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      <title>スペシャル対談</title>
      <link>http://www.chikyumura.org/about/conversation/</link>
      <description></description>
      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2012</copyright>
      <lastBuildDate>Sun, 01 Jan 2012 12:26:20 +0900</lastBuildDate>
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      <item>
         <title>2011年12月号　漫画家　山田玲司</title>
         <description><![CDATA[<p>
	<img alt="CIMG1533_s.jpg" class="mt-image-right" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/CIMG1533_s.jpg" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" width="250" /></p>
<p>
	チベットの高僧から歌舞伎町のホストまで、世界で最も多くの人に話を聞いている漫画家・山田玲司さんは、『<a href="http://www.zetsuyaku.net/pg187.html">絶望に効く薬</a>』や『<a href="http://www.zetsuyaku.net/pg185.html">ゼブラーマン</a>』などの漫画作品以外にも、『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4334034292/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&amp;tag=chikyumura-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=7399&amp;creativeASIN=4334034292">非属の才能</a>』『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4334035213/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&amp;tag=chikyumura-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=7399&amp;creativeASIN=4334035213">キラークエスチョン</a>』『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4061385054/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&amp;tag=chikyumura-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=7399&amp;creativeASIN=4061385054">資本主義卒業試験</a>』など、新書版による思想的な作品も次々発表しています。久しぶりの対談は、幸福論が語られました。</p>
<h4>
	この国は何かおかしい</h4>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　やあ、久しぶり！</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>山田</strong></span>　久しぶりです！何年ぶりでしょうね！</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　『<a href="http://www.zetsuyaku.net/pg187.html">絶望に効く薬</a>』の取材がきっかけで、ジョイント講演や、てんつくマンの「豪快な号外」に協力して以来だね。<br />
	じゃあ、まず知らない方のために、『<a href="http://www.zetsuyaku.net/pg187.html">絶望に効く薬</a>』の説明をお願いしようかなあ。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>山田</strong></span>　当時、一日に８９人が自殺するというデータを聞いて、「この国はおかしい。解決策を探そう。その答えを持っていそうな人に会って話を聴こう」ということで始まったのが『<a href="http://www.zetsuyaku.net/pg187.html">絶望に効く薬</a>』です。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　週刊『ヤングサンデー』の連載で若者たちに人気だったね。その関係では、何人に取材したの。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>山田</strong></span>　400人くらいです。みんなが幸せになれるヒントを持っていそうな方なら、宗教家、スポーツ選手、ホスト、ありとあらゆるジャンルの人に会いました。</p>
<p>
	<img alt="CIMG1490_s.jpg" class="mt-image-left" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/CIMG1490_s.jpg" style="float: left; margin: 0 20px 20px 0;" width="250" /></p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　『地球村』との出会いは、いかがでしたか。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>山田</strong></span>　衝撃的でした。環境には関心もあり、知識も持っているつもりでしたが、知らないことばかりでショックでした。高木さんの実践や生き様も衝撃でした。特にありがたいと思ったのは、具体的な実践を教えていただいたことです。温暖化などの環境問題にも、方向を明確に示していただきました。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　それはうれしいな。現在は、どんな仕事をされていますか。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>山田</strong></span>　社会的、哲学的なものは新書で書いています。あとは、ビッグコミックスピリッツで『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4091842542/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&amp;tag=chikyumura-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=7399&amp;creativeASIN=4091842542">美大受験戦記アリエネ</a>』、FLASHで『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4334976530/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&amp;tag=chikyumura-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=7399&amp;creativeASIN=4334976530">新・絶望に効く薬</a>』を連載しています。</p>
<h4>
	心が変われば社会も変わる</h4>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　最近の話題として、原発やＴＰＰについては、どんな認識ですか。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>山田</strong></span>　86年から、反原発の集会には行っていました。ただ、原発のことを漫画に描くことはタブーでしたから、雑誌社の方でも自粛していましたね。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　マスコミにはタブーはあるけど、雑誌社にもタブーがあるんだね。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>山田</strong></span>　原発は特にひどかったです。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　現在、変化は？</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>山田</strong></span>　事故後は、書けるようになりましたね。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　たくさん書いて、若者に発信してください。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>山田</strong></span>　僕の仕事は炭鉱のカナリアで、警告する役目だと思うんです。今は書店に行っても、「原発は危険」って本ばかりですし、福島の原発事故は悲惨でしたが、これから全国の原発は放っておいても止まると感じています。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　ええっ？ とんでもない！ 野田政権に変わってから原発再稼働、原発推進が表面化しているし、インド、ベトナムなどへの原発の技術協力や輸出協定などを進めたい、山口県上関原発の町長選挙でも推進派が勝利するなど、まずい方向に動いているよ。</p>
<p>
	山田さんには、｢原発｣の危険性や事実について、まだまだ書いてもらいたいなあ。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>山田</strong></span>　実は、温暖化の漫画を描いたとき、何をどう描けば、人を変えることができるのかと考えました。その結果、僕の仕事は、事実を伝えて動かすっていうのとは種類が違うのだと気付きました。もう少し深い部分、本質的な心の問題、哲学の問題、アートな領域が、僕の仕事だとわかってきたので、それを今後の仕事にしようと思っています。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　心の問題の方が大切だというのは私も同感だよ。私も講演や本を通して、そのことを伝えているよ。「人は何のために生まれて、どこへ行くのか」そこがわかったら、原発も環境破壊も経済戦争もなくなるはず。</p>
<p>
	「ＴＰＰという名のバスに乗り遅れるな」という愚かな話も出てこないはず。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>山田</strong></span>　そう思います。ＴＰＰは、グローバリズムの最後の悪あがきですよね。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　そう。しかし、そのことで、農業に限らず、医療、福祉、金融など、取り返しがつかないほどのダメージを受けると思う。未だにそれがわからない政治家や官僚は、愚かとしか言いようがない。</p>
<p>
	ところで山田さんの『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4061385054/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&amp;tag=chikyumura-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=7399&amp;creativeASIN=4061385054">資本主義卒業試験</a>』を読んだよ。あれは、いいアイデアだね。面白かった。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>山田</strong></span>　読んでいただきましたか。うれしいです。あれは、どうしても書きたかったテーマです。「成長では幸せになれない」「稼いだらダメだ」という逆転の思想が起こっていることを、もっと伝えたいし、楽しまないといけないと思ったんですよ。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　そうだね。人間は「万物の霊長」なんて威張っているけど、サルは人間のようなバカなことをしないから、サルの方が賢い。</p>
<p>
	一番賢いのは、十億年も絶滅せずに生き残っている単細胞生物だろうなあ。</p>
<h4>
	先代からの幸せを実感</h4>
<p>
	<img alt="CIMG1492_s.jpg" class="mt-image-right" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/CIMG1492_s.jpg" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" width="250" /></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 128, 0); "><strong>山田</strong></span>　ところで、高木さん。100年後はどうなっていると思いますか？</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>高木</strong></span>　現代文明は100年もたない。もっと早く終焉を迎える。</p>
<p>
	人口増加、食糧、エネルギーの枯渇で世界は一変。アメリカと中国の軍事的衝突で、人口は激減。2050年は江戸時代だろう。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>山田</strong></span>　そうですよね。70億人は養えないんですよね。僕が「みんなのために」って考えたとき、そこに矛盾が生じてしまうんです。公平な分配はできない&hellip;助けるって何だろうって思うんです。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>高木</strong></span>　だから、破局を迎えるまでにエコビレッジ（『地球村』、つまり自給自足のコミュニティ）を作らないといけないんだ。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>山田</strong></span>　私も、最小限の食べ物や、お金もない状況になっても幸せを感じる人になりたいし、そういう人間を増やしていきたいです。僕はその役に立ちたい。</p>
<p>
	浮世絵には、雨の絵や雪の絵も多いんです。枯山水も、枯れているのを愛でる精神性があったんです。先祖代々みんな詩人だったと思います。</p>
<p>
	今後、起こりうる惨劇に対して、肯定的に生きる心の準備をアートを通して伝えていきたいです。世の中が変わっても大丈夫だよと。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　めざすところは同じだね。ぜひまたジョイント講演をしよう。その時はよろしく。きょうはありがとう。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>山田</strong></span>　よろしくお願いします。</p>
<h4>
	<br />
	■山田玲司 公式サイト</h4>
<p>
	<strong><span style="font-size:120%;">「絶望に効く薬 on the web」<br />
	　<a href="http://www.zetsuyaku.net/">http://www.zetsuyaku.net/</a></span></strong></p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2012/01/01122620.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2012/01/01122620.html</guid>
        
        
          <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">山田玲司</category>
        
          <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">漫画家</category>
        
          <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">資本主義卒業試験</category>
        
         <pubDate>Sun, 01 Jan 2012 12:26:20 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>2011年12月号　里山ライフ研究所理事長　吉川宏一</title>
         <description><![CDATA[<p>
	<img alt="yosikawatakagi.jpg" class="mt-image-right" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/yosikawatakagi.jpg" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" width="250" /></p>
<p>
	建築家で空間プロデューサー、『地球村』の理事である吉川宏一さんは、滋賀県高島市で<a href="http://www.satoyamalife.org/">ソルビバ農園</a>を運営し、オーガニックレストランや里山カフェを提案してきました。</p>
<p>
	そして現在では、より多くの人たちが農的生活を楽しめるようにと、農地を解放して「みずそら（湖空）の里　自然農園」をスタートさせ、自然農による自給自足生活を呼びかけています。</p>
<p>
	<span class="Apple-style-span" style="font-weight: bold; ">不耕起の棚田作りスタート</span></p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　前回の対談から６年になりますね。その後の棚田の進展を教えていただけますか。</p>
<p>
	<span style="color:#ffa500;"><strong>吉川</strong></span>　高島市で耕作放棄田を開墾して、１町５反の棚田を始めました。</p>
<p>
	棚田は効率が悪いので、それだけでは食べていけません。</p>
<p>
	そこで、棚田の有機農法で作った食材を使うレストランとセットにすることで、食べていける農業を目指したんです。</p>
<p>
	次に農法を考え直しました。トラクターで田んぼを耕すと、ミミズが掘り出されて大量に死ぬんです。「それがいいんだ。ミミズがいる田んぼはいい田んぼだ」と有機農法の方はおっしゃるのですが、素人の私は、それがどうも気持ち悪くて。</p>
<p>
	そんな時、川口由一(よしかず)さんの本を読んで、自分の中で合点がいったんです。たまたまスタッフに<a href="http://iwazumi2000.cool.ne.jp/akamesizennoujuku/akame2.htm">赤目自然農塾</a>（川口さんの自然農法塾）に通っている人がいて、３年前にその方法でやってみたら、ちゃんとできたんです。</p>
<p>
	私も興味がわいてきて毎月１回１年間、赤目塾に通いました。そこで、「これはすごい！　これや！」と納得して、１町５反全部を不耕起でやり始めました。機械は全く使いません。使うのは、クワ、ノコギリガマ、スコップ、あとは自分の手だけです。</p>
<p>
	<img alt="takagi.jpg" class="mt-image-left" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/takagi.jpg" style="float: left; margin: 0 20px 20px 0;" width="250" /></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 128, 0); "><strong>高木</strong></span>　まさにローテクですね。それで収穫はいかがですか。</p>
<p>
	<strong><span style="color:#ffa500;">吉川</span></strong>　不耕起は、肥料を入れません。雑草を倒してそれが堆肥となって育つので、時間がかかるんですね。</p>
<p>
	うちで作っている大根や人参も、普通の３分の１くらいの大きさしかないです。ただ、耕さないので、不耕起なら週末だけの作業で済むんです。</p>
<p>
	以前、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E6%AD%A3%E4%BF%A1">福岡正信</a>さんが著書の中で、「国民皆農（こくみんかいのう）」ということを書いておられて、「国民がみんなで農業やればいい」というのです。</p>
<p>
	「そんなうまくいくかいな」と思っていたのですが、ほったらかしでいい不耕起なら、十分成り立つなと思いました。</p>
<h4>
	<strong>週末エコビレッジを作ろう</strong></h4>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　なるほど！　週末農家が増えれば、日本の自給率も上がっていくね！</p>
<p>
	<strong><span style="color:#ffa500;">吉川</span></strong>　１週間のうち５日働いて、週末は農業。週末に釣りに行って喜んでいた人が、大根を引き抜いて楽しむようになればいいだけです。</p>
<p>
	ソルビバ農園では、自分たちがエコビレッジとしてやっていけるだけの農地を残して、残りは「農業をやってみたい」という都会の人たちに開放することにしました。</p>
<p>
	それが「みずそらの里　自然農園」です。</p>
<p>
	ロシアには、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%A3">ダーチャ</a>という農園付週末住宅があるんです。</p>
<p>
	ソ連時代、土地は個人の所有にはなりませんでしたが、ダーチャだけは特区が認められたんです。モスクワ市民は週末そこへ行って農業をして過ごした。</p>
<p>
	ソ連が崩壊したときも、ダーチャのおかげで食いつなぐことができた。この仕組みを日本でやれたらいいのではないかと。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　ドイツにもそれとよく似た仕組み、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%B3">クラインガルテン</a>があるね。</p>
<p>
	<img alt="yosikawa.jpg" class="mt-image-right" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/yosikawa.jpg" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" width="250" /></p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 165, 0); "><strong>吉川</strong></span>　はい、日本の中山間地（平地以外の山間に及ぶ農業地域）では、どんどん高齢化で農業を辞めていっている。</p>
<p>
	かといって先祖代々の土地だから、売ったり貸したりはできない。</p>
<p>
	実は中山間地は非常に水がいいし、いい作物ができるんですけれど、ほったらかしになっている。</p>
<p>
	そこにダーチャを作れば、地代は入ってくるようになる。</p>
<p>
	建物はキャンピングカーのようなものなら法律面(建築法)でも大丈夫。週末版エコビレッジができれば、農業をやりたい人は潜在的にたくさんいますから、そういう人たちに喜ばれる。</p>
<p>
	中山間地を救うことにもなり、環境も守れる。いいことづくめです。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　すごい！　いいアイデアだあ！　打ち捨てられてきた田畑にとって起死回生のアイデアだね！</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 165, 0); "><strong>吉川</strong></span>　さらに、そこに老人施設を作ったらいいと思うんです。都会は土地が高いので老人施設が少なく順番待ちです。</p>
<p>
	都会ではなく、週末農園がある田舎に施設を作る。</p>
<p>
	すると、地方に雇用が増える。<br />
	自然農を指導するインストラクターも必要になる。<br />
	孫たちが週末遊びに来て一緒に畑作業をする。</p>
<p>
	経済的にも成り立ち、おもしろいことができるのではないかと思います。</p>
<p>
	一つ成功すれば、モデルケースとなって、日本のいろんなところで応用できるようになります。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　すごい！　いいね！　本当にいいと思う！成功例を作るために、私も応援するよ！</p>
<h4>
	「学ぶ」から「使う」へ</h4>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　他に何か取り組んでいることがあれば教えてもらえる？</p>
<p>
	<span style="color:#ffa500;"><strong>吉川</strong></span>　以前展開していたBar, isn&#39;t it？（バー・イズントイット）をiznt（イズント）として復活させようと思っています。</p>
<p>
	今回の震災で外国人がみんな帰国しちゃって帰ってこないんです。</p>
<p>
	日本に残っている人は、ほとんどが英語教師なんですが、不景気で学校もつぶれています。</p>
<p>
	そこで思いついたのですが、日本には、英語を習う人はたくさんいるのに、英語を使う機会がほとんどない。ラーニングイングリッシュの場はあっても、ユーズィングイングリッシュの場がないんです。</p>
<p>
	そこで、英語の先生を集めて、英語が使えるバーをコンセプトにしてみようと思っています。「外人バー」というのはあるのですが、ちょっとイメージが悪いでしょう？　そこで、一般の人が気軽に英語を楽しめる場所にできればと思っています。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　おもしろいなあ！　聞けば聞くほど、吉川さんはアイデアマンだね！</p>
<p>
	最後に、『地球村』の会員のみなさんに、何かメッセージがあればお願いします。</p>
<p>
	<img alt="ソルビバ.gif" class="mt-image-right" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/%E3%82%BD%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%90.gif" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" width="250" /></p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 165, 0); "><strong>吉川</strong></span>　高島市のソルビバ農園では、まだ６反の田畑が貸せますので、一緒に農業をしませんか。</p>
<p>
	赤目塾と同じやり方をしておりますので、自然農を勉強されたい方もどうぞいらしてください。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　農法のこと、週末農園のこと、店のこと、英語のこと、吉川さんのお話はアイデアいっぱいで楽しいですね。</p>
<p>
	今年、還暦だそうですが、まだまだフレッシュで若いね。</p>
<p>
	また、お話に来てください。</p>
<p>
	<span style="color:#ffa500;"><strong>吉川</strong></span>　いえいえ、こちらこそありがとうございました。</p>
<p>
	<strong>■ソルビバ農園</strong></p>
<p>
	<a href="http://www.satoyamalife.org/">http://www.satoyamalife.org/<br />
	</a></p>
<p>
	<strong>■iznt（神戸三宮で12月中旬オープン予定）</strong></p>
<p>
	<a href="http://iznt.net/">http://iznt.net/</a></p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2011/12/01111104.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2011/12/01111104.html</guid>
        
