね。あなたの著書『少女売買』を読んで、協働できるのではと、連絡を取らせていただきました。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">長谷川：</span></strong>ありがとうございます。お目にかかってお話をさせていただき、私どもが支援しているインドのリカバリーセンターへご支援いただくことになって、とても感謝しています。<br />
<br />
<span style="color: #008000"><strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong></span>それでは、あなたが活動を始めたきっかけを教えてもらえますか。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">長谷川：</span></strong>現在、私は主にノンフィクションを執筆していますが、以前は紀行ライターとして活動していました。旅行好きが高じて、主にインドやネパール、中国、東南アジアの紀行文を書いていたのです。それでインドに通うようになって、貧困問題をいろいろ知っていくんです。赤線地帯に、明らかにインド人じゃない女の子がいる&hellip;この子たちはどこから来たんだろう&hellip;と調べていくうちに、ネパールからの越境人身売買問題があることがわかって、それからネパールへ取材に行きました。すると、見過ごすわけにはいかない状況に出会い、この問題を記事に書いて終わることなんかできない&hellip;。それで動き始めて今に至っています。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>なるほど。ライターとしての関心や範疇では収まらなくなったのですね。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">長谷川：</span></strong>そうです。もう取材ができなくなっていきました。女の子たちに質問もできないし、写真も撮れなくなりました。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>その気持ちわかります。それで日本からの支援を、現地に届ける活動を始めたわけですね。ラリグラス・ジャパンは、あなたが作ったのですか。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">長谷川：</span></strong>いいえ。母体となる団体があったんです。元々は、ネパールの識字教育を支援している団体でした。そこへ私が、現地で人身売買の問題に取り組んでいる団体マイティネパール(以下マイティと表記)を紹介して、その支援活動を行うようになって、2000年に前任者から代表を引き継ぎました。<br />
<br />
<span style="color: #0000ff; font-size: 120%">■ 誘拐されて売られる少女たち<br />
</span><br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>マイティはネパールの団体なんですね ？<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">長谷川：</span></strong>そうです。私が人身売買の問題に出会ったのは、96年にマイティを訪問したことがきっかけです。代表者はアヌラダさんという女性で、93年に設立されました。最初は、自宅に売春宿から救出された少女たちを保護していたんです。というのも、救出されて帰ってきても、娼婦として働かされていたという事実と、HIV感染者(少女たちの約7割が感染）という二重の差別があって、田舎に帰ることができないんです。また、売られたときあまりに幼すぎて、自分のふるさとがわからない子もいました。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>保護されていたのは何歳くらいの子ですか。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">長谷川：</span></strong>皆10代です。最年少は13歳、彼女は7歳で売られた子でした。その子もHIVに感染していました。「彼女たちのふるさとを見ないで、どんな記事を書くつもりなの」といわれて、人身売買のメッカといわれる山間部の貧農地帯に行きました。そこでは、女の子がいる家は、ほとんど誰もが失踪しているんです。みんな誘拐なんです。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>それじゃ、人身売買のメッカじゃなくて、誘拐のメッカじゃありませんか！<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">長谷川：</span></strong>その通りです。親がお金をもらっているわけじゃなくて、連れていかれてしまうんです。親は子どもが帰ってこないのにどうしていいかわからず、警察にも届けず、神隠しだと思っているんです。そこでマイティは、人身売買という犯罪があること、誰かに声をかけられても付いていってはいけないこと、そういった啓蒙活動を始めたんです。あとは保護された少女たちが自立していけるように職業訓練。それとHIV感染の女性たちのためにホスピスの運営。大きく分けるとこの3つの活動をしています。<br />
<br />
<span style="color: #0000ff; font-size: 120%">■ 日本人ができる経済支援を<br />
</span><br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>あなたが支援しているもう一つの団体、インドのレスキューファンデーション（以下レスキューと表記）もマイティと同じような活動ですか？<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">長谷川：</span></strong>レスキューは、拠点はムンバイにあって、マイティとも連携しています。94年の設立で、代表はトリベニさんという女性。彼女は元ジャーナリストで、人身売買の被害者がインドの売春宿で働かされている事実を記事にしました。それを彼女の夫が読んで、救出活動を始めたんです。ところが、夫が2005年に交通事故で亡くなってしまい、彼女は夫の遺志を継ぎ、救出活動を始めました。マイティと同じ活動もしているんですけれど、特に力を入れているのは売春宿からの救出です。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>たまたまBSで、レスキューのドキュメンタリー番組を見ました。ぜひここを支援したいと思っていたら、その番組の取材ディレクターが長谷川さんでしたね。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">長谷川：</span></strong>はい、活字よりも映像の方が波及効果が高いので、この番組を企画制作させていただきました。救出活動には、本当にお金がかかります。売春宿に客を装って入ったり、ポン引きから情報を得たり、警察に賄賂を渡したり、領収書がもらえないお金も必要です。それとインドには、HIV感染者のためのホスピスがなかったので、昨年4月にリカバリーセンターを建てました。ここの運営費が年間500万円くらいかかります。私たちは「ゆうちょボランティア貯金」に申請していますが足りません。ぜひ、これにご支援をお願いします。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>わかりました。最後にメッセージをどうぞ。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">長谷川：</span></strong>これだけ貨幣価値の違う日本にいて、私たちができる最も効果的な方法は、経済支援だと思います。支援によってリカバリーセンターがうまく機能していけば、素晴らしい成功モデルになります。抗HIV薬の提供もスタートして効果が現れてきました。入所している女の子たちには、心の支えや生きがいが必要なので、ビーズ製品を作ってもらっています。それを私たちが買い上げて、日本で販売しています。委託販売やイベントでの販売になりますが、見かけたらぜひ購入ください。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>わかりました。経済的な支援ですね。がっちり手を組んでいきましょう。<br />
<br />
<strong><span style="color: #0000ff; font-size: 120%">■ラリグラス・ジャパン<br />
</span></strong><a href="http://www.laligurans.org/">http://www.laligurans.org</a><br />
<br />
<span style="color: #008000; font-size: 120%">■『少女売買』</span>　<span style="font-size: 90%">長谷川まり子著&nbsp; 光文社刊<br />
</span>年間7千人ものネパール人少女が、人身売買され、その半数以上がHIVに感染し、死と向かい合っている&hellip;筆者が性被害者たちと共に歩んだ10年間の全記録。
</p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2010/02/01110518.html</link>
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         <pubDate>Mon, 01 Feb 2010 11:05:18 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>2010年1月号　ナチュラル・ステップ・ジャパン代表　高見幸子 × 高木善之</title>
         <description><![CDATA[<p>
<img src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/takami.jpg" alt="takami.jpg" width="194" height="161" align="right" />
スウェーデン生まれの環境教育団体「ナチュラル･ステップ」は、持続可能な社会を維持する「4つのシステム条件」を提示し、環境対策プログラムのコンサルティングを世界規模で実施しています。今回は、高見幸子さんを迎え、北欧の先進的な環境意識と取り組みを聞きました。<br />
<br />
<br />
<span style="color: #0000ff; font-size: 120%"><strong>■ 持続可能な未来が明確に ■<br />
</strong></span><br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>こんにちは。まずはナチュラル・ステップ（以下ＮＳと表記）について教えてもらえますか。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">高見：</span></strong>ＮＳは、２０年前にスウェーデンの小児ガンのお医者さんが始めた環境団体で、世界１１ヵ国にオフィスがあり、日本では１０年前からです。最初の活動は１９８９年、スウェーデンの全世帯に、環境はどのように考えていくべきかという冊子とカセットテープを配ったことです。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>全世帯に？<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">高見：</span></strong>はい。スウェーデンの人口は９００万人くらいですから、ちょうど大阪府と同じくらいですね。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>それを３人で割ると３００万世帯くらいかな。それでも全世帯とはすばらしい！スウェーデンの環境意識の高さはどうして生まれたのでしょう。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">高見：</span></strong>スウェーデンでは、１９７２年に地球サミットが開催されました。その頃は酸性雨がひどく、環境はグローバルな問題で、自分の国だけでは解決できないことを理解したんです。その後、19８８年にアザラシの大量死が起きて、国民の環境への関心が一気に高まり、環境党が国会に入りました。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>環境党は今でも？<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">高見：</span></strong>若い人にすごく人気がありまして、今年のＥＵ議会の議員選挙のときは１０％とっていました。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>ＮＳの主な活動は、シンクタンクやコンサルタントと考えればいいでしょうか。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">高見：</span></strong>その両方です。持続可能な社会の定義を作って、その原則から離反しないように企業は経営を行い、自治体はプランを立てる、そのサポートをしています。スウェーデンの工科大学にはＮＳのマスターコースがあって、そこで持続可能な社会について科学者が研究しているので、シンクタンク的な役割もあります。その研究結果を持って自治体や企業が実際に使っていくにはどうしたらいいかアドバイスしていきますので、コンサルタント的にも活動しています。考え方としては、バックキャスティングを使っています。理想とする持続可能な社会の条件を定義して、そこへ向かうには何をすべきかを、未来から現在を振り返りながら組み立てていく手法です。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>なるほど。私はそれをチャートと呼んでいます。目的(ゴール)、目標（ルート）、現状の課題(タスク)の３つです。最終的な目的が明確なら、何をすべきか迷いませんね。同じ考え方です。<br />
<br />
<strong><span style="color: #0000ff; font-size: 120%">■ 絶望から希望の活動へ ■<br />
</span></strong><br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>ところで、高見さんが環境問題に関わるようになった原点を教えてもらえますか。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">高見：</span></strong>私の原点はアフリカ象です。１９７４年にスウェーデン人と結婚して向こうで暮らし始めたのですが、１９８５年にアフリカ象が絶滅に瀕しているというニュースを読みました。スウェーデンのメディアは非常に強烈で、生々しい写真を載せるんです。象牙を取るために殺されている象の姿を見て、これは何も知らずに象牙のハンコを使っている日本人に知らせなくちゃと思いました。友人たちと「アフリカ象を守る会」を立ち上げました。募金活動をして、親をなくした子象を育てているケニアの団体に寄付することを始めたんです。ところが、やればやるほど絶望を感じるんです。貧富の差がなくならないことには問題は解決しない。悶々としているときにＮＳに出会いました。持続可能性の問題の全てを解決しないことには、アフリカ象も守れないんだとわかりました。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>まったく同感です。根本を解決しないことには何も解決しません。私もそれに気付いて、この活動を始めたのです。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">高見：</span></strong>そうでしたか。同じですね。ＮＳは特に企業に向けて活動していたので、広めたいと思いました。環境に一番負荷を与えているのが企業なら、その企業に変わってもらいたいと思ったんです。象を守る会のときは絶望していた私が、絶望しなくなったのです。将来あるべき姿、動物も人間も調和して暮らせる未来が自分の中にできたからです。何をしてもダメだというなら絶望しますが、こうすれば持続可能な未来が作れるとわかっているので、希望ができたんです。あとはどれだけ早く社会を変えられるかということだけです。社会を変えるということで、一番大きな問題は政治家に持続可能な社会の構築のためのリーダーシップがないことです。<br />
<br />
<strong><span style="color: #0000ff; font-size: 120%">■ 市民のネットワーク作りを ■<br />
</span></strong><br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>日本の現在の政治状況はご存知ですか。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">高見：</span></strong>半世紀ぶりに政権交代が起きたことはよかったと思います。でも、ヨーロッパと日本では差があります。ヨーロッパでは、よりよい政治家を選び、政治家にリーダーシップをとってもらうことで、社会が大きく変わることを知っているので、常に政治家に働きかけています。これを日本人もやっていくべきだと思います。技術もあるし、科学者や高木さんも、これからどうしたらいいかを明確におっしゃっているわけですから、あとはリーダーシップがとれる人を私たちが選んでいくだけです。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>日本では、まだ環境政策がチグハグです。高速道路の無料化、ガソリンの暫定税率廃止、エコカー減税、エコ家電や太陽光発電の助成金など、スウェーデンから見たらおかしな政策でしょう？<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">高見：</span></strong>そうですね。日本の場合、電力会社が保護されているように思います。一番効果的な対策は、電力とガス会社が再生可能なエネルギーに切り替えることです。電力会社が燃料を変えれば大きな効果があります。ソーラーも個人がつける必要はないと思います。電力会社がやるべきことを個人に負担させるのはおかしいです。スウェーデンで私は、再生可能なエネルギー源しか使っていない会社から風力発電の電力を買っているのですが、もし電力が足りなくなれば、風車を建てるのは電力会社の仕事です。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>それは非常に大事な考え方ですね。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">高見：</span></strong>スウェーデンでは、エココミューンといって、それらのなかに化石燃料ゼロを目指している自治体があります。エココミューンは、全自治体２９０のうち７０あります。化石燃料ゼロを宣言したエココミューンでは、暖房は木質バイオマス、公共交通は無料、車両燃料はエタノール、将来的には化石燃料をゼロにするというのです。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>７０なら、全体の４分の１。それだけの自治体が、環境に熱心なのはすばらしい！<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">高見：</span></strong>ですから、日本もあきらめないでほしいんです。状況は決してよくなってはいません。リーダーが持続可能を理解していないなら、理解している人を選びましょう。政治家や企業で、大きな決定権を持っている人たちが変わるように、市民がネットワークを組み、一緒に発言していきましょう。<br />
<br />
<span style="color: #008000"><strong>高木：</strong></span>そうですね。大きな影響力が持てるように、一緒に動きましょう。今日はありがとうございました。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000; font-size: 90%"><span style="font-size: 120%">■ナチュラル・ステップ</span></span><br />
</strong><a href="http://www.naturalstep.org/ja/japan">http://www.naturalstep.org/ja/japan</a>
</p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2010/01/04104635.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2010/01/04104635.html</guid>
        
        
