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フィリピン視察旅行で気づいたこと(その3、ゴミ)

2010年04月27日


フィリピンで見聞きしたこと、気づいたことの3回目、今回はゴミについてです。

スモーキーマウンテンやゴミ処理場なども見に行きました。
スモーキーマウンテンから道路を挟んで脇にも今は使われなくなったゴミの集積場があります。

img_4989.jpgこの左の写真の山の地肌のように見えているものがすべてゴミとそれが燃えた灰などです。高さは5階建ての建物ぐらいの高さまで、周囲を歩くと30分ほどかかるぐらいの広さがあります。
マニラ市から出たゴミを以前集積していたその跡地がこんな小山になっているのです。山の上や周辺には、地方からマニラ市に出てきた人が小屋を建てて、そこに住んでいます。
かなりのゴミの量ですが、スモーキーマウンテンはさらに大きかったと聞きました。
マニラ市よりもかなり小さな地方都市イムス市(人口約25万人)のゴミ処理場にも行くことができました。見渡す限りの広い土地に大きな窪地を作り、そこへ市内のゴミを運び込み、埋め立てています。運び込まれたゴミの中から有価物をとり、それで生計をたてているスカベンジャーと呼ばれる人たちが集まり、いろいろなものをゴミからより分けていました。朝、まだゴミ収集車がほとんど来ていない時間帯ですので、ゴミも人も少ない状況だそうです。ビデオを撮影してきました。子どもたちだけでなく、大人の人も笑顔で挨拶してくれています。






人口20数万人の都市(イムス市)の出すゴミだけでこの広大な窪地が埋まる量が出てくるのです。

日本の状況を改めて考えてみました。一人当たりのゴミの発生量で比べると、
 日本    400キログラム/年(OECD資料)

 フィリピン 135キログラム/年(経済産業省資料) 

およそ3倍のゴミを出しています。総量では約4倍のゴミが毎年日本で出ています。フィリピンの農村部では、ほぼ自給自足的な生活をしていますので、首都圏を除くとこの数字以上の差があることになります。

日本では大量のゴミを燃やしてしまっているから見えなくしているだけです。

根本的な解決のためには、ゴミの発生を元から抑制する(リフューズ)が必要です。自分がここフィリピン以上のゴミを出していることを自覚するためにもゴミの処理場を見ておくことが大切だと思います。