        
         <pubDate>Thu, 01 Dec 2011 11:11:04 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>2011年11月号　GNH研究所　平山修一さん</title>
         <description><![CDATA[<p>
	<img alt="1170s.jpg" class="mt-image-right" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/1170s.jpg" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" width="250" /></p>
<p>
	平山さんは、青年海外協力隊としてブータン王国に赴いた際、プナカ市の寺院の改修に尽力。</p>
<p>
	４年半前からは、タイ王国内務省地方自治体振興局に、国際協力機構長期専門家として勤務しています。</p>
<p>
	ブータンツアーの直前に、平山さんから「お会いしたい」とメールが届き、ブータンからの帰路、タイの空港で会うことができました。</p>
<p>
	<span class="Apple-style-span" style="font-weight: bold; ">ゾンを改修した日本人</span></p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　はじめまして。メールありがとう。やっとお会いできましたね。ブータン滞在中、通訳のジュルミさんから、プナカゾンの改修をした日本人建築家として、あなたのお名前を伺いました。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>平山</strong></span>　本当ですか。それはうれしいなあ。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　伝統あるゾンの改修に関わることになったのは、どんな経緯だったのですか。建築家であっても寺院建築が専門ではないのでしょう？</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>平山</strong></span>　私は長谷川工務店で施工関係の仕事をしていました。たまたま入社５年目に、青年海外協力隊（ＪＩＣＡ）に、会社在籍のまま参加できるという話があったので、応募したんです。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　大きい会社はそういうところがいいね。私もパナソニックに在籍のまま、『地球村』に出向していた時期があるんですよ。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>平山</strong></span>　それはすごいですね。私はニカラグアの職業訓練校の先生がやりたくて手を上げたのですが、ＪＩＣＡでは、「君は海が好きか」と聞かれて、「はい！」と答えたら、ブータンに派遣されたんです。</p>
<p>
	<img alt="1168s.jpg" class="mt-image-left" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/1168s.jpg" style="float: left; margin: 0 20px 20px 0;" width="250" /></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 128, 0); "><strong>高木</strong></span>　なんでやねん！（笑）</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0); "><strong>平山</strong></span>　そうなんです。まったく海がないブータンですから意味不明ですよね。それでブータンに赴任したら、ゾンの改修の話が出て、「建築家なら、なんとかできるだろう」と言われて、「やれと言われるならやります」ということで、引き受けました。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　おもしろいなあ。ジュルミさんは「平山さんが明かり取りの窓を作ってくれたおかげで、内部が明るくなりました」と話していましたよ。ブータン人に喜ばれる仕事ができてよかったですね。</p>
<h4>
	開発と破壊が進むブータン</h4>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　今回私たちは、西ブータンのパロ、ティンプー、プナカ辺りを回りました。首都ティンプーは開発ラッシュだったし、市内はゴミの投げ捨てが非常に多かったし、ゴミの処分は山の中に捨てるだけ、埋めるだけという乱暴なものでした。</p>
<p>
	ツアーの仲間は、桃源郷としてのブータンをイメージしていた人も多く、ショックを受けました。都会に人が集まり、地方と格差ができ、豊かさを求めて環境がどんどん破壊されていく、日本や他の先進国がたどった過ちを、ブータンも繰り返しそうな不安を感じました。平山さんはその辺り、どのように捉えていますか。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>平山</strong></span>　同感です。私が初めてブータンに行ったのは９３年ですが、当時はプラスチックもないし、何を捨てても土に還るものばかりでした。</p>
<p>
	その頃の癖が抜けないのかなと思います。彼らは今、消費文化に足を突っ込んだばかりですので、自分たちのお金で使い捨てをすることも楽しいのでしょうね。それを、先見の明を持って、何か言ってあげる人はいないのかなあと、少し残念に思います。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　そうですね。ダメなものはダメだと言ってあげる人が必要です。私も、しばらくブータンに通って、顧問をしたいと思うくらい、強い危惧を感じました。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>平山</strong></span>　ぜひ。彼らには、いいアドバイザーがいないんです。日本人が行っても、ほめ言葉ばかりで、本当に辛口の言葉を言う人がいないように思います。</p>
<p>
	私は５年くらい前から、辛口なことばかりいっています。それで、仮想空間として「ＧＮＨ研究所」を立ち上げたんです。</p>
<p>
	彼らに、いろいろキツイことを言わなくてはならないし、その返す刀で、日本も変わらなければならない。</p>
<p>
	日本が変わり、充実した生き方を見せてあげ、「実はブータンの考え方を取り入れたんだよ」と彼らに伝えることで、「そうか。俺たちの生き方が手本なのか」ということをやりたいなと思っているんです。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　それはいいですね。私も賛成です。平山さんに協力して、なんとかしたいなあ。</p>
<h4>
	子どもには何を残せるか</h4>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　ＧＮＨ研究所は、どれくらいの人数で、どんな仕事をしているのですか。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>平山</strong></span>　全体で研究員・会員を合わせて約100名（ブータン在住が４人）いて、その人たちで会合をもっています。活動としては、スタディツアーを行ったり、ブータンに関する本を作ったりしています。</p>
<p>
	<img alt="1166s.jpg" class="mt-image-right" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/1166s.jpg" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" width="250" /></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 128, 0); "><strong>高木</strong></span>　なるほど。私は、首都ティンプーのごみ処理や開発ラッシュに問題を感じますので、市役所の環境部に改善を働きかけたいと思っています。それとブータンの自然を守るために、ブータンの環境保護団体の支援も考えています。</p>
<p>
	平山さんやＧＮＨ研究所としては、今後どんなことを考えておられますか。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>平山</strong></span>　私は、これからは女性の力が大切だと思うんです。子どもたちはお母さんの姿を見ている。だからお母さんたちが「自分は子どもに何を残していけるか」という観点で立ちあがったらいいと思う。</p>
<p>
	こういう考え方は、先生の書かれたものを読んでわかったんです。原発にしても、自分が責任の持てないようなものを、将来の子ども世代に引き継ぐのはよくない。自分で処理できないものを子どもに残してどうなる。体を張ってでも止めないと。そういう観点で女性たちが立ちあがれるように、何かお手伝いをしてあげたいと思います。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　私も同感。ブータンは小さな国だけど、先進国がめざしてきたことのアンチテーゼとして成功したらいいと思う。</p>
<p>
	日本が間違ったままでは説得力がないから、日本の方向転換も働きかけないといけない。こういうブータンプロジェクトを強力に進めるために、ぜひ連携していきましょう。『地球村』とＧＮＨ研究所もリンクしましょう。</p>
<p>
	ところで、どうして私のブータン行きを知ったのですか。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>平山</strong></span>　先生のことは、愛知万博の頃、紹介してくださる人がいて、それ以来、本なども読ませていただいています。</p>
<p>
	今回のことは、毎日メルマガ（一日一善之）で知りました。毎朝メルマガを読んで、「きょうも一日がんばろう！」「今日も笑顔で！」と元気をいただいています。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　ああ、そうでしたか。お会いできて本当に楽しかった。ぜひ、虹の天使になってください。今後とも、よろしく！</p>
<h4>
	■ＧＮＨ研究所</h4>
<p>
	　<a href="http://www.gnh-study.com">http://www.gnh-study.com</a></p>
<p>
	著書に</p>
<p>
	「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4750320854/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&amp;tag=chikyumura-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=7399&amp;creativeASIN=4750320854">現代ブータンを知るための60章 エリア・スタディーズ</a><img alt="" border="0" height="1" src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=chikyumura-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4750320854" style="border:none !important; margin:0px !important;" width="1" />」</p>
<p>
	「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4576071726/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&amp;tag=chikyumura-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=7399&amp;creativeASIN=4576071726">美しい国ブータン (かに心書)</a><img alt="" border="0" height="1" src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=chikyumura-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4576071726" style="border:none !important; margin:0px !important;" width="1" />」</p>
<p>
	「ダワの巡礼」（11月中旬発売）など。</p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2011/11/01174707.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2011/11/01174707.html</guid>
        
        
         <pubDate>Tue, 01 Nov 2011 17:47:07 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>2011年10月号　NPO法人田んぼ　岩渕成紀さん</title>
         <description><![CDATA[<p>
	<img alt="IMGP1155.jpg" class="mt-image-right" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/IMGP1155.jpg" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" width="250" /></p>
<p>
	東日本大震災の復興支援の一つとして、『地球村』では５月よりボランティアバスツアーを実施しています。</p>
<p>
	第２回目のバスツアーから、宮城県のNPO法人田んぼが企画する田んぼの復興支援活動をお手伝いするようになりました。</p>
<p>
	理事長の岩渕さんは、2006年に自然と農業の共生を目指すNPO法人田んぼを立ち上げ、水田農業を基盤とした環境教育を実践されています。</p>
<h4>
	「ふゆみずたんぼ」で田んぼの再生を</h4>
<p>
	<strong>高木</strong>　被災地支援ボランティアではお世話になっています。</p>
<p>
	<strong>岩渕</strong>　こちらこそ、田んぼの復興支援を手伝っていただき心強く思います。</p>
<p>
	<strong>高木</strong>　以前はどのようなお仕事をされていたのですか。</p>
<p>
	<strong>岩渕</strong>　生物の教員や、博物館の学芸員をしました。49歳でNPOを立ち上げました。農業は知らないことも多かったのですが、最近は、少しずついろいろなことが見えてきました。</p>
<p>
	<strong>高木</strong>　私も農業は経験がありますが、伝統的農法や自然農法には多くの発見がありますね。</p>
<p>
	<strong>岩渕</strong>　私たちが行っているのは無施肥・無農薬のふゆみずたんぼです。</p>
<p>
	自然の中で有機物は循環していたはずで、長い歴史では、洪水や津波などで海の湾内にたまった有機物が畑や田圃に戻ることもあたり前であったと思います。</p>
<p>
	水田も、洪水や川の増水が自然のリズムの中で起きていたはずですが、ダムや護岸工事によって循環がストップしたので、人為的に、適度な攪乱を起こしてあげることも大切です。</p>
<p>
	子どもたちに水田で遊んでもらうという人間代掻き(しろかき・土を耕すこと)もそのひとつの方法です。</p>
<p>
	人間活動と生態系の力がうまく寄り添うことで田んぼが成り立っていると考えています。</p>
<p>
	<strong>高木</strong>　私も農業については、治水や護岸工事が土地の劣化を招き、ひいては文明の崩壊を招いたことを講演会で話しています。</p>
<p>
	<img alt="IMGP1136.jpg" class="mt-image-left" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/IMGP1136.jpg" style="float: left; margin: 0 20px 20px 0;" width="250" /></p>
<p>
	<strong>岩渕</strong>　蒲生（がもう）干潟という場所があるのですが、3月11日の東日本大震災の津波によって干潟が全て奪われてしまいました。</p>
<p>
	ほとんどの人が回復不可能と考えていたのですが、潮流が安定して戻ってくると、ラグーン（潟湖）が再生し、3ヶ月で汽水湖（淡水と海水が混じった水）が再生でき、干潟特有の生物が戻り始めてました。</p>
<p>
	私たちがこのようなもともと生態系が持っている力を使って地域の復興をおこなっていけば、最小限のエネルギーで、復元が可能になります。</p>
<p>
	今、日本全体で行われている復興は、大量のエネルギーを投資し、その結果として、持続不可能なものが多いように感じます。そのアンチテーゼとしてふゆみずたんぼによる田んぼの復元プロジェクトを行っています。</p>
<p>
	<strong>高木</strong>　今回の田んぼの復元プロジェクトはどのような計画をお持ちですか。</p>
<p>
	<strong>岩渕</strong>　今回の大震災で宮城県の水田のおよそ一割、12,685ヘクタールの水田が津波の被害を受けています。このうち、複数箇所の復元プロジェクトを行う計画をたてています。</p>
<p>
	気仙沼市の大谷では、瓦礫の除去も脱塩も終わりました。脱塩は真水を導入することで１００分の１の濃度まで減らすことができることを確認しました。現在でも、塩害なしに稲が順調に育っており、10月には無事稲刈りが行われることになっています。</p>
<p>
	南三陸町入谷は、『地球村』の支援の大型バスで多人数がおいでになり、田んぼの瓦礫撤去のお手伝いをしていただいています。ここでは、秋までにがれき除去を終え、冬のあいだじゅう田んぼに水を張る「ふゆみずたんぼ」を行うことで塩害を防ぐ方法を考えています。来年の秋には収穫が可能になります。そして、松島湾にある寒風沢島、石巻の渡波地域などの田んぼの復元も考えています。</p>
<h4>
	世界初！ラムサール指定の水田が誕生</h4>
<p>
	<strong>高木</strong>　「ふゆみずたんぼ」について教えて下さい。</p>
<p>
	<strong>岩渕</strong>　日本のほとんどの田んぼは冬の間水を抜いて乾田にしています。それは大型機械を入れて、農作業を効率化することのみを考えた工業的考え方です。</p>
<p>
	しかし、その結果、田んぼを乾かすことで菌が死に、それに深く関係していた越冬生物も少なくなります。生物多様性が減少し、生態系が単純化してしまいます。</p>
<p>
	冬の間、田んぼに水を残すことで、菌やイトミミズなどが生き残ったり、渡り鳥が来たりして、有機物が冬の間も循環し続けます。</p>
<p>
	春には、とろとろの有機物の栄養層が田んぼの表面にできて、それが雑草を抑える働きをします。</p>
<p>
	<strong>高木</strong>　なるほど、よくわかりました。乾田化してしまった日本の田んぼは、生物の視点から見ると砂漠化と同じですから、年中湿地にしたほうがいいのですね。</p>
<p>
	<strong>岩渕</strong>　そうです。田んぼは、熱帯雨林やサンゴ礁とも変わらない豊かな生物相をつくることができます。</p>
<p>
	私達は、湿地保護のための国際条約であるラムサール条約に湿地と水田を一緒に含めて登録するように働きかけ、2005年には「蕪栗沼・周辺水田」が水田という名前のついた世界で初めてのラムサール指定地が誕生しました。</p>
<p>
	持続可能な姿でエネルギー投入が少なく、生産性の高い水田は、ほとんどが通年湛水を前提とした技術です。</p>
<p>
	<strong>高木</strong>　ラムサール指定の水田は珍しいですね。</p>
<p>
	<strong>岩渕</strong>　世界中でここだけです。</p>
<p>
	渡り鳥のマガンは、日中は田んぼで落籾を採食するので、周辺の田んぼも農薬汚染ができるだけ無い状態にするために、蕪栗沼だけの登録ではなく沼と田んぼとセットで登録したかったのです。</p>
<p>
	多くの農家の方々の協力を得ながら、広大な水田を含むエリアの登録ができたことは奇跡的なできごとだと思っています。</p>
<p>
	<strong>高木</strong>　ふゆみずたんぼは、田んぼもまた生きもののようであると考えるならば当たり前の考え方ですね。今後の計画やビジョンを教えて下さい。</p>
<p>
	<img alt="IMGP1153.jpg" class="mt-image-right" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/IMGP1153.jpg" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" width="250" /></p>
<p>
	<strong>岩渕</strong>　海水をかぶった水田は、脱塩のために冬は水を入れて置くことの大切さを呼びかけようと思っています。</p>
<p>
	また、少しずつ農薬を減らすように声かけをし、最終的には無農薬で栽培できるように働きかけようとしています。</p>
<p>
	また、一般的に日本やってくる台風は巨大化する傾向があり、高潮による田んぼの塩害が増える可能性が増えています。そこで、水田の脱塩のための技術は大切だと考えています。ふゆみずたんぼを利用した脱塩技術による田んぼの復元は、そのための良い先行事例になると考えています。</p>
<h4>
	買い支えることで食の流通が変わる</h4>
<p>
	<strong>高木</strong>　『地球村』の会員の人たちに呼びかけたいことがあれば、どうぞ。</p>
<p>
	<strong>岩渕</strong>　バスツアーに来ていただいた人にも、募金をしていただいた人にも、毎日食べる一杯のお米30円が、60円になったとしても「福幸米（復興米）」として米を買うことで田んぼの復興支えてもらいたいですね。</p>
<p>
	高い米でもその意義を理解し、買い支えることで流通が変わり、農家も安心してお米を作ってもらえるようになります。</p>
<p>
	ほんものの食料という価値を考えれば、それは決して高いものではありません。　</p>
<p>
	被災した地域の営みが復元しないとほんとうの復興とは言えないと思うんです。</p>
<p>
	そこに住む人達が、そこにもともとあった産業を基盤に、ごく当たり前の小さな幸せを自覚ながら生活していくような復興を支援したいですね。</p>
<p>
	<strong>高木</strong>　私たちも被災地へお米を届ける「応援米」を行っています。ぜひ、「福幸米（復興米）」も「応援米」も成功させるようにしましょう。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	■<a href="http://www.geocities.jp/npotambo/">NPO法人田んぼ</a>の活動はこちらをご覧下さい。</p>
<p>
	福幸米の詳細については<a href="http://www.tohoku-saikou.jp/touhokusaikoubank.html">東北サイコウ銀行プロジェクト</a>を参照ください。</p>
<p>
	応援米の詳細は『地球村』サイトの<a href="http://www.chikyumura.org/earthquake/2011/ouenmai.html">応援米プロジェクト</a>を参照ください。</p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2011/10/05152210.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2011/10/05152210.html</guid>
        
