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UNCCD 【国連砂漠化対処(防止)条約締約国会議】COP10に参加して(その1)

2011年10月25日


名古屋で開催された生物多様性条約締約国会議(UNCBD COP10)から1年。「生物多様性条約」やそこで決まった「名古屋議定書」、「愛知ターゲット」と日本の地名を冠した国際的な約束もマスメディアからその文字がほとんど消えてしまっています。
その「生物多様性」、「気候変動(地球温暖化)」と一緒に1992年のリオ地球サミットで決まった三つ子のもう一つの条約、「砂漠化防止条約」の第10回締約国会議が隣の国、韓国の昌原(チャンウオン)市で先週まで開催されました。

昨年のCBD COP10のサイドイベントで、この砂漠化対処条約の概略や今年韓国で開催されることを知り、参加してきました。

日本語では「砂漠化対処」と訳されていますが、

「土が劣化し、生き物がいなくなる」ことに対する条約で、「COMBAT(戦う)」と条約の名前に使われているので、「対処」という言葉の受身な印象とは違うように感じています。

「地球温暖化」も条約の名前は「気候変動(climate change)」ですから、暑くなるというだけでなく、昨今の集中豪雨や極端に寒かったり、暑かったりすることまで含んでいる話です。

英語を大半の人が読めないので、最初に日本語に訳す人の責任って、かなり大きいと思っています。

 

この砂漠化対処条約の会議で出ている情報には次のようなものがあります。

・地表の約半分(41%)は乾燥地。
 そこに世界の3人に一人が住んでおり、
 その2人に1人(12億人)は世界で最も貧しい
・私たちの食料の44%、家畜の50%が乾燥地で作られている
・熱帯林と亜熱帯林の42%は乾燥した森林
 世界の大部分の生物多様性は乾燥地帯の森林に
・乾燥地で農業を行なっている人は26億人
・農業を行なっている土地の52%は土壌劣化が進行
・すでに15億人の人が土壌劣化(砂漠化)でダメージ
・毎年、干ばつと砂漠化で1200万ヘクタール(日本の国土面積の約3分の1)が失われ、2000万トンの穀物の減収


「砂漠化」=「土壌劣化」⇒「食糧問題」であり、
その主な原因は、先進国中心の経済活動(地球温暖化、過放牧、過開墾)などであり、
その過程で人口爆発が起きて、更に砂漠化に拍車がかかる悪循環に入るということなのです。

 

そして、その砂漠化防止を重点的に行うために、2010年~2020年が国連砂漠化防止の10年(UNDDD)と決められています。

続きはこちら

UNCCD【国連砂漠化対処(防止)条約締約国会議】COP10に参加して(その2)

UNCCD【国連砂漠化対処(防止)条約締約国会議】COP10に参加して(その3)

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