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      <title>環境レポート</title>
      <link>http://www.chikyumura.org/environmental/report/</link>
      <description></description>
      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2008</copyright>
      <lastBuildDate>Thu, 01 May 2008 10:55:27 +0900</lastBuildDate>
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            <item>
         <title>2008年5月号　 値上げラッシュの原因は？</title>
         <description><![CDATA[<p>
<span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 90%">昨年の秋以降、続々と食料品の値上げが発表され、私たちの暮らしを直撃しています。今まさに値上げラッシュです。その主な原因は「原油価格の高騰」「小麦価格の上昇」の2点と言われています。値上げのほんとうの原因は何なのか？日本の状況は？世界の動きは？そして、私たちにできることは何かを考えてみましょう。　（事務局・渡辺裕文）</span></span>
</p>
<hr />
<br />
<span style="font-size: 80%"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 90%"><strong><u><span style="font-size: 120%">●値段が上がった食品、日用品の現状</span></u></strong><br />
<br />
<span style="font-size: 120%">自給率が極端に低い日本では、輸入される原材料の価格上昇が即、商品の値上げにつながります。私たちの便利、快適を求めた消費サイクルが、価格を自国でコントロールできない状況を作ってしまったからです。根本的な解決に向け、今、対策が急がれています。</span>
<hr />
<br />
<span style="font-size: 120%"><strong><u>●値上げの原因は大きく二つ</u></strong></span><br />
<br />
<img src="http://www.chikyumura.org/environmental/report/200805ima1.jpg" alt="200805ima1.jpg" width="448" height="296" />
<br />
<br />
</span></span></span>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 80%"><span style="font-size: 120%"><strong>・原油の値上げ<br />
</strong>中国やインドなど発展途上国での原油消費の増加、その消費増加などを見越した投機マネーによる原油先物取引価格の上昇で、この4年間で4倍になりました。<br />
　&rArr;　ガソリン、ティッシュ、マグロ（漁船の燃料の上昇）などの値上げ</span></span></span></span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 80%"><span style="font-size: 120%"><strong>・穀物の不足</strong><br />
地球温暖化が原因とされる異常気象で世界の穀物在庫が減少しています。特に、オーストラリアの2年連続の干ばつは穀物不足に大きな影響を及ぼしました。　<br />
また、欧米を中心に、地球温暖化対策としてのバイオ燃料の使用量が増加したことで、食料となる穀物の生産量の減少をまねいています。</span></span></span></span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 80%"><span style="font-size: 120%">「2017年までにエタノールなどの再生可能燃料を増やし、ガソリン消費量を2割削減する」（2007年のブッシュ大統領の一般教書演説）<br />
　　　&rArr;　小麦やトウモロコシを食料、飼料からバイオ燃料用へ<br />
　　　　　アメリカ&nbsp; ： 大豆をトウモロコシ（バイオ燃料用）に転作<br />
　　　　　ブラジル ： オレンジをサトウキビ（バイオ燃料用）に転作</span></span></span></span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 80%"><span style="font-size: 120%">　　　&rArr;　食用穀物、飼料用穀物が不足し高騰</span></span></span></span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 80%"><span style="font-size: 120%">　　　&rArr;　小麦、食用油、ビール、ジュース、牛乳、乳製品などの値上げへ</span></span></span></span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 80%"><span style="font-size: 120%">先進国の人々のより豊かさを求め続ける生活や、急速に先進国に追いつこうとして経済拡大を推し進める途上国の活動が、地球の環境破壊を進め、バランスを崩し、さまざまなモノの値上げにつながっていると言えます。</span></span></span></span>
</p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 80%">
<hr />
<br />
<span style="font-size: 120%"><strong><u><span style="font-size: 120%">●世界では？</span></u></strong></span></span></span></span>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 80%"><span style="font-size: 120%">「過去3年間で食糧価格が2倍になり、貧しい国々に住む約１億人が<br />
さらなる貧困に追いやられる可能性がある」（世界銀行ゼーリック総督）</span></span></span></span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 80%"><span style="font-size: 120%"><strong>・シエラレオネではコメ価格が300％上昇<br />
　コートジボワール、セネガル、カメルーンでも約50％上昇</strong></span></span></span></span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 80%"><span style="font-size: 120%"><strong>・食糧暴動がアフリカで続発</strong><br />
（チュニジア、エジプト、カメルーン、コートジボワール、モーリタニアなど）<br />
　「暴動が周辺諸国へ拡大する可能性も」 （国際農業開発基金副総裁）&nbsp;</span></span></span></span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 80%"><span style="font-size: 120%">・国連世界食糧計画の援助用食料の調達にも影響</span></span></span></span>
</p>
<p>
<br />
<span style="font-size: 80%"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><strong><u><span style="font-size: 120%">●適切な価格設定は？</span></u></strong></span>
<img style="width: 255px; height: 481px" src="http://www.chikyumura.org/environmental/report/200805ima2.jpg" alt="200805ima2.jpg" width="255" height="481" align="right" />
</span></span></span>
</p>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 80%"><span style="font-size: 120%">値上げラッシュのこの時期に、一時的にガソリンが安くなっていることは喜ぶべきことでしょうか。主要国のガソリン価格（１ﾘｯﾄﾙ当たり）と税負担額（消費税込み）を比較すると、欧州の環境先進国では二酸化炭素（CO2）の排出量を抑えるため、税率が高く、日本やアメリカは低いのです。<br />
イギリスは、2010年4月からガソリン税、自動車税を地球温暖化対策として増税することを決定しています。省エネ自動車の普及促進のためCO2排出量に応じて、排気量の多い車種ほど取得時の税金が高くなります。<br />
日本のガソリン税は、道路を建設維持するための特定財源で、根本的に考え方が違っています。日本も環境税を導入するなど、環境に配慮した適切なガソリン価格を支持する意識が、私たちひとり一人に求められています。</span></span></span></span>
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
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</p>
<br />
<span style="font-size: 80%"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 90%">
<hr />
</span></span></span><strong><span style="font-size: 120%"><br />
<span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 80%"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 90%">【できることからはじめましょう】</span></span></span></span></span></strong><br />
<br />
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 80%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 90%">日常生活の中で、目先の値上げや値下げだけに一喜一憂していませんか。<br />
その視野を少し広げることで、まったく別の生活や世界観が見えてきます。<br />
今、グリーンコンシューマの真価が問われる時代がやってきました。</span></span></span></span></span></span></span>
<p>
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 120%"><span style="font-size: 80%"><strong><span style="font-size: 120%">・必要なものかどうかを暮らしのすべての場面で考え、消費の基準を見直しましょう<br />
・商品の生産過程を知り、購入する商品の詳しい知識を持ちましょう<br />
・自動車の利用を控えよう(できるだけ徒歩、自転車、公共交通)<br />
・日本の自給率を上げるための、賢い購入をする。そして家庭菜園や援農をしよう</span></strong></span></span></span>
</p>
<!--//.boxTopic -->
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/environmental/report/2008/05/01105527.html</link>
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         <pubDate>Thu, 01 May 2008 10:55:27 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>2008年4月号　 日本の順位は第何位？</title>
         <description><![CDATA[<p>
先月は、日本の食糧の自給率が極端に低く、順位も先進国で最低であることと、その理由を見てきました。こうした数値を見ると、日本はほんとに「先進国」なのでしょうか。その他の事柄についても、日本の現状を見てみましょう。
</p>
<hr />
<br />
<strong><u><span style="font-size: 120%">●食糧の自給率（農水省食糧需給表より）</span></u></strong>
<img style="width: 327px; height: 284px" src="http://www.f01-068.201.fs-user.net/environmental/report/2.jpg" alt="2.jpg" width="327" height="284" align="left" />
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
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</p>
<p>
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</p>
<p>
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</p>
<p>
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</p>
<p>
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</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
<br />
<br />
穀物の自給率は世界的に見て極端に低い国になっています。<br />
・穀物自給率　世界175か国中124番目<br />
・食糧自給率　先進12か国中最下位<br />
※詳細は3月号『地球は今&hellip;』をご覧ください
</p>
<hr />
<br />
<strong><u><span style="font-size: 120%">●日本の経済力、政治力</span></u></strong>
<p>
日本は数年前まで経済大国と言われていました。現状はどうなっているのでしょう。<br />
（内閣府資料）
<img src="http://www.chikyumura.org/environmental/report/ima-200804-01.gif" alt="ima-200804-01.gif" width="258" height="221" align="right" />
</p>
<p>
・ＧＤＰ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　&nbsp;<br />
日本のＧＤＰはアメリカについで第2位。しかし、年々ＧＤＰの総額は減少しています。<br />
20年以上にわたり、世界のＧＤＰの総額のうち10％以上を占めていましたが、2006年には9％になっています。<br />
さらに、国民一人当たりのＧＤＰを見ると、2006年にはＯＥＣＤ30か国中18位。<br />
もはや、経済大国とは呼べない国になっています。
</p>
<p>
・国の借金（負債）<br />
昨年3月末の日本の借金の総額は834兆円。国民一人当たり650万円の借金があることになります。さらに地方自治体の地方債が約200兆円あります。2005年の国別債務では、ＧＤＰの177％の日本はダントツの１位になっています。<br />
<br />
<br />
<img src="http://www.chikyumura.org/environmental/report/ima-200804-02.gif" alt="ima-200804-02.gif" width="453" height="106" />
</p>
<p>
・国際競争力<br />
スイスの国際経営開発研究所は、経済実績、政府の効率性、ビジネスの効率性、インフラの4つの観点から毎年「国際競争力」の順位を発表しています。2007年の日本の順位は55か国中24位でした。政治経済でも信頼度が高いとはいえない国なのです。
</p>
<hr />
<br />
<strong><u><span style="font-size: 120%">●国防支出</span></u></strong>
<img src="http://www.chikyumura.org/environmental/report/ima-200804-03.gif" alt="ima-200804-03.gif" width="161" height="188" align="right" />
<p>
日本の国防費は、国連安保理事国5カ国に次いで6番目に多い国となっています。1991年の約3倍に増加。<br />
※日本は憲法第9条で「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」としています。
</p>
<p>
<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="font-size: 120%"><strong><u>●自殺率</u></strong></span>
</p>
<p>
日本では自殺が増えているという報道が聞かれますが、世界的に比較するとどうでしょうか？<br />
国連ＷＨＯの報告では、世界101か国中第9位。日本より上位の国は「リトアニア」「ロシア」「ハンガリー」など、国の体制が大きく変化している不安定な社会状況にある国ばかり。日本は先進国ではトップです。<br />
<br />
<img src="http://www.chikyumura.org/environmental/report/ima-200804-04.gif" alt="ima-200804-04.gif" width="337" height="214" />
</p>
<p>
<br />
<strong><u><span style="font-size: 120%">●国民としての誇り</span></u></strong>
</p>
<p>
「自国に誇りを持つ人の割合」を調査した結果、日本は60か国中57位（「世界60カ国価値観データブック」）。誇りを持っている人が54％、半数は誇りを持っていないのです。
</p>
<p>
<img src="http://www.chikyumura.org/environmental/report/ima-200804-05.gif" alt="ima-200804-05.gif" width="387" height="168" />
</p>
<hr />
<br />
いかがでしたでしょうか。日本を客観的に見てみると、改めて日本の残念な部分が見えてきました。私たち一人ひとりの考え方、行動が積み重なって、この不思議な国、日本を作っているのです。少し立ち止まって、自分の生活を見直してみませんか？<br />
<br />
<hr />
<strong><span style="font-size: 120%"><br />
【できることからはじめましょう】</span></strong>
<p>
<strong>◇身近なことから、できることをやってみよう。</strong><br />
・割り箸をやめてマイ箸を持とう<br />
・輸入食品を減らそう、肉食を減らそう<br />
・飽食、贅沢をやめよう<br />
・有機野菜を食べよう、家庭菜園をしてみよう<br />
・自動車の利用を減らそう、アイドリングをやめよう<br />
・二酸化炭素削減にＷＥＢ上の環境家計簿（ストッコ）に参加しよう<br />
<strong>◇税金の使われ方など、おかしいことに対して「おかしい」と　意思表示をしよう</strong><br />
<strong>◇グリーン（環境重視）な政治家に投票しよう</strong>
</p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/environmental/report/2008/03/31121739.html</link>
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         <pubDate>Mon, 31 Mar 2008 12:17:39 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>2008年3月号　なぜ日本は先進国で最も自給率が低いのか？</title>
         <description><![CDATA[<p>
日本の食料自給率は、先進国の中で最低クラスです。しかし、約50年前まではほぼ自給ができていました。日本の現状を知り、どのような経過でこの事態を招いたのかを探り、日本の将来についてみていきましょう。
</p>
<hr />
<strong><u><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><br />
<span style="font-size: 120%">●日本は世界で第何位の自給率？</span><br />
</span><br />
</span></u></strong>1960年代から高度経済成長に合わせて、食料の自給率が徐々に低下しました。<br />
　・現在の日本の穀物自給率は、175カ国中　124番目です。<br />
　・先進国では、29ヶ国中　26番目です（日本より低い国は、ﾎﾟﾙﾄｶﾞﾙ、ｵﾗﾝﾀﾞ、ｱｲｽﾗﾝﾄﾞ）。
<p>
<img style="width: 327px; height: 284px" src="http://www.f01-068.201.fs-user.net/environmental/report/2.jpg" alt="2.jpg" width="327" height="284" align="left" />
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
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</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
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</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
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</p>
<p>
<br />
<img src="http://www.f01-068.201.fs-user.net/environmental/report/3.jpg" alt="3.jpg" width="256" height="258" align="right" />
&nbsp;現在の日本の穀物の自給率は28％です。では、残りの72％はどこの国から来ているのでしょうか。農水省、財務省のデータ（2005年）を基に計算すると、アメリカ57％、オーストラリア7％、カナダ4％、中国2％などとなっています。日本は、主食（米、小麦など）をアメリカなどに依存する国、悪く言えば養われている国になっているのです。
</p>
<p>
&nbsp;&nbsp;&nbsp;<br />
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<br />
<br />
<br />
<hr />
<span><strong><br />
<span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><u><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 90%"><span style="font-size: 150%">●戦後、なぜ自給率が下がってしまったのでしょう</span></span></span></span></u></span></span></strong></span><span><br />
<br />
・第2次世界大戦中、アメリカは工業製品による好景気とともに、小麦、とうもろこしなどの農業生産物も連合国へ提供するために増産しました。終戦直後はアメリカから欧州への輸出が続きましたが、欧州の農業が復興したため、穀物がだぶつきました。<br />
・1954年、アメリカで「余剰穀物を途上国などが低金利、長期返済で購入できる」農業貿易促進援助法が成立。日本は戦後の食糧不足からアメリカから４億ドルの食糧援助を受けました。<br />
・1954年、日本で学校給食法が成立し、パンと脱脂粉乳による学校給食がアメリカをスポンサーとして開始されました。<br />
　&rArr;子どもたちが、パン食になじむことで日本は小麦の輸入国（アメリカにとって最大の買い手）になり、日本の裏作（冬場の小麦や大豆生産）が完全に崩壊しました。<br />
・1960年、農林水産物121品目が自由化されました。<br />
・1961年、農業基本法を制定。農業から工業中心へという政策方針が出されました。<br />
・1969年、食糧管理法が改正され、減反政策が始まりました。<br />
・1970年、改正農地法を制定、農地が工業団地へ変わりました。<br />
　　　　穀物自給率　　　83％（60年）　&rArr;　48％（70年）<br />
　　　　カロリー自給率　89％（60年）　&rArr;　75％（70年）<br />
&rArr;1954年のアメリカからの援助は4億ドル、日本がその後20年間で購入した穀物は175億ドル以上。アメリカは日本の穀物の市場開発に成功し、日本の自給率は最低クラスになりました。<br />
<br />
<hr />
<br />
<strong><u><span style="font-size: 90%">●私たちの食生活が拍車をかける</span></u><br />
<p align="justify">
<img style="width: 313px; height: 237px" src="http://www.f01-068.201.fs-user.net/environmental/report/reitou.jpg" alt="reitou.jpg" width="313" height="237" align="right" />
</p>
</strong>・電気冷蔵庫の高性能化、大型化が、食生活に大幅な変化をもたらしました。冷凍食品の増大は、国内における消費サイクルから、輸入中心の消費サイクルに変わりました。<br />
・外食産業やファーストフード店の増加も大きな影響を及ぼしています。1970～71年にファーストフードの第一号店がオープン。今では、大手（マクドナルド、モスバーガー、ロッテリア、ケンタッキーフライドチキン）の店舗だけでも、日本全国で約7,000店もあり、私たちの生活の一部になっています。<br />
　※規格化された食品を大量に消費するようになり、安価に生産される海外からの輸入品への依存傾向がより高まったのです。<br />
<br />
<hr />
</span>
<p>
<strong><u><span style="font-size: 90%">●今後、日本はどうなるのでしょう</span></u></strong>
</p>
<p>
昨年末からの小麦（パン、麺類など）の値上げは、主にオーストラリアの干ばつによる小麦の生産の減少によるものです。今後、地球温暖化の進行に伴って、さらに穀物や農産物の生産が減少することが国連IPCC報告などで予測されています。<br />
現在の輸入依存のままでは、私たちの生活そのものが成り立たなくなる可能性があります。<br />
早急に、食料が自給できる体制への変革が求められています。
</p>
<hr />
<p>
<strong><span style="font-size: 100%">【できることからはじめましょう】</span></strong><br />
「食の安全」を確かなものにするには、自給率100％が基本です
</p>
<p>
　●産地直送の農産物を購入する<br />
　●輸入食品をなるべく買わない<br />
　●食事は外食より家庭でする<br />
　●お米中心の昔からの食生活に切り替える<br />
　●ファーストフード、冷凍食品などの利用をできるだけ控える<br />
　●家庭菜園を始める<br />
　●援農（農家の繁忙期にお手伝い）をする
</p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/environmental/report/2008/02/29162807.html</link>
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         <pubDate>Fri, 29 Feb 2008 16:28:07 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>2008年2月号　消費者神話</title>
         <description><![CDATA[<p>
昨年、次々に話題になった「賞味期限切れ」は、とんでもない事件のように報道されていますが、本当にそうなのでしょうか。日本の食の常識について考えてみましょう。
</p>
<h5 align="left"><u>賞味期限切れって売ってはいけないの? 食べられないの?</u></h5>
<p>
加工食品には、食品衛生法などで定められた、賞味期限または消費期限が表示されています。消費期限は、期限が過ぎたら売ってはいけませんが、賞味期限は、「おいしさを保証できる期限」であり、製造者の責任で設定(変更)するものです。期限が過ぎたら売ってはいけないというものではありません。仮に製造者が賞味期限を「変更」しても、すべてが「偽装」ということではなく、「営業停止」や「謝罪会見」は他の国では考えられません。そのことよりも、日本では間違った消費者の思い込みによって膨大な食料が捨てられていることの方が大きな問題です。
</p>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em">
★コンビニでの食料廃棄(コンビニ弁当、パンなど)<br />
毎日1店舗平均 1万5千円分を廃棄 &rArr; 1店舗あたり年額約 500万円分の廃棄<br />
全国のコンビニの数は約 4万3千店 &rArr; 廃棄総額は年 2150億円
</div>
<div class="boxType01">
<strong>賞味期限と消費期限の違いは?</strong>
<ul class="listType01">
	<li>消費期限は長くは保存がきかない食品(だいたい5日以内に食べたほうがよい食品)に表示。開封していない状態で、表示された保存方法で保存したときに、食べても安全な期限を示しています。<br />
	(消費期限の例‥‥コンビニの弁当、豆腐、食パン、菓子パン、和菓子など)</li>
	<li>賞味期限は冷蔵や常温で保存がきく食品に表示。開封していない状態で、表示された保存方法で保存したときに、おいしく食べられる期限を示しています。<br />
	(賞味期限の例‥‥ハム、スナック菓子、缶詰、牛乳、納豆、卵など)</li>
</ul>
</div>
<h5 align="left"><u>廃棄食料はリサイクルされている? 捨ててもかまわない?</u></h5>
<p>
<img style="float: right" src="http://www.f01-068.201.fs-user.net/mt-static/FileUpload/pics/about/environmental_report/0802_01.gif" alt="" width="227" height="182" />
</p>
<ol>
	<li>人間が食べられるものを家畜の餌にしたり、堆肥にすることはとてもおかしなことです。</li>
	<li>廃棄食料は、家畜にも健康上問題があり、実際には3%程度しか使われていません。</li>
	<li>肥料についても、廃棄食料は塩分が多く、堆肥として不適で、7%しか使われていません。</li>
</ol>
<div class="boxType01">
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em">
<strong>★日本の廃棄食料は26％</strong><br />
１億２７００万人の２６％＝３３００万人<br />
毎日３３００万人分の食料、金額にして年<br />
数兆円分の食料が捨てられています。
</div>
<br />
<strong>★２００１年に食品リサイクル法が施行されたが、廃棄食料はほとんど減っていません。</strong>
</div>
<h5 align="left"><u>和食を食べると農作物の自給率も上がる?</u></h5>
<p>
<img style="float: right" src="http://www.f01-068.201.fs-user.net/mt-static/FileUpload/pics/about/environmental_report/0802_02.gif" alt="" width="170" height="216" />
右図の農水省サイトにある自給率によると、和食でも自給率が低いものがたくさんあります。米以外、大半は輸入品です。輸入エネルギーを大量に消費し、地球温暖化を促進することにもつながっています。
</p>
<div class="boxType01">
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em">
★日本の食糧の自給率<br />
穀物(主食)自給率 28%<br />
カロリー 自給率 39%
</div>
</div>
<p>
環境にも配慮して自給率を上げるためには・・・
</p>
<ul class="listType01">
	<li>パン食、小麦食 &rArr; 米食</li>
	<li>副食(おかず)もできるだけ、国産のものを選ぶ</li>
	<li>野菜も、国産物、有機野菜を選ぶ</li>
</ul>
<h5 style="clear: right" align="left"><u>減塩商品は体にいい?</u></h5>
<ul>
	<p>
	健康志向を打ち出した減塩商品が市場に多く出回っていますが、これも安易にいいと信じないことです。塩には、防カビ(殺菌)や色落ち防止の効果があり、減塩商品は塩を減らした分を補うために添加物が使われる場合が多いのです。減塩で安心して食べ過ぎる傾向もあります。「健康」を宣伝しているものも、本当に良いのかどうか、まず自分で調べることです。
	</p>
</ul>
<h5 align="left"><u>牛乳は体にいいの? 高脂肪牛乳はもっといいの?</u></h5>
<ul>
	<p>
	高脂肪乳を出す牛には、高カロリーの飼料、とうもろこしなどを大量に食べています。その飼料はほとんどが輸入品です。「もっと高カロリーを」と行き着いた先が肉骨粉で、BSEの問題が起こりました。そもそも、人間の大人が、牛の母乳を飲むことは自然なことなのでしょうか。<br />
	戦後、アメリカの過剰農産物の解決策として、日本に導入された「パンと牛乳」のために、日本の食事が大きく変わりました。アメリカの農業を守るために、日本の農業が破壊されたのです。今こそ日本食を見直し、日本の農業を復活させなければなりません。
	</p>
</ul>
<div class="boxType01" align="left">
<strong>【私たちはどうすればいいのでしょうか】</strong><br />
テレビや雑誌などの情報や宣伝を信じ込み、聞きかじりの知識を正しいと思い込んでいることがたくさんあります。<strong>
<div class="boxType01" align="left">
<ul class="listType02">
	<li>「本当はどうか」と考えると、真実の姿が見えてきます。</li>
	<li>一人ひとりが責任を持って、安全な食、人にやさしい食、地球にやさしい食を目指して、取り組んでいきましょう。</li>
</ul>
</div>
</strong>
</div>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/environmental/report/2008/02/01024909.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/environmental/report/2008/02/01024909.html</guid>
        