        
         <pubDate>Wed, 05 Oct 2011 15:22:10 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>2011年9月号3　協和交易㈱　横井義一さん</title>
         <description><![CDATA[<p>
	<img alt="DSC00612s.jpg" class="mt-image-right" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/DSC00612s.jpg" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" width="250" /></p>
<p>
	名古屋市にある協和交易株式会社は、昨年創業５０周年を迎えて、「美しい地球と平和な世界を求めて」を２１世紀のモットーとして、中国と貿易を行っています。</p>
<p>
	社長の横井さんは、『地球村』の考え方を参考に経営をすすめ、今年３．１１をきっかけに、企業として「脱原発宣言」を発信しました。</p>
<h4>
	ワークショップでオーバーホール</h4>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　こんにちは、今日はよろしくお願いします。出会いはいつごろでしたでしょうか。</p>
<p>
	<strong><span style="color:#ff8c00;">横井</span></strong>　９７年の７月から『地球村通信』を読んでおりますので、その数カ月前に初めて講演会に行きました。</p>
<p>
	最初はワンデイセミナーで、そこから数年間は講演会の追っかけをして、２００１年からは、『地球村』のテーマをお借りして「美しい地球と平和な社会を求めて」というメッセージを、年賀状に入れさせていただいております。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　最初の講演会はいかがでしたか。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>横井</strong></span>　まず、ビックリしました。自分が現実をいかに知らなかったか、事実がここまでひどいことになっていることに、衝撃を受けました。</p>
<p>
	すぐに会社で、裏紙、再生紙を使うよう指示し、再生紙ボックスを設置して古紙回収に回すよう徹底しました。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　その時に個人会員になって、今は企業会員ですが、そのきっかけは経営塾ですか。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>横井</strong></span>　通信や本を読んでいて、いつかはワークショップに出たいという思いを持っておりました。ようやく２年前、四条畷で行われた経営塾に参加しました。</p>
<p>
	<img alt="DSC00608s.jpg" class="mt-image-left" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/DSC00608s.jpg" style="float: left; margin: 0 20px 20px 0;" width="250" /></p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　ワークショップはいかがでしたか。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>横井</strong></span>　自分なりには、高木さんのおっしゃるポイントを押さえているつもりでいたんですけれど、会場でご挨拶をしたとき、「今日はオーバーホール(※)ですね」とズバリといわれてショックでした。</p>
<p>
	でも２日間終えてみて、「本当にオーバーホールだったな」と思いました。気付きをたくさんいただきました。</p>
<p>
	(※) 機械などを分解しての点検や掃除、修理。転じて心身のメンテナンスの意味でも使用される。</p>
<h4>
	企業として脱原発宣言</h4>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　そこからの変化はいかがですか。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>横井</strong></span>　それまでも、個人としては『地球村』の考え方や生き方を意識していましたが、それを会社でも浸透させなくちゃいけないと思うようになりました。社内会議でも、『地球村通信』のコピーを渡して、共通の話題にするようになりました。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　それはうれしいです。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>横井</strong></span>　エアコンをあまり使わずに、扇風機を併用する事を10年以上前から取り組んできました。</p>
<p>
	この社屋は、５年前に４５周年記念で建てたのですが、窓をどうするかで建築家と相当やりあいました。</p>
<p>
	普通のオフィスは腰まで壁で、その上が窓、という形が多いと思うのですが、窓を広く取り、風通しをよくした上で、断熱材を通常よりも多く入れ、外壁にはすだれを掛ける金具を取り付けておきました。</p>
<p>
	今では、電力会社の社長さんの方から「よしずやすだれを使って、節電にご協力ください」とお願いされる時代になりました。すだれに下げた風鈴の音色が、実に気持ちいいですよ。</p>
<p>
	「すだれ」や「よしず」は、我社の長年の輸入商品でもありますが、将来にわたって大切にしていかなければならない商品だと思います。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　今年、「脱原発宣言」をされましたね。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>横井</strong></span>　はい。３．１１の後、社内会議を重ねて決めました。</p>
<p>
	普通、社内会議といえば、「業績をどうしたら上げることができるか」が一番のテーマだと思いますが、うちは、社会問題や環境問題をテーマにすることが多いのです。</p>
<p>
	人間としてレベルアップすれば、いい仕事ができるようになるし、その結果として業績もついてくると思うのです。イタリアで国民投票が行われ、圧倒的多数で脱原発が可決されたことも話題にしました。</p>
<p>
	「みんな、どう思う？」というと、「とてもいいことだ」「原発はいらない」というので、「それじゃ、協和交易も脱原発宣言をする会社だと名乗ったらどうだろう」というと、皆が賛成してくれました。</p>
<p>
	ちょうどお中元の時期でしたので、高木さんに文案のアドバイスをいただいてご挨拶文を作成し、お中元に添えて脱原発を宣言しました。その節は、ありがとうございました。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　どういたしまして。よく宣言されましたね。</p>
<div style="border:#666666 1px double;padding:10px">
	　　お客様各位
	<p>
		弊社 協和交易㈱は、「脱原発企業」を宣言します。<br />
		私たちは、今回の大震災や原発事故をきっかけに、<br />
		社内で多くの勉強を重ねてまいりました。<br />
		そして、下記のことに気付かされました。</p>
	<p>
		１．原発事故は、他の事故とは比較にならない<br />
		　　長期に広範囲に大きな被害をもたらすこと</p>
	<p>
		２．多くの国が脱原発に向かっていること、<br />
		　　日本もそれが可能であること</p>
	<p>
		３．脱原発には、市民や企業がその決意と<br />
		　　意思表示をすることが必要であること</p>
	<p>
		そして先日の会議で、全員一致で「脱原発企業」<br />
		宣言をすることにしました。安全で幸せな社会<br />
		創りに貢献できる企業として努力してまいります。</p>
	<p style="text-align: right; ">
		　　　　　　　　　　<br />
		平成２３年６月吉日<br />
		協和交易株式会社 社長 横井義一</p>
</div>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>横井</strong></span>　長い目で見たら、原発はやめるしかありません。今度の震災でその実態がはっきりしたので、宣言を出してよかったなと思います。</p>
<p>
	数社から「横井さん、よくここまで出したね」と電話をいただきました。</p>
<h4>
	社員が幸せである会社に</h4>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　では最後に、これからの目標について教えてもらえますか。</p>
<p>
	<img alt="DSC00611s.jpg" class="mt-image-right" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/DSC00611s.jpg" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" width="250" /></p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>横井</strong></span>　会社のためではなく、よい社会を作るために行動する社員を育てていきたいと思います。社員は家族ですから、幸せになってほしいんです。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　この会社は、世間から見たらうらやましい会社だと思いますよ。社長が社員を家族として考え、業績よりも人間として幸せになってほしいと考えています。</p>
<p>
	本当はそれが当たり前。「オーケストラ指揮法」にあるように、コンクールで勝つことが目的ではなく、団員みんなが幸せになることを目指せば、結果はついてくるもの。</p>
<p>
	そして、社員が幸せになることが社長の幸せです。そういう社長の思いを社員のみなさんが理解できれば、いつ社長が引退しても会社は大丈夫、誰が継いでも安泰です。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>横井</strong></span>　過分なお言葉をいただき恐縮です。私もバトンタッチが必要な年代になっていますので、今すぐにはわからないかもしれないけれど、種を撒いておきたい気持ちです。これからもご指導ください。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　こちらこそ。また講演に呼んでください。</p>
<p>
	■協和交易株式会社<br />
	　<a href="http://www.kyowatrading.jp/">http://www.kyowatrading.jp/</a></p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2011/09/01110747.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2011/09/01110747.html</guid>
        
        
         <pubDate>Thu, 01 Sep 2011 11:07:47 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>2011年9月号2　ボランティア山形副代表　丸山弘志さん　ボラよね新聞編集長　伊藤範さん</title>
         <description><![CDATA[<p>
	<img alt="036s.jpg" class="mt-image-right" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/036s.jpg" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" width="250" /></p>
<p>
	３・１１の震災で山形県米沢市に避難した方々に、笑顔がたくさん掲載された「ボラよね新聞」が配られ、勇気と希望を届けています。</p>
<p>
	新聞の発行は、ライターでカメラマンで舞台役者でと、たくさんの顔を持つ伊藤さん(写真右)と、阪神大震災の恩返しにと、山形入りした丸山さんが担当しています。</p>
<p>
	『地球村』の震災復興支援金から「ボラよね新聞」に支援が行われたこともあり、米沢市で鼎談(ていだん、3人で話すこと)が行われました。</p>
<h4>
	<span class="Apple-style-span" style="font-weight: bold; ">阪神大震災の恩返しを</span></h4>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　丸山さん、久しぶりだね。伊藤さんははじめまして。よろしくお願いします。丸山さんとは、長～いお付き合いだけど、出会いはいつごろだっけ。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>丸山</strong></span>　９３年です。まだ数人で高木さんの講演が聴けた贅沢な時代でした。知人から紹介を受けて、神戸で初めて高木さんの講演を聴きました。</p>
<p>
	テーマはオゾン層でしたが、「これは凄い話だ。凄い人だ」と衝撃を受けて、講演が終わってからお話をさせていただきました。それが出会いです。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　１８年もたったんだね。ところで、なぜ山形でボランティアのリーダーを？</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>丸山</strong></span>　実は阪神大震災の時、山形から生活クラブの当時専務理事だった、井上肇さんが神戸にボランティアに駆けつけてくださったんです。</p>
<p>
	１０人くらいでバンに乗って来られ、２年間に渡ってさまざまなご支援をいただきました。</p>
<p>
	その時、井上さんはボランティアたちに「助けてやるんだと思うな。そういう驕りは必ず態度に出る。我々は被災地から学ぶんだ。神戸から学ばせてもらう気持ちであたれ」と、伝えたと聞きました。</p>
<p>
	<img alt="028s.jpg" class="mt-image-left" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/028s.jpg" style="float: left; margin: 0 20px 20px 0;" width="250" /></p>
<p>
	その井上さんから、３月１１日の震災の後、「福島から避難者が米沢に来ているので、手伝ってくれないか」と連絡が来たんです。</p>
<p>
	米沢市営体育館が避難所になっていたのですが、そこのコーディネートをする人材が必要だということで、阪神大震災で被災した経験を持つ私に声がかかったというわけです。</p>
<p>
	私としては、阪神大震災のご恩返しの意味もあって、山形に馳せ参じました。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　なるほど。そういう事情でしたか。頼む方も、受ける方も、その判断、すごいね！いつから？</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>丸山</strong></span>　３月１６日です。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　すごい！本当に、すぐに駆けつけたんだね！</p>
<h4>
	避難する全ての人に届けたい</h4>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　それでは、「ボラよね新聞」について話してくれますか。</p>
<p>
	どんな経緯で始まったのですか。これは、伊藤さんに伺ったほうがいいかな。</p>
<p>
	<span style="color:#00f;"><strong>伊藤</strong></span>　生活クラブやまがた常務理事の松本由美子さんが「避難者への情報が行き届かないと不安になるのではないか、紙ベースで情報を定期的に届けられないか」と「避難者への新聞」の企画が持ち上がりました。</p>
<p>
	この相談を持ち込まれた米沢日報の成澤社長が私を推薦してくれたのでした。</p>
<p>
	当初、体育館には６００人の入所者がおられましたので、２人で１部見てもらう計算で３００部刷りました。週２回のペースで発行を始めて、現在２５号まで来ています。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　避難所で配っているわけですか。</p>
<p>
	<span style="color:#00f;"><strong>伊藤</strong></span>　最初は避難所で配っていましたが、避難者のみなさんが、だんだん市営住宅や雇用促進住宅、旅館などに分かれて暮らせるようになっていきましたので、新聞を支援センターに設置したり、配布の体制を作ったりしています。</p>
<p>
	<img alt="019s.jpg" class="mt-image-right" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/019s.jpg" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" width="250" /></p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　部数はだんだん減っていったわけですか。</p>
<p>
	<span style="color:#00f;"><strong>伊藤</strong></span>　いいえ。現在は１５００部です。米沢市には２５００人の避難者がいらっしゃるというので、できればその全ての人たちに届けたいという思いで作っています。</p>
<p>
	避難者の「今」や「心」を伝えると共に、避難していない人にもアピールできる内容にしたいと考えて編集しています。東北６県にも発信していますし、これからサイトの方も充実させて、社会的なアピールもしていきたいと考えています。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　私は「ボラよね新聞」のことは、NHKのテレビで知りました。</p>
<p>
	「これはいい！支援しよう！」と思って、すぐに連絡を取りました。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>丸山</strong></span>　NHKの番組は、東北だけの放映と聞いていたので、いつの間にか全国版で流れ、高木さんのお目に止まっていたことにびっくりしました。</p>
<p>
	突然、高木さんからお電話をいただき、即決で支援をいただきました。とてもありがたく思っています。</p>
<h4>
	被災地から新たな社会を</h4>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　今後の予定について教えてもらえますか。</p>
<p>
	<span style="color:#00f;"><strong>伊藤</strong></span>　福島県は合唱王国ということで、音楽が盛んだそうです。そこで、避難者と地元のメンバーで「置賜（おいたま）オールスターズ」という合唱団の結成を考えています。</p>
<p>
	地元に、ラーメン屋の親父にしてダンサー・シンガー・プロデューサーの加藤さんという方がおられるので、オリジナル曲を作って、紅白を目指そうかなんて話もしています。</p>
<p>
	それは冗談にしても、９月の「上杉まつり」での初披露を目指してがんばります。「社会を変えていこう」という思いを、音楽で伝えられたらすばらしいのではないかと思います。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　実は、私は長く合唱や合唱指揮をしてきたから、機会があれば合唱指導させてもらおうかな(笑）。</p>
<p>
	丸山さんは、まだしばらくはこちらで？</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>丸山</strong></span>　はい。被災された方の自立を支援する組織、「日本復興支援機構」といったものを立ち上げようとしているところなんです。</p>
<p>
	人は、やっぱり誰かの役に立って、生きがいを感じて、それで幸せになれるものだと思います。</p>
<p>
	一日中やることもなく話す相手もない、そんな生活ではおかしくなってしまいます。</p>
<p>
	復興のために必要な仕事、瓦礫の撤去や地域の再生などを、コーディネートしていけたらと考えています。</p>
<p>
	<img alt="014s.jpg" class="mt-image-right" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/014s.jpg" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" width="250" /></p>
<p>
	福島県の場合は、これまでにない形の被害を受けています。放射能からどのようにして立ち直ればいいのか、何ができるのか、私にもわからないのですが、もう少し行く末を見届けないと帰るわけにいきません。</p>
<p>
	神戸のご恩を返すと同時に、この東北から、新しい社会を作っていきたいという気持ちで、関わらせていただくつもりです。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　素晴らしい決意だね。長～いお付き合いの丸山さんの決意だから応援したい。なにかあったら、遠慮なく相談してください。</p>
<p>
	■ボラよね新聞WEB版<a href="http://volu88.jp/"><img alt="img20110717094544.gif" class="mt-image-none" height="85" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/img20110717094544.gif" width="500" /></a></p>
<p>
	　</p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2011/09/01104515.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2011/09/01104515.html</guid>
        
