環境情報
【現状の経済(第29回)】植民地
現状の経済は、安く仕入れて高く売り、その差(利益)を拡大することを目的としています。ここまで見てきたように先進国の大企業は途上国の資源を信じられないくらい安く大量に買い、莫大な利益をあげています。
そのもっともひどい例が植民地です。いきなり「大陸発見、新天地発見!ここはわが国のもの!」と宣言し、そこの資源も土地もわがものにしてしまうのです。買うのではなく奪うのです。そして邪魔な先住民は殺すか奴隷にするのです。金、銀、プラチナ、ダイアモンド、ゴム、コーヒー、タバコ、麻、綿などすべてタダ、それを採集したり運んだりする奴隷もタダ、それを本国に持ち帰り巨額の利益を得たのです。植民地の資源の大部分が本国に運び去られました。
先進国は自らの資源と自らの労働力で現在の豊かな経済を築いたのではなく、多くの場合、奪うことによって豊かになったのです。特にアメリカ、オーストラリアは、大陸ごと奪って自分の国にしてしまっています。
先進国の経済はそのように築き上げられたのです。
「植民地」や「奴隷」は無くなったように思われていますが、実質的には、日本はアメリカの植民地であり、東南アジアは日本の植民地であり、日本の政治家はアメリカの奴隷であり、東南アジアの労働者は日本の奴隷なのです。
詳しくは、次週掲載します。