        
         <pubDate>Fri, 01 Feb 2008 02:49:09 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>2008年1月号　地球環境概況「地球は今」</title>
         <description><![CDATA[<p>
国連環境計画(UNEP)が地球環境の現状をまとめた「第4次地球環境概況(GEO-4)」やIPCC、UNDP報告など、地球環境についての報告書が相次いで発表されています。こうした報告書から、改めて地球環境の現状をまとめてみます。
</p>
<h5><u>地球環境の20年</u></h5>
<p>
地球規模の環境問題について「環境と開発に関する世界委員会(ブルントラント委員会)」が、1987年にまとめた最初の報告書 &ldquo;Our Common Future&quot; 『我が共通の未来』から20年が経過しました。
</p>
<p>
<img style="float: right" src="http://www.f01-068.201.fs-user.net/mt-static/FileUpload/pics/about/environmental_report/0801_01.gif" alt="" width="207" height="174" />
<strong>〔人口などの増加と農地の減少〕</strong>
<ul class="listType02">
	<li>地球全体の人口は50億人から67億人</li>
	<li>CO2排出は220億トンから260億トン</li>
	<li>GDPは21兆ドルから35兆ドル</li>
	<li>一人当りの農地面積は2.6haから2.0haに減少(右表)</li>
</ul>
</p>
<p>
<strong>〔環境問題〕</strong><br />
主要な課題である気候変動、種の絶滅、食糧危機といった問題は未解決のまま<br />
&rArr;この20年間の対策は不十分であった。
</p>
<p>
<strong>〔影響は必ず弱者に〕</strong><br />
<ul class="listType02">
	<li>洪水、干ばつ、ハリケーン、地震等の自然災害の被災者は年間2億人以上</li>
	<li>1992年~2001年で最も頻発した自然災害は洪水</li>
	<li>全世界で12億人が被災、被災者の9割が途上国、死亡者の過半数は貧困層</li>
</ul>
</p>