        
         <pubDate>Thu, 01 Sep 2011 10:45:15 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>2011年9月号１　飯舘村　村長　菅野典雄さん</title>
         <description><![CDATA[<p>
	<img alt="021s.jpg" class="mt-image-right" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/021s.jpg" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" width="250" /></p>
<p>
	「手間暇惜しまず、丁寧に、心を込めて、相手を思いやる」という意味の&ldquo;までい&rdquo;な生活文化が、今なお残る福島県飯館村は、「日本で最も美しい村連合」に加盟し、豊かな村づくりを進めていました。</p>
<p>
	しかし、福島原発事故の放射能漏れで、全村が計画的避難指示区域に&hellip;。</p>
<p>
	美しい村を襲った突然の悲劇を前に、村人とコミュニティを守るため、奮闘する菅野村長を訪ねてきました。</p>
<h4>
	物言う女性が村を変える</h4>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　はじめまして。飯館村の本『までいの力』を読ませていただきました。（書籍リンクはページ下部にあります）&nbsp;<img alt="" border="0" height="1" src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4904418093" style="border:none !important; margin:0px !important;" width="1" /> 素晴らしい挑戦に驚きましたので、村長さんにぜひお会いしたいと思っておりました。どんな想いでこの村を作られたのかお聞きしたいし、微力ですが支援もしたいと思っています。</p>
<p>
	<strong><span style="color:#ff8c00;">菅野</span></strong>　そうですか。それはありがとうございます。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　菅野さんはどういった経緯で村長に？</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>菅野</strong></span>　元々は酪農家です。昭和６１年に「自分たちの村をよくしよう」という３０～４０代の若者たちで『夢想塾』を作り、初代塾長になりました。</p>
<p>
	平成元年からは嘱託で公民館館長になって、若妻をヨーロッパに派遣する「若妻の翼」に関わらせていただいたのが、一つの人生の転機でした。<br />
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　関わったとは。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>菅野</strong></span>　夢想塾で、正月早々に大きな夢を語る「ホラ吹き大会」というのがあって、農家のお嫁さんを海外に出そうというのはホラの一つでした。前の村長の選挙を手伝ったときに、公約に押し上げ、実現しました。</p>
<p>
	５年間で９１人の女性たちをヨーロッパに派遣しました。普通は、１年目に若妻だったら、次は青年、次はお年寄りと、派遣対象を変えていくことが、役所としての公平公正というものなのかもしれませんが、いろいろ言われても一切耳を貸さず、女性たちをヨーロッパに出しました。</p>
<p>
	<img alt="012s.jpg" class="mt-image-left" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/012s.jpg" style="float: left; margin: 0 20px 20px 0;" width="250" /></p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	女性はチャンスが与えられればどんどん伸びます。それまで言いたいことも言えなかった女性が、人前で自分の考えを話せるようになり、今では全国各地で講演をしている人までいます。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	「公平公正にやらない」ことで、人は育つのだと思います。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　ユニークですね。その無茶な考え方は、どこから生まれてきたのでしょうか。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>菅野</strong></span>　「個」という考え方を、夢想塾で勉強したんですよ。村長になったときも「これからは『個の尊重』を大切にする時代だ」と言ったら、「『この村長』を大切にしろとはどういうことだ」と叱られましたが。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　あっはは。おもしろい方だなあ。</p>
<h4>
	「個の尊重」を大切に</h4>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>菅野</strong></span>　６０００人の村人一人ひとりを「個」として捉えているから、ハーフチケット制度なんかもできるわけなんです。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　ハーフチケット制度って何ですか。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>菅野</strong></span>　たとえば、文化ホールを隣の村が作ればうちも作る、そして経費がかかる、稼働率が問題になるといったことが起きる。そこで、「東京に遊びに行って歌舞伎を観てきた場合など、半券を持ってくれば村が半額出しますよ」という制度を作りました。</p>
<p>
	普通、役所というのは、個人にはお金を出さないんですよ。何かあれば、組織を作れって話になる。</p>
<p>
	でもこれからの時代は、一人ひとりが輝かないと、村も自治体も輝けないと思うので、個を大切にした事業を行ってきました。</p>
<p>
	「若妻の翼」でも、「戻ってきた嫁が口答えをする。出歩くようになった。不良嫁になった」と役所にクレームも来ましたが、私はむしろ、「もっともっと騒ぎなさい」と応援していました。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　すべて、これまでとは逆なんですね。よくリコールされずに、村長を１４、５年続けてこられましたね。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>菅野</strong></span>　厳しい選挙もくぐってきていますよ。一度は合併問題があって、村長選で決着をつけました。でもあの時、合併していたら、今度の原発事故で、村は空中分解していたのではないかと思います。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　現在は、どうなっていますか。６０００人の村人はどこへ。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>菅野</strong></span>　国は、避難先として遠方の他県を提案してきましたが、私は村から１時間以内の場所だと言いました。</p>
<p>
	なぜ１時間以内かというと、通勤を延ばすだけで仕事を辞めないで済む、子どもたちも転校させずに済む可能性もある、バラバラになった家族が週末だけでも会うことができる、そう考えて徹底的に１時間にこだわりました。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　一番たくさん村人が避難したのはどこですか。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>菅野</strong></span>　福島市です。３５００人ほどが避難しました。５、６カ所の仮設住宅、あとは個人の住宅に入っているという状況です。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　こうして、福島市飯野町役場の中に飯館村役場の出張所があるわけですが、こちらでは、主に福島市に越した人たちをお世話しているのでしょうか。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>菅野</strong></span>　いいえ、村人６０００人全員が対象です。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　そうですか、それは大変でしょう。</p>
<h4>
	「２年で帰る」を心の支えに</h4>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　『地球村』では、被災地に無料でお米を届けようという「応援米プロジェクト」を立ち上げて、１０００俵のお米を確保しようとしています。飯館村へもお米の支援をさせていただきましょうか。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>菅野</strong></span>　それはありがたいです。現在、うちの村は一切、米を作れなくなりました。これまで、自前でお米を作ってきた人たち全員、米なしの生活になります。お米の支援はありがたいと思います。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　ではお米がとれてから、具体的にご相談しましょう。あと、人手の方はいかがですか。何かお困りのことは？</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>菅野</strong></span>　津波の被害と違って、うちの場合は放射能なので、手伝っていただくことはないんですよ。</p>
<p>
	ただし、できることがないわけではありません。この前も大学の先生がいらして「何をすればいいのか」というので、「学生さんたちがパソコンを持ってきて、年寄りの話を聞いてくれて、自分史作りのお手伝いをしてくれたら、みんな大喜びです」と答えましたが、「人間のフォロー」をしていただけたらうれしいです。</p>
<p>
	<img alt="005s.jpg" class="mt-image-right" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/005s.jpg" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" width="250" /></p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　なるほど。たとえば「傾聴ボランティア」ですね。それは生きがいになるでしょう。ところで、難しい状況ですが、復興について、どのような見通しを立てておられますか。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>菅野</strong></span>　年内はこのままですが、来年が勝負でしょう。２年で一部を戻させるつもりでいます。国がダメだといっても。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　心づよい言葉ですね。実現を願っています。</p>
<p>
	<strong><span style="color:#ff8c00;">菅野</span></strong>　復興の原点は、そこに住んでいる人たちが自分の故郷を思う気持ち、家族を思う気持ち、農地や牛を思う気持ち、そうした思いを活かすことだと思います。その方が、国も我々も助かるし、保証金も少なくて済む。</p>
<p>
	だからもっと自治体に裁量権をくださいという話をしています。</p>
<p>
	裁量権をもらうということは、住民と喧嘩もしなくちゃいけないんですよ。喧嘩をしようにも、国は住民の心がわからないでしょう？</p>
<p>
	だったら現場の私たちに苦労を分けてはどうかというのです。</p>
<p>
	こんな大変な時に首長になったというのは運命ですから、もう苦労するしかないんです。今この状況では、全員が賛成する話なんてあるはずありません。半分が賛成なら半分は反対だし、バッシングもありますが、住民と向き合っていくしかないんです。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　本当に大変ですね。お米ができる頃、またお伺いします。これからもできる支援をしたいと思います。村長さんもお体に気をつけてがんばってください。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>菅野</strong></span>　ありがとうございます。今度、本が出るんです。よかったら、みなさん、読んでください。</p>
<p>
	<iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" scrolling="no" src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&amp;bc1=000000&amp;IS2=1&amp;bg1=FFFFFF&amp;fc1=000000&amp;lc1=0000FF&amp;t=chikyumura-22&amp;o=9&amp;p=8&amp;l=as4&amp;m=amazon&amp;f=ifr&amp;ref=ss_til&amp;asins=4904418093" style="width:120px;height:240px;"></iframe> <iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" scrolling="no" src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&amp;bc1=000000&amp;IS2=1&amp;bg1=FFFFFF&amp;fc1=000000&amp;lc1=0000FF&amp;t=chikyumura-22&amp;o=9&amp;p=8&amp;l=as4&amp;m=amazon&amp;f=ifr&amp;ref=ss_til&amp;asins=4847060393" style="width:120px;height:240px;"></iframe></p>
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         <link>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2011/09/01003656.html</link>
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         <pubDate>Thu, 01 Sep 2011 00:36:56 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>2011年8月号 ASFLORA 代表　佐藤卓司さん</title>
         <description><![CDATA[<p>
	<img alt="IMGP2615.jpg" class="mt-image-right" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/IMGP2615.jpg" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" width="250" /></p>
<p>
	ブラジルのベレン市に本部を持つＡＳＦＬＯＲＡ（アスフローラ）は、２月に高木代表がアマゾン視察に訪れた際、現地でお世話になったＮＧＯです。</p>
<p>
	代表の佐藤さんと意気投合し、今後の支援協力を約束、協働事業として「地球村の森」がスタートしました。４月末には、地元の子どもたちがＡＳＦＬＯＲＡの植林環境プログラムに参加し、「地球村の森」に植樹をしてくれました。</p>
<h4>
	子どもたちに環境教育を</h4>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　その節は大変お世話になりました。まずは、佐藤さんのアスフローラの活動を、簡単にご紹介いただけますか。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>佐藤</strong></span>　一番力を入れているのは環境教育です。森作りにしても、森を作るだけではなく、守っていかなければならない。その環境意識教育を、子どもたちを対象に行っています。子どもたちに教えることは、一番成果が出るし、将来に結び付くことなんです。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　永大産業（住宅設備メーカー：佐藤さんの元の勤務先）の時代からやっていたのですか？</p>
<p>
	<strong><span style="color:#ff8c00;">佐藤</span></strong>　そうですね。最初、永大ブラジル（子会社）でＮＧＯを作ったんです。当初は従業員や家族、植林地の周りの人たちを招いて、環境教育と植林を始めたのですが、子どもたちを招待するのがいいなあと思って。</p>
<p>
	２００４年に私は会社を辞めたのですが、ＮＧＯを続ける人がいないというので、「じゃあ、ＮＧＯを社外に出して私がやります」ということになって、現在の形になりました。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　環境教育がプロジェクトの第１号とすると、第２号プロジェクトはなんですか。</p>
<p>
	<img alt="IMGP2585.jpg" class="mt-image-left" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/IMGP2585.jpg" style="float: left; margin: 0 20px 20px 0;" width="250" /></p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>佐藤</strong></span>　２つ目は森づくりです。植樹祭をやって、宮脇方式（土地本来の森作りの達人、宮脇昭先生の提唱する混植・密植型植樹）で植えています。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　最初から宮脇方式を採用したのですか。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>佐藤</strong></span>　そうです。永大ブラジルは三菱商事との合弁で始まったのですが、９１年に三菱商事が宮脇先生をお招きして、画期的な方法だからやってみようということになって、９２年から宮脇方式の植林を始めました。今年で２０年目になります。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　そうでしたか。２０年目といえば、『地球村』もちょうど今年が２０周年なんですよ。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>佐藤</strong></span>　それは互いにちょうど、いい節目にお知り合いになれましたね。</p>
<h4>
	森を守りたい人を増やします</h4>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　教育と植林、その他にはどんな活動を。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>佐藤</strong></span>　森を守るためには、生活のために森に入ってきて森を切り開く開拓農民の生活も守らなくちゃいけないというわけで始めたのが、アグロフォーレストリィ（森林農業）システム支援プロジェクトです。</p>
<p>
	開拓農民は、いわば不法侵入者なんですが、いろんな人がいて、農業を真面目にやりたい気持ちを持っている人たちもいるんです。そこで、熱帯アマゾンでも持続できるような農業ができるよう手伝おうという活動です。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　ああ、あれはたまらなかったなあ！佐藤さんが、開拓農民と仲良くしていて、子どもたちを抱き上げて「大きくなったなぁ～」なんて声をかけているのを見て、涙が出そうになりましたよ！</p>
<p>
	今年は森林年でもありますし、アスフローラとしても、森作りに力を入れていくのですか。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>佐藤</strong></span>　いえ、今まで通り続けていきます。「森の劇」を通して森を守る気持ちを伝えているのですが、以前参加した学校からまた来てほしいといった要望がたくさん来ているんです。</p>
<div style="float:right;">
	<img alt="image016.jpg" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/image016.jpg" style=" margin: 0 0 20px 20px;" width="150" /> <img alt="image016.jpg" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/image026.jpg" style=" margin: 0 0 20px 20px;" width="150" /> <img alt="image016.jpg" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/image040.jpg" style=" margin: 0 0 20px 20px;" width="150" /> <br style="clear:both;" />
	▲森の精が現れて、森を守ることの大切さ、植林の意義を伝えてくれる劇。
	<p>
		&nbsp;</p>
</div>
<p>
	環境教育がなければ、今まで植えたところも風前の灯になります。木を植えると、みんな森が残ると思っちゃうんだけど、土地っていうのは、一寸先はどうなるかわからないんです。そんなとき、森の大切さへの理解や、「皆伐、乱伐はだめ」という世論があれば守ることができます。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　法律的には「伐採禁止」でしょう？</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>佐藤</strong></span>　その通りです。８割残せという厳しい法規があります。しかし地元の人は、生活のためには開拓も仕方がない&hellip;と融通を利かせてしまう場合が多いんです。どこで調和を保つかが難しい。</p>
<p>
	できない法律を押しつけるから、余計、融通を利かせなくちゃいけなくなるし、その融通もどこまで利かせるかが監督官の権限になってしまうから、賄賂も発生するし、それがブラジルの一番悪いところですね。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　昔から、森林伐採では流血の歴史がありましたね。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>佐藤</strong></span>　今の大統領は女性で、今までよりもしっかりしてきた気がします。これで、だんだんよくなるのかもしれないなあと思っています。</p>
<h4>
	自然エネルギーを推進しましょう</h4>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　ところで、日本のニュース、たとえば原発のことはどのくらいご存じですか。</p>
<p>
	<img alt="IMGP2543.jpg" class="mt-image-right" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/IMGP2543.jpg" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" width="250" /></p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>佐藤</strong></span>　私はどっちかというと技術優先だったから、そんなに危ないものじゃないと思ってきました。</p>
<p>
	でも今回のことで、原発は大事故が起きてしまったら取り返しがつかないものだとわかりました。でも高木さんは前から反対してこられた。それはどういうところから感じとっていたんですか。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　そうですね。大学では専攻が物理学だったことや、京都大学の原子力研究所に実習に行っていた経験がありましたから、原子力や原発は到底人間がコントロールできるものではないと確信していました。なにしろ当時も、京都大学の原子力研究所では原発反対の学者が揃っていました。</p>
<p>
	今回も地震後、制御棒は挿入されたのですが、挿入されたら原子炉は停止すると思っていますよね。でも停止ではなくアイドリング状態なんです。</p>
<p>
	自動車もアイドリング状態でラジエーターから冷却水が抜けたらエンジンは焼けますよね。今回の事故は、地震で圧力容器が大破&rArr;冷却水が流出&rArr;炉心が露出&rArr;メルトダウン&rArr;水素爆発&rArr;大量の放射性物質を放出。わずか1週間でアメリカから欧州へと全世界に広がったのです。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>佐藤</strong></span>　そうなんですか。大変なことなんですね。自然エネルギーにすぐに替われるものじゃないし。エネルギーを使い過ぎているってことですか。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　使い過ぎももちろんあります。でも今年、全世界で原子力の発電量と、自然エネルギーの発電量は、逆転したんですよ。日本はまだたったの１％ですが。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>佐藤</strong></span>　日本は、地熱がたくさんあるんでしょ。それが利用できないのは、温泉法と自然公園法と聞きましたが。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　地熱も小型水力も風力も必要ですが、それを妨げているのが原子力を推進する国策です。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>佐藤</strong></span>　そうなんですか！</p>
<p>
	<strong><span style="color:#008000;">高木</span></strong>　『地球村』サイトに<a href="http://www.chikyumura.org/earthquake/2011/5.html">「５分で分かる！原発がいらない理由</a>」というページがありますのでごらんください。驚くべき事実、恐るべき真相が書いてあります。</p>
<p>
	佐藤さんとは、これからも協力し合って森のことをやっていきたいと思っています。ぜひよろしくお願いします。</p>
<p>
	■ASFLORA（アマゾン森林友の協会）<br />
	　<a href="http://asflora.org/jp/">http://asflora.org/jp/</a></p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2011/08/01225202.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2011/08/01225202.html</guid>
        
