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【第27回】あなたの借金


住専問題って覚えていますか。バブル時代に土地売買で成功した業者は得をしました。そしてバブル後に土地売買に失敗した業者の不良債権を税金で補填したという問題です。当時多くの人が怒っていましたが、多くの問題はこれと同じことです。例えば自動車道路の建設は税金です。それでクルマが普及しますが利益は自動車業界です。クルマが増えると当時国鉄が赤字になりローカル線やバス路線などが廃止になりました。そして国鉄や市バスなどの赤字は税金です。ローカル線やバス路線が廃止になればクルマを買わざるを得なくなります。その利益は自動車業界です。自動車道路を増設するのは税金です。そしてゼネコン業界、自動車業界が潤うのです。

医療も同じです。現在税金の医療負担は27兆円です。これは一人当たり20万円以上です。病院が過剰診療、過剰投薬、不正請求をして不当利益を上げている分、税金で負担しているのです。

ゼネコンも同じです。不要な護岸工事、不要な埋め立て、不要なダム、不要な道路工事、その結果である不当な業界利益を負担しているのは税金です。

そしてその結果、国の負債総額は838兆円、地方を含めると1000兆円を越えます。一人当たり800万円です。3人家族で総額2400万円の借金です。そしてその1000兆円の借金はゼネコン、自動車、医療など各業界の利益として蓄えられているのです。



経済の仕組み、税金の仕組みがお分かりでしょうか。税金は自分のお金なのです。先進国では税金の使い方への監視は非常にきびしいです。無駄な公共事業、公共工事は不可能です。市民参加でアセスメント(事前評価)が行われ、情報が公開されるからです。日本のように市民の知らない公共事業や、市民の理解できない公共工事、同じ道路を掘ったり埋めたり掘ったり埋めたりすることなど考えられないことです。


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