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2012年の事務局の社窓から

お勧め本と映画〔映画〕「シッコ」

2012年1月20日
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マイケルムーア監督のDVD「シッコ」を見ました。

アメリカの医療保険の実態を取り上げ、実際の被害者を取材しながら
医療制度の悲惨さを時にシニカルに、時にシリアスに描写しています。

アメリカには皆保険制度がありません。

6人に一人が無保険で、毎年1.8万人が治療を受けられずに死んでいきます。。

では、保険を掛けている人は大丈夫なんでしょうか?
いいえ、この映画は健康保険充実度が先進国で最下位のアメリカで
保険を掛けている一般人に焦点を当てたお話です。

監督が言うには
保険会社は様々な理由をつけて、保険金を支払わなくて済むように仕向けてくるので、
本来降りるはずの保険金が支払われないケースがあり
高額な医療費に苦しい生活を強いられている人がいるというのです。

映画には保険金を支払わない”口実探し”の専門家まで出てきました。

監督は自分の足で回りながら、様々なケースで医療制度に苦しめられている人々を取材します。

9.11で救援活動をし続けて病気を患っても、提出する証拠が厳しすぎて医療費下りなかったケース。

両耳が聞こえない病気にかかった幼児に、なぜか片耳の手術代しか保険金が下りなかったケース。

ガンの手術に、それは実験的治療行為であると保険会社から突っぱねられたケース。

などなど、アメリカで病気にかかりたくないという気持ちになる映画でした。

怖いのは、もしTPPが実現し
アメリカの医療制度が入ってくると
日本もアメリカのような状態になってしまう可能性があるという事です。

医療費が払えないと、病人服のままタクシーに乗せられ、スラム街に捨てられたり
どんな状態であれ、先にお金を支払えないと医療が受けられなかったり
保険が保険として機能しなかったり

怖くて目も当てられません。
GDP世界一の国がこういう状態なんです。

全120分の映画の中で、
基本的には医療制度の被害者達が出てくる批判的なシーンが続きますが
この映画、最後の30分が非常に感動的です。

「まさか」の展開にとても驚かされました。

それは是非、映画をご覧になって感動を体験してみて下さい。

おすすめです。



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