        
         <pubDate>Mon, 01 Aug 2011 22:52:02 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>2011年7月号 イラスト・劇画・漫画「とみアート」とみ新蔵さん</title>
         <description><![CDATA[<p>
	<img alt="IMGP2210.jpg" class="mt-image-right" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/IMGP2210.jpg" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" width="250" /></p>
<p>
	とみさんは、月刊誌「乱」などで、時代劇画を描いている劇画家さん。代表作は、『鉄門海上人伝』『魔界転生』『柳生連也武芸帖』『薩南示現流』など多数あります。宗教家の家庭に生まれ育ったとみさんは、宗教学や哲学を探求する中で原始仏教と出会い、『マンガで読み解く「仏教」のはじまり』などの著作も発表しています。高木代表との出会いは１３年前にさかのぼり&hellip;。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<h4>
	本当の幸せと幸せのようなもの</h4>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　お久しぶりですね。私たちの出会いはいつごろのことでしたか。</p>
<p>
	<strong><span style="color:#00f;">とみ</span></strong>　１３年前になります。友人から、高木さんの「地球は今」のビデオテープを送ってもらったのがきっかけで、それから講演会にも通わせていただくようになりました。環境問題には関心を持っていましたが、高木さんのお話は、心の問題にも触れていることがうれしくて、「この人の話は凄い！」ってことでビデオテープをテーマ別に１１本購入して、それをいろんな友人にダビングして送付しました。その人の関心に合わせて、「この人には『地球は今』と『オーケストラ指揮法』を。あの人には『究極の幸せ』と『生物種の絶滅』を」とか、いろいろ工夫してダビングしました。２００本くらいダビングしましたから、講演をほぼ暗記しました。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　そんなに見ていただけましたか。</p>
<p>
	<img alt="IMGP2192.jpg" class="mt-image-right" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/IMGP2192.jpg" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" width="250" /></p>
<p>
	<span style="color:#00f;"><strong>とみ</strong></span>　はい。中でも僕が一番感動したのは、『本当の幸せ』と『幸せのようなもの』という表現です。これには驚きました。人間は、みんなが幸せについて考えて来ましたが、勘違いした幸せを探究してきた歴史が長く続いています。世界でも、いろんな哲学者・宗教家・思想家たちが、色々に追求してきましたが、ここまでわかりやすく説明した人は初めてで、僕が知る限り、歴史上一人もおりません。</p>
<p>
	そして「本当の幸せと幸せのようなもの」という明快な区分けに、実は反論できる人はどこにもいないものです。この話を初めて聞いたとき、正直、涙が出て、僕も人に伝えたいと思いました。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　私は、交通事故で寝たきりの１年間で、「人は何のために生まれてきたのか」「自分とは何か」「どこから来てどこへ行くのか」など、数々の命題を考え抜きました。そこで「本当の幸せとは」という命題にも答えが出たのですが、「幸せっていろいろあるよ」「人によって違うよ」「価値観が違うし」「みんなの幸せなんか無理だから、まずは個人が幸せにならないと」といわれて、それをどう整理してわかりやすく伝えたらいいか、そこはやはりすごく悩みました。考えて考えて、やっといきついた表現が「本当の幸せと幸せのようなもの」だったのです。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<h4>
	「ようなもの」は「違うもの」のこと</h4>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<span style="color:#0000cd;"><strong>とみ</strong></span>　これは人間の本質的な真理だと思います。これに反論する人は、申し訳ないけれど、深く物事を考えていない人ですね。深く思案すれば、誰もが「本当の幸せ」への悟りに到達するはずなんです。そう考える人が、このごろちょっと増えてきたように感じます。残念ながらこの日本には、まだ「ようなもの」を探求する人々もいますけどね。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　価値観を変える人は増えてきています。今回の震災も、「幸せのようなもの」を手放す、一つのきっかけになるかもしれないと思います。</p>
<p>
	<span style="color:#0000cd;"><strong>とみ</strong></span>　これからは、多くの人が『地球村』的価値観になっていくと思います。また、ならざるを得ないと思います。「幸せのようなもの」を求めると、ますます個人も社会も不幸せになるからです。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　幸せのような社会、便利なような社会など、「ような」がついているときは、それはニセモノです。「ような」は「違う」という意味なんです。ここがわかれば、「本当の幸せ」がわかります。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<h4>
	劇画を通して本当の幸せを伝えたい</h4>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木</strong></span>　とみさんは、時代物の劇画を描かれているんですよね。</p>
<p>
	<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 205); "><strong>とみ</strong></span>　そうです。まあ、江戸時代は、改良の余地はたくさんありますが、持続可能な社会だなあと思います。</p>
<p>
	<img alt="IMGP2182.jpg" class="mt-image-left" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/IMGP2182.jpg" style="float: left; margin: 0 20px 20px 0;" width="250" /></p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 128, 0); "><strong>高木</strong></span>　戦争もなく２６０年続いたというのは、すばらしいですよね。不平等はありましたが、自給自足の社会だったのですから。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 205); "><strong>とみ</strong></span>　巨大な貿易がなかった時代です。人類は巨大な貿易をやったらいけないと思います。高木さんのお話を聞いたとき、それが腹に落ちました。</p>
<p>
	<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 128, 0); "><strong>高木</strong></span>　僕も江戸時代はすごいと思います。１００点満点ではないにしても、９０点以上だと思います。</p>
<p>
	<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 205); "><strong>とみ</strong></span>　たしかに９０点でしょうね。高木さんの講演で、持続可能な暮らしとして農村風景の写真が出てきますでしょう？　あの風景は懐かしいですね。小さい頃、おふくろが釜でご飯を炊いていて、僕も手伝いましたよ。ああいった暮らしのが幸せなのだと、今の人たちは忘れてしまっただけだと思います。</p>
<p>
	<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 128, 0); "><strong>高木</strong></span>　とみさんのお仕事は、それを劇画でわかりやすく伝えることですね。主に、どんな作品を描かれているのですか。</p>
<p>
	<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 205); "><strong>とみ</strong></span>　侍もの、剣術ものが主な仕事なんですが、それ以外に、自分が世界に伝えたい仕事ってありますよね。昭和史や原始の仏教などの作品が、お金にならなくとも、自分の生きる目的として描いた作品です。本当の幸せ社会の実現には、こういう要素も必要だという思いで描きました。</p>
<p>
	<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 128, 0); "><strong>高木</strong></span>　なるほど。真理を伝える仕事は大切ですね。</p>
<p>
	私もこうした事実を伝えているのですが、誤解されたり、攻撃されたりすることがあります。私が述べていることは事実なのですが、おそらく、自分が攻撃されている、自分の価値観や生活を否定されていると思われるからなのでしょうね。</p>
<p>
	<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 205); "><strong>とみ</strong></span>　人はその人の意識や価値観の中でしか物事を観ないですから。高木さんがそういう世俗を超えちゃった人だと理解できない人もいるものです。</p>
<p>
	<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 128, 0); "><strong>高木</strong></span>　モノは持てば持つほど心が貧しくなり、事実が見えなくなります。手放せば手放すほど、自由になり、多くが見えてきます。</p>
<p>
	とみさんにはこれからも語り部として、私と共に「本当の幸せ」を伝えていってほしいと思っています。</p>
<p>
	<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 205); "><strong>とみ</strong></span>　ぜひとも、いろんな形で伝えていきたいと思っています。</p>
<p>
	<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 128, 0); "><strong>高木</strong></span>　私も年齢的には、（あとどのくらいできるのかな）と思うこともありますが、最期まで精いっぱいやりますので、共にがんばりましょう。</p>
<p>
	<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 205); "><strong>とみ</strong></span>　そうさせていただきます。</p>
<p>
	<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 128, 0); "><strong>高木</strong></span>　では、今後の予定を教えていただけますか。</p>
<p>
	<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 205); "><strong>とみ</strong></span>　僕は物書きですから、「原始の仏教」のようなものをこれからも伝えていきたいです。宗教は、たった４、５千年前に始まったもので、悲しいけれど真理ではなく、多くの宗教は迷信ですから、そこから解脱することも、本当の幸せにつながるルートの一つではないか思います。生まれてきた意味、本来の生きる目的を知るきっかけに、僕の本が役立つなら、とてもうれしいことです。</p>
<p>
	<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 128, 0); "><strong>高木</strong></span>　今日は本当にありがとうございました。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<iframe frameborder="0" marginheight="0" marginwidth="0" scrolling="no" src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&amp;bc1=000000&amp;IS2=1&amp;bg1=FFFFFF&amp;fc1=000000&amp;lc1=0000FF&amp;t=chikyumura-22&amp;o=9&amp;p=8&amp;l=as4&amp;m=amazon&amp;f=ifr&amp;ref=ss_til&amp;asins=4569771467" style="width:120px;height:240px;"></iframe></p>
<p>
	■とみ新蔵ブログ</p>
<p>
	<a href="http://hiratomi.exblog.jp/">http://hiratomi.exblog.jp/</a></p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2011/07/12160146.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2011/07/12160146.html</guid>
        