<h5 style="clear:right;"><u>環境問題の状況</u></h5>
<p>
<strong>〔地球温暖化〕</strong><br />
気候変動の影響は明白でさまざまな現象が各地で起きています。
<ul class="listType02">
	<li>20世紀に平均0.74度の気温上昇を記録</li>
	<li>過去125年間のうち、最も高温を記録した年(11年)が1990年以降に集中</li>
	<li>グリーンランドの氷床などの融解による海面上昇<br />
		北極では世界平均の2倍の速さで地球温暖化が進行、10年で約9%の海氷が減少<br />
		そのほか、食糧生産の減少、気候変化による病原菌の拡散など</li>
	&rArr;今後、熱波、暴風雨、洪水、干ばつなどの頻度や規模が増大
</ul>
</p>
<p>
<strong>〔オゾン層破壊〕</strong>
<ul class="listType02">
	<li>多くの国で皮膚がんや白内障の増加、カエルなど両生類の減少などの影響</li>
	<li>オゾン層を破壊するフロンガスなどの規制条約(モントリオール議定書)が遵守されても回復は2060年~2075年ごろ。しかし、日本の排出規制は非常に緩く、一部の途上国では、まだ生産が続けられています。</li>
</ul>
</p>
<p>
<strong>〔森林破壊〕</strong>
<ul class="listType02">
	<li>熱帯林は毎年約13万平方キロ(日本の面積の3分の1に当たる)ずつ減少</li>
	&rArr;地球温暖化、生物種の減少に大きなダメージ
</ul>
</p>
<p>
<strong>〔生物の多様性〕</strong>
<ul class="listType02">
	<li>森林の砂漠化、土地の重金属汚染、海洋汚染など破壊が今も続いている<br />
		&rArr;種の絶滅が加速度的に増加</li>
	<li>漁獲量は乱獲により減少が続いている<br />
		&rArr;人間の食糧供給の減少だけでなく、生物種の減少を引き起こしている</li>
</ul>
</p>
<p>
<strong>〔水危機〕</strong>
<ul class="listType02">
	<li>地球規模でみて、人間の病気や死亡の最大要因は汚染された水によるもの</li>
	<li>このままでは2025年までに、世界人口の3分の2(50億人)が水不足に</li>
</ul>
</p>
<p>
<strong>〔大気汚染〕</strong>
<ul class="listType02">
	<li>工業の生産過程、自動車などの排気による劣悪な大気汚染</li>
	&rArr;深刻な健康への影響、200万人以上が死期を早めていると推計
</ul>
</p>
<h5><u>地球環境はすでに臨界点</u></h5>
<p>
たとえば、これ以上地球温暖化が進むと、生態系(食物連鎖)の崩壊が加速します。
<ul class="listType02">
	<li><strong>気候変動により植物の成長時期や開花時期が変化</strong><br />
		&rArr;木の葉を食べる幼虫、花の蜜を吸う蝶の出現時期と植物の成長時期がずれ、幼虫は葉を食べられず激減、花は受粉できないために実をつけられず種ができない。幼虫を餌にしていた小鳥、小鳥を餌にしていた大きな鳥も次々と減少し、取り返しの付かない生態系の崩壊が起きる</li>
	<li><strong>二酸化炭素の急増により、海水中の二酸化炭素も増加</strong><br />
		&rArr;二酸化炭素(炭酸ガス)が海水中で増えることで海水が酸性化し、海水の酸性化で珊瑚や微生物の殻(カルシウム)が溶けて死滅。微生物(餌)の減少で、魚など海洋生物が減少し、海水中の有機物が分解されず汚泥となり、海洋汚染が進む。</li>
</ul>
こうした変化は一度起きるとその回復はきわめて困難です。
</p>
<p>
<div class="boxType01">
「人類そのものの生存が危機に瀕している。今こそ結果重視の革新的な制度を導入、持続可能な社会へ向けての移行を進める必要がある」（ＵＮＥＰ報告）<br />
「問題を作り出した豊かな国々が、世界の貧しい人々の夢と希望がむしばまれていくのを傍観することは許されない。自己満足と言い訳が幅を利かせている状況は容認できない」（ＵＮＤＰ報告）
</div>
</p>
<p>
<div class="boxType03">
<strong>【できることからはじめよう】</strong>
<ul class="listType02">
	<li>今、将来を考えた行動をとることが必要</li>
	<li>先送りすることは、選択肢をもっと減らすことにつながる</li>
	<li>先進国の私たちが行動する必要がある</li>
報告書に書かれているこのメッセージは、国連から各国政府へ向けられた言葉ですが、同時に私たちへ向けられたメッセージでもあります。新年にあたり、自分自身の生活をもう一度振り返ってみましょう。
</ul>
</div>
</p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/environmental/report/2008/01/01022344.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/environmental/report/2008/01/01022344.html</guid>
        