         <pubDate>Mon, 04 Jan 2010 10:46:35 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>2009年12月号　環境問題実践家　　鈴木 武 × 高木善之</title>
         <description><![CDATA[<p>
<img src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/200912taidan.jpg" alt="200912taidan.jpg" width="171" height="141" align="right" />
今回の対談は、高木代表と同じく「松下電器」出身の環境プランナー鈴木武さん。松下通信工業 (以下、松下通信と表記) 在職中に、社内のゴミを99％資源化に成功し、さらに松下グループ全体のゴミの98％資源化を推進しました。退職後は、横浜市や築地市場のゴミ削減運動にも関わる「元気おじさん」です。
</p>
<p>
<br />
<span style="font-size: 130%"><span style="color: #0000ff"><strong>■ 人生のスイッチが切り替わる ■</strong></span></span>
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>こんばんは。まずは私たちの出会いから、お願いします。何回くらいお会いしたでしょうね。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">鈴木：</span></strong>100回以上です。高木さんにお会いして、私の人生のスイッチが切り替わってしまいました。私が強烈な印象として覚えている出会いは1993年12月2日です。その前日に環境部署に配属になったばかりでした。「大阪に環境に熱心な人がいる」と耳にしておりましたので、お電話を差し上げ、五反田でお目にかかりました。私のそれまで会った中で最も強烈な印象でした。キリスト様かお釈迦様か、それくらいのショックを受けました。そして翌年の12月3日、高木さんの講演で、『地球の秘密』の坪田愛華ちゃんのお話を聴きまして、ハートを射抜かれたんです。高木さんとの出会い、坪田愛華ちゃんとの出会い、この2つが私の原点です。その時、「美しい地球を子どもたちに」という思いを持って、大きなチャレンジをしようと、スイッチが入りました。それ以来、思いは一切ブレていないんです。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>そこから、社内のゴミゼロに取り組まれたわけですね。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">鈴木：</span></strong>そうです。当時、世の中では、廃棄物は焼却か埋め立てでした。「生産が増えれば、廃棄物も増え、処理費用も増えるのが当たり前」という常識があり、削減の動きはありませんでした。そこで、それにチャレンジしようとして1995年、上司に「廃棄物を担当させてほしい」とお願いに行ったんです。大会社なので担当窓口を変えるというのは大変なことです。特にゴミ処理は莫大なお金が絡む業務ですから、正直、危険な取り組みでもありました。
</p>
<p>
<br />
<span style="font-size: 130%"><span style="color: #0000ff"><strong>■ 社内ゴミを99％資源化へ ■</strong></span></span>
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>ゴミ問題は、業者の利権が絡み、談合、接待、癒着など、いろいろ問題があって危険もありますが、どのようにして問題をクリアしたのですか。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">鈴木：</span></strong>それが、高木さんの「非対立」がキーワードでした。ゴミ問題は利権が絡みますから、危険な業務です。相手と対立すると争いになりますから、相手と共に問題解決を考えていきました。「ゴミは資源である」と、みんなの意識を変えていくことをやりました。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>そうそう。そのことは、鈴木さんの本で読みましたよ。ゴミ箱を床ではなく机の上に置くとか、ゴミ置き場を「資源置き場」にして、花を飾ってきれいにするとか、おもしろいアイデアがたくさんありましたね。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">鈴木：</span></strong>ありがとうございます。私には権限も予算もありませんから、少しずつ思いついたことを実践していったら、結果がついてきたんです。ゴミ箱も置く場所を変えてみたら、使う人の気持ちが変わることがわかりました。名刺も、床に落ちていたら紙くず、机の上にあったら名刺、壁に飾ってあったら大切な方に頂戴した「お名刺」になります。ゴミ箱も机の上に置くことによって、「大切に入れる」「資源として戻す」という意識改革につながることを学びました。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>その結果、社内のゴミはどれくらい資源化したのですか。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">鈴木：</span></strong>99％です。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>まさか！ 本当ですか！ どうやって？
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">鈴木：</span></strong>ゴミを細かく分別して、紙は製紙会社、鉄は製鉄所というように再資源化を進めることで、ゴミとして直接、焼却や埋め立てに回すものは99％なくなりました。テレビや新聞にも取り上げられるようになり、全国から数百の企業や学校関係者が見学に訪れるようになりました。1998年には、全松下グループ本社の社長が視察に来られることになって、松下通信は大騒ぎになりましたよ。そして翌年1月の全松下グループの経営方針発表会で、松下通信のゴミゼロの取り組みが取り上げられ、「ゴミゼロ」が全松下グループに広がり、私が退社する2002年には98％の資源化が達成できました。うれしいことに、ゴミゼロの取り組みは電器業界にも波及していきました。高木さんに点けられた火が奇跡を起こしたんです。
</p>
<p>
<br />
<span style="font-size: 130%"><span style="color: #0000ff"><strong>■ 『環境立国』日本を目指そう ■</strong></span></span>
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>そう言ってもらうのは、とてもうれしいです。では、退職後の活動についても話してください。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">鈴木：</span></strong>2002年の3月31日で定年退職しました。退職後はゆっくりするはずが、ちょうどその日は中田宏さんが横浜市長に当選した日。中田市長から「横浜の増え続けるゴミを30％減らしたい」というお話をいただき、お手伝いさせてもらうことになりました。公式に横浜市廃棄物減量化・資源化等推進審議会委員という長い名前の委員になりました。環境部の幹部のみなさんに講演をしたり、削減のアイデア集を提出したりしました。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>横浜市のG30(ゴミ30％削減)を達成できたのは、やはり分別の徹底ですか。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">鈴木：</span></strong>そうです。それまで全く分別をしていなかった横浜市が、「15分別」をしたことと、ゴミ受け入れの適正化、ルールの厳守を行ったことですね。最初の4年で目標の30％を達成し、今では40％を超えました。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>それはすごい。では、いまも横浜で活動されているのですか。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">鈴木：</span></strong>はい、続けています。それ以外に、退職後に、私の住んでいる目黒区で清掃活動を始めました。最初の年は週に1回50m、翌年は週に2回100mに増やして、現在は毎日1000mを清掃しています。今、清掃と言いましたが、本当は資源回収活動なんです。また築地でも美化活動のお手伝いや講演をさせてもらっています。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>じゃあ、いまもフル回転ですね。「ゴミは資源」という鈴木さんの考え方なら、CO2という廃棄物も資源になるアイデアが出るかもしれませんね。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">鈴木：</span></strong>これから、日本の叡智は環境のために使い、環境立国として立ち上がるべきだと思っています。日本にはソフトもハードもあるんです。日本の経済成長を背負って立ったおじさんたちもくすぶっていないで、そのパワーを発揮してほしいと思います。私は彼らに火をつけて歩く「元気おじさん」になります。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>それはいい ！　ぜひ火をつけて回ってください。今日は楽しいお話をありがとうございました。
</p>
<p>
<br />
<span style="font-size: 120%">■</span><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4884748026?ie=UTF8&amp;tag=chikyumura-22" target="_blank"><span style="font-size: 120%">『一日一センチの改革』　ゴミゼロへの挑戦</span></a>
</p>
<p align="left">
　鈴木武 著<br />
　定価：1,575円（税込）<br />
　致知出版社<br />
<br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4884748026?ie=UTF8&amp;tag=chikyumura-22" target="_blank">
<img src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/ichinichi1cm.jpg" alt="ichinichi1cm.jpg" width="94" height="139" align="left" />
&nbsp;</a><br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;.
</p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2009/12/01105525.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2009/12/01105525.html</guid>
        
        
         <pubDate>Tue, 01 Dec 2009 10:55:25 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>2009年11月号　有限会社てっぺん　代表取締役　　大嶋啓介 × 高木善之</title>
         <description><![CDATA[<p>
<span style="font-size: 90%">
<img src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/200911taidan.jpg" alt="200911taidan.jpg" width="204" height="152" align="right" />
<span style="font-size: 120%">今、飲食業界で注目を集める居酒屋「てっぺん」創業者の大嶋さん。てっぺん独自の「本気の朝礼」には全国から見学者が殺到しています。また、NPO法人「居酒屋甲子園」を立ち上げ、居酒屋業界全体の活性化にも奮闘中。夢を与える生き方で日本を元気にしようと張り切る若手リーダーとの対談です。</span></span><br />
<br />
<br />
<br />
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><span style="color: #0000ff; font-size: 120%"><strong>■ 龍馬のように熱く本気で！ ■</strong></span></span></span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>こんにちは。今日は、「てっぺん」の大嶋さんに来ていただきました。このスペシャル対談には、てんつくマンと中村文昭さんに出てもらっています。2人と共に活躍されている大嶋さんにも、ぜひ会いたいと思っていたんですよ。</span></span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><strong><span style="color: #ff6600">大嶋：</span></strong>僕もてんつくマンさんから、「高木さんのお話は、絶対に聴きなさい」と言われていて、いつかお会いしたいと思っていました。そもそも僕は、地球環境のことを考えたこともなかったし、危機感もなかったんです。それが「豪快な号外」のときにてんつくマンさんと知り合って、高木さんのことを伺いました。地球がどういう状況なのか、これからどうなっていくのか、そのために具体的に何をしたらいいのか、僕自身、もっと知りたいと思っています。</span></span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>私も知ってほしい。君に伝えたい。その前に君自身のことをもっと教えてもらえるかな。</span></span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><strong><span style="color: #ff6600">大嶋：</span></strong>僕は「てっぺん」という居酒屋をやっていて、それはもう元気な居酒屋です。半端じゃないです。自分でいうのも何ですが、すごく元気。</span></span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>私も、すごく元気だとうわさを聞いています。</span></span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><strong><span style="color: #ff6600">大嶋：</span></strong>うちは独立道場という3年制の学校形式で、3年間で人間力を高めて独立していきます。今まで卒業していったメンバーが13人。彼らが自分で会社をおこして元気な居酒屋を展開しているんです。直営店が4店舗、韓国に1店舗、卒業生13人が19店舗で、合計24店舗になりました。</span></span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>すごいね。全部が居酒屋さん ？</span></span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><strong><span style="color: #ff6600">大嶋：</span></strong>そうです。ソウルに店を出したのは、世界に出て行きたいという気持ちからです。僕は坂本龍馬が大好きで、龍馬のような人間になりたいと思っているんです。今から6、7年前「飯場 銀座店」で店長をしていて、「元気な店長がいる」と言われてちやほやされまして、かなり調子に乗っていたんです。28、9歳の頃でした。そんなとき、ある方から坂本龍馬の写真を見せられたんです。幕末の志士たちを撮影した写真なんですけれど、みんな20代や30代なんですね。その若さで日本を動かしたって、すごいじゃないですか。その写真を見てスイッチが入ったんです。この人たちのように、何か世の中に貢献できることがしたい、ワクワクすることがしたい、一回しかない人生をイキイキ生きたい、そう思いました。それからはちょっとおこがましいんですけれど、龍馬だったらどんな居酒屋を作るだろうってことが自分のテーマになって、龍馬なら世界にも出て行くだろうし、みんなが元気になるように日本中の居酒屋の人たちをつなげていくかもしれない。そう考えて「居酒屋甲子園」も始めました。そして、口だけじゃなく僕が日本一元気な居酒屋を作って、模範店になって、そのノウハウを公開していこうと決めて、セミナー活動をさせてもらったり、DVDや本を出版させてもらったり、そういうことをやっています。</span></span>
</p>
<p>
<br />
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><span style="color: #0000ff; font-size: 120%"><strong>■ 誰でも輝くチャンスがある！ ■</strong></span></span></span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>なるほど。あなたの元気の原点がわかりました。では、私の原点もお話ししようかな。</span></span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><strong><span style="color: #ff6600">大嶋：</span></strong>はい、ぜひお願いします。</span></span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>私たちが知っている文明は、エジプト、インダス、メソポタミア、ローマ、インカ、イースター島、いろいろあるけれど、その人たちは今どうなっている ？</span></span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><strong><span style="color: #ff6600">大嶋：</span></strong>もういないですね。</span></span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>そう、滅亡したね。過去の偉大な文明は全部滅びたけど、野蛮人と言われていた人たちはどう ？ マサイ、ホッテントット、ブッシュマン、そういう人たちって滅亡していないよね。その理由はなんだろう。私たちは彼らを野蛮人と言うけれど、オゾン層破壊とか、地球温暖化とか、森林破壊、海洋汚染、砂漠化、大気汚染など、実際に野蛮なことをしているのは、文明人と野蛮人、どっちなんだろう。</span></span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><strong><span style="color: #ff6600">大嶋：</span></strong>文明人ですね・・・。</span></span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>私は、大学を出て、松下電器の中央研究所に務めて、最先端のハイテクを研究していたんだけど、33歳のときに交通事故に遭って、瀕死の重傷を負い、入院中の病院で1年間徹底的に考えた。「人は何のために生まれてきたのか」と。そして、「生きることの喜びを味わうために生まれてきたんだ ！ それなのに、比較や競争、出世や金の奪い合いをしているのはおかしいじゃないか ！ 」ということがわかった。この気付きは大きかった。価値観が180度ひっくり返った。世の中の仕組み、めざしている方向、すべて間違っている。文明人は滅亡へ、野蛮人は持続へ向かっている。このままではダメなんだ ！ 人は、幸せのために生まれてきたのだ ！ 人はみんなの幸せのために生まれてきたんだ ！ みんなそのことを思い出さないといけない。自分はこのことを、一生かけて伝えていこう ！ と思ったら、身体も劇的に治ったんだよ。</span></span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><strong><span style="color: #ff6600">大嶋：</span></strong>すごいですね。僕には、そんな壮絶な体験はないんですが、人材育成セミナーの3日間の研修に行ったことが分岐点なんです。その実習の一つに、2人組になって片方が「本当に欲しいものは何ですか」と、ずっと問い続けるものがありました。頭に浮かぶものを言い続けているうちに、頭が真っ白になって、出てきた答えが「もっと自信と勇気がほしい」でした。そして最後に出てきた答えは「仲間がほしい」でした。そのとき、研修トレーナーの方に「日本が最も自分の可能性に気付いていない国。ほとんどの人が『自分にはできない』と思って生きている」と言われたんです。そのとき、この人のように可能性を引き出す人になりたいという夢、目標ができました。誰でも変われるし、輝けるってことを広めよう、それを一生涯やっていこうと思って、「てっぺん」というチームを作りました。</span></span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>そうか。すごくいいね。私は、てんつくマンにも中村文昭さんにも、君にも、とても期待しているんだよ。ぜひ一緒の方向を向いてやっていこう ！ 今、政治家のための『政経塾』、経営者のための『経営塾』、一般の方には『ワークショップ』という1泊2日の体験の場を主宰しているんだけど、参加しませんか。</span></span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><strong><span style="color: #ff6600">大嶋：</span></strong>ぜひスケジュールを教えてください。このままじゃいけないと強烈に感じています。これから自分に何ができるのか、本気で考えていきたいです。</span></span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>OK！ 君はまだ若い。これからいっぱい力をつけてください。応援するよ。</span></span>