        
         <pubDate>Tue, 12 Jul 2011 16:01:46 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>2011年6月号 菊水酒造㈱社長　高澤大介さん</title>
         <description><![CDATA[<p>
	<img align="right" alt="菊水酒造㈱社長" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/051.JPG" width="250" />在新潟県新発田市にある日本酒メーカー「菊水」の五代目社長高澤さんは、青年会議所時代に高木さんの講演会を主催したことがきっかけで、『地球村』の企業会員になりました。</p>
<p>
	「より良い酒を追求し豊かなくらしを創造する」を経営理念に、「菊水日本酒文化研究所」の創設、Ｒｅボトル（空き瓶の再利用）の導入など、さまざまな取り組みを始めています。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<h4>
	自分と世界は一蓮托生</h4>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<strong><span style="color:#008000;">高木:</span></strong>　お久しぶりです。初めておじゃましましたが、ここはすばらしく美しい環境ですね。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>高澤:</strong></span>　ありがとうございます。おいでいただき光栄です。</p>
<p>
	<strong><span style="color:#008000;">高木:</span></strong>　出会いはいつごろになりますか。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>高澤:</strong></span>　１５年ほど前に、船井幸雄さんと先生のジョイント講演会を聴きに行ったのが出会いです。９７年、新発田青年会議所の理事長をやることになったとき「ぜひ、この先生の講演会を開きたい！」と思って、大阪にある事務局まで訪ねて行きました。その時、幸運にも先生に直接お会いできて、「必ず満席にしてくださいね」と念を押されたことや、幕が上がったときの満席の会場&hellip;今でも忘れられません。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木:</strong></span>　そこから、何か変化はありましたか。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>高澤:</strong></span>　それまでも、世の中の役に立ちたい想いは漠然と持っていましたが、講演を伺って、自分の生き方は世界とつながっていて、何かあったときは一蓮托生、世界全体に影響が出るんだという示唆をいただきました。そこから、この地球に対して何ができるんだろうか、日本の環境に対して何ができるんだろうかということを深く考えるようになりました。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木:</strong></span>　それはうれしいですね。では｢非対立｣についてはどうですか。怒りや対立は減りましたか。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<img align="right" alt="" height="199" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/039s.jpg" width="300" /></p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>高澤:</strong></span>　腹が立つときは、自分に原因があることに気付きました。自分が原因なのにそれを認めようとせず、人に責任を転嫁して「おまえのせいだ」と考えることが怒りなんだと思うんです。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木:</strong></span>　その気付きは大きいですね。今度ぜひ経営塾にいらっしゃい。腹を立てるのも自分、腹を立てずにいられるのも自分なんだということが、はっきりつかめますよ。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;">高澤:</span>　それはぜひ伺いたいと思います。</p>
<h4>
	捨てられる瓶をＲｅボトルに</h4>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木:</strong></span>　では、菊水さんが始めた話題の「Ｒｅボトル」について教えてください。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>高澤:</strong></span>　一升瓶はご存じのように元々リユースボトルで、回収して再利用されているのですが、小瓶はほとんどが使い捨てされています。回収して溶かして再利用するにしても、新たなエネルギーを使うわけで、これはもったいないことだと思います。９７年に先生の講演を伺って以降、会社の事業活動を通じて何かできないかと考えていたときに、３００ｍｌの小瓶が使い捨てられているのを見て、もう一回使える仕組みを作ろうとして始めたのが「Ｒｅボトル」です。</p>
<p>
	さらにもっとできることはないかとデータを調べてみたら、テーブルワインがよく売れていて、推計ですが日本で年間８億本が輸入されボトルがゴミになっているというのです。だったらそのワインボトルもそのまま再利用しようじゃないかと始めたのが「KIKUSUI Style Bottle（スタイルボトル）」です。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木:</strong></span>　いろいろな色、いろいろな形のワインボトルに、そのまま詰めてしまうという発想はおもしろいですね。反対はありませんでしたか。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>高澤:</strong></span>　まず、社内から反対されました。瓶の形状や大きさが違うし、コルクもあればスクリューキャップもあるし、規格品ではないのですべて手作業になってしまうのです。でも、まずは手間暇かけてやってみようよということで始めました。昨年１０月に発売を始めて、おかげさまで好評をいただいております。お客さまに喜んでいただけたことが励みになって、今ではみんな楽しみながら作業してくれています。実はですね、ワインボトルは容量が微妙に違っていて７２０ｍｌもあれば７５０ｍｌもあるんです。詰めるお酒の量は一定にしたらいいんじゃないかとか、値段を変えたらいいんじゃないかとかいろいろ提案が出ましたが、面倒なので瓶に合わせただけ詰めて同価格で売ることにしました。当然、750ｍｌ瓶から売れていきますが、「グラス一杯の幸せ」（おまけ）ということで、それはそれで楽しいかなと思っています。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木:</strong></span>　その方がますますおもしろいし、ヒットすると思いますよ。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<h4>
	日本酒文化の研究と継承を</h4>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木:</strong></span>　菊水日本酒文化研究所という棟にお招きいただきましたが、こちらは何をするところですか。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>高澤:</strong></span>　私どもの経営理念は「より良い酒を追求し豊かなくらしを創造する」でして、我々は酒を造ることを目的にしているわけではなく、酒を造ってお客様に楽しんでもらう、和んでもらう、喜んでもらう、幸せを感じてもらうことを目的にしようと考えています。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木:</strong></span>　なるほど。それはいいなあ。</p>
<p>
	<strong><span style="color:#ff8c00;">高澤:</span></strong>　それにお酒っていうのは本来、飲むと愉快になったり、楽しくなったり、ほっとしたりする飲み物で、我々はそういったものを造ることに携わっているわけですから、お酒に付随してきた文化、習慣、遊び、伝統、嗜みなども発信しながら、おいしいお酒を飲んでもらうことを提案していきたいのです。それがこの研究所を作った目的です。日本酒を切り口にして、文化的な資料を集めています。まだ一般には公開していないのですが、いずれはお客様に楽しんでいただけるご提案ができるよう、研究を深めていきます。<img align="left" alt="" height="200" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/PR_01.jpg" width="300" /></p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木:</strong></span>　お酒の文化は奥が深いのでしょうね。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>高澤:</strong></span>　環境面でいえば、日本酒はとてもエコでした。一升瓶もそうですし、その前は「通い徳利」でした。個々のおうちで徳利を持っていたんです。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木:</strong></span>　昔、「たぬきが徳利持って酒買いに～」っていうわらべ歌があったんですよ。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong>高澤:</strong></span>　それです。マイ徳利を持って酒屋さんに行き、樽から直接、酒を分けてもらっていたんです。だから捨てるものなんか一切なかったんです。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木:</strong></span>　ぜひ復興させたい文化ですね。では最後に、社長として今後の夢を語っていただけますか。</p>
<p>
	<span style="color:#ff8c00;"><strong><img align="left" alt="菊水酒造㈱高澤さん" height="199" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/023s.jpg" width="300" />高澤:</strong></span>　第一にはお客様に喜んでもらうこと。「お前のところの酒がないと、世の中つまらんぞ」といってもらえるようになりたいと思います。次には、卸店さん、小売店さん、飲食店さんなどのパートナーさんに必要とされ、喜んでもらえるようになること。さらに、出た利益は、自社のためだけではなく社会貢献のために使っていくこと。そして、これは先生のオーケストラ指揮法で学んだことですが、最高の演奏は演奏者の幸せの中から生まれてくると思うので、造っている我々社員も幸せになっていくこと。この４つの目標で、バランスの取れた会社にしていきたいです。</p>
<p>
	<span style="color:#008000;"><strong>高木:</strong></span>　なるほど。よくわかりました。この素晴らしい場所を生かした様々なイベントが可能ですね。私もアイデアがありますし、ぜひ講演したいです。</p>
<p>
	ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。</p>
<p>
	<strong><span style="color:#ff8c00;">高澤:</span></strong>　はい、わかりました。今日はこちらにおいでいただき、本当にありがとうございました。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	■菊水酒造株式会社</p>
<p>
	新潟県新発田市大字島潟750番地</p>
<p>
	Ｔｅｌ　0254‐24-5111</p>
<p>
	<a href="http://www.kikusui-sake.com">http://www.kikusui-sake.com</a></p>
<script id="cke_actscrpt" type="text/javascript">window.onload = function(){window.parent.CKEDITOR._["contentDomReadyeditor-content-textarea"]( window );}</script>]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2011/06/01115350.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2011/06/01115350.html</guid>
        
        
         <pubDate>Wed, 01 Jun 2011 11:53:50 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>2011年5月号 ピアニスト　池宮正信</title>
         <description><![CDATA[<p>
	<img alt="IMGP0802cut.jpg" class="mt-image-right" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/IMGP0802cut.jpg" style="float: right; margin: 0pt 0pt 20px 20px; width: 200px; height: 181px;" />在米生活５０年、ラグタイムのトップピアニストとして活躍する池宮さん。１９８０年からは、メイン州で自ら創設したアーカディ音楽祭で音楽監督を務めました。現在は、長年住み慣れたニューヨークからメイン州に居を移して森の中の家に住み、有機野菜・有機果樹作り、ソーラーエネルギー、コンポスト利用などで、自給自足のライフスタイルを送りながら音楽活動を行っています。<br />
	<br />
	<br />
	&nbsp;<br />
	<span style="font-size: 120%;"><strong><span style="color: rgb(0, 0, 255);">音楽を通じて平和を&hellip;</span></strong></span><br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>『地球村』事務局にお越しいただき、ありがとうございます。まずは出会いからお伺いします。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>池宮：</strong></span>国連で講演されたときに、初めて聴かせていただきました。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>というと、２０００年か２００１年ですね。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>池宮：</strong></span>２００１年かな。９.１１の前でした。私は当時ニューヨークのマンハッタンに何十年と住んでいて、平和運動にも興味があって平和コンサートも開いていました。国連には、一般市民のオーガニゼーション（機関）があって、そこのメンバーでもあったので、国連の中にも入れたし、いろんな議会にも行けたんです。そんなとき、「日本から環境ＮＧＯの人が来ていて講演するよ」というので聴きに行きました。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>講演はいかがでしたか。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>池宮：</strong></span>すごくショックでした。環境のことを実際にここまで突き詰めて、説得力のある講演をされる方を初めて見ました。日本にも年に１回くらい帰ってきますから、それからは、その度に高木さんの講演を聴かせてもらうようになりました。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>何度かお会いしましたね。ところで、平和コンサートとはどういったものですか。<br />
	<br />
	池宮：メイン州で、有志でアーカディ音楽祭というのを開いていたのですが、冷戦終結の翌年、そこにレニングラード少年合唱団を招きました。彼らにはホームステイしてもらって、ハートのつながりをつくろうという音楽イベントでした。一度会ったことがある人が住む国には爆弾を落とせなくなるでしょう？　そういう草の根的な平和運動として開いていました。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>素晴らしい発想ですね。いつ頃からですか。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>池宮：</strong></span>１９８０年に始めたんです。その前から、いつも夏だけメイン州に行っていました。最初は納屋で始めた小さなコンサートが、教会コンサートになって、ニューヨークフィルやボストンシンフォニーの奏者を招くようなハイレベルのコンサートになってきて、世界各国から音楽家を呼べるようになっていきました。そして徐々にサポートしてくれる人たちが集まってきて、自然発生的に音楽祭になっていったんです。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>素晴らしいですね。池宮さんの「やりたい！」という気持ちに応えて、「サポートしたい！」という人たちが集まったのでしょうね。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>池宮：</strong></span>高木さんもそういう気持ちでやっておられるから、みんなサポートしたいんでしょうね。</p>
<p>
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 0, 255);"><strong><span style="font-size: 120%;">メイン州で自給自足生活スタート</span></strong></span><br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>その後、その場所（メイン州）に住むことになったのですね。『地球村』の影響もありましたか。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>池宮：</strong></span>そうなんです。特に本を読ませていただいて、今の価値観で突き進んだら、必ず破滅に向かう、すべてを犠牲にするような生き方はしたくないと考えるようになりました。そこで、メイン州の豊かな自然の中でエコ生活をしようと決めました。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>メイン州とは、どんなところですか。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>池宮：</strong></span>ニューヨークからは車で１０時間くらい。カナダとの国境で、自然の豊かなところです。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>奥様も移住には賛成でしたか。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>池宮：</strong></span>はい、はじめから『地球村』の講演会に行くのも、本を読むのも一緒でしたから。メイン州にはエコ生活をしている人がいっぱいいることもわかり、毎年夏に行っていたので土地もあったんです。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>どのくらいの広さですか。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>池宮：</strong></span>３．５エーカー（１エーカーは０．４ヘクタール）です。森もあるので全部使えるわけじゃなくて、３分の１くらいが畑です。そこで自然農法で果実のなる木を育てています。りんご、梨、桃、栗、梅、プラム、びわ、チェリー、いちじく、レモン、キウイ、いろんなものを植えています。自給自足で、買い物をしないで済む生活を目指しているんです。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>数軒の農家が組めば大丈夫ですよ。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>池宮：</strong></span>そうなんです。「うちはカボチャがいっぱいできたから」「うちはトマトがいっぱいできたから」と、農家同士で協力し合っています。あとは、秋に採れた根菜類や調理した保存食を、地下貯蔵室で保存もしています。人に環境のことを伝えようにも、自分で実行していなかったら説得力がないでしょう。だから、できるだけ再生可能なエネルギーを使おうと思って、薪でクッキングもしています。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>ソーラークッカーもお勧めですよ。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>池宮：</strong></span>そうそう！　もちろん使っていますよ。</p>
<p>
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 0, 255);"><strong><span style="font-size: 120%;">みなさん、野菜を育てましょう！</span></strong></span><br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>アメリカには「道の駅」のような、地元農産物の直売所はありますか。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>池宮：</strong></span>あります。ファーマーズマーケットっていうんです。直接、ファーマーから買うんですよ。ファーマーたちも有機栽培を誇りにしていて、自分の名前を出してアピールしています。私も殺虫剤をかけないで果実や野菜を作っていますから、虫食いの穴もあるんです。虫が食べるくらい安全ということで、できるだけ多めに作って、ホームレスシェルターやフードバンク（寄附を受けた食物を生活困窮者に配給する団体）に寄付したり、炊き出しに持っていったりします。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>炊き出しもあるんですか。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>池宮：</strong></span>ありますよ。どんなに小さな町にもあるんです。誰がやるというより、「見ちゃいられないから」という人がいれば、その話を聞いた人が「うちにカボチャがゴロゴロしているから寄付するよ」という話になって、炊き出しが始まるんです。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>それはすばらしい！<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>池宮：</strong></span>私たちも野菜を持っていって、みんなと一緒に食事もしてきます。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>一緒に食事も！　それは楽しいですね。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>池宮：</strong></span>みんなが家族のような感じで楽しいですよ。食事をしながら、私もピアノも弾くようになって、そのうち地元の人たちが集まってきて、「ギターでフォークソングを歌いたい」と、まるでタレントショーのようになったり、私のコンサートに来てくれたりして。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>それは感動だなあ&hellip;。では最後に、池宮さんから会員さんへメッセージをお願いします。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>池宮：</strong></span>みなさん、野菜を育てましょう！　うちの母は生前、高木さんの講演を聴きに行って「できることから始めてください」といわれたといって、生ゴミを庭に埋めることを始めたんです。すると三つ葉やカボチャが勝手に生えてきて、それを「すごく美味しいから」と近所の人たちにも分けて、「幸せが広がった」と喜んでいたんです。そんなことでもいいですから、土いじりを始めてみてください。自分で作った野菜は美味しいし、環境にもいいし、お勧めです！<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>あの～ピアニストとしてのメッセージは？<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>池宮：</strong></span>私はジャズの源流であるラグタイムを弾くピアニストです。コンサートでは、少しでも地球村のメッセージを知って頂きたいと、演奏の合間に環境や平和についてトークや映像でお客様に楽しく伝えようとしています。是非お越し下さい。スケジュールはホームページをご覧になって下さい。<br />
	<br />
	<span style="font-size: 120%;"><strong>★2011年　来日コンサートスケジュール<br />
	</strong></span></p>
<p>
	<span style="font-size: 120%;"><strong>　3月13日（日）　岡山県倉敷市　15時開演<br />
	　3月14日（月）　兵庫県姫路市　19時開演<br />
	</strong></span></p>
<p>
	<span style="font-size: 120%;"><strong><span><span>　詳細：<a href="http://www.ikemiya-masanobu.com" target="_blank">ピアニスト池宮正信ＷｅｂＳｉｔｅ</a></span></span></strong></span></p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2011/03/10154937.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2011/03/10154937.html</guid>
        