        
         <pubDate>Tue, 01 Jan 2008 02:23:44 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>2007年12月号　「たったひとつ」の・・・</title>
         <description><![CDATA[<p>
<img style="float: right" src="http://www.f01-068.201.fs-user.net/mt-static/FileUpload/pics/about/environmental_report/0712_01.jpg" alt="" width="146" height="123" />
アポロ17号が地球への帰還時に太陽を背にして写した、「ザ・ブルー・マーブル」といわれている「たったひとつ」の地球の写真。今回は想像力を豊かにして、「たったひとつ」をテーマに地球の現状を見てみましょう。
</p>
<h5 style="clear:right;"><u>割り箸</u></h5>
<p>
<img style="float: right" src="http://www.f01-068.201.fs-user.net/mt-static/FileUpload/pics/about/environmental_report/0712_02.gif" alt="" width="140" height="98" />
食事のときに何気なく使った「その」割り箸。たくさんの割り箸のうちのひとつですが、「たったひとつ」の大切な存在です。半年前には鳥や虫が飛びかうシベリアの森の中で、一本の白樺の木として立っていました。シベリアの夏は短く、日差しを精一杯浴びて生きていました。
<ul class="listType01">
	<li>２ヶ月前に、丸太として中国の港に積まれていました。</li>
	<li>１ヶ月前に、製材所で切断され割り箸として加工されていました。</li>
	<li>２時間前に、コンビニでお弁当を買い、その割り箸をレジで受け取りました。</li>
	<li>１時間後には、食事が終わったあなたは、割り箸をゴミ箱へ。</li>
	<li>３日後には、ごみ収集車で運ばれ、焼却場で燃やされてしまいます。</li>
</ul>
</p>
<div class="boxType01" style="clear:right;">
<p>
もしたくさんの割り箸を日本で消費していなければ、もしあなたが割り箸を使わなければ、今も極寒のシベリアの森で暖かい夏を夢見て生きていたかもしれません。
</p>
</div>

<h5><u>缶詰</u></h5>
<p>
スーパーなどで簡単に手に入るツナ缶。台所の片隅に置かれている「その」ツナ缶も「たったひとつ」しかない存在です。半年前には、その&ldquo;マグロ&rdquo;は東シナ海で、仲間と一緒に大海原を自由に泳いでいました。
<ul class="listType01">
	<li>３ヶ月前に、タイの工場でツナの缶詰が作られました。</li>
	<li>２ヶ月前に、日本の港へ着きました。</li>
	<li>１ヶ月前に、スーパーの特売で安く売られていました。そのひとつを買って帰りました。</li>
	<li>保存がきく缶詰は、すぐに使われることもなく、あなたの台所の片隅に置かれています。</li>
</ul>
</p>
<p style="clear:right;">
<div class="boxType01">
マグロを釣るために、現地の魚（ミルクフィッシュなど）を餌として大量に消費。<br />
<div style="padding-left:2em;text-indent:-1em;">
&rArr;タイの缶詰工場で働いている人の一日の給料は400円程度。<br />現地では、魚(ミルクフィッシュなど)の価格が急上昇し、魚も食べられなくなりました。
</div><br />
※現地の人が食べることのない高級魚(マグロ)が、日本では特売されたり、ペットフードになったりしています。一方で現地の人の生活が圧迫されているのです。
</div>
もし必要な量だけを私たちが買い求めれば、漁獲規制の必要もなくなり、海は魚の宝庫に戻るかもしれません。
</p>

<h5><u>お米</u></h5>
<p>
<img style="float: right" src="http://www.f01-068.201.fs-user.net/mt-static/FileUpload/pics/about/environmental_report/0712_03.gif" alt="" width="122" height="88" />
食堂やレストランでよくご飯の食べ残しを見かけます。「その」お米の一粒一粒は「たったひとつ」しかない、貴重な存在なのです。今日食べ残したご飯（お米）は、山あいにある田んぼで農家の方に丹精込めて育てられ、清らかな水と太陽の光の中、豊に実っていました。
</p>
<p>
<ul class="listType01">
	<li>今年の春に田植えをしたお米を秋に収穫。</li>
	<li>１週間前にレストランにお米が納入されました。</li>
	<li>店のメニューには美味しそうなものが並んでいてます。あなたはたくさん注文し過ぎて、ご飯を残してしまいました。</li>
	<li>１時間後にはゴミ箱へ、翌日には焼却場で燃やされてしまいます。</li>
</ul>
</p>
<p style="clear:right;">
<div class="boxType01">
<ul class="listType01">
	<li>日本で一日に廃棄している食糧は3000万人分</li>
	<li>世界では8億人以上が常に飢餓状態にあり、年間約1000万人が死亡しています。</li>
	<li>日本は、世界最大級の食糧輸入国。食糧の6～7割が輸入品です。</li>
</ul>
</div>
</p>
<p>
もし私たちがお米を棄てなければ、飢餓状態の人たちの笑顔が溢れるかもしれません。元は生き物（命）である食料を大切にすることから、世界の飢餓貧困問題の解決につながります。
</p>
<h5><u>私たちの周りの全てのものは「たったひとつ」の・・・</u></h5>
<p>
<div style="padding-left:3em;text-indent:-3em;">
<strong>【紙】</strong>読まれることもなく捨てられるチラシや、途中までしか書かれていないノート。<br />
「その」チラシやノートも木としてほんの数年前までは生きていたのです。<br />
※新聞、雑誌、書類など、日本で一年間に消費される紙は3000万トン。<br />
１人あたり一年間に約250キロ。体重の4～5倍に近い紙（＝木）を使っています。
</div>
</p>
<p>
<div style="padding-left:3em;text-indent:-3em;">
<strong>【服】</strong>「流行おくれだから」「太って着られなくなったから」と捨てられた服。<br />
「その」服の原料の綿花は、遠くカリフォルニアの畑で収穫され、運ばれてきたものです。<br />
※衣類の廃棄量は年間200万トン。リサイクルされているものは、１割程度です。
</div>
</p>
<p>
<div class="boxType03">
<strong>【できることからはじめよう】</strong><br />
私たちが使っているものはすべて「たったひとつ」のもの、この世にひとつしかないのです。元は、ほとんどが生き物です。それを簡単に捨ててしまうようになった私たちの生活は、何かおかしくありませんか？
<ul class="listType02">
	<li>お米や野菜、肉・魚はどこから来たのか、作った人や関わった人の気持ちは？<br />
		毎日の生活でこうしたことを感じられなくなっています。<br />
		農家の人や漁師さん、生産者の苦労をもっと身近に感じましょう。</li>
	<li>「地球」もたったひとつです。大気や水の汚染、温暖化、オゾン層の破壊。<br />
		地球上の生物の滅亡を防ぐのは私たちです。</li>
	<li>そして私たち、自分自身もたったひとつです。自分を大切に生きていますか？<br />
		今をしっかりと生きていきましょう。</li>
</ul>
</div>
</p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/environmental/report/2007/12/01235417.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/environmental/report/2007/12/01235417.html</guid>
        