</p>
<p>
<br />
<span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 90%">■ 独立道場てっぺん　</span></span><a href="http://teppen.info/"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 90%">http://teppen.info/</span></span></a>
</p>
<p>
<span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 90%">■ 未来への夢ブログ　</span></span><a href="http://ameblo.jp/k-teppen/"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 90%">http://ameblo.jp/k-teppen/</span></span></a>
</p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2009/10/31170328.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2009/10/31170328.html</guid>
        
        
         <pubDate>Sat, 31 Oct 2009 17:03:28 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>2009年10月号  (社)日本青年会議所 第58代会頭　　安里繁信</title>
         <description><![CDATA[<p>
<img src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/taidan-asato.jpg" alt="taidan-asato.jpg" width="209" height="166" align="right" />
安里(あさと)さんは、沖縄出身の起業家です。父親の経営する運送業からスタートして、不動産業、物流サービス業、総合広告業、総合流通商社、&nbsp;自動車関連事業、映像・番組企画制作、マーケティングソリューションなどのグループ企業を抱えて躍進中です。<br />
<br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 130%; color: #0000ff">■ 沖縄で実感する温暖化 ■<br />
</span></strong><br />
<strong><span style="color: #008000">高木:</span></strong>今日は来ていただいてありがとう。今は、自分の仕事と青年会議所の会頭としての役割と、どちらにウエイトが置かれているのでしょうか。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">安里:</span></strong>今は公職優先です。地元沖縄には月に2、3日帰れるかどうか、というところです。8月は、各国の青年会議所会頭が集まる国際会議に出席するために、ジュネーブに行きました。ところが着いたとたんに盲腸が破裂してしまって&hellip;。私は「病は気から」と言ってきた人間ですが、気持ちはいくらはっきりしていても、あの痛みだけはどうにもなりませんでした。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>破裂では、手術ですね&hellip;。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">安里：</span></strong>はい。切って、臓器をきれいに掃除して、抗生物質をもらって、何とか命拾いをしました。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>それは何よりでした。では、環境のお話をしましょう。安里さんが環境の問題を考えるようになったきっかけは何ですか。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">安里：</span></strong>私は、沖縄で生まれ育っていますから、海遊びが大好きなんです。一時は、海遊びをするために仕事をしていたくらいに。ところが、大好きな海が汚くなっていくプロセスも30年近く見てきました。この頃では、沖縄本島に台風も来なくなったんですよ。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>そうでしたか。では、台風はどこに行ったのですか？
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">安里：</span></strong>温暖化の影響だと思うのですが、発生する場所が変わったのです。沖縄の南東部で発生してそのまま四国に向かうコースと、フィリピン辺りで発生して、台湾、石垣島、九州に行くコースとに分かれて、沖縄本島を避けていくようになりました。台風が来ないのは、嬉しい反面、砂浜がなくなってきていますから危機感も痛切に感じています。<br />
<br />
<br />
<span style="font-size: 130%; color: #0000ff"><strong>■ サンゴを植えています ■<br />
<br />
</strong></span><span style="font-size: 130%; color: #0000ff"><span style="font-size: 80%; color: #000000"><strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>では、安里さんの環境への取り組みや方向性について教えてもらえますか。</span></span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 130%; color: #0000ff"><span style="font-size: 80%; color: #000000"><strong><span style="color: #ff6600">安里：</span></strong>昨年、日本青年会議所の人間力大賞でグランプリを取った金城浩二という男性がいます。36歳、めちゃくちゃかっこいい男で、サンゴを植えています。<br />
「自分たちは『昔の海はもっときれいだった』と爺さんたちに聞かされているけれど、自分の子どもたちには『昔の海はもっと汚かった。でも今はきれいだろう？』と誇れるような海を作りたい」と言うんです。<br />
人間の存在は環境に対して悪であるけれど、それを全て否定してしまっては、今の社会には受け入れられない。そこで、自分にできることとして、サンゴの価値を語りながら一生懸命植えることを始めたんです。その姿に共感を覚えた人たちが全国から集まって、大手の流通企業もお金を出してくれて、「みんなで沖縄の海にサンゴを植えよう」プロジェクトが広がっています。私も時間を作ってはそのプロジェクトに参加しています。<br />
我々企業人は、結局ほとんどが自然破壊に加担しています。私の会社もトラックを走らせていますが、それを環境破壊だからといってやめたら、社員たちはどうやって食べていくのかという話になります。だからといって諦めるのではなく、リアルな現状も肯定しながらできることを始めて、物事を一つずつ正していくこと。それが一日でも半年でも、地球の寿命を延ばすことになると思っています。</span></span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 130%; color: #0000ff"><span style="font-size: 80%; color: #000000"><strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>これ以上温暖化が進むと、異常気象、豪雨や干ばつで農業が大打撃を受ける。食糧を輸入に依存している日本はどうなるだろう・・・。多くの人に、こうした現実をわかってもらいたい。そして、現状の豊かな生活、便利快適な生活をこのまま続けていいんだろうかと、真剣に考えてもらいたい。世の中には、「知っているけど、現実問題はね&hellip;」という人が多いけれど、青年会議所の皆さんには「知っています。だから我々はこんなアクションをしています」と言ってほしいんです。経営者ならば、できることがたくさんあるでしょう。<br />
</span></span><span style="font-size: 130%; color: #0000ff"><br />
<br />
</span><span style="font-size: 130%; color: #0000ff"><strong>■ 青年だからできるアクションを ■</strong></span><br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">安里：</span></strong>私は、電気に税金をかけてほしいと思っています。受益者負担の法則を、より強固にしていくことで行動も変わる。金持ちが電気をたくさん使っているなら、その分、税金を多く負担しなければならないし、少ししか電気を使っていない人も使った分は払う。そしてその税金は、自然を守ることに使う。この考えはいかがでしょうか。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>そうですね。必要なことだと思います。電気も、日本とドイツでは仕組みが全然違います。風力発電などの市民発電は、日本の電力会社は売電価格の半額で買い取り、上限あり。ドイツなら売電価格の3倍で買い取り、上限なし。日本では、一般住宅よりも大企業の電気料金が安く設定されているけれど、ドイツでは企業の方が高い。この日本の仕組みを変えなければいけない。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">安里：</span></strong>同感です。カーボンオフセットはどうですか。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>カーボンオフセットは、本来、排出された二酸化炭素の量を算出して、それをオフセット（相殺）するために、植林・森林保護・クリーンエネルギー事業を実施するのが趣旨ですが、実際は排出権取引のビジネスが先行しています。1000万トンで200億円くらいが相場で、実際に日本はポーランドやハンガリーから1000万トン買っています。ところが1000万トンを減らすためには、自動車産業なら6兆円の売上減、家電産業なら5兆円の売上減。それがたった200億円で済んでしまう。業界は生産や販売を続け、結果としてCO2が増えます。一方、200億円が渡った国では、環境事業を実施することでCO2が増える場合もある。排出権を売った国も、買った国も、双方CO2を増やす。排出権の売買は、CO2を減らすどころか、増やす場合が多いのです。これは、国家レベルの詐欺だと思います。本気で減らすなら、マインドセットから変えなくちゃいけない。青年会議所は世界ネットワークで、しかも構成しているのは青年たち。環境問題に対するアクションを、ぜひ長期的な計画を持って動いてください。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">安里：</span></strong>アクションには、スローガンだけではなく具体的な成果が求められます。そこが課題なんです。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>具体的に数字が欲しいなら、ストッコがお勧めです。会社としてどれだけCO2を減らせるか、青年会議所4万社で参加してみたらどうでしょう。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">安里：</span></strong>資料をいただけますか。リアリティのあることならぜひ取り組みたいです。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>ストッコは近々、バージョンアップしますので、ぜひ参加してください。期待しています。<br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 120%">■ 社団法人　日本青年会議所</span></strong><br />
　&nbsp;&nbsp;<a href="http://www.jaycee.or.jp/" target="_blank">http://www.jaycee.or.jp/</a><br />
<br />
<strong><span style="font-size: 120%">■ シンバホールディングス株式会社</span><br />
</strong>　&nbsp;&nbsp;<a href="http://symba.jp/" target="_blank">http://symba.jp/</a>
</p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2009/10/01103015.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2009/10/01103015.html</guid>
        
        
         <pubDate>Thu, 01 Oct 2009 10:30:15 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>2009年9月号　 （有）クロフネカンパニー代表取締役　　中村文昭</title>
         <description><![CDATA[<p>
<img src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/200909taidan.jpg" alt="200909taidan.jpg" width="178" height="133" align="right" />
三重県伊勢市でクロフネカンパニーを経営する中村文昭さんは、『お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ ！ 』『人生の「師匠」をつくれ ！ 』『非常識力』などの著書や、自分の経験を生かした講演で大人気です。北海道で若者たちが農業に従事する「耕せ・にっぽん」も話題です。<br />
<br />
<br />
<span style="font-size: 120%"><strong><span style="font-size: 130%; color: #0000ff">■ 頼まれごとは試されごと<br />
</span></strong><br />
</span><strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>久しぶりだね。私たちの出会いは、2006年のてんつくマンのイベントでしたね。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">中村：</span></strong>そうです。名古屋のてんつく映画の3周年感謝祭にゲストで招かれて、その時が最初です。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>ところで、中村さんの本業は何ですか。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">中村</span><span style="color: #ff6600">：</span></strong>「クロフネカンパニー」というレストランを三重県の伊勢でやっていて、それが本業なんですが、今は、講演の時間が大きなウエイトを占めています。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>年間300回と聞いたけれど。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">中村：</span></strong>そうなんです。僕の若いときの師匠の口癖に「頼まれごとは試されごと」というのがありまして、できないことはそもそも頼まれないのだから、面倒くさいと思わずに、「相手の予測を上回る結果を出して喜ばせてやれ」と育てられました。今から11年前に、大阪の経営者の皆さんから講演を頼まれたときも「やったことないし、恥ずかしいし、経営者の前で俺みたいな若造が&hellip;」と思ったんです。でも師匠に「おまえはできない理由を並べ立てる天才や」とよく叱られたことを思い出しました。「断ってはあかん。喜ばす気持ちで引き受けよう」と、40人を前に話したのが講演の始まりで、そのときの録音カセットがダビングされて出回って、見ず知らずの人から電話が掛かってくるようになったんです。「中村さんは、頼まれごとは断らないんですよね」って。そこから講演を引き受けるようになって、今に至っています。<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 130%; color: #0000ff">■ 感動が最高の営業マン<br />
<br />
</span></span><span style="color: #008000">高木：</span></strong>プロフィールには高校卒業してすぐに上京とあったけど、どんな高校生だったんですか？
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">中村：</span></strong>謹慎処分ばっかりくらっている3年間でした。お調子モノで隣の大学へ女子更衣室覗きに行ったり、しょうもないことばかりしていましたし、勉強は全然やらなかったですね。「できすぎ君」と呼ばれる優秀な兄貴がいて、僕のことは近所のおばちゃんが「残念な弟」って言ってたくらいです。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>その残念な人が、今、みんなに勇気と希望を与えているなんて感動的だね。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">中村：</span></strong>いや、もうまさかですよ。謹慎処分ばっかりくらっていたのに講師をしたり、読書感想文も書いたことなかったのに本を出したり&hellip;。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>クロフネの経営者でもあるしね。ところで、クロフネはどんなレストランですか？
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">中村：</span></strong>宣伝広告費をかけずに、お客さんがしゃべらずにはいられないような感動を提供しようというレストランです。レストランウエディングも「お金がないからレストランでやるのかな」と思って来店した人が、「こんなステキな結婚式があるんだ ！ 」と感動してくれたら、当然人に話しますよね。すると最高の営業マンが毎日生まれることになります。広告費はいらないから、新郎新婦さんやお客さんが喜んでくれることに費用を使えるんです。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>すごいね。店舗を増やす予定は ？
