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生物多様性条約締約国会議(COP10/MOP5)の会議の影で

2010年11月08日


生物多様性条約締約国会議(COP10/MOP5)の会議の期間中も、日本では各地で開発工事が行われています。なかでも次の2ヶ所はCOP10開催に合わせて伐採が始められたり、埋め立てが行われようとしていたり、という世界のCOP10参加者から見ると考えられないようなことが起きているのです。

ネットワーク『地球村』は、『開催国・日本の開発行為に対するNGO共同宣言』に賛同したり、会議場周辺でのアピールなどでの意思表示にも参加しました。ぜひ、私たちにできることをしていきましょう。

●〔山口県で〕
山口県で中国電力が建設しようとしている上関原発の予定地は、8割以上が護岸工事をされてしまった瀬戸内海で残されている数少ない自然海岸です。国の天然記念物カンムリウミスズメやスナメリ、ナメクジウオなど貴重な生物が生息し、瀬戸内海の最後の生物多様性の宝庫と言われています。この場所がCOP10の期間中に埋め立て工事が始まる直前までの状況になり、会議場周辺でのアピールが連日行われました。

COP10の本会議でもこのことが取り上げられ、結果として一時的に工事予定は中断しましたが、いつ工事が再開してもおかしくない状況が続いています。

祝島島民の会ブログ

UrauraNews(祝島・上関原発関連のニュース) 

 

●〔名古屋市でも〕
名古屋市の平針地区の一角に昔からの里山が残されており、地元ではトトロの森と呼ばれていました。会議中に宅地開発のための伐採工事が始まり、その里山の風景は失われてしまっています。

 

平針の里山保全協議会

平針里山~天白区平針にある里山の情報~

会議終了後に現地へ足を運びましたが、静かな里山にチェーンソーの音が響き、少しずつ木々が切り倒されていました。

 

COP10の期間中も、今も、生物多様性ホットスポットでの開発は続いています。

今以上の電力、住宅、そして物質的な豊かさが必要なのでしょうか?