        
         <pubDate>Sat, 01 Dec 2007 23:54:17 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>2007年11月号　地球にやさしいお金の使い方</title>
         <description><![CDATA[<p>
新聞などではバッドニュースがほとんど。でも、私たちの行動で、グッドニュースが生まれます。私たちの取り組みで、多くの人と夢や希望を分かち合えます。今回は、地球環境にやさしいお金の使い方を考えてみましょう。
</p>
<h5><u>毎日できる投票＝「買い物」！</u></h5>
<p>
<img style="float: right" src="http://www.f01-068.201.fs-user.net/mt-static/FileUpload/pics/about/environmental_report/0711_01.jpg" alt="" width="93" height="129" />
選挙は数年に１回くらい。でも、なかなか生活に反映されません。もっといい方法はないでしょうか。実はあるのです！「買い物」です！毎日の買い物で社会を変えることができるのです。
</p>
<p>
「ある商品を買う」ということはその商品を支持し、一票を投じるという意味を持っています。
</p>
<p>
買い物は毎日できる投票なのです。環境に配慮した商品に票が集まれば、その商品は支持されているということで、世の中に広がっていきます。
</p>
<p>
事実を知り、環境にやさしい商品を基準に毎日投票（買い物）をすることで、社会は変わっていくのです。
</p>
<h5 style="clear:right;"><u>「千円」くらいで、できること</u></h5>
<p>
<ul class="listType01">
	<li><strong>スイッチ付きのコンセントを使おう！</strong><br />
	家庭で使う電気の１割は待機電力。これを減らすことで、家庭の電力消費や家計の節約になります。スイッチ付きのコンセントを使うと手間が少なく、便利に節約できます。
	</li>
	<li><strong>電球を電球型蛍光灯に替える</strong><br />
	家のトイレや階段などの白熱電球を電球型蛍光灯に替えましょう。同じ明るさだと消費電力は１/４～１/５程度に減り、しかも長寿命です。ひとつの電球は少し割高ですが、電気代、寿命を考えると比較的安価になります。
	</li>
	<li><strong>マイ箸、マイバッグを持とう！</strong><br />
	日本の割り箸の消費量が１年間に２５９億膳(林野庁)。これは、木造住宅約２万軒分に相当します。
	また、日本人の消費するレジ袋は約３００億枚(日本ポリオレフィンフィルム工業組合)。
	これは、日本の自動車約８０万台分のガソリン消費に相当します。「この程度はたいしたことはない」という一人ひとりの使い捨てが、日本全体となると莫大な消費量になります。
	</li>
</ul>
</p>
<h5><u>もうすこしお金を出してできること</u></h5>
<p>
<img style="float: right" src="http://www.f01-068.201.fs-user.net/mt-static/FileUpload/pics/about/environmental_report/0711_02.jpg" alt="" width="204" height="156" />
<ul class="listType01">
	<li><strong>自転車を使おう！</strong><br />
	日本の自転車の国民一人当たりの保有台数は、先進国中第７位。上位の国は、環境先進国が並んでいます。<br />
	第１位のオランダでは、自転車を使うと所得税の減税があるなど、国の政策として取り組んでいます。<br />
	また、日本の自転車による交通事故死者数は、先進国で最多。自転車道の整備がかなり遅れていることなどが大きな原因です。
	</li>
</ul>
</p>
<p>
<img style="float: right" src="http://www.chikyumura.net/tsushin/uploads/img472eb9b5f052b.jpg" alt="" width="137" height="92" />
<ul class="listType01">
	<li><strong>農家から直接野菜を買ってみよう！</strong><br />
	無農薬の野菜を産地から宅配販売で購入したり、援農（農業をしている人を時々手伝うこと）をしてみましょう。生産者の顔が見える新鮮で健康な野菜を食卓に並べることから安心感が生まれます。
	</li>
</ul>
</p>
<h5 style="clear:right;"><u>海外に目を向けてみよう</u></h5>
<p>
<ul class="listType01">
	<li><strong>余裕の範囲、節約したお金で募金をしよう！</strong><br />
	『地球村』では、さまざまなNGOなどと協力して海外への支援活動を行っています。私たちのお金でできる途上国の支援を紹介します。
		<ul class="listInner">
		<li>1000円で1か月分の一家族の食料を購入できる</li>
		<li>1000円で50人分の伝染病などの予防接種ができる</li>
		<li>1000円で砂漠地域に38本の地元の植生にあった木を植林することができる</li>
		<li>10万円で100家族が使う井戸を設置できる</li>
		<li>15万円で少年兵が社会復帰できる(地球村通信10月号の対談をご覧ください)</li>
		</ul>
	</li>
	<li><strong>エコツアーに行ってみよう！</strong><br />
	日本が(直接・間接的)原因で環境を破壊している、東南アジアの国々やロシア・中国などの現地を訪れるエコツアーや植林ツアーに参加してみましょう。私たちの生活を維持するために海外の自然や人々に与えている影響を知ることから、私たちにできることが見つかります。
	</li>
</ul>
</p>
<h5><u>「ハガキ」で世界を変えよう</u></h5>
<p>
企業などに「こんなことがして欲しい」「こんなことを考えているのだけれど」という要望、提案のハガキや手紙、FAXを送りましょう。今、多くの企業が求めているのは対立ではなく対話です。<br />
この時、大切なのは、「非対立」の心を忘れないことです。
</p>
<p>
<strong>＜これまでに『地球村』会員（市民）の提案から次のことが実現しています＞</strong>
<ul class="listType02">
	<li>環境に配慮した商品の提案が実現化しています。たとえば、環境ＮＧＯグリーンピースとの協力でノンフロン冷蔵庫の実現を後押ししました。</li>
	<li>『地球村』の企業会員がマイ箸運動に取り組むようになり、次々とマイ箸運動が広がりました。</li>
	<li>建築関係の企業が、環境ISOを取得し、リサイクルや省エネ・省資源に真剣に取り組むようになりました。</li>
	<li>自治体（札幌市・枚方市）が「ストップ・ザ・温暖化キャンペーン」に参加しました。</li>
</ul>
</p>

<div class="boxType03">
<strong>【できることからはじめよう】</strong>
<p style="margin-left: 5px">
日常生活の一つ一つの積み重ねが、環境問題や世界の問題にもつながっています。
一人ひとりが心がけ、実践し続けることが大切です。次の３つを心がけましょう。
<strong>
<ul class="listType02">
	<li>事実を知るように心がけよう</li>
	<li>できることをまず何かひとつ始めてみよう</li>
	<li>はじめたことを持続しよう</li>
</ul>
</strong>
</p>
</div>
<p align="right">
参考図書：「地球温暖化サバイバルハンドブック」 　ランダムハウス講談社
</p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/environmental/report/2007/11/01231644.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/environmental/report/2007/11/01231644.html</guid>
        