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">中村：</span></strong>東京や大阪に出店しては&hellip;というお話もいただくんですが、大きい会社を作りたいと思ったことはないんです。店舗が増えてマニュアルで人を動かすようになりたくないんです。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>なるほど。その方針は変えない方がいいね。<br />
<br />
<span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 130%; color: #0000ff"><strong>■ スイッチを、オフからオンへ<br />
</strong></span><br />
</span><strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>最後は「耕せ・にっぽん」について聞かせてください。農地は買えたの、借りているの ？
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">中村：</span></strong>今は借りています。今年、農業生産法人を取りましたので、来年は買います。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>それはよかった ！ 農地は余っているし、自給率は低いし、みんなで耕せばいいのに、日本ではまだ、農地は簡単には買えない。ここがややこしいね。現在、農業従事者は約300万人で6割が高齢者。そして農業では300万人分の人手が足りないと言われている。一方で日本全体の余剰労働人口も300万人なんだから、うまくやれば、農業は再生できるはずなんだ。仮に300万人が農業を始めるために1人100万円助成すると3兆円、200万円なら6兆円。現在の公共事業のバラまきを考えたら、わずかなお金なのにね。ところで「耕せ・にっぽん」は今、何人くらい ？
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">中村：</span></strong>住み込みで13人です。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>すごいね。どんな暮らしをしているの ？
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">中村：</span></strong>不登校や引きこもり、リストカッター、ニートと言われた子たちが集まっています。そこで一番大きいのは、一緒に住み込みで食事の世話をしてくれているまりちゃんの存在です。まりちゃんは生まれながらの先天性脳性まひで重度の身体障がい者なんです。言葉もうまくしゃべれないし、体も不自由なんですが、毎回2升のご飯を炊いて、おいしいものを作ってくれるんです。まりちゃんが一生懸命にご飯を作ってくれている姿を見たら、誰もわがままを言わなくなります。ご飯も一粒も残さないし、好き嫌いも言いません。自分たちでルールを作って早起きして、掃除して、畑で汗を流して、夜は全員で反省会ですよ。「家では朝なかなか起きないんです」とか「うちの子は少食で～」とか、親はいろいろ言いますけれど、そんなの全部ウソですよ。あの姿をビデオに撮って送ってあげたいくらいですよ。どんなにキビキビ働いているか、どんなにモリモリ食べているか。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>それは本当にすばらしいなあ。聞いているだけで感動するよ。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">中村：</span></strong>僕も「人間ってすごい。おまえらすごい」って思います。この子たちを「情熱大陸」でも「NHKスペシャル」でも何でもいいから取り上げてほしいって思うんです。全国の引きこもっている子たちに「過去には辛いことがいっぱいあったけど、農業でこんなに楽しくやってるよ。僕たち変われたんだよ」って、メッセージを発信できると思うんです。「耕せ・にっぽん」は、自分たちが食べるためにやっているんじゃなくて、にっぽんを元気にするためにやっているんです。この社会でスイッチがオフになってしまった人も、スイッチオンになるようにと ！
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>ああ、その気持ち、よくわかるよ。私が望んでいることもまさにそこなんだ。オフからオンへ ！ 辛い人生から楽しい人生へ ！ それは、映画や本にまとめたりしてもいいね。応援する。今日は本当に元気が出る話をありがとう。ぜひまた会いましょう。<br />
<br />
<span style="font-size: 100%"><strong><span style="font-size: 120%">■リビングカフェ クロフネ</span></strong><br />
</span>　&nbsp;&nbsp;<a href="http://www.kurofunet.com" target="_blank">http://www.kurofunet.com</a><br />
<span style="font-size: 100%"><strong><span style="font-size: 120%">■耕せ・にっぽん</span></strong><br />
</span>　&nbsp;&nbsp;<a href="http://tagayase.com" target="_blank">http://tagayase.com</a><span style="font-size: 100%"><strong><span style="font-size: 120%"><br />
■耕せにっぽんスタッフ日記</span></strong><br />
</span>　&nbsp;&nbsp;<a href="http://tagayase.com/blog" target="_blank">http://tagayase.com/blog</a>
</p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2009/08/31170158.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2009/08/31170158.html</guid>
        
        
         <pubDate>Mon, 31 Aug 2009 17:01:58 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>2009年8月号　 発明家・非電化工房主宰　　藤村靖之</title>
         <description><![CDATA[<p>
<img src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/fujimura-s.jpg" alt="fujimura-s.jpg" width="214" height="166" align="right" />
那須に「非電化工房」を構える環境発明家の藤村靖之さんは、電気を使わなくても便利快適な生活は程ほどに実現できることを提案されています。<br />
<br />
実は、大阪大学の出身で、学生運動をして、30年前に生き方を根本から変えて、音楽一家でと、高木さんとは共通点も多く、那須のアトリエで話が弾みました。<br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 130%; color: #0000ff">■ オール非電化住宅の提案<br />
</span></strong><br />
<span style="color: #008000"><strong>高木：</strong></span>初めまして。とてもすばらしい所ですね。どのくらいの広さがあるのですか。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">藤村：</span></strong>３０００坪くらいです。最初は千葉の房総半島辺りを考えていたんです。都会に近くて交通の便がよく、人が訪れやすい場所を探していたんです。家内と一緒に、長野、山梨、群馬も見て歩きましたが、この土地を見た瞬間にインスピレーションが湧きました。特に、この池と高低差を見たとき「重力エレベータが作れそうだ！ 」と思って、ここに決めました。<br />
<br />
<span style="color: #008000"><strong>高木：</strong></span>重力エレベータですか ！ すぐお聞きしたいですが・・・、まずは、こちらでは、どんな生活を送っていらっしゃいますか。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">藤村：</span></strong>メインテーマはオール非電化住宅です。非電化冷蔵庫は既に作ってあるんだけど、戸外に置かなくちゃ冷えないんです。でもせっかく家ごと建てるんだから、室内に非電化冷蔵室が作れる。イメージとしては、台所は思いっきり広くて、北側にドア、そのドアを開けて階段を下りると半地下の冷蔵室がある。北側を向いていることで冷蔵室になるんですね。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>自然に冷えるワイナリーもできますね。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">藤村：</span></strong>そうなんです。そして洗濯室は南側に作ります。明るく広々とした部屋で、南側の屋根に乗った太陽熱温水器のお湯で洗うんです。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>なるほど、お湯で洗えばきれいになる&hellip;。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">藤村：</span></strong>太陽熱温水器なら電気はいらないし、洗剤も使わないで済む。汚れを取るには、温水と圧力を利用します。電気洗濯機って、すすぎのために水を4分の3使っているんです。つまり75％の節水になる。多少の労力と手間がかかるけど、南側の明るいすてきな部屋なら家事も楽しいでしょう ？ そういう構想と技術はもうできているので、それを組み立てて、オール非電化住宅として提案したいと思っています。私のねらいは、新しい機械や技術じゃなくて、新しいライフスタイル。こういうライフスタイルと、今までのライフスタイルと、どっちが楽しそうかな ？ ということを実際に見てほしいんです。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>楽しい生活の方を選んだら、実はエコロジーで環境にもいい。そういうねらいですね。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">藤村：</span></strong>そうです。私は講演会では「非電化っていうのは、妃殿下じゃないよ。電気を否定する否電化でもないよ。秘伝化して金儲けするものでもないよ」と、おやじギャグ3連発で笑いを取るのですが、冗談じゃなくノウハウは100％タダで提供します。できればお父さんが日曜大工でやってほしいし、小さな町工場で作ってほしい。先進国の大企業にしか生産できない物、ではない物を提案していきます。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>楽しくて、わかりやすい伝え方ですね。<br />
<br />
<span style="font-size: 130%; color: #0000ff"><strong>■ ハイテクの呪いを解こう<br />
</strong></span><br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>こちらには、母屋のほかに、北欧のコテージやモンゴルのゲルが建っていますね。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">藤村：</span></strong>どちらも現地から輸入して建てました。木造のコテージはキットを組み立てるだけのもので、「ムーミンハウス」と名付けました。私はトーベ・ヤンソンさんの「ムーミン」が大好きでして、あの物語は自然と平和と家族愛がテーマで、それって私たちが言ってることと一緒でしょう ？ それを子どもも大人もわかるように童話にしたのが「ムーミン」なんです。そして、トーベ・ヤンソンさんの哲学を代弁しているのがスナフキン。家を持たない旅人で、ムーミンが俗世間に感化されそうになると、優しく諭して、今ある幸せに気づかせてくれる。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>藤村先生は、スナフキンのように優しく気づかせる人を目指しておられるのでしょうか。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">藤村：</span></strong>ああ、そうなれるとうれしいですね。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>モンゴルは支援に行かれているそうですが。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">藤村：</span></strong>非電化冷蔵庫や馬力発電（馬に発電機とバッテリーを引かせて発電する装置）の技術提供に、もう何度も行っています。彼らは主として肉食なんですが、とても優しくてシャイでね。遊牧生活の中で、非電化製品は非常に喜ばれています。馬力発電もばかにできませんよ。テレビが十分映りましたからね。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>それは喜ばれたでしょうね。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">藤村：</span></strong>アフリカなら、太陽熱で水を殺菌できるし、パラボラの反射板があれば煮炊きもできる。別に電気に頼らなくてもそこそこ便利な生活ができるんです。私は発明家として、非電化の方が、シンプルで、スローで、しかも楽しいよって伝えて、ハイテク文化の呪縛から解き放っていきたいと思っているんです。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>価値観の転換ですね。私がワークショップでしていることとよく似ています。私も、正解・不正解とか、こうあらねばならないとか、人間は進歩すべきとか、そういう不自然なトラワレを外すことから始めているんです。それにしても藤村先生は、私と同じ大学の3年先輩で、学生運動の最も盛んな時代、私と同じように国家権力と戦い、音楽が生活の一部で、30年前に生き方が変わって、&hellip;本当によく似ているなあと思います。そして、非電化工房の提案も、全面的に賛成です。大切なことは、ハイブリッド車や燃料電池ではないんです。ハイテクじゃなくローテクがすばらしいんだと、私も言いたいです。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">藤村：</span></strong>実は、非電化掃除機も完成して、アースデイで発表するんです。「ホウキじゃ気がすまない。どうしても掃除機的なものがほしい」っていう人のために作りましたけどね。本当は、ホウキとチリトリの方が断然すばらしくてね(笑)。人間に必要な発明は、もうすでに出揃っている気がしています。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>同感です。ぜひオール非電化住宅を完成させて、多くの人にそのことを伝えてください。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">藤村：</span></strong>毎月アトリエ見学会を開催していますので、ホームページから申し込んでください。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>今日は本当にありがとうございました。<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 120%">■ 非電化工房</span></strong><br />
　&nbsp;&nbsp;<a href="http://www.hidenka.net/">http://www.hidenka.net/</a>
</p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2009/07/31105841.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2009/07/31105841.html</guid>
        
        
         <pubDate>Fri, 31 Jul 2009 10:58:41 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>2009年7月号　市民活動家　安部芳裕</title>
         <description><![CDATA[<img src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/200907taidan.jpg" alt="200907taidan.jpg" width="203" height="168" align="right" />
『金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った』、『日本人が知らない恐るべき真実』の著者である安部さんは、かつて地域『地球村』の仲間でもありました。<br />
久しぶりの再会に、お金の仕組みのおかしさとそこに縛られない生き方を伝えていく同志として、がっちり握手が交わされました。<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 130%; color: #0000ff">■ 社会の仕組みがおかしい</span></strong><br />
<span style="color: #008000"><strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong></span>こんにちは。はじめまして&hellip;ではなかったのですね。<br />
<strong><span style="color: #ff6600">安部：</span></strong>15年くらい前、『地球村宣言』を読ませていただいて、講演を聴きました。お話が大変面白くて、横浜の地域ミーティングにも参加させていただいて、講演会のお手伝いもしておりました。<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>そうでしたか。それはお世話になりました。当時、お仕事は何を ？<br />
<strong><span style="color: #ff6600">安部：</span></strong>普通の会社員です。私、子どもの頃からちょっと変わっていて「人間って何で生きているんだろう」ということにすごく興味があったんです。子どもながらに哲学の本を読んだり、心理学や宗教、精神世界などを勉強したりしました。<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>そうでしたか ！ 私もそうでしたから、親近感がわきます。<br />
<strong><span style="color: #ff6600">安部：</span></strong>そういうことを話せる友だちもなく、本が友だちで、カウンセリングやヒーリング、セラピーも勉強するようになりました。そのうち、いろんな方の相談に乗るようになっていきました。相談者は増えていったんですが、カウンセリングは対処療法だから、きりがないなと思うようになり、追い詰められている人間はどんどん増えているという実感がありました。人間を追い詰めているのは何だろうと考えるようになったことで、社会の仕組みを勉強しようと思うようになりました。<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>同感です。環境問題、貧困問題、人口問題、紛争・戦争、事件・犯罪など、すべての問題の根本原因はすべて社会の仕組なのです。社会の仕組みを変えない限り、問題は解決しません。アインシュタインの言葉「問題を引き起こしたマインドセットを改めない限り、問題は解決しない」のとおりです。改めなければならないマインドセットは、「経済拡大」「便利快適」ということです。<br />
<br />
<span style="font-size: 130%; color: #0000ff"><strong>■ 地域通貨から出版へ</strong></span><br />
<strong><span style="color: #ff6600">安部：</span></strong>環境問題を勉強するうちに、高木さんや田中優さんを知り、結局、めざすは地域循環型社会だとわかりました。NHKで「エンデの遺言」という番組を見まして、お金の仕組みのおかしさ、それを変えるための「地域通貨」の試みが世界各地で行われていることを知り、日本でもやってみるべきだと思って、すぐに始めてみたんです。<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>どんなふうに始めたのですか。<br />
