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生物多様性条約締約国会議に参加して

2010年11月09日


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10月に名古屋で行われた生物多様性条約締約国会議(COP10)に参加しました。今回、初めての国際会議参加で来る前からとても楽しみでした。

一番印象に残っていることは、会場に到着したとき目に入ったスローガン「Life in harmony, into the future」です。このスローガンを見た後に、壁に印刷された動物の写真を見ると、本当に動物の鳴き声が聞こえてくるような気がしました。

遺伝資源の利益配分のことで交渉が難航すると思いましたが、未来のためにみんなが心をひとつにして話し合って欲しいと願って会議に出席しました。

交渉は難航し、日本も途上国支援のために3年間で総額1600億円を拠出することを決め、資金援助によって会議がまとまったようにも見えましたが、先進国も途上国も会議に参加したすべての人の心に「地球の未来のためになんとかしたい。もうチャンスを逃すことはできない。」という気持ちを確かに感じることができました。
(事務局 榮藤 洋)
 



各国代表の集うCOP10本会議場

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今回が初めて国際会議でしたので、どのように国際的な取り決めが定められるのかを体験できることに胸を躍らせて参加しました。

物々しい自動車検問を横目に歩き、厳重なセキュリティーチェック受けて名古屋国際会議場入ると、そこはほぼ外国の方々でにぎわう別世界!国際会議の空気を存分に味わいながら本会議場へと向かいます。

193ヶ国の代表が集い議論する本会議場は意外なほど静かで程よい緊張感を保っており、その空気の中で条文を一節ずつ確認しながら会議は丁寧に進められていきました。参加国の代表たちは、自国の方針を議定書に反映させるべく条文の細部にこだわり、その静かなやりとりから、この会議に賭ける熱い気持ちと真摯な姿勢がうかがわれます。

また、主に国内の組織によって行われるサイドイベントも充実しており、とても熱い気持ちを持つ方々の様々な活動を知ることができて実に有意義でした。夕方からCBD市民ネットの普及啓発作業部会による「What is CEPA?」というシンポジウムに参加したのですが、社会運動において人々の価値観の変化に目標を定めることの大切さや、環境問題を「私ごと」として受け取ってもらえるよう伝えるための心がけなどを聞く事ができ、私が今後活動していくにあたって大変心強い指針となりました。
(事務局 高崎 渉)

※CEPAとは、 Communication,Education and Public Awarenessの頭文字を取ったもので、環境問題における広報啓発活動の概念を表した比較的新しい概念です。

◆環境レポート「生物多様性条約COP10とは何だったのか」はコチラから