        
         <pubDate>Thu, 01 Nov 2007 23:16:44 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>2007年10月号　環境首都 クリチバ市</title>
         <description><![CDATA[<p>
1992年に開催された地球サミットで、環境都市として表彰され、世界的に有名になったブラジルの地方都市クリチバ。人と街づくりという視点からクリチバ市を見てみましょう。
</p>
<p style="padding-left: 1em; text-indent: -1em">
※『地球村通信』2001年6月号にスタッフの訪問記を掲載しました。今回の掲載写真は当時のものです。
</p>
<h5><u>クリチバ市とは</u></h5>
<p>
クリチバ市は、1960年代まで人口40万程度の地方都市でした。1950年に「今後50年で人口が10倍」になるだろうとの予測から、都市計画の
専門家であったレルネル元市長を中心に、「人を大切にする、人が主人公である」街づくりを行いました。その都市計画の成功によって、現在は、人口175万
人（周辺都市も含めると270万人以上）のブラジル南部最大の環境都市になりました。
</p>
<div class="boxType01">
The city is not a problem, the city is a solution.（街は人の知恵でできた最高のものだから、本来問題が起きるはずがない、いろいろなことを解決できる場である） ジャイメ・レルネル クリチバ元市長
</div>
<h5><u>街の中心部が1972年から自動車進入禁止にできたのは？</u></h5>
<p>
繁華街の商店主たちは店の前まで自動車が来ることで、店は儲かると考えていました。
</p>
<p>
しかし、レルネル市長は繁華街を歩行者専用にすることで、より人が集まると考え、道路の舗装をはがし、花壇を置きました。
商店主たちは、花壇が置かれている道路に自動車での強行突破を計画しましたが、計画を知った市は、周辺の小学校から児童を集めて道路上でお絵かきをしてもらい、強行突破を防ぎました。
１ヵ月後、店の売り上げは増加し、市長の判断が正しかったことが立証されました。今では「花通り」と呼ばれる歩行者専用道路として市民の憩いの場所になっています。
</p>
<h5><u>メインの道路がバス優先になったのは？</u></h5>
<p>
<img style="float: right" src="http://www.f01-068.201.fs-user.net/mt-static/FileUpload/pics/about/environmental_report/0710_01.jpg" alt="" width="275" height="206" />
交通渋滞をなくすためには、画期的な公共交通の整備が必要です。
市は、地下鉄を考えましたが予算がなかったため、既存の道路をつないでバス優先のメインルートを設定し、乗り降りの時間を短縮するためにバス専用のプラットホームを設け、さらに市民に乗ってもらうための工夫をプラスしました。
<ul class="listType02">
	<li>バス代は1ドル弱、1日中乗り換えても同じ料金</li>
	<li>バスの停留所近くに役所の出張所、病院、スーパーなどを配置し、自動車を使うよりも便利に！郊外へ行くより市街の中心部へ行きやすく！</li>
</ul>
<p>
バス専用レーンには自動車が入れないほどバスを頻繁に運行させ、交通違反は厳しく取り締まりました。
市内の道路では、ブラジルの他の都市のような渋滞がありません。
現在でも、バス会社は補助金なしで運営され、輸送量はワシントンの地下鉄よりも多くなっています。建設費は地下鉄の1/200以下だといわれています。
</p>
<h5 style="clear: right"><u>こんな交通政策も実践！</u></h5>
<p>
<img style="float: right" src="http://www.f01-068.201.fs-user.net/mt-static/FileUpload/pics/about/environmental_report/0710_02.jpg" alt="" width="249" height="190" />
市民の豊かな暮らしのため、総延長１５０キロの環境にやさしい自転車専用道路が整備され（参考・日本全国の自転車専用道路は総合計で約１２００キロ）、住宅地の環境を守るために、道路の幅を狭め車を走りにくくしたり、道路の中央を公園にしたり、道路を車のためではなく、街の人々の道路に戻していま
す。
</p>
<h5 style="clear: right"><u>こんな環境政策も実施！</u></h5>
<p>
<img style="float: right" src="http://www.f01-068.201.fs-user.net/mt-static/FileUpload/pics/about/environmental_report/0710_03.jpg" alt="" width="204" height="289" />
</p>
<ul class="listType02">
	<li>スラム街の環境改善に向けてゴミを分別回収を行い、分別回収にゴミを持っていくと野菜や卵と交換できるようにし、ゴミの減量、ゴミ回収費の削減、清掃費の削減など大きなメリットを生み出しています。
	長期的な政策では、小学校での無償の指導（読み書き）、食事、リサイクルなどの環境教育も実施しています。</li>
	<li>クリチバ市の一人あたりの緑地面積は25年前の90倍で世界第２位（東京の10倍以上）ですが、芝生の管理に羊を使ってコストを削減するというユニークなアイデアを実践したり、一部地域では庭の植木を切るのにも市の許可が必要なところもあります。</li>
	<li>市の産業であった採石場跡がスラム化するのを防ぐため、環境大学やオペラ劇場を設立し、自然の中でコンサートやセミナーを開催し、街全体としての取り組みで、最も寂れて、荒みやすい所を華やかな場所へ変身させました。</li>
</ul>
<p style="clear: right">
ピンポイントの対策は、大きな影響を市全体に与えています。レルネル元市長は、この都市の再生術を針治療にたとえてます。
</p>
<p>
<div class="boxType03">
「都市計画は針治療と同じ。問題の核を早いうちに見つけて、その核を鋭く突くことで、治療できる。重病で死ぬほどになってからでは遅すぎる」　 ジャイメ・レルネル クリチバ元市長
</div>
</p>
<p>
<div class="boxType03">
<strong>【できることからはじめよう】</strong><br />
人を活かし、自然を活かし、税金を無駄に使うことなく、全ての人が誇りに思えるような持続可能な都市クリチバをジャイメ・レルネル元市長は作り上げました。<br />
日本では、今も住宅地や農地をつぶして道路にし、郊外に巨大スーパーを作るクルマ中心のエネルギー多消費社会を続けています。クリチバ市の街づくりを知れば知るほど、私たちは間違いを続けているような気がします。<br />
今、私たちの暮らしの中で、本当に作り上げていかなければならないことを考え、できることからはじめましょう。
</div>
</p>
<p>
※参考図書 ： 「都市の針治療 -元クリチバ市長の都市再生術-」  丸善株式会社 刊
</p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/environmental/report/2007/10/01141221.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/environmental/report/2007/10/01141221.html</guid>
        
        
         <pubDate>Mon, 01 Oct 2007 14:12:21 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>2007年８月号　マイ箸・割り箸から世界が見える</title>
         <description><![CDATA[<p>
皆さん、「出かけるときはマイ箸を！」ですよね。マイ箸もやっと市民権を得てきたようですが、まだまだこれからです。マイ箸、割り箸から見える世界は、問題が山積みです。事実を知り、できることを考えていきましょう。
</p>
<h5><u>箸、割り箸の始まりは？</u></h5>
<p>
<img style="float: right" src="http://www.f01-068.201.fs-user.net/mt-static/FileUpload/pics/about/environmental_report/0708_01.gif" alt="" width="175" height="91" />
日本で箸が使われ始めたのは7世紀のはじめです。聖徳太子の時代に中国の食生活に倣って箸が使われるようになりました。
この頃の箸は竹製だったことから、「箸」の漢字には竹冠が使われています。割り箸が使われるようになったのは江戸時代といわれ、竹製や吉野産の木製の割り箸が使われていました。
</p>
<h5 style="clear:right;"><u>割り箸の需要が急増！</u></h5>
<p>
<img style="float: right" src="http://www.f01-068.201.fs-user.net/mt-static/FileUpload/pics/about/environmental_report/0708_02.gif" alt="" width="295" height="164" />
1970年代になって、弁当やお寿司の大手チェーン店、コンビニ、居酒屋などの外食産業が急速に拡まったことで、需要が急増しました。
</p>
<p>
現在では、1年間に約259億膳（一人が１年間に約200膳使用している計算になります）を消費しています。この木材の量は、木造住宅にするとおよそ2万軒分に相当します。私たちは１回使用するだけの割り箸を使うことで大量の木材を使い捨てています。
</p>
<h5 style="clear:right;"><u>環境への影響は？</u></h5>
<p>
もともと割り箸は国産の木材の端材を利用していましたが、消費量が急増するにしたがって、原料に海外産の木材を使うようになりました。
</p>
<p>
割り箸の自給率は1989年に32％まで減少。その後も自給率は減少し続け、2005年の自給率は、2％にまで落ち込みました。
</p>
<p>
輸入材は99.6％が中国の木材を使用し、この木材輸入のために大量のエネルギーが消費されています。中国では、割り箸など日本の木材消費の増加などが原因で、山から森林が消え、洪水や河川の断水なども起きています。
</p>
<h5><u>木材消費の中で割り箸は何％？</u></h5>
<p>
<img style="float: right" src="http://www.f01-068.201.fs-user.net/mt-static/FileUpload/pics/about/environmental_report/0708_03.gif" alt="" width="191" height="230" />
日本の木材消費全体を見てみましょう。
</p>
<p>
年間の木材消費は9000立方メーターです。
この数を身近な物に置き換えると、家の柱ほどの木材（直径14センチ&times;8メートル）を7億5千万本（一人が1年間で6～7本の計算です）使っていることになります。
このうち、建築関係で消費される木材が43％、紙として消費される量が42％、家具・建具などでの消費が6％です。
</p>
<p>
割り箸だけでも、丸太にして400万本という大量の木材を消費していますが、それでも木材全体の消費に対する割合は、わずか0.5％に過ぎません。
</p>
<p>
<div class="boxType01">
<p>
<strong>★ 紙の消費はどれくらい？ ★</strong>
</p>
<p>
私たちが一年間に使う紙類は3000万トン。一人が１年間に約240キログラムを消費しています。私たちの体重の4倍もの重さの紙を使っているんですね。その原料となる木材は80％が輸入。割り箸同様、大量のエネルギーを消費し、半分近くの紙を使い捨てています。
</p>
</div>
</p>
<h5 style="clear:right;"><u>では、なぜ今マイ箸なのか？</u></h5>
<p>
<img style="float: right" src="http://www.chikyumura.net/tsushin/uploads/img46b1e512829b3.gif" alt="" width="115" height="123" />
問題は、木材の大部分を一回で&ldquo;使い捨て&rdquo;にしている割り箸だけではありません。私たちは日常的に多くの紙を捨て続け、新しいインテリア、おしゃれな生活のために古い家具など、大量の木材を捨てていることも忘れてはいけません。
</p>
<p>
まずは、私たちの生活そのものを見直すことが大切です。自分の生活を見直すひとつのきっかけとして「マイ箸」を使ってみてはいかがでしょうか？
</p>
<p>
<div class="boxType03">
<strong>【できることからはじめよう】</strong>
<ul class="listInner">
	<li>マイ箸を持とう</li>
	<li>紙の使い捨てを減らそう<br />
	&rarr; トイレットペーパーはリサイクルできません。再生紙を選びましょう<br />
	&rarr; いらない紙袋、本のカバー、紙ナプキンなどは断るようにしましょう</li>
	<li>物を大切に使いましょう</li>
	<li>森林保護の活動に協力しましょう。植林などに参加することも大切です</li>
</ul>
</div>
</p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/environmental/report/2007/08/01134852.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/environmental/report/2007/08/01134852.html</guid>
        
