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〔書籍〕ブータンの本を2冊「龍の子ティンレイ」「ダワの巡礼」

2011年11月25日


最近読んだブータンの本を2冊紹介します。

最初の本が「龍の子ティンレイ」
たまたま、首相と同じ名前でしたので、どんな本だろうと古書を買ってみました。発行が1986年、小学生のティンレイくんの目を通してみた。当時のブータンをうつしだした写真集でした。

中には20年前、鎖国を開いた直後のブータンの様子が、いくつもの写真で出ています。

あの交差点のPBはこんな感じだったのか、
ドゥルクエアはこんな飛行機だったのか、
今とは違う首都ティンプーの様子が垣間見れます。

生活の様子や学校の様子も写真入りで掲載されていて、なつかしい昭和を彷彿させる風景がいくつもあります。今年行ったブータンで見た田舎の生活が、首都ティンプーでもあった事がよくわかります。

すでに古書しか入手できないですが、ブータンに行った人には今のブータンの様子と、行っていない人には少し懐かしい光景として楽しめる本です。

次の本が「ダワの巡礼」

こちらはブータンの女流作家クンサン・チョデンさんの本をGNH研究所の皆さんが翻訳されて最近発刊された本です。
ダワ(月の意味)と名付けられた犬の生き方を通じて、ブータンの人の宗教観、ブータンの人の考え方、ブータンの今の問題などが語られています。

先ほどの本とこの本を読んだ感じが全く違うのですが、桃源郷のように語られているブータンの今をよく描いている本です。

それ以上に、犬の話という気持ちで読んでいると、いつの間にか自分ごとのように考えている場面があったり、ダワに関わっている人に感情移入をしたり、その時の自分の心境で読み方がどんどん変わって来る本でもあります。日本で少し失いかけている心を感じたり、今のブータンの影の部分も感じて欲しい一冊です。