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脱原発への道原発の全電源喪失 アメリカが30年前に想定

2011年4月 1日

福島第一原発と同型の原子炉について、全電源が失われた場合のシミュレーションが30年前に実施され、その報告書がアメリカの原子力規制委員会(NRC)に提出されていたことが明らかになりました。このシミュレーションは、福島第一原発1~5号機と同型の原発をモデルに、オークリッジ国立研究所が行いました。今回の事故と同様に、外部電源と非常用ディーゼル発電機が喪失し、非常用バッテリーが作動することを前提とし、バッテリーの持続時間や緊急時の冷却系統の稼働状況など、いくつかの場合に分けて計算されました。その結果、核燃料の露出、核燃料溶融、圧力容器の損傷など、シミュレーションと今回の事故の経過はほぼ同じものであることが分かりました。
NRCはこれを安全規制に活用しましたが、日本では全電源が失われること自体を想定していませんでした。しかし実際には、外部電源も非常用電源も地震や津波で使えなくなり、緊急電源や外部電源復旧の手配が遅れ、すべてが後手になって今回の大事故につながりました。(2011年3月31日 朝日新聞)


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