        
         <pubDate>Wed, 01 Aug 2007 13:48:52 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>2007年７月号　世界を食べつくす国、日本</title>
         <description><![CDATA[<p>
皆さんが食品を購入する際、何を基準に選びますか。今、商品の表示にフードマイレージを記載する動きがあります。商品がどんなに遠くから運ばれてきたのか、環境にどれだけ負荷をかけているのかが分かります。フードマイレージから私たちの食材を考えて見ましょう。
</p>
<h5><u>日本のフードマイレージ＋ウッドマイレージ</u></h5>
<p>
<table>
	<tr>
		<td>(フードマイレージ)</td>
		<td>＝</td>
		<td>[(輸入食糧の総重量}X(輸送距離)]の総和</td>
	</tr>
	<tr>
		<td>(ウッドマイレージ)</td>
		<td>＝</td>
		<td>[(輸入木材の総重量}X(輸送距離)]の総和</td>
	</tr>
</table>
</p>
<p>
フードマイレージ、ウッドマイレージの高い国ほど、輸送にかかる燃料や二酸化炭素の排出量が多くなるため、環境に対して大きな負荷を与えていることを示しています。日本は遠くから農林水産物を輸送するために莫大なエネルギーを使用し、大量に二酸化炭素を排出しています。
<img src="http://www.f01-068.201.fs-user.net/mt-static/FileUpload/pics/about/environmental_report/0707_01.jpg" alt="" width="500" height="163" />
</p>

<h5><u>超フードマイレージの食糧輸入大国、日本</u></h5>
<p>
農水産物の輸出入差額(輸入－輸出の総額)を比較すると、日本ほど輸入に偏っている国はありません。
世界全体で日本の輸入農水産物の占める割合は、農産物が世界の8％、水産物が世界の22％。
日本の人口が世界の2％しかないことを考えると日本は世界の食料輸入超大国といえます。
私たちが毎日食べている食品がどこから届けられているかを知ることは重要なことです。
<img src="http://www.f01-068.201.fs-user.net/mt-static/FileUpload/pics/about/environmental_report/0707_02.jpg" alt="" width="494" height="150" />
</p>
<h5><u>アジアの国々からはこんなものが</u></h5>
<p>
アジアから大量に輸入している農林水産物を挙げます (&lt; &gt;内は日本の自給率 )
</p>
<p>
<ul class="listType01">
	<li><strong>魚介類&lt;４９％&gt;</strong>
		<ul class="listInner">
			<li>エビ(インドネシア、タイ、ベトナム)　・イカ(タイ、中国、ベトナム)</li>
			<li>貝類(韓国、中国、北朝鮮)　・マグロ(台湾、韓国、タイ) ・ウナギ(中国、台湾)　など</li>
		</ul>
	</li>
	<li><strong>野菜&lt;８０％&gt;　果物&lt;３９％&gt;</strong>
		<ul class="listInner">
			<li>野菜(中国、韓国、台湾)　・バナナ(フィリピン)　・缶詰(中国、タイ)　など</li>
		</ul>
	</li>
	<li><strong>肉類&lt;７％&gt;</strong>
		<ul class="listInner">
			<li>鶏肉(タイ、中国)　※肉類の自給率は、飼料の自給率を加味</li>
		</ul>
	</li>
	<li><strong>そのほか</strong>
		<ul class="listInner">
			<li>植物油(マレーシア) ・ピーナッツ、栗(中国、韓国)　・漬物(中国、韓国、タイ)</li>
			<li>合板(マレーシア、インドネシア、中国)　・天然ゴム(タイ、インドネシア)　など</li>
		</ul>
	</li>
	<li><strong>【アジアからの輸入品の３つの特徴】</strong>
		<ul class="listInner">
			<li>贅沢品、嗜好品が多い。高級魚(エビ、マグロ、うなぎなど)、果実、ナッツ　など</li>
			<li>比較的広い土地が要らない鶏肉、野菜 など</li>
			<li>安い労働力をかけた加工品。缶詰や漬物、フライドチキン、焼き鳥、うなぎの蒲焼、ミックスベジタブル など</li>
		</ul>
	</li>
</ul>
</p>
<h5><u>遠い欧米や南米、アフリカからこんなものを大量に</u></h5>
<p>
アジア以外の国々から輸入されている農林水産物を挙げます (&lt; &gt;内は日本の自給率 )
</p>
<p>
<ul class="listType01">
	<li><strong>野菜</strong>
		<ul class="listInner">
			<li>大豆 &lt;3％&gt;(アメリカ、カナダ、ブラジル)　・小麦 &lt;14％&gt;(アメリカ、カナダ)</li>
			<li>とうもろこし &lt;１％未満&gt;(アメリカ、中国) など</li>
		</ul>
	</li>
	<li><strong>肉類</strong>
		<ul class="listInner">
			<li>豚肉 &lt;5％&gt;(アメリカ、デンマーク、カナダ)</li>
			<li>牛肉 &lt;10％&gt;(ｵｰｽﾄﾗﾘｱ、ﾆｭｰｼﾞｰﾗﾝﾄﾞ) ※肉の自給率は、飼料の自給率を加味</li>
		</ul
	</li>
	<li><strong>木材 &lt;１９％&gt;</strong>
		<ul class="listInner">
			<li>丸太(ｱﾒﾘｶ、ﾛｼｱ、ｶﾅﾀﾞ)　・紙の原料(ｵｰｽﾄﾗﾘｱ、南ｱﾌﾘｶ) など</li>
		</ul>
	</li>
	<li><strong>そのほか</strong>
		<ul class="listInner">
			<li>コーヒー(ブラジル、コロンビア)　・油用の菜種(カナダ、ｵｰｽﾄﾗﾘｱ) など</li>
		</ul>
	</li>
	<li><strong>【アジア以外からの輸入品の特徴】</strong><br />
		穀物、食肉、油脂など広大な農地を必要とする農産物が多いため、日本の今の生活を支えるために森林破壊などを引き起こしています。
	</li>
</ul>
</p>
<h5><u>輸入による現地への影響</ul></h5>
<p>
<ul class="listType01">
	<li>日本の大豆の輸入は、地球の肺と言われるアマゾンの熱帯林を、年々減少させています。</li>
	<li>日本で健康のために植物油が推進されたため、マレーシアのやし畑(パーム油)では熱帯林の伐採が進み、さらに日本では不許可の農薬が、住民の健康被害を多発させています。</li>
</ul>
</p>
<p>
ほかにも多くの地域で、環境破壊や貧困問題を引き起こしています。<br />
※『地球村通信』の2007年2月号、5月号もご覧ください
</p>
<p>
<div class="boxType03">
私たちが国内品を利用することで、ほかの国の環境破壊をストップするだけでなく、温暖化防止にも貢献できます。普段の生活を見直してみましょう。
<strong>
<ul class="listType02">
	<li>輸入品をなるべく買わないようにしましょう</li>
	<li>旬のものを食べるようにしましょう</li>
	<li>家庭菜園や援農、植林活動など、できることからはじめてみましょう</li>
	<li>自分たちで料理した食事やおやつを、家族で楽しみましょう</li>
</ul>
</strong>
</div>
</p>
<p>
<strong>参考文献 書籍 ： アジアを目指す飽食ニッポン(家の光協会)、豊かさの裏側(学陽書房)、世界と地球の困った現実(明石書店)</strong>
</p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/environmental/report/2007/07/01113103.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/environmental/report/2007/07/01113103.html</guid>
        
        
         <pubDate>Sun, 01 Jul 2007 11:31:03 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>2007年６月号　「地域の活性化」～住民参加の町マレーニ～</title>
         <description><![CDATA[<p>
市町村の財政破綻や過疎化が問題になっています。今回は、地域の活性化に成果を上げた町の取り組みをご紹介します。マレーニは1970年代まで普通の田舎町でしたが、現在では世界中から多くの人が見学に来る住民参加の先進的な町になりました。
</p>
<h5><u>マレーニはどんな町</u></h5>
<p>
<img style="float: right" src="http://www.chikyumura.net/tsushin/uploads/img466673c915356.jpg" alt="" width="250" height="152" />
オーストラリア、クィーンズランド州にある人口数千人の小さな町。オーストラリアの「コープの首都」と呼ばれています。
暮らしに必要なすべての分野に20以上のコープ（協同組合）を作ることで、周辺の同じ規模の町が地場産業の衰退などで活力を失っている中、活気のある町づくりが行なわれています。
</p>