<strong><span style="color: #ff6600">安部：</span></strong>レインボーパレードというNPOのメンバーたちでレインボーリングという地域通貨を始めました。実際には、モノとしてのお金ではなく、交換リングという方法で、各自通帳を持ってプラスとマイナスを記録するというやり方です。地域通貨を広めるという目的で、日本中どこでもネットで決算できるようにして、一時期は700人くらいのメンバーがいました。<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>それはユニークな方法ですね。ただ、全国区では難しいと思うのですが、それは続いているのですか ？<br />
<strong><span style="color: #ff6600">安部：</span></strong>あるにはあるんですが、ピークは過ぎています。というのも、空き店舗を生かした地域活性化のお話が来て、オーガニックカフェを始めることになって、地域通貨に手がまわらなくなったんです。<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>そうでしたか。ではその後、阿部さんはどうされたのですか。<br />
<strong><span style="color: #ff6600">安部：</span></strong>日本の財政状況や世界経済の状態を調べて、アメリカは破綻するとか、日本の年金は既に破綻しているとか、そういうことを話していたのですが、誰もわかってくれない。そこで本にして出版しようと思ったのですが、無名ですから取り合ってもらえない。ならばブログに載せる方が早い、とブログで発表するようにしました。1年くらいで、1日のアクセス数が5千人くらいになって、当時のブログとしてはトップレベルになりました。2年くらい続けた後、「反ロスチャイルド同盟」のホームページを作りました。「反ロスチャイルド同盟」のサイトは公開1日目で3万人の閲覧がありました。<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>それはすごい数ですね。今もそのくらい ？<br />
<strong><span style="color: #ff6600">安部：</span></strong>今も、1日1万は超えています。その後、講演会をやって、講演録を作ったんです。出版社から声がかかって、その講演録を出版することができました。売行きがよかったので、他の出版社さんからも声がかかって2冊目、「日本人が知らない恐るべき真実」を出すことができました。<br />
<br />
<span style="font-size: 130%; color: #0000ff"><strong>■ お金のない社会をめざそう<br />
</strong></span><strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>この本の内容は、私が、「環境と経済」というテーマで長年話している内容が、実にわかりやすく書かれています。私自身、ショックを受けたくらいです。多くの人に読んでもらいたいので、紹介や宣伝をしています。私も、「経済はゼロサム」、つまり現在の貨幣経済はプラスマイナスゼロで、経済成長ではなく、格差が広がり、いつかは必ず破綻すると言ってきました。安部さんの本は、このことがわかりやすく書かれています。<br />
<strong><span style="color: #ff6600">安部：</span></strong>ありがとうございます。<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>一番大きな問題は、私たちの預貯金、保険金や年金(総額1400兆円)は、現実には、国の赤字、無駄遣いで、どんどん消えていること。現在すでに1000兆円が赤字になっていること。近い将来、国が破産すること。個人としては、預貯金の解約、保険の解約をした方がいいことになりますが、安部さんはどうお考えですか。<br />
<strong><span style="color: #ff6600">安部：</span></strong>難しいところです。経済が停滞すると、真っ先に困るのは生活弱者なのですから、景気対策もやらないと、失業者が増えますしね。<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>政府は、所得税を10％上げることで、財源確保を考えていますが、垂れ流しやばらまきをやめる方が先決ですね。<br />
<strong><span style="color: #ff6600">安部：</span></strong>財源があるうちに、日本を循環型社会に変える公共事業をすることです。自然エネルギーや食糧の自給自足とか。あとはベーシックインカム(基礎所得)を取り入れるべきだと思います。国民全員、一律に生活に困らないだけのお金を配るんです。たとえば、毎月1人5万円配ったとして、年間予算は72兆円。実は福祉予算は80兆円以上あるんです。このベーシックインカムを取り入れると、生活保護も失業手当も育児手当も年金も、全部を一本化できるんです。手間がかからない、行政コストも削減できる。みんなが平等になれる。昔、高木さんの講演を聴いて、お金のない社会の方がいいじゃないかと思うようになって、そこへ向かうにはどうしたらいいかとずっと考えてきたんです。このテーマをこれからも提案していきます。<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>よくわかります。ぜひ協力していきましょう。<br />
<img src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/osorubeki.jpg" alt="osorubeki.jpg" width="120" height="193" align="right" />
■<a href="http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%8C%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E6%81%90%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E7%9C%9F%E5%AE%9F-%E3%80%9C%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%81%8C%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8C%E3%81%B0%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%8C%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B%E3%80%9C-%E6%99%8B%E9%81%8A%E8%88%8E%E6%96%B0%E6%9B%B8-001/dp/4883808815?ie=UTF8&amp;s=books&amp;qid=1237970584&amp;sr=8-1" target="_blank">『日本人が知らない恐るべき真実』</a><br />
安部 芳裕 著　(晋遊舎)　 945円<br />
<a href="http://www.nihonjin-ga-shiranai.com/">http://www.nihonjin-ga-shiranai.com</a><br />
■反ロスチャイルド同盟<br />
<a href="http://www.anti-rothschild.net/">http://www.anti-rothschild.net</a>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2009/07/01110541.html</link>
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         <pubDate>Wed, 01 Jul 2009 11:05:41 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>2009年6月号　　文化人類学者　辻 信 一</title>
         <description><![CDATA[<p>
<img src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/tujisan.jpg" alt="tujisan.jpg" width="219" height="177" align="right" />
文化人類学者で明治学院大学国際学部教授の辻さんは、「１００万人のキャンドルナイト」呼びかけ人代表や、ＮＧＯ「ナマケモノ倶楽部」の世話人としてもおなじみ。<br />
２００７年３月号に続いて、スペシャル対談には２回目の登場になります。価値観を共有する２人のお話は尽きることなく&hellip;。
</p>
<p>
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 130%; color: #0000ff">■ ブータンと日本の共通点</span></strong>
</p>
<p>
<span style="color: #008000"><strong>高木：</strong></span>こんにちは。ブータンから戻られたところと聞いて、今日はそのお話を聞きたいと楽しみにしていたんですよ。ブータンは何回目ですか？
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">辻：</span></strong>5回目です。最初は、王様がＧＮＨ（国民総幸福）という発想をいだく国の人って、ほんとうに幸せなのか、確かめたくて、５年前に一人で訪ねました。それでブータンの人々の明るさ、人懐っこさ、優しさに触れて魅了されたんです。それ以来、学生を連れていったり、一般の方とツアーを組んだりしています。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>そうでしたか。ブータン人のその優しい気質は、昔の日本人と似たものなのでしょうね。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">辻：</span></strong>実はね、幸せということを考えるときに参考にしている大事な本があります。渡辺京二さんという九州の方が書いた『逝きし世の面影』という本で、江戸時代から明治にかけて、来日した数多くの外国人が書き記した日本社会についての記録から、当時の日本人像を描きだす本なんですけれど、それとぼくのブータンの印象は重なるところが多いんです。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>なるほど。私もそう思っていました。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">辻：</span></strong>当時、日本に来るぐらいの外国人は、広く世界を見聞していた人たちだと思いますが、その人たちが口をそろえて、日本人の幸せ度の高さにびっくりしている。また印象的なのは都市を含む日本の風景や景観の美しさに感動していることです。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>江戸は１００万人都市なのに、当時の大都市ロンドンやパリのような汚物や汚臭が無かったし、川には清流にしか生息できないシラス（稚魚）が泳いで、見事な循環型社会を作っていたらしいですね。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">辻：</span></strong>「日本は花に満ちている」とか、「町自体が庭園であるガーデンシティだ」とかと、その美しさを褒め称える文書が多いです。とにかくブータンは、その本から浮かび上がる日本人の姿と重なる部分が多くて、やたら懐かしいんですよ。
</p>
<p>
<br />
<strong><span style="font-size: 130%; color: #0000ff">■ 経済発展の果てには&hellip;</span></strong>
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>ブータンの若き国王の評判はいかがですか。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">辻：</span></strong>ブータンの人々は、第4代国王と同様、第５代国王に対しても大変な信頼と尊敬を寄せています。昨年、憲法を発布して立憲君主制になりました。その憲法も非常にユニークで、政府というものは人々が幸せになっていくための条件を整える責任があるんだという考え方を、国民の側から政府に対して徹底的に押し付ける内容なんです。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>国民主権の憲法ですね。でも私は、ブータンは何もしないことが幸せだと思うのです。幸せの中身によりますが、近代化を進めると、不幸になると思いますが、見通しはいかがですか。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">辻：</span></strong>たしかに、きわどいところに来ていますね。都市部は、急速に開発が進み、社会問題、公害や犯罪、自殺が増えてきている。新国王は、聡明そうな人なんですが、演説の端々に「ブータンはアジアの Ｉ Ｔセンター、金融センターをめざすことも夢ではない」といった話が出てきたりします。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>危険な兆候ですね。ＧＮＨの国ブータンがＧＤＰをめざすと、日本と同じ過ちを犯すことになる。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">辻：</span></strong>ここ何回かの訪問で、裁判官、法律家、大臣、宗教者、教育者などリーダーたちにインタビューしたのですが、「我々は、他の国が経験した問題や失敗を勉強しているから、経済的な発展と精神的な発展のバランスをうまく作り出していける。ラストランナーの優位性がある」とみな楽観的です。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>しかしなあ・・・、同じ道を行けば同じ失敗をすると思う。地雷原を歩けば地雷を踏むことになる。経済的発展をめざすのは、経済優先という意味だから、農業&rArr;工業、都市の人口集中、過密と過疎、経済格差を招くでしょう。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">辻：</span></strong>僕も心配です。ただ、ブータンは、ＧＮＨの４つの柱を定めています。(1)自然　(2)伝統文化　(3)経済的発展 (4)よい政治　つまり、自然や伝統文化を守りながら、公正な発展をしなければならないし、一部の人たちだけが豊かになることは経済的発展ではないというのです。そしてよい政治というのが、国王が導入をした民主化。この４つのバランスを取って進んでいこうと、憲法にうたっています。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>日本国憲法だって、そううたっていますが、こんな国になってしまいました。その(1)自然　(2)伝統文化 だけなら、いつまでも幸せでいられたのに。
</p>
<p>
<br />
<strong><span style="font-size: 130%; color: #0000ff">■ 豊かさの撲滅に割り算を</span></strong>
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">辻：</span></strong>僕は１９５２年生まれで、経済成長は当たり前の時代に育ちました。でも大人たちを見ていても、ああなりたいとか、あんなふうに生きたいとは思えなかったんです。２４、５歳のときに日本を飛び出して海外を回りました。そこで僕が魅力を感じたのは先住民族や少数民族の人たち。文化的な根っこを持っていて幸せそうなんですよ。先進国では、そういった大事なものを手放して、マネーという価値観で、世界中を覆い尽くそうとしているのに。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>同感です。私はそれを、マトリックス社会と呼んでいます。全く価値のないマネーゲーム。私たちは様々な活動を通じて、経済成長の果てには幸せがないことを伝えていかなくてはと思います。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">辻：</span></strong>僕は、アインシュタインの言葉を講演でよく使うんですが、「ある問題を引き起こしたのと同じマインドセット（意識や価値観）のままでは、その問題を解決することはできない」というんです。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>その通りです。同じマインドでは問題を解決できません。エコ商品に助成金をつけて売ろうとするのも違うし、便利快適を維持しながら、経済も上げながら、問題を解決しようなんて、全く違うんです。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">辻：</span></strong>僕は「反貧困」という言葉にも違和感を感じます。問題なのは貧しさではなく、豊かさの方だと思うから。豊かさの幻想から脱することこそが大事だと。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>同感です！私がしたいのは、貧困の撲滅ではなく、豊かさの撲滅なんです。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">辻：</span></strong>今までの社会は足し算ばかりやってきました。でも今、ぼくたちに必要なのは引き算です。引いてみるときに現れる楽しさや安らぎ、つまり本物の豊かさが、これから始まるんだと楽しみにしています。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>現状は、足し算というより掛け算です。だからこれからは、割り算が必要なんじゃないかなあ。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">辻：</span></strong>なるほど。分かち合いも割り算ですしね。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>そう、それを一緒に伝えていきましょう。これからもよろしくお願いします。
</p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2009/06/01112153.html</link>
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         <pubDate>Mon, 01 Jun 2009 11:21:53 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>2009年5月号　イースクエア代表取締役会長　木内孝</title>
         <description><![CDATA[<p>
<img src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/kiuchi-taidan.jpg" alt="kiuchi-taidan.jpg" width="221" height="173" align="right" />
元三菱電機アメリカ会長の木内さんは、サラワクの熱帯雨林を訪れて、自然環境を破壊する人間の愚かさを実感。以来、１９９５年アメリカで設立された「フューチャー５００」の理事長を務め、２０００年に持続可能な社会を作る企業支援や人材育成を手掛ける「イースクエア社」をピーダーセン氏と設立するなど、多方面でご活躍されています。<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 130%; color: #0000ff"><span style="font-size: 90%"><strong><span style="font-size: 90%">■熱帯雨林で目が覚める！<br />
</span></strong></span></span></span><br />
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%; color: #0000ff"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 130%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="color: #000000"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="color: #008000"><strong>高木：</strong></span>お久しぶりです。今日は、楽しい対談を楽しみにしています。出会って５年くらいでしょうか。<br />