        
         <pubDate>Thu, 10 Mar 2011 15:49:37 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>2011年3月号 テラ・ルネッサンス　創設者 鬼丸昌也、理事長 小川真吾</title>
         <description><![CDATA[<p>
	<img alt="IMGP0333_200px.jpg" class="mt-image-right" height="150" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/IMGP0333_200px.jpg" style="float: right; margin: 0pt 0pt 20px 20px;" width="200" />「地雷・小型武器・子ども兵」の分野で、独自の国際支援活動を行っている「NPO法人テラ・ルネッサンス」。特に、子ども兵の問題を日本に初めて認知させた功績は大きく、若者が立ち上げて成功を収めているNPOとして、注目を浴びています。そんなテラルネの創設者である鬼丸さん（31）と、理事長に就任した小川さん（35）は、「僕らは高木さんの影響がとても大きい」と口を揃えます。さて3人のお話は&hellip;？</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<strong><span style="font-size: 120%;"><span style="color: rgb(0, 0, 255);">■『地球村』のMMが僕らの出発点</span></span></strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>今日はようこそ。まずは私たちの出会いから話しましょうか。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>鬼丸：</strong></span>僕が最初に高木さんのことを知ったのは15歳のときです。船井幸雄さんの本を読んで、そこに高木さんのことが書いてあったんです。初めて講演を聴いたのは、高校2年のとき。大分県で友人と一緒に聴きに行って、前から2列目の真ん中で聴いたんです。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>前で聴くと、エネルギーが伝わるから・・・。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>鬼丸：</strong></span>そうなんです。真正面でストレートにお話を聴いてしまって、ガガーンとショックを覚えました。その後、京都の立命館大学に進学することになって、大学時代は『地球村』事務局でMM（メンバーズ・ミーティング）に参加させていただいたり、講演会のお手伝いをしたりしました。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>小川：</strong></span>僕は22歳の大学生のとき、事務局におじゃましてMMに参加するようになりました。そこで仕事のお手伝いをしたり、講演会に通ったりするようになって、そのときに聴いた「チプコのおじいさん」のメッセージに衝撃を受けて、インドに会いに行きました。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>インドへは一人で？<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>小川：</strong></span>途中までは友人と一緒でしたが、チプコへは一人で行きました。命を投げ打ってでも森を守るという、それが僕にはあまりにも衝撃的で&hellip;。授業や教科書の学びとは全く違う衝撃でした。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>私は、チプコのバフグナさんとは、92年のリオのサミットで出会って、94年「神戸国際会議」のゲストに招きました。そのとき「自分の命なんて森に比べたら安いもんさ」と話されて、私も衝撃を受けたよ。君が『地球村』のスタッフだったのは何年だっけ。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>小川：</strong></span>青年海外協力隊を経て、カナダに1年行った後で、2001年の9・11テロのちょっと前に『地球村』事務局に就職し、約4年間、主としてアフガン派遣スタッフとしてお世話になりました。<br />
	<br />
	<span style="font-size: 120%;"><strong><span style="color: rgb(0, 0, 255);">■実績を添えて伝えていこう</span></strong></span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>鬼丸さんがテラルネを作ったのはいつ頃？<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>鬼丸：</strong></span>2001年10月、大学4年の在学中です。大学3年のときに、神戸元気村という震災ボランティアに関わって、2001年2月初めてカンボジアにスタッフとして行かせてもらいました。そこで地雷のことを知り、衝撃を受けて、世界のさまざまな問題やその原因を伝えていきたいと思いました。</p>
<p>
	3月に帰国して、旧地域『地球村』のMMで初めて講演をさせていただきました。その後、事務局のMMで2回目の講演をさせていただいて、そこにたまたま宮崎の旧地域『地球村』の方がいらしていて、九州で10回くらい連続講演をさせていただきました。<br />
	<br />
	そういう体験を積ませていただいて、伝えていくことに自信が持てたんです。そこで、テラルネを立ち上げることになりました。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>人には向き不向きがあるけれど、あなたには講演で伝えていくことが合っていたんだね。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>鬼丸：</strong></span>僕らは、それがメリットでもデメリットでもあるのですが、まだ若いんです。若さで肯定してくださる人もいれば、否定されることもある。そんなときに何が必要かといえば、それは実績だと思うんです。物事を伝えるときに、支援している実績や現地での体験が強みになります。</p>
<p>
	そして、僕らが伝えることで支援者が増え、その人たちは支援をすることによって問題に関心を持つようになります。問題には本質的な原因があって、その仕組みの中で僕らも生きているんだということがわかってもらえれば、社会はきっと変わる。</p>
<p>
	そのためにやっているんだという理念があるから、やり続けることができたのだと思います。そう考えられるのも、高木さんのお話をたくさん聴いてきた、その体験があるからだと思います。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>ありがとう。うれしいよ。私も、私の話を聴いた人たちが、そのことに気付き、変化と行動を始めてほしいと思っているんだ。<br />
	<br />
	100万人が100万のプロジェクトを始めてほしい。大地に根を下ろして動き出してほしい。そうしないともう間に合わない。100万の『地球村』ができることで地球は救える。そのための壮大なプロジェクトが、『地球村』の活動だと思っているんだ。<br />
	<br />
	<span style="font-size: 120%;"><strong><span style="color: rgb(0, 0, 255);">■一人ひとりに未来をつくる力がある</span></strong></span><br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>テラの10年間を振り返ってどうですか。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>鬼丸：</strong></span>テラは、2001年にカンボジアの地雷の問題から始まって、地雷除去や被害者の支援を続ける中で、新しい問題として子ども兵に出会いました。カンボジアの地雷被害者の中に、ポルポト時代の元子ども兵がたくさんいたんです。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>ポルポト時代は、15〜17歳の少年たちが主力だったからね。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>鬼丸：</strong></span>そうなんです。しかもその子ども兵を、秘密保持のためにたくさん殺しているんです。この問題に取り組んでいる団体が日本にはありませんでしたから、知ったからには僕らがやろうと思って調べていくうちに、アフリカのウガンダには子ども兵がさらにたくさんいることがわかりました。そのときに小川くんを『地球村』から派遣していただいて、一緒にウガンダの調査に行きました。</p>
<p>
	そこから5年間、子ども兵の問題に精いっぱい取り組んできました。10年間を振り返って一番の成果といえるのは、この子ども兵の問題と、その問題から見えてくる資源紛争の問題を、日本にある程度お伝えすることができたという点だと思います。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>本当だね。小川さんも、アフガンからウガンダへと大変だったね。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(178, 34, 34);"><strong>小川：</strong></span>僕も『地球村』で、アフガン支援の現状を講演させていただく機会の中で「支援することが本当の解決ではなく、そこを入り口として根本的な原因に気付いて、一人ひとりが関心を持ってアクションを起こしていくことが大事です」と伝えてきました。</p>
<p>
	でも人に伝えるときに一番大切なのはその人の生き方だと思います。僕は支援の現場にいて、途上国の人たちと向き合いながら日々生活をして、その積み重ねの中で積んだ経験が、5年後、10年後に、自分の生き方となって伝わるようになる、そう考えたんです。そこで、ウガンダに行くことを決めました。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>なるほど。では3月21日の『地球村』20周年記念講演会での小川さんのお話を、私も楽しみに聴かせてもらいます。それにしても、『地球村』とテラルネは、親子や親戚のような関係だね。これからも一緒に親戚をたくさん増やしていこうね。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>鬼丸：</strong></span>こちらこそよろしくお願いします。そして、ぜひテラルネのホームページを見てほしいんです。2013年3月末までに達成すべき「3つの公約、30の行動目標」を設定しています。この僕らのマニフェストを、僕らだけじゃなくて、多くの方々と一緒に達成したいと思っているんです。どうかご協力ください。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>わかりました。今日は本当にありがとう。<br />
	<span style="color: rgb(0, 0, 255);"><br />
	</span><span style="font-size: 120%;"><strong><span style="color: rgb(0, 0, 255);">■NPO法人 テラ・ルネッサンス</span></strong></span><strong><br />
	　<a href="http://www.terra-r.jp/" target="_blank">http://www.terra-r.jp/</a></strong></p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2011/03/01171442.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2011/03/01171442.html</guid>
        
        
         <pubDate>Tue, 01 Mar 2011 17:14:42 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>2010年2月号 ドキュメンタリー映画監督　鎌仲ひとみ</title>
         <description><![CDATA[<p>
	<a href="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/HP%E6%8E%B2%E8%BC%89%E3%81%99%E3%82%8B%E5%86%99%E7%9C%9F.jpg"><img alt="HP掲載する写真.jpg" class="mt-image-right" height="164" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/assets_c/2011/02/HP掲載する写真-thumb-189x164-770.jpg" style="float: right; margin: 0pt 0pt 20px 20px;" width="189" /></a>3本のドキュメンタリー映画『ヒバクシャ 世界の終わりに（2003年）』『六ヶ所村ラプソディー（2006年）』『ミツバチの羽音と地球の回転（2010年）』を発表し、エネルギーと核の問題を撮り続けてきた鎌仲ひとみ監督。原子力発電ではなく他にもっと豊かで幸せな選択があること、地域のエネルギーを自給自足させること、小規模コミュニティの自立など、目指す方向は『地球村』と一緒です。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 255);"><span style="font-size: 120%;"><strong>■日本の家族は病んでいる</strong></span></span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>私が鎌仲さんのお名前を耳にするようになったのは『ラプソディー』の頃です。『地球村』の仲間たちが自主上映会をするようになって、私も映画を拝見しました。明確な反対や抗議要求という視点ではなく、客観的に問題を伝えようとしている点が印象的でした。そこが『地球村』の理念と共通するので、『地球村』の方々の鎌仲作品上映率は高いと思います。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>鎌仲：</strong></span>そうなんです。全国各地で上映していただく中で、高木さんのお名前が本当によく出るんです。以前から、高木さんとはつながっているなあという感覚を持っていました。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>鎌仲さんがこうしたテーマで作品を撮るようになった経緯をお話しください。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>鎌仲：</strong></span>91年からカナダとニューヨークで映像のプロになるために修業をしていたんです。95年に帰国してその時に阪神大震災が起きて、神戸にボランティアに行きました。アレルギーを持った子どもたちが避難所で食べるものがないというので、アレルギー対応食を届けるボランティアでした。そこで震災の医療記録を作りたいという岩波映画のプロデューサーから声がかかって、帰国第一作の映像を撮りました。その作品が科学技術省長官賞をとって、NHK教育テレビで放送されました。そこからNHKとつながりができて、企画を持ち込むようになりました。避難所で、日本の家族は壊れているんじゃないかと感じることがあって、そこからAC（アダルトチルドレン）などをテーマに番組を作らせていただきました。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>ACは急増していますね。いまや日本中の家族が壊れているんじゃないでしょうか。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>鎌仲：</strong></span>そうです。これはヤバいなと思いました。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 255);"><span style="font-size: 120%;"><strong>■不自然さが心を病む要因</strong></span></span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>実はACもPTSD（心的外傷後ストレス障害）も、ものすごく増えていて、WHO（世界保健機構）の発表では、日本の場合、52％の人が心を病んでいるということです。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>鎌仲：</strong></span>ええー！　半分以上じゃないですか。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>厚生省の発表では300万人、しかし潜在的な人数は20倍くらいになり、6000万人。日本人の半数は病んでいることになります。どうしてこんなに増えてしまったと思いますか。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>鎌仲：</strong></span>私は2つ要因があると思います。1つは戦争が終わった後、お父さんたちの心のケアをしなかったこと。人を殺したり、戦友を失ったり、非人間的な体験をしてものすごく傷ついていたはずなのに、戦後は何事もなかったかのように、物質的反映を目指しなさいといわれた。その人たちは、自分を愛したり、子どもに愛情を伝えたりできず、悪循環が起きたのではないかと思うんです。あと1つは、ありとあらゆる化学物質、放射能も含めてあらゆるものが私たちの体内になだれ込んできた。その2つの相乗効果じゃないかなと思っています。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 100, 0);">高木：</span></strong>「答えは常に7つある」というアメリカ先住民の言葉があります。7つというのはセブンではなく、たくさんという意味です。鎌仲さんが言われた2つも入ると思いますが、私は第一は、この社会が不自然だということです。自然界の動物にACはいないけれど、動物園では、交尾できない、出産できない、子育てできないなど、動物もACになります。それは食べ物をとったり、住処や水を探したり、生きる苦労をしていないからだと思うのです。生きる努力をしないとDNAが働かない。DNAが働かないと、生きる力がわいてこない。ACは不自然な社会ほど多いのでしょう。不自然な社会は物質社会。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>鎌仲：</strong></span>物質社会・・・物質レベルの高さ・・・</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>不自然な社会で、不自然な物に囲まれている国ほど病的に。52％という数値は、日本は世界一不自然ということになります。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 255);"><span style="font-size: 120%;"><strong>■持続可能なコミュニティを</strong></span></span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>鎌仲：</strong></span>そういう意味では、祝島のおじいちゃん、おばあちゃんたちは、自然の中で暮らしています。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>まさに自然と不自然との対立だね。私は、鎌仲さんの作品は、自然と不自然の対立を描いているんじゃないかと思っています。これからも自然か不自然かを意識して作っていってくださいね。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>鎌仲：</strong></span>ぜひそうしたいと思っています。不自然さの究極はお金ですよね。祝島に提示された漁業保証金は総額10億8000万円。一見すごい金額だと思うけれど、この反対運動を展開している28年間で割って計算してみたんです。すると漁師さん一人当たり、年間50万円だったんです。億っていわれると迷うけれど、50万円といわれるとスケールが戻ってきて、目の前の海を見たときに、50万円より、海の方が大事だよなあって気付くんです。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>もちろん、豊かな海を失う方がはるかに犠牲が大きいよ。長崎の諫早問題では、豊かな海が選択されてよかったね。昔、諫早では『地球村』の人たちが「焼け石に水作戦」をやったんですよ。毎週毎週、堤防の内側に潮水をバケツリレーするという非対立のアクションを続けたんです。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>鎌仲：</strong></span>あ、それ、いいですねー。何か祝島でもできるアイデアはありませんか。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>現地を見てみないとイメージがわかないけど、反対運動そのものでないほうがいいですね。熱気球大会とか、凧揚げ大会とか&hellip;。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>鎌仲：</strong></span>熱気球！いいですね！上空から海や湾を見るんですよ。<br />
	いかに豊かな自然かということを。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>それを映画にしてください。私が30年続けてきた活動は、『地球村』、つまり小規模で自立型、地域調和型の社会の実現です。食べ物、エネルギーなどが地域で循環できるコミュニティを作ることなんです。祝島ではそれが可能だと思います。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>鎌仲：</strong></span>祝島が原発を押し返すことができたら、ものすごい成功例になります。高木さんと思いは同じだと感じました。2月に東京でロードショーがあるんですが、応援いただけますか。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>いいですよ。</p>
<hr />
<p>
	<strong>映画『ミツバチの羽音と地球の回転』</strong><br />
	<a href="http://888earth.net/" target="_blank">http://888earth.net/</a><br />
	2月19日（土）より渋谷ユーロスペースにて、未来を作るロードショー！<br />
	土日　①10:00　②12:40　③15:50　④18:30<br />
	平日　①10:30　②13:10　③15:50　④18:30<br />
	※毎週土日は鎌仲監督のトーク有り<br />
	※毎週月曜日の10:30の回は、聴覚障害者の方にもご覧<br />
	いただけるよう「日本語字幕付」上映。<br />
	ユーロスペース(渋谷・文化村前交差点左折)<br />
	Tel：03-3461-0211<br />
	<a href="http://www.eurospace.co.jp" target="_blank">http://www.eurospace.co.jp</a></p>
<p>
	<img alt="38M$5$sbee_main_small.jpgのサムネール画像" class="mt-image-none" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/assets_c/2011/02/38M$5$sbee_main_small-thumb-300x169-766.jpg" style="width: 244px; height: 137px;" /><br />
	映画『ミツバチの羽音と地球の回転』より</p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2011/02/01232934.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2011/02/01232934.html</guid>
        
