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【第23回】途上国はなぜ豊かになれないか


途上国が借金を返せないのはけしからんと思うかもしれませんが、なぜ返せないのか、先進国と途上国の取引のメカニズムを説明します。

先進国は途上国から資源を買い、途上国に完成品を売ります。
資源のコストは途上国の物価で決まり、完成品のコストは先進国の物価で決まるのです。そして物価は優に100倍くらい違います。途上国は鉄1トンを1000円で売り、鉄を掘るためのブルドーザ(1トン)を1000万円で買うのです。つまり鉄1トンのコストが1万倍になるのです。これによって先進国は儲かり途上国は借金するのです。ブルドーザが故障せずにずっと動き続けばいつか元は取れるのですが、途中で壊れればどうなるでしょうか。借金を返すためにまたブルドーザを買わざるをえません。先進国はさらに儲かり、途上国はさらに大きな借金ができます。これによって先進国は儲かり、途上国は借金が増えるのです。 「そんな馬鹿な」と思うかもしれませんがこれが現実なのです。

そしてその結果、経済格差も物価の差も拡大し、ますます不利になるのです。


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