<br />
</span></span></span></span></span></span></span></span></span></span></span></span><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%; color: #0000ff"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 130%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="color: #000000"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><strong><span style="color: #ff6600">木内：</span></strong>イースクエアが９年目ですから、高木さんと出会ったのは８年くらい前になります。<br />
<br />
</span></span></span></span></span></span></span></span></span></span></span></span><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%; color: #0000ff"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 130%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="color: #000000"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>早いものですね。ではまず、木内さんが、地球環境の活動に入られたきっかけをお聞かせください。<br />
<br />
</span></span></span></span></span></span></span></span></span></span></span></span><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%; color: #0000ff"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 130%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="color: #000000"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><strong><span style="color: #ff6600">木内：</span></strong>会社勤めをしていた時に、タスマニアやサワラクの熱帯雨林を訪れてショックを受けたのです。なにしろ、熱帯雨林をクリアカットで丸坊主にしているんだから。熱帯雨林は、もともと素晴らしい生態系で、理想的な循環社会だったのに、それを私たちが、すごいスピードで、すごいスケールで切り倒しているのです。これは大変なことだと気付いて、ワシントンＤＣで開かれた熱帯雨林保護団体の集まりに参加したら、「あなたの会社は、世界中で最も悪いイメージの会社だよ。よくぞ我々の集まりに来たね」と言われて、これまたショックを受けました。<br />
<br />
</span></span></span></span></span></span></span></span></span></span></span></span><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%; color: #0000ff"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 130%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="color: #000000"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>環境活動家からは、森林破壊では三菱商事、三菱マテリアルは悪いイメージがあるでしょうね。三菱電機は別会社ですが、海外では同じ会社のように見られるのでしょうね。<br />
<br />
</span></span></span></span></span></span></span></span></span></span></span></span><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%; color: #0000ff"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 130%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="color: #000000"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><strong><span style="color: #ff6600">木内：</span></strong>そうなんです。そこで「２０分私に話をさせて」と頼んで、「２ヵ月前にサワラクへ行って目が覚めた。みなさんと戦う意志はない。むしろみなさんと一緒に熱帯雨林を守りたい。熱帯雨林のものは買わないなど世論作りをしたい」と話しをしました。すると、みんな立ち上がって大拍手。活動家たちから、この日本人は真剣だと認めてもらえたんだと思います。それが私のスタートでした。<br />
<br />
</span></span></span></span></span></span></span></span></span></span></span></span><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%; color: #0000ff"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 130%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="color: #000000"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>それは素晴らしい。でも、それには本社の許可が必要ではありませんか。私も大企業にいたからよくわかりますが、現地は勝手には動けない。<br />
<br />
</span></span></span></span></span></span></span></span></span></span></span></span><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%; color: #0000ff"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 130%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="color: #000000"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><strong><span style="color: #ff6600">木内：</span></strong>よくぞ聞いてくださった ！　本社の許可というのはね、「これからこういうことをしてもいいですか」とお伺いを出すと、必ずＮＯって言ってくる。「これはこうしちゃったよ」って過去形でいうと何も言ってこない。これは大事なことです。<br />
<br />
</span></span></span></span></span></span></span></span></span></span></span></span><span><span style="font-size: 120%; color: #0000ff"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 130%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="color: #000000"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>ははは、よくわかってますね ！ そうなんですよ。本社は責任を取りたくない。問題が起こった時、「現地が勝手にやったこと」と責任逃れができる方がいいのです。さすがです。痛快ですね ！</span></span></span><br />
</span></span><br />
<br />
</span><strong><span style="font-size: 90%">■間違いの元は経済活動<br />
</span></strong></span></span></span></span></span><br />
</span><span style="font-size: 90%"><strong><span style="color: #ff6600">木内：</span></strong>それにしても、これだけ哲学者や賢人がいて、どうして世の中こんなことになるんだろう。人間は、経済や私利私欲、利己主義で突っ走るとおかしなことをするものだって、どうして見抜けないんだろう。自然は無駄なものは作らない。だから自然にはゴミがない。バランスが取れている。そのことは３８億年の検証を経て確認できていることなのに。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>根本は経済（物欲）でしょうね。科学がいくら素晴らしくても、その使い方が間違っているから、世の中おかしくなっていくのでしょうね。人は自然界から学べばいいのです。自然界からしか学べない。自然への感謝と畏怖を忘れたらだめなんです。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">木内：</span></strong>まさにその通り。それなのに原子力容認派に移る人もいるし、これまで環境の分野で尊敬していた人も・・・。スウェーデンも・・・。もう愕然とするね。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>えっ！ それは知りませんでした。確かめてみますが、経済との折り合いで、間違うのでしょうね。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">木内：</span></strong>その通り！でも、正しいメッセージはどうしたら伝わるんだろう、誰の口を通せば伝わるんだろう。私は、日本では皇室ではないかと思っています。来日中のチャールズ皇太子と会う機会があって「一番の問題は日本人の無関心だ。しかし、国民はロイヤルファミリーの言葉には耳を傾ける。あなたからロイヤルファミリーに、環境の話を国民に話すよう頼んでください」と言ったのです。チャールズ皇太子は帰るときわざわざ「あなたの言ったこと忘れないからね」と言いに来てくれました。<br />
</span><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%; color: #0000ff"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 130%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><br />
<br />
<strong><span style="font-size: 90%">■経済大国から幸福大国へ<br />
</span><br />
</strong></span></span></span></span></span></span><strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>ところでイースクエアは、どんなことをメインに活動されていますか？<br />
<br />
<span style="color: #ff6600"><strong>木内：</strong></span>企業や団体のパートナーとして「何ができるのか」ってことをしています。これからはGDPが上昇した、景気が上向いた・・・と云った経済の展開に関心が集まる時代から、「社会の発展」が優先される２１世紀になります。今まで親しんできた損か得か、儲かるか儲からないかと云った利己主義的な判断基準に頼っていた間に、あらゆる物が商品化し、貨幣が世界を駆け巡りながら増殖し、人間の心を食い荒らす経済が生まれ、そして破綻しました。その破綻から何を導き出すかが問われています。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>なるほど。私も同じ考えです。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">木内：</span></strong>考えと言えばね､世界中から何でもいいから質問を集めて、その中から大事な質問を100選んで、それに100人の賢人を呼んできて3分で答えさせるっていう、世界最大のラウンドテーブルがドイツであったの。その時の質問の一つが、「時間を節約する目的で、発明すればするほどストレスが溜まる社会になるのはなぜですか」っていうのがあったのです。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>なるほど。私は、その原因はＧＮＰだと思います。ＧＮＰを上げれば上げる程、稼ぐための仕事が必要になるし、時間も必要になる。ストレスもたまる。のんびり過ごすには、ＧＮＰゼロがいいんです。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">木内：</span></strong>そうなんですね。一生懸命運動して健康でいるとＧＮＰはビクともしない。ひとたび病気になってお医者さんに掛ってお薬だ、入院だとなるとトタンに指標が上がる。しかも上がるとみんなが喜ぶ。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>そう、人を殺しても、戦争しても、火事になっても、大地震でも、ガンになってもＧＮＰは上がる。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">木内：</span></strong>みーんな上げる要因なんですね。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>GNPにはマイナスがない。無駄なこと、愚かなことをやればやるほど上がる。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">木内：</span></strong>ＧＮＰという考えを止めないといけないね。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>そうですね。だからブータンは、ＧＮＨ（国民総幸福）をめざしたし、今、心ある人はそう思っています。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">木内：</span></strong>本当ですね。それを伝えたい。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>私たちの方向性は同じですね。これからもぜひお会いする機会を増やし、本当の豊かさ、真の幸せを一緒に考え、社会を変えましょう。
</p>
<p>
■株式会社イースクエア<br />
　&nbsp;<a href="http://www.e-squareinc.com/">http://www.e-squareinc.com/</a>
</p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2009/05/01095142.html</link>
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         <pubDate>Fri, 01 May 2009 09:51:42 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>2009年4月号　　淀川水系流域委員会委員　宮本博司</title>
         <description><![CDATA[<img src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/2009-04taidan.jpg" alt="2009-04taidan.jpg" width="187" height="165" align="right" />
国土交通省の元キャリアで、現在は同省を退職して一人の住民として淀川水系流域委員会に参加している宮本さん(56)。国を相手に、正々堂々と治水事業の見直しを申し入れています。お金や利権より命や環境が大切だという、当たり前なことを当たり前に伝えていこうと、昨年、政経塾にも参加しました。<br />
<br />
<span style="font-size: 120%"><strong><span style="font-size: 130%; color: #0000ff"><span style="font-size: 90%">■ 住民の声を本気で聞こう！</span></span></strong></span><br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>「淀川にダムは必要か」という重要な問題提起をされている宮本さんをお招きしました。まずは流域委員会の成り立ちからお願いします。どうしてこんなに住民の声が反映できるまともな委員会ができたんですか。<br />
<span style="color: #ff6600"><strong>宮本：</strong></span>1997年に河川法の改正があって、「国交省はこれから住民の声を聞く」ということになったんです。それを受けて流域委員会を立ち上げたのがスタートになります。それ以前の国交省は、長良川河口堰などで大反対運動があって叩かれまくっていたわけです。そこで河川法を改正して「もう勝手なことはしません」と、180度方針を転換したのだと、私は本省内にいて理解していました。そこで淀川では国交省主導ではなく、メンバーも学識経験者もオープンに選んでもらって、事務局も民間のシンクタンクで、会議もオープンにやることにしたんです。<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>だけど、行政主催の「○○委員会」というものは、「住民の声を聞く」というのはポーズであって、実質は、行政側に立つ御用学者や推進に利権のある人たちを選んで、はじめからシナリオも結論も決まっているものでしょう（笑）。<br />
<strong><span style="color: #ff6600">宮本：</span></strong>もちろんそういうものだということはわかっていましたが、河川法の改正で、これからは本当に変わるのだと思ったのです。だから私は本気で住民の声を聞く気でいましたし、「流域委員会が『NO ！ 』という結論なら、もうダムは作りません」といって始めたんです。それが新しい河川行政であり、淀川方式だと、マジで考えていました。<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>すごい！ それでどうなったのですか。<br />
<strong><span style="color: #ff6600">宮本：</span></strong>「淀川ではダムの中止まで考えているぞ」ということが伝わって、2007年1月には流域委員会をつぶすという話になりました。その時にはありがたいことにマスコミや住民たちが「おかしいじゃないか ！ 」と騒いでくれて、それで国交省もつぶせなくなって、一旦休止にして別な委員会を作って流域委員会を評価させたんです。でもその委員会も「基本的に流域委員会のやり方は正しい」という結論になって、2007年8月に再開したんです。<br />
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%; color: #0000ff"><strong><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 130%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%">■ 自分で見て感じて決める！</span></span></span></span></strong></span><br />
</span><strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>宮本さんが国交省を辞めることになったいきさつは、その辺りの軋轢からですか？<br />