<h5 style="clear:right"><u>コープって？</u></h5>
<p>
一人ではできないことを実現しようとしたときに、同じ考えを持った人が集まって共同で目的を達するための組織です。
コープはメンバー(参加者)の総意で運営され、メンバーがコープを所有（出資している）しているため、コープの成功に責任と関心を持っています。
非営利を目的にしているので、利益はコープのサービスの拡大や地域の発展に使われます。
</p>

<h5><u>マレーニとコープの歩み</u></h5>
<ul class="listType02">
	<li>過剰な森林伐採や酪農による土地の荒廃、地場産業の衰退による過疎化など、マレーニは1970年代まではさびれた町でした。
	しかし、町に引っ越してきた主婦たちが自分たちの食糧(玄米など)を入手するために共同購入をはじめ、自分たちの手で自然食料品コープを設立しました。</li>
	<li>地域でお金を循環させ、雇用を創出するためのコミュニティ銀行を設立しました。</li>
	<li>地域通貨を使った流通システムを作り、多くの人たちが自分たちの特技を生かし、コミュニティへ参加できるようになりました。</li>
	<li>需要が高まった事柄、分野に、住民自身がさまざまなコープを設立し、生活に必要なほとんどの分野をカバーすることで、経済的にも地域で独立できるようになりました。</li>
</ul>

<h5><u>どんなコープがあるのでしょう？</u></h5>
<p>
<img style="float: right" src="http://www.f01-068.201.fs-user.net/mt-static/FileUpload/pics/about/environmental_report/0706_02.jpg" alt="" width="250" height="192" />
マレーニには次のような機能を持つ小規模な２０以上のコープがあります。
</p>
<p>
<ul class="listType01">
	<li>自然食品店、カフェ</li>
	<li>銀行、地域通貨のコープ</li>
	<li>ビジネスの設立を手伝うコープ
	<li>ラジオ局</li>
	<li>リユース(自宅で不要になったものを自由に交換できる)コープ</li>
</ul>
など
</p>
<p>
さまざまなコープが有機的に結合し、町を活性化しています。たとえば、新規に事業を始めたい人は、銀行コープで融資を受け、事業指導のコープで援助を受けながら成功するというケースもたくさんあります。
代表的なコープ、自然食品店とコミュニティ銀行について紹介します。
</p>
<p style="clear:right;">
<ul class="listType01">
	<li><strong>自然食品店（メープルストリートコープ）</strong><br />
	1980年に地元の有機野菜を販売するお店としてオープン。オープン当初は、有機栽培以外の野菜なども販売していましたが、どんどん有機栽培へ転換していきました。
	「オーガニック（有機栽培）のもの、地元産や国産のものを販売する。環境に配慮していない商品、遺伝子組み換えのものなどは販売しない」という考え方のもと、現在は野菜だけでなく、調味料、書籍、エコバックなども販売しています。
	コープのメンバーは約900名。年会費を納めて登録すると5％の割引で商品が買えるほか、総会での議決権を持つことで、運営に意見が反映されます。
	店の店長もスタッフも同じ給与、全員の同意で新しいスタッフを採用し、全ての部門のプロになるように、仕入れから在庫管理まで、定期的に部門をローテイションします。
	スタッフミーティングは、全体ミーティングのほか、ペアで改善点とすばらしい点を伝え合うため、人間関係が原因でスタッフが辞めることはありません。</li>
	<li><strong>コミュニティ銀行（クレジットユニオン）</strong><br />
	マレーニのコープの中心的な役割を担い、銀行としての機能のほか、大手銀行からお金を借りることのできない地元の人や地元の事業に限って融資しています。
	現在、6000人以上のメンバー、14人の有給スタッフ、1500万ドルの資産を持つほどに成長しました。
	さらに、利益の１割を地域への助成金事業に出資、銀行で紙を使うたびに地元の環境団体にエコ税を支払う、銀行で使う物は地元で購入するなど、数多くの地域貢献活動を行っています。</li>
</ul>
</p>

<h5><u>コープや地域活動を活性化させるための法則(ゴールデンルール)</u></h5>
<p>
<strong>
<ol>
	<li>小さく始める</li>
	<li>同じような経験をした人から学ぶ</li>
	<li>得意なこと、できることから多くの人に参加してもらう</li>
	<li>お互いがみんなの役に立っていることを確認しあう</li>
	<li>協力して働くことが大切であることを伝えあう</li>
	<li>最低二人以上がそのプロジェクトの全体像を把握している</li>
</ol>
</strong>
<p>
これは、多くの活動をするときに参考となる考え方です。
</p>
<p>
<div class="boxType03">
<strong>【私たちにできること】</strong>
<ul class="listType02">
	<li>「自分たちの町を、自分たちでつくっていこう」という意識を持ちましょう。</li>
	<li>日本でも消費者参加型の活動が広がっていますが、私たち一人ひとりが暮らしにつながるものにより関心をもち、積極的に地域づくりへ参加しましょう。</li>
</ul>
</div>
</p>
<p>
<img style="float: right" src="http://www.f01-068.201.fs-user.net/mt-static/FileUpload/pics/about/environmental_report/0706_03.jpg" alt="" width="100" height="141" />
☆今回の参考資料の書籍とDVDを、ぜひご覧ください
<ul class="listType02">
	<li>書籍 「持続可能な暮らし方inオーストラリア」　500円</li>
	<li>ＤＶＤ （写真右） 「豊かなコミュニティの創出～コープの首都マレーニの小規模協同組合～」　2,500円</li>
</ul>
《販売あるがまーま》<br />
<a href="http://www7a.biglobe.ne.jp/%7Earugama-ma/" target="_blank">http://www7a.biglobe.ne.jp/~arugama-ma/</a><br />
・連絡先　&rArr;<a href="mailto:infoarugamama@yahoo.co.jp">infoarugamama@yahoo.co.jp</a>
</p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/environmental/report/2007/06/01104231.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/environmental/report/2007/06/01104231.html</guid>
        
        
         <pubDate>Fri, 01 Jun 2007 10:42:31 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>2007年５月号　「世界の貧困」は今 　 映画「ブラッド・ダイヤモンド」</title>
         <description><![CDATA[<p>
『地球村通信』 ２月号の&ldquo;「世界の貧困」は今&rdquo;は多くの反響がありました。今回は、二つの映画をご紹介することで、より「世界の貧困」の現状に踏み込み、先進国と「世界の貧困」との関係を考えていきましょう。
</p>
<h5><u>途上国はなぜ豊かになれないのか？</u></h5>
<p>
<img style="float: right" src="http://www.f01-068.201.fs-user.net/mt-static/FileUpload/pics/about/environmental_report/0705_01.jpg" alt="" width="178" height="187" />
今、私たちの暖衣飽食の生活は、途上国からの輸入に支えられています。
私たちが豊かさを享受し続けるための仕組みが、途上国の債務を増加させ、より貧困に向かわせています。
右記表のように、世界の最富裕層と最貧層の格差は、年々拡大し、現在では100倍近くになっています。
現状を変えなければ、この格差は決して縮まることはありません。
</p>
<p>
ご紹介する映画は、多くの人々に、世界の貧困の現状と紛争がなくならない世界の現実を訴えています。<br />
私たちの目にしているモノの向こう側に、「不都合な真実」が隠されているのです。
</p>

<h5 style="clear:right;"><u>コーヒーの向こう側？</u><br />(ドキュメンタリー映画「エチオピアコーヒー生産国の悲劇」より)</h5>
<p>
エチオピアは、労働者の4分の1がコーヒー産業に従事しているコーヒー大国です。この国のコーヒー豆はブラックゴールドと呼ばれ、エチオピアの経済は輸出の半分をしめるコーヒーで支えられています。<br />
コーヒー豆の値段はニューヨークの証券取引所で決められるため、非常に安価に設定され、さらに先進国の商社が中間業者として入るため、私たちがコーヒーに払っているお金の1000分の1程度しか生産者の収入になりません。<br />
働いても、働いても豊かにならないため、コーヒー生産者が非合法の麻薬の栽培をすることもあります。
</p>
<p>
<ul class="listType02">
	<li><strong>途上国と先進国の格差</strong><br />
	この映画で描かれているように、価格や貿易のルールを設定しているのは先進国です。私たちが支払っているお金の大部分は途上国ではなく、先進国の企業の利益となり、途上国と先進国の格差はより広がっていきます。</li>
</ul>
</p>

<h5><u>宝石の向こう側の真実を知っていますか？</u><br />(映画「ブラッド・ダイヤモンド」より)</h5>
<p>
1991年アフリカ西海岸にある国シエラレオネで、反政府軍（RUF）が、産出されるダイヤモンドを財源に武器を購入し蜂起しました。
同じ国の者同士、友人や家族さえも敵味方に分かれて、2002年に終結するまでにたくさんの血を流し、7万5千人の死者を出したのです。
内戦によって引き裂かれた家族の苦しみ、難民キャンプでの生活、銃を持って戦う少年兵の苦悩、戦争で利益を得ている一部の人たちなどの現実を描いています。
</p>
<p>
内戦が終結してもシエラレオネの人々の、心の