        
         <pubDate>Tue, 01 Feb 2011 23:29:34 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>2010年1月号 かものはしプロジェクト共同代表 村田早耶香</title>
         <description><![CDATA[<p>
	<img alt="IMGP0204small.jpg" class="mt-image-right" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/IMGP0204small.jpg" style="float: right; margin: 0pt 0pt 20px 20px; width: 189px; height: 142px;" />大学時代にスタディツアーで児童買春の問題に出会い、20歳のときに仲間3人と共に「かものはしプロジェクト」を設立。カンボジアを活動拠点として、児童買春・人身売買問題の根源である、農村部の貧困を解決するために、職業訓練と雇用の場を提供しています。その人道支援活動に対し、『地球村』も資金援助によるサポートをしています。</p>
<p>
	<strong><span style="color: rgb(0, 0, 255);"><span style="font-size: 120%;">■児童買春を解決したい！</span></span></strong></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>こんにちは。出会いは1年前でしたね。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>村田：</strong></span>はい。映画「闇の子供たち」をご覧になって、児童買春の問題をお調べになっているということで来ていただきました。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>そうでしたね。昨年はカンボジアに人身売買・児童買春の視察に行き、ひどい実態を目にしてきました。そこで『地球村』として支援先を調べていく中で「かものはしプロジェクト」の名前が挙がってきて、こちらを訪問しました。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>村田：</strong></span>それが実は、お会いする1年前にオリンピックセンターでハーフデイセミナーを拝聴しているんです。いろんな方から「ネットワーク『地球村』の高木さんのお話は、情報がちゃんと入っていて説得力がある。一度聞いてみたほうがいい」と勧められていまして、勉強のために伺いました。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>そうでしたか。「私たち、1年後に会うことになっているんです」と言ってくれればよかったのに（笑）。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>村田：</strong></span>そうですね。お訪ねいただいて、児童買春をなくしたいという私の話を聞いていただきまして、とても嬉しく思いました。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>そもそも若いあなたが、この問題に関わることになったきっかけは何ですか？</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>村田：</strong></span>19歳のときに、スタディツアーでタイに行ったことが始まりでした。児童買春をなくそうとタイで活動している団体のツアーで、そこで児童買春の実態を初めて知りました。そ<br />
	こで出会った5歳の女の子は、お母さんが買春の被害者でHIVに感染、その子もまた母子感染していました。この子たちのために何かしなくてはという思いで日本に帰りました。その後、いろいろ調べてみると、タイよりもカンボジアの方が、被害がひどいと聞いて調査に行きました。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>それは団体を立ち上げた後に？</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>村田：</strong></span>そうです。かものはしを作って、支援対象国を調べにカンボジアに渡ったんです。カンボジアでは、タイよりも被害者の年齢が低くてびっくりしました。施設に行くと幼稚園児<br />
	くらいの子がたくさんいて、年齢を訊くと、7歳とか6歳とか、一番小さい子が5歳でした。そんな幼い子どもたちが売春婦として働かされていたんです。嫌がると電気ショックや食事<br />
	を与えられないといった虐待を受けていました。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 255);"><strong><span style="font-size: 120%;">■ITで児童買春と闘う！</span></strong></span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>その頃はまだ大学生だったわけでしょう？</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>村田：</strong></span>大学3年で21歳くらいでした。カンボジアを対象国とすることを決めて、資金を集めるためにIT事業を始めました。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>あなたの専門はITだったのですか？</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>村田：</strong></span>いえ、そうではなく、仲間たちが元々ITビジネスに興味を持っていまして、ITの仕事を日本で請け負ってカンボジアに出せば、人件費が安い分、差額が生まれるので、それを孤児院の子どもたちの職業訓練費に使おうという構想で始めました。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>支援の資金源としてITで起業したわけ？</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>村田：</strong></span>そうです。例えば、日本で100万円の仕事を請けたとき、日本でやったら人件費が60万円かかり、カンボジアなら10万円で済むとしたら、その差額が利益になるんです。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>なるほど！ しかし子どもたちを訓練して、IT技術者に育てるまでには相当時間がかかるんじゃないかなあ。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>村田：</strong></span>パソコンの基礎からプログラミングまで、2年くらいでいけるんです。そこで、日本企業の仕事を請けていくために、IT事業部を設立したんです。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>なるほど。しかし、大胆なことを考えたね。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>村田：</strong></span>日経のITプロの中の、技術者の方がよくご覧になる人気コンテンツがあって、そこの有名な記者さんが「カンボジアの児童買春とITで闘う」というタイトルで、かものはしの特<br />
	集をしてくださったんです。そうしたら、80人近い方が「ボランティアをしたい」とおっしゃってくださって、その方たちをボランティアとして組織化して一緒に活動するというのを、一<br />
	時期やっていました。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>そうかあ！それが成功の鍵だね！目的がはっきりしているから、応援しようというプロが加わって、ビジネスとして成功した。あなたたちがしっかりと考えて行動しているから、応援したくなるんだろうなあ。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>村田：</strong></span>ありがとうございます。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 255);"><strong><span style="font-size: 120%;">■児童買春被害者をゼロに！</span></strong></span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>それで実際に支援が始まったのは？</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>村田：</strong></span>ITの仕事でお金を貯めて、寄付者を募り始めたのが2003年頃。大学卒業後にカンボジアで駐在を始めたのが2004年の6月です。事務所を立ち上げて、パソコンを揃えて、教師を採用して、孤児院を回って対象者を探しました。最初は数団体を受け入れて、30人くらいから始めました。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>すごいね！</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>村田：</strong></span>共同代表の他の2人が戦略を考えてくれるので、私は現地で実行するのみという感じでした。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>3人が共同代表というのはいいね。スリーヘッドというのは、間違いが起こりにくいんだよ。文殊の知恵だからね。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>村田：</strong></span>3人でよかったと、私も思っています。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>それからどうなったの。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>村田：</strong></span>パソコン教室を続けていたのですが、2007年に農村支援を始めようということになって、教室は一旦休止しました。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>休止したのはどうして。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>村田：</strong></span>売られてくる子の大半は貧しい農村から来ているので、農村支援をしたいと考えるようになったのですが、ITと両方やるには人もお金も足りなくて、農村支援の方にシフトし<br />
	たんです。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>農村支援とは具体的には。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>村田：</strong></span>雑貨を作る工房を建てて、貧しい家庭の女性たちを雇用しています。あとは、カンボジア政府が行っている警察トレーニングプロジェクトの援助ですね。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>国家のプロジェクトに、民間のNGOが資金を援助しているの？</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>村田：</strong></span>そうなんです。人身売買を防ぐために、18歳未満の子どもは保護されるという法律が2008年にできたのですが、警官がその法律を知らないんです。しかしきちんとトレー<br />
	ニングを行うと検挙率も上がり、成果が出ることがわかっています。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>それらはすべて、私たちの活動と合致しています。児童の人身売買、児童買春の防止活動を、かものはしさんを通じて、支援していきましょう。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>村田：</strong></span>ありがとうございます。『地球村』のみなさまに、私たちのウェブサイトをご覧いただきたいです。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<span style="font-size: 120%;">■NPO法人 かものはしプロジェクト<br />
	　　<a href="http://www.kamonohashi-project.net/" target="_blank">http://www.kamonohashi-project.net/</a></span></p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2011/01/01113749.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2011/01/01113749.html</guid>
        
        
         <pubDate>Sat, 01 Jan 2011 11:37:49 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>2010年12月号 鹿児島県志布志市市長 本田修一</title>
         <description><![CDATA[<p>
	<img alt="IMGP0114明るく.jpg" class="mt-image-right" src="http://www.chikyumura.org/about/conversation/filies/images/IMGP0114%E6%98%8E%E3%82%8B%E3%81%8F.jpg" style="float: right; margin: 0pt 0pt 20px 20px; width: 183px; height: 157px;" />本田さんは、鹿児島県の志布志（しぶし）・有明・松山の3町合併で誕生した志布志市の初代市長（前有明町長）。ゴミの削減資源化「志布志市モデル」を推し進め、地球環境を考える自治体サミットにも参加しています。現在は2期目で、「志の厚い里人が住む」という意味を持つ志布志市を、みんなが幸せなふるさとにしようと奮闘中です。</p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 0, 255);"><strong><span style="font-size: 120%;"><br />
	■地球の現状に受けた衝撃！</span></strong></span></p>
<p>
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>ようこそ。ではまず、『地球村』との出会いからお伺いしたいと思います。よろしく願いします。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>本田：</strong></span>『地球村』との出会いは12、3年前です。その頃、鹿児島にはいくつか『地球村』があって、その一つ、大隅『地球村』の友人に誘われて講演会に行ったのがきっかけです。<br />
	<br />
	<strong><span style="color: rgb(0, 100, 0);">高木：</span></strong>講演会はいかがでしたか。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>本田：</strong></span>衝撃的でした。中でもオゾン層と紫外線の話が非常に印象的で、鹿児島の海水浴場では日焼け大会をやっているというのに、環境先進国では長袖、帽子、サングラス。そして温暖化の影響で、氷河も溶けている・・・、大ショックでした。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>その頃は、たしか大隅半島では、廃棄物問題が起きていましたね。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>本田：</strong></span>ありました。産業廃棄物が入ってくるということで阻止運動も起きていました。有明町や志布志町でも、埋め立て処分場が満杯になるということで、ゴミ削減が大きな課題になっていました。私は『地球村』の会員となって、講演を聴き、勉強を重ねていました。焼却炉を作ると200億円くらいかかり、年間10億円くらいの維持費が必要です。財政も厳しくなってきたから、ゴミを分別して処分場を延命させようということになり、平成12年から19品目の分別収集が始まりました。埋め立てゴミは1万4000トンあったのですが、分別の効果が徐々に出て8割減になりました。<br />
	<br />
	<span style="font-size: 120%;"><span style="color: rgb(0, 0, 255);"><strong>■分別細分化でゴミ削減を</strong></span></span><br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>市長に立候補する前は、仕事は何をされていたのですか。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>本田：</strong></span>養豚業と農業です。<br />
	<br />
	<strong><span style="color: rgb(0, 100, 0);">高木：</span></strong>どんなきっかけで政治の世界に。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>本田：</strong></span>有明町の町長選に出ないかと推してくれる方がいて、平成15年7月に立候補し当選しました。既に合併が決まっていたので、任期は合併までの1年半の予定でしたが、合併が延期になり、結局2年半、町長をさせていただきました。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>『地球村』の会員さんが町長に！嬉しいですね！その間どのような取り込みをされたのか教えてください。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>本田：</strong></span>やはりゴミの分別と削減です。平成16年には生ゴミの分別で「サンサンひまわりプラン」をスタートしました。町花がひまわりなので、生ゴミを堆肥化して、その土でひまわりを育て、種からひまわり油を絞ることを始めたんです。平成17年には、さらに分別を21品目に増やしました。<br />
	<br />
	<strong><span style="color: rgb(0, 100, 0);">高木：</span></strong>そして合併後、初代市長に当選されたわけですね。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>本田：</strong></span>はい、3人立候補して接戦で当選し、今年1月には再選されて、今、2期目です。<br />
	<br />
	<strong><span style="color: rgb(0, 100, 0);">高木：</span></strong>地球環境を考える自治体サミットにも参加いただいていますが、本田さんが目指す市政とは、どのようなものですか。柱となる考え方を教えてください。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>本田：</strong></span>就任直後から、職員たちには話しているのですが、志布志市は志（こころざし）が2つも入っている土地。侍の心、武士道精神で、地域のため、社会のため、弱い人のために働く、志に溢れる市にしようと思っています。また環境問題では、ゴミ削減の「志布志市モデル」を、全国に、そして全世界に発信していけたらと思っています。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>それは頼もしい。環境都市を目指すのであれば、ゴミの削減や資源化と共に、「食料とエネルギーの自給率100％」という目標はいかがですか。志布志市ならできるのではありませんか。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>本田：</strong></span>農村地帯ですから、食料はすでに100％は達成し、200％近いんじゃないかな。エネルギー自給率100％は難しいかもしれませんが、できる限り目指していきたいと思います。<br />
	<br />
	<strong><span style="color: rgb(0, 100, 0);">高木：</span></strong>エネルギーでは、小規模水力、風力、それに地熱が注目を集めています。地熱は、特に鹿児島では、熱利用の可能性も高いと思います。自給率アップをがんばってください。<br />
	<br />
	<span style="font-size: 120%;"><strong><span style="color: rgb(0, 0, 255);">■環境と志の志布志市を作ろう</span></strong></span><br />
	<br />
	<strong><span style="color: rgb(0, 100, 0);">高木：</span></strong>「志布志市モデル」について、お願いします。<br />
	<br />
	<strong><span style="color: rgb(255, 140, 0);">本田：</span></strong>ゴミ分別による削減と資源化のことなんですが、現在28品目で、今年は29品目になる予定です。これだけ多品目を市民たちがきちんと分けて出してくれているんです。分別が難しい高齢者には、「ゴミ出しヘルパー」をつけてサポートするなど、削減努力を続けています。その「市民力」のおかげで、ゴミ処理費用を大幅に削減することができました。志布志市ではゴミ処理費用が一人当たり年間6687円と、全国平均の1万4200円の半分以下で、人口3万5000人ですから、削減額は約2億5000万円になります。分別収集で売った利益が5000万円くらいありますから、財政的には合計3億円くらい浮くんです。<br />
	<br />
	<strong><span style="color: rgb(0, 100, 0);">高木：</span></strong>それはすばらしい！<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(255, 140, 0);"><strong>本田：</strong></span>実は、フィジーから「志布志市モデルを学ばせてほしい」という依頼が来て、草の根技術交流ということで、職員を派遣したりしています。<br />
	<br />
	<strong><span style="color: rgb(0, 100, 0);">高木：</span></strong>フィジーというと、観光と環境のイメージがありますが、ゴミ処理問題に困っているのですか。<br />
	<br />
	<strong><span style="color: rgb(255, 140, 0);">本田：</span></strong>うちと同じように焼却場を作る余裕がないそうで、「市民力による志布志市モデルで処理したい」というのです。うちとしても、ありがたいなという気持ちで一緒にやらせていただいています。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>志布志市は文字通り、志に溢れて、お互いがお互いを思いやる町として、これから全国に向けてアピールしていってはどうでしょう。『地球村』の目的である「みんなの幸せが本当の幸せ」をキーワードにした町づくり、「環境と志の町・志布志市」を前面に打ち出して、来年6月の環境月間には、決起集会をしてはどうでしょう。<br />
	<br />
	<strong><span style="color: rgb(255, 140, 0);">本田：</span></strong>いいですね。ぜひ考えたいと思います。志布志市は、健康増進にも取り組み、医療費を前年よりマイナスにできました。市民が健康で幸福な町にしたい、誇りを持てる町にしたい、GNH（国民総幸福量）の先駆けの町にしたい、と思っています。ぜひ、お力をお貸しください。『地球村』のみなさんも志布志市に来てみてください。<br />
	<br />
	<span style="color: rgb(0, 100, 0);"><strong>高木：</strong></span>なるほど。健康と環境を志す町づくりは、未来へのプレゼントになると思います。私も応援していきます。<br />
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	■志布志市ホームページ <br />
	　<a href="http://www.city.shibushi.lg.jp" target="_blank">http://www.city.shibushi.lg.jp</a></p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/about/conversation/2010/12/01152138.html</link>
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         <pubDate>Wed, 01 Dec 2010 15:21:38 +0900</pubDate>
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