<strong><span style="color: #ff6600">宮本：</span></strong>28年間国交省の役人をしてきて、辞めるにあたってはいろいろな理由がありました。国交省の中にいても、状況が変わってしまった以上、淀川でやってきたことを続けることはできないなという雰囲気は感じていました。例えば次にどこかの局長になったとしても、自分の本音をいえなくなるだろうという思いはありました。<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>本音とはどういったことですか。<br />
<strong><span style="color: #ff6600">宮本：</span></strong>私は淀川に関わってから、何十キロも川岸を歩いたりカヌーに乗ったり、川と触れ合ってきました。机の上や頭の中で考えたことではダメだと思うのです。自分で見て感じてショックを受けないと、本当のことはわからない。というのも、28年間河川行政の仕事をしてきましたが、その20年間は、川のことや住民のことが全く見えていませんでした。本省の中でダムを作る部署にいて、書類がマニュアル通りか、基準に合っているかということだけで、テキパキと仕事をこなしてきました。そんな時に、岡山県の苫田ダムに関わりました。そこはダム阻止条例ができた町で、コミュニティや人間関係が壊れていく様子を目の当たりにしたのです。ダムはこんなにも大きな犠牲を払うんだ&hellip;そんなことも知らずに、霞ヶ関で書類上のダム計画に○&times;をつけてきた&hellip;住民の痛みや地域の痛みをわからないままに判断してきた&hellip;そのことに大きなショックを受けました。「地域の声こそが大切なんだ」という思いを強めたときに、河川法の改正。だから淀川は、自分の思いを実現できるチャンスだと思っていました。<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>宮本さんのお気持ち、よくわかりました。それが流域委員会の原点なんですね。実際に歩いてみると発見も多かったでしょう ？&nbsp;<br />
<span style="font-size: 90%"><strong><span style="font-size: 120%; color: #0000ff"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 130%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%">■ 今こそ未来を選択する分岐点</span></span></span></span></span></strong><br />
</span><strong><span style="color: #ff6600">宮本：</span></strong>淀川の堤防は高さが10mくらいで、中は土や砂でできています。現在、洪水のエネルギーを川に集めて一気に流し、堤防で守るというスタイルを取っていますが、肝心の堤防は土でできたもろいもの。こんなものを作らずに、田んぼや湿地帯に水を貯めるべきなんです。エネルギーを川に集中させず、じわーっと分散させるんです。<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>その通りです。水田や遊水地に分散させることが、昔からの治水方法です。10年や20年に1度の氾濫があっても、それによって農地が蘇るのですからね。<br />
<strong><span style="color: #ff6600">宮本：</span></strong>そうなんです。農業政策と治水と町作りとは一体で考えないといけないもの。でも省庁は縦割りで、計画策定に連携が取れていない。日本の一番の不幸は、地域と離れていて、地域の実情も痛みも全くわからない霞ヶ関が、計画を全部決めていることなんです。<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>同感です。まったくおかしいですね。地方分権が叫ばれていますが、本当は地方主権。税金も、本来、国から分けてもらうものではなく、地方から国へ分けるべきものです。ダムにしても、国際的にも「ダムは無駄。ODAの対象からも外すべき」という結論が出ているし、ヨーロッパではもはや計画されていない、アメリカではダムの撤去が進んでいる。その点を国交省ではどう考えているんでしょうか。<br />
<strong><span style="color: #ff6600">宮本：</span></strong>日本は洪水も多いし国情が違うと言っています。世界の実情や住民の思いは知識としては入ってきても計画には入ってこない。役所内の会議の基準は、自分たちの組織にとってプラスか、権限が増えるか、予算がつくか、なんです。このおかしさは、役所の内にいると段々わからなくなっていくのです。<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>なるほど。だから外に出たんですね。<br />
<strong><span style="color: #ff6600">宮本：</span></strong>今は、一人ひとりが自分で見て感じて動いていかなくちゃいけない、その分岐点だと思うんです。『地球村』のみなさんも、ぜひ自分の町はどの堤防で守られていて、どの水を飲んで、使った水がどこへ行くのかを調べてみてほしいと思います。それを知れば、川や地域についての意識が変わると思います。<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>自分で見て知って感じることで行動は変わります。大切なメッセージありがとうございました。では、世直しの政経塾のメンバーとして今後ともよろしく。<br />
<br />
<span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 130%"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 80%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 80%"><strong>■</strong>淀川水系流域委員会</span></span></span></span>　</span></span><a href="http://www.yodoriver.org/">http://www.yodoriver.org/</a>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2009/04/01112405.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2009/04/01112405.html</guid>
        
        
         <pubDate>Wed, 01 Apr 2009 11:24:05 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>2009年3月号　　「未来バンク」理事長  田中 優</title>
         <description><![CDATA[<p>
<span style="font-size: 90%">
<img src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/tanakayuu.jpg" alt="tanakayuu.jpg" width="198" height="172" align="right" />
「未来バンク」理事長、「ap　bank」監事、「天然住宅」共同代表、「日本国際ボランティアセンター」理事、「揚水発電問題全国ネットワーク」共同代表、「足元から地球温暖化を考える市民ネット・えどがわ」理事など、まさに&ldquo;７つの顔を持つ男&rdquo;田中優さん。高木さんとは「豪快な号外」のアドバイザーとして協働した仲ですが、実は今日が初対面。待ちに待った対談です！</span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 120%; color: #0000ff"><strong><br />
<br />
<span style="font-size: 120%">■ 何でも鵜呑みにしない子</span></strong></span>
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>はじめまして。まずは田中さんの経歴や過去を教えてください。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">田中：</span></strong>いや～経歴といっても、そもそも高校時代から不良で、クビになっては入り直し7つの高校に5年間行きました。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>えっ、どうして ？
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">田中：</span></strong>素行が悪かったんです。タバコは吸うわ、酒は飲むわ。人の話を鵜呑みにできない性格だったんですね。「これを覚えろ」と言われると、拒否しちゃうんです。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>ははは・・・私もそうでした。私も内心、先生をバカにしながらも、いい子を演じていましたね。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">田中：</span></strong>僕は当時、「俺ってどうしてこんなに協調性がないんだろう」って思っていました。それでも、公務員試験を受けたら通ったので、昼間は公務員をしながら夜間高校に通って、大検で卒業資格を取って、大学もそのまま夜間へ。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>公務員をしながら大学へ ？ それは、珍しいケースだね。（笑）
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">田中：</span></strong>ところが大学がつまらなくて、やめちゃおうかなあと思っているところに、大学から「（学生運動、ストライキで）テストは中止。レポート提出のこと」という連絡が届いたんです。それで好き勝手にレポートを書いて出したら、全部A評価。僕はそれまで、自分の言うことは常に否定されてきたので、「お ！ 大学はいい所じゃないか」と、まじめに通うようになって卒業できました。卒業と同時に、それまで勤めていた仕事を辞めたのですが、翌年たまたま受けてみた公務員試験で、国家、地方公務員の上級、みんな合格しちゃって。それまで<br />
僕は高校もまともに出ていないし大学も夜間だしと、コンプレックスがいっぱいあったのですが、試験に合格してみたら、気にすることは何もないとわかりました。それで江戸川区役所に勤めて、昨年3月末に辞めました。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>えっ ！ ずっと公務員をしていたの ？
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">田中：</span></strong>そうなんです、合計で３１年間。ＮＧＯ活動も公務員をしながら続けていました。<br />
<br />
<span style="font-size: 120%; color: #0000ff"><strong><span style="font-size: 120%">■ 謎を解き明かす喜び</span></strong></span>
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>ＮＧＯ活動を始めたきっかけは ？<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">田中：</span></strong>実は、2人目の子どもが生まれたのが86年チェルノブイリの時なんです。体が弱くて生まれてすぐに、喘息の発作で入院してしまって&hellip;。後になって調べてみたら、原発事故の影響で日本にも高濃度の放射能の雨が降って、牛乳に濃縮されて、胎児に影響していた可能性があった。調べればわかる問題なのに、きちんと調べずに子どもを病気にしていたのかもしれない。これが、何事も目を背けずに真正面から調べていこうと思ったきっかけです。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>疑問を持つ、関連を調べる、原因を突き止める、そこをやらないことが現代社会の問題だと思います。考えなくなったのは教育の成果だろうな。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">田中：</span></strong>そうですね。その後、脱原発のための地域グループを立ち上げたのですが、89年に一気に運動が盛り下がったんです。どうしてだろうと原因を考えました。「危機感を煽りすぎた」「身近な問題に落とし込めなかった」という2点に気付きました。それで生活に密着していて、なおかつ危機感を煽らずやれる問題から入ろうと考えて、ゴミ問題へ行ったんです。空き缶リサイクルを始めたのですが、徐々に活動が成り立たなくなってきました。アルミ1キロ130円が30円に落ちて、鉄も1円で売れていたのがこちらから20円つけないと売れなくなったのです。また、何が原因だろうって調べたんです。すると値段が落ちているのは、日本のＯＤＡ（途上国への開発援助）や貧しい国の債務が原因だとわかりました。日本が開発を融資して、相手の国から原料を買い叩く構図があったんです。だからリサイクルよりも新品の方が安くなっちゃう。その仕組みを調べていくうちに、お金の出所が郵便貯金だとわかって、そのことを講演で話していくうちに、本「どうして郵貯はいけないの」を出版することになったんです。
</p>
<p>
<strong><span style="font-size: 120%; color: #0000ff"><span style="font-size: 120%">■ お金が変われば社会が変わる</span></span></strong>
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>なるほど、そこから、「未来バンク」につながっていくのですね。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">田中：</span></strong>お金の出所を調べていくうちに、日本が戦争をしたときの資金源は郵便貯金。今の環境破壊の資金源もやはり郵便貯金。財政投融資と言われていたお金ですけれど、郵便、簡保、基礎年金を集めたら、現在600兆を超えているんですが、その使い道が、ダム、河口堰、原発、再処理工場、高速道路、空港、スーパー林道、リゾート開発。つまり我々が反対してきたありとあらゆる問題につながっていたんです。我々は反対しながら、そこに貯金をして、果てしないモグラ叩きゲームをしてきたんです。叩くのをやめるには、コインを入れなければいい。それで自分たちでお金をコントロールする場を作ろうと、未来バンクを立ち上げたんです。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>なるほど、同感です。国家予算の二重帳簿(一般会計85兆円、特別会計200兆円)や、1000兆円を超す国家赤字によって私たちの預貯金、保険や年金はすでに実質は半分以下になっていることなど、国民に事実を知らせないといけないし、この仕組みを改めないといけない。ムダな公共事業は中止しないといけない。現状の中央集権ではだめ。官僚政治ではだめ。天下りはだめ。まずは政権交代して、霞が関システムを解体しないとどうしようもない。ひどい状態です。ところで、田中さんは他にも肩書きがありますね。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">田中：</span></strong>ええ、いろいろ関わっているんですが、最近始めたのは「天然住宅」という非営利の住宅会社です。国産木材で合板なしの家を建てています。『地球村』の会員のみなさんも、天然住宅のHPを見て、こういう会社があることをぜひ知ってください。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>田中さんとしては、未来バンクと天然住宅とどちらがメインなのですか。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">田中：</span></strong>肩書としては未来バンクですが、僕が一番好きなことは、謎を解くことなんです。ここにウソ臭い話がある、ここには何かトリックがあるという時に、それを調べていって「これだー ！ 」と見つけるのが好きなんです。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>なるほど、よくわかります。物事の本質が知りたい気持ち、私も同じです。これからも一緒にタッグを組んで、謎解きをしていきましょう。そして、「世直し」をしましょう。ぜひ協力しましょう。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">田中：</span></strong>こちらこそ、よろしくお願いします。
</p>
<p>
<span style="font-size: 120%"><strong>■天然住宅</strong></span>&nbsp; 　<a href="http://www.tennen.org/">http://www.tennen.org/</a>
</p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2009/03/02103228.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2009/03/02103228.html</guid>
        
        
         <pubDate>Mon, 02 Mar 2009 10:32:28 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>2009年2月号　　グリーンTVJapan社長  水野雅弘</title>
         <description><![CDATA[<p>
<img src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/greentvmizuno.jpg" alt="greentvmizuno.jpg" width="207" height="166" align="right" />
<span style="font-size: 120%">グリーンTVとは、イギリスに本部を置く環境映像専門のグローバルメディア。「地球温暖化」「自然環境」「生物多様性」「エコノミー」「トーク」などの専門チャンネルから、世界に向けて環境情報を発信しています。NPOの活動紹介のコンテンツもあり、昨年11月には高木さんのインタビューも加わりました。</span>
</p>
<p>
<br />
<span style="font-size: 130%; color: #0000ff"><strong><span style="font-family: MS UI Gothic">■ 結論は視聴者が考える番組を</span></strong></span>
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>こんにちは。水野さんと出会ったのは、ちょうど1年前でしたね。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">水野：</span></strong>はい。いつかお会いしたいなと思っていたところ、昨年の1月、お電話いただき、お会いすることができました。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>世界の環境情報をインターネットで配信していると聞いて、ぜひ会ってみたいと思って急きょ連絡を取ってもらったのです。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">水野：</span></strong>お話はショックでした。よかれと思っていたエコ商品が実はエゴ商品であることなど、気付かされる点がたくさんありました。その後も何度か講演を聴かせていただき、エコ商品とは、最終的に省エネ商品かどうかではなく、LCA（ライフサイクルアセスメント：商品の総合的な環境負荷）を考えた上で判断しなければならないことを知りました。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>ハイテク商品は巨大なエネルギーピラミッドの頂点に存在するだけで、その商品のエネルギー消費は少なくても、トータルではエネルギー効率が悪い場合が多いのです。そのことを、読者のみなさんにもぜひわかってもらいたいと思います。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">水野：</span></strong>私も物事を総合的に見なければならないという視点に気付かせていただきました。<br />
<br />
<span style="color: #008000"><strong>高木：</strong></span>私もグリーンTVのコンテンツを見させていただいて、あんな短時間で伝えていく番組には、学ぶべきところがたくさんありました。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">水野：</span></strong>ありがとうございます。3分、5分という短い時間で、起承転結の「結」を出さないようにしています。もちろん伝えたいメッセージはあるのですが、結論は番組を見た方に考えてもらいたいのです。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>本場のイギリスでもそういう手法を？<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">水野：</span></strong>実は、私も以前は一件20～30分と考えていたのですが、3年前、イギリスに行った時、彼らは「3分、5分でやるんだ」と言うんです。結論は言わずに相手に考えさせるというのは、先生の講演も同じですよね。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>そうですね。「これが正解」というティーチングではなく、事実や問題を投げかけて、聴いた人に気づいてもらうというコーチングが大切です。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">水野：</span></strong>昨年、経営塾に参加させていただいたときも、先生が多角的な視点で、淡々と投げかけていかれる様子に、大きな学びがありました。
</p>
<p>
<br />
<span style="font-size: 130%; color: #0000ff"><strong><span style="font-family: MS UI Gothic">■ 世の中を変えるムーブメントを</span></strong></span>
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>昨年11月には、私のコンテンツも作っていただいてありがとうございました。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">水野：</span></strong>こちらこそありがとうございました。あのインタビューは、講演会を主催される方々に、講師紹介のツールとして使っていただけたらうれしいです。今回はグリーンコンシューマについて伺いましたが、これからはいくつかのテーマに分けて、コンテンツを作ってみたいと思います。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>よろしくお願いします。ところで現在は、どのような番組を、どれくらいの頻度で配信しているのですか。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">水野：</span></strong>月に12本以上です。イギリスと組んでグリーンTVを始めましたけれど、最近は日本のすばらしさに気付くことが多くて、その気付きを伝えていくことが大切だと感じています。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>私がグリーンTVに期待しているのは、ムーブメントを起こせるツールだということです。グリーンTVの本当のミッションは、『地球村』のミッションと同じで、「世の中を変える」ということでしょう？　入口は、地球温暖化でも、グリーンコンシューマでも何でもいいけれど、「こういう世界にしようよ」という、共通のメッセージに向けて取材をして、ムーブメントを起こしていくことが大事だと思います。畑作り、自給自足、スローライフなど、生きるために必要なメッセージを発信していってくださいね。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">水野：</span></strong>わかりました。実は私も近々に鎌倉に引越しをするんです。今は東京の世田谷に住んでいて利便性はいいのですが、庭で家庭菜園をしたり、地元の樹木を植えたりしたいと思っています。移住の一番の目的は子どもです。緑があって、海の匂いがして、歴史と文化がある、そんな場所で育てたいと思って鎌倉に決めました。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>それはいいことですね。不自然な都会は、不自然が多く、子育てにはよくないですね。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">水野：</span></strong>私も今までは、都会の利便性や快適性を勘違いして生きてきたんです。でも、子どもの感性が育つ時期には、土の匂いや木の匂いが大切だとわかりました。新居はオフィスも兼ねるので、広めの3階建てになりましたが、何とか国産材で建てたいと思って、苦労してあちこちから取り寄せました。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>国産材で優れた技術を持っている住宅メーカーや、優れたポリシーをもった住建企業のネットワークもあります。私もよく講演で招かれています。もっと前にわかっていれば、ご紹介できましたね。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">水野：</span></strong>そうでしたか。ご相談すればよかった。今度、庭や畑ができたら、ぜひ遊びにいらしてください。<br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 130%; color: #0000ff"><span style="font-family: MS UI Gothic">■ 自分・主体・自立のSOHOを</span></span></strong>
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>ではこれから鎌倉で子育てをして、在宅でも仕事をされるのですね。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">水野：</span></strong>そうです。私は「日本SOHO協会」の理事もしているんです。SOHOとは「スモールオフィス・ホームオフィス」の頭文字で、スキル（優れた技能）を持つ人たちが、企業に属さずに在宅で仕事をしていくスタイルのことです。ITができる、絵が描ける、翻訳ができるといった方がたくさんいるんです。その人たちが、自分の持つスキルを仕事として成り立たせるために、ネットワークを作りたいと思って理事を引き受けました。11月1日を「SOHOの日」として呼びかけています。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>11月1日にしたのはなぜですか。<br />
<br />
<strong><span style="color: #ff6600">水野：</span></strong>111と1が並ぶので、1をアルファベットの「I」に見立てて、identity、individual、independentという意味を持たせています。「自分らしく主体的に自立して生きていこうよ」という意味です。<br />
<br />
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>なるほど。私の目指すところもそこですよ。では最後に、読者のみなさんにメッセージをどうぞ。<br />
<br />
<span style="color: #ff6600"><strong>水野：</strong></span>ぜひ、グリーンTVを見てください。230本ありますので、まずは興味のあるチャンネルからどうぞ。<br />
<br />
<span style="color: #008000"><strong>高木：</strong></span>私からも推薦します。まずご覧ください。
</p>
<p>
<span style="font-size: 130%">■<strong><span style="font-family: MS UI Gothic">グリーンTVJapan</span></strong></span><br />
<strong>　</strong><a href="http://www.japangreen.tv/">http://www.japangreen.tv/</a><br />
　高木さんのインタビュー<br />
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         <pubDate>Mon, 02 Feb 2009 10:36:26 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>2009年1月号　　日本UNHCR協会事務局長　根本かおる</title>
         <description><![CDATA[<p>
<img src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/taidan2009-1unhcr.JPG" alt="taidan2009-1unhcr.JPG" width="220" height="193" align="right" />
難民を保護・支援する国連機関ＵＮＨＣＲ(国連難民高等弁務官事務所・本部ジュネーブ)の、日本における民間からの公式支援窓口が日本ＵＮＨＣＲ協会です。今回は『地球村』から日本ＵＮＨＣＲ協会へ、アフリカの難民支援のために募金が渡されることになり、事務局長の根本かおるさんと対談が行われました。<br />
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<span style="font-size: 120%; color: #0000ff"><strong>■　難民問題に取り組むUNHCR</strong></span>
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<span style="color: #008000"><strong>高木：</strong></span>こんにちは。日本UNHCR協会とは数年前からお付き合いがありますが、根本さんとは初対面ですね。
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<strong><span style="color: #ff6600">根本：</span></strong>そうです。私が事務局長に就任したのは2007年6月で、それまで10年あまり、アジアやアフリカなどの最前線でUNHCR職員として働いておりました。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>では、UNHCRの活動を、簡単に説明してもらえますか。
</p>
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<strong><span style="color: #ff6600">根本：</span></strong>UNHCRは、1950年に設立された国連機関で、およそ120カ国に事務所があります。難民の人たちが逃げてきたときに、安全を確保して、当面の食料や寝床を提供します。その後、キャンプを設営することもありますし、受入国の政府と掛け合って支援を提供してもらうこともします。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>以前の10年間の活動は、具体的には、どこで、どんなことをされていたのですか。
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<strong><span style="color: #ff6600">根本：</span></strong>トルコのアンカラ、アフリカのブルンジ、ルワンダ、コソボ、ジュネーブ本部、WFP（国連世界食糧計画）に出向していたこともあります。ネパールで、ブータン難民の生活支援もしました。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>すごいね。そういう活動をすることになった動機や理由は何だったのですか。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">根本：</span></strong>31歳まではテレビ局でアナウンサーと報道局の記者をしていました。記者をやる上で専門性をつけたほうがいいと思って、2年間休職して留学したんです。その留学中に、国連難民支援の現場にインターンとして関われることがあって、それまでは記者として人道問題を専門に追いかけていくつもりでいましたが、直接、アクターとして関われる可能性もあるんだとわかって、それから試験を受けて今に至ります。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>なるほど。実際に現場で活動したくなったのですね。<br />
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<span style="font-size: 120%; color: #0000ff"><strong>■　ハイテクよりもローテクを</strong></span>
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">根本：</span></strong>この度は、『地球村』から多大なご寄附をありがとうございます。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>どうぞ、難民支援に活用してください。用途についてリクエストを出しましたが、いかがでしょうか。
</p>
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<strong><span style="color: #ff6600">根本：</span></strong>リクエストに沿って、一つは、ザンビアの難民キャンプ近くの植林と農地の再生に、もう一つは、スーダンのダルフール地方難民キャンプの食糧支援に使わせていただきます。
</p>
<p>
<span style="color: #008000"><strong>高木：</strong></span>それはよかった。私たちは、アフリカの最も悲惨な難民に対して、緊急支援と自立支援をしたいと思っています。状況を話してもらえますか。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">根本：</span></strong>ザンビアには、今年3月に視察に行ってきました。アンゴラ難民の帰還はだいぶ進んでいましたが、難民キャンプでは環境破壊が相当進んでいるんです。水にせよ木材にせよ、大量に消費されてしまったんです。そこで植林が必要になります。難民と地元民に仲良くプロジェクトに関わってもらい、同時に環境教育を行うためのトレーニングも行います。熱効率がよく、薪(たきぎ)が少なくて済む「かまど」の提案とか。まあローテクな話ですけれど。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>ローテクが一番ですよ。ハイテクは、製造エネルギーが大きいし、修理も大変、コストも大変だからね。総合的にはローテクの方がいい場合がほとんどです。アフリカなら、太陽熱利用のソーラークッカーがいいんじゃないかなあ。
</p>
<p>
<span style="color: #ff6600"><strong>根本：</strong></span>私もネパールのブータン難民キャンプで、ソーラークッカーを実際に使いました。お天気のいい日なら30分で5人分の食事が炊けてしまうんです。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>いいね！ソーラークッカーならCO2が出ないし森林破壊もない。そういうローテクになら、今後も支援を続けたいと思います。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">根本：</span></strong>ネパールで成功したので、他の地域にも広めていこうという動きになっています。ネパールでは、最初は恐る恐るクッカーに触っていたおばあちゃんたちが、数週間経つと、喜こんで使いこなすようになったんです。感動的でした。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>いいね！そういう支援なら、私も嬉しいし、現地に実際に行ってみたくなりました。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">根本：</span></strong>ぜひよろしくお願いします。今回のザンビアの環境保護プロジェクトは、『地球村』さんが最初の支援者です。これを元に来年からの事業ができます。
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<span style="font-size: 120%; color: #0000ff"><strong>■　一等船客は二等船客へ</strong></span>
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>難民問題の本当の解決には、日本やアメリカなど豊かな国が、より豊かになることをやめなくてはならない。現状の「貧しい人を生み出す社会システム」を改めなければいけないと思います。一等船客（豊かすぎる人）に二等船客（ふつうの人）になってもらうことで、三等船客(貧しすぎる人)にも二等船客になれるのです。その大きな社会改革が私の願いです。環境問題も難民問題も結果であって、原因は経済にあるんだということを、多くの人に知ってもらいたい。それが『地球村』の願いです。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">根本：</span></strong>同感です。一等船客よりも三等船客の方が、いい笑顔をしていると思うんです。極限状態に置かれてもエネルギーがあってたくましいんです。でも一等船客の人たちはいつも不満げで&hellip;。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>そうですね。一等船客はいつも不満で不安だね。いつも、比較して、競争して、「もっともっと」と欲張っているから、いつまでたっても幸せになれない。日本では自殺が年間3万3000人。世界でワースト10、先進国では最悪だからね。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">根本：</span></strong>私は先日、プライベートで2週間、ブータンへトレッキングに行ったんですが、ブータンの人たちは非常にいい顔をしておりました。身の丈に合った幸せというものを、よく知っているなあと感じました。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>ブータンはGNH（国民総幸福）の国として注目されているから、私も一度行きたいなあ。
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<p>
<strong><span style="color: #ff6600">根本：</span></strong>キャンプ地がヤクの放牧地の中にあって、夜中にヤクの鼻息で起こされることもありました。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>ははは・・・それはヤクの方が驚いていますよ。自分たちの世界に人間が寝ているんだから。
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<p>
<strong><span style="color: #ff6600">根本：</span></strong>そうですね(笑)。まさに自然と共生する感覚を味わってきました。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #008000">高木：</span></strong>いい経験をしましたね。それでは、これからも日本UNHCR協会とは、よいパートナーシップを結んでいきたいと思います。よろしくお願いしますね。
</p>
<p>
<strong><span style="color: #ff6600">根本：</span></strong>こちらこそ末永くよろしくお願いいたします。いつもギリギリの活動費で動いております。みなさんのご支援、心よりお待ちしております。
</p>
<p>
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■ 国連難民支援　日本UNHCR協会<br />
　<a href="http://www.japanforunhcr.org/">http://www.japanforunhcr.org/</a>
</p>
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         <pubDate>Tue, 06 Jan 2009 11:48:37 +0900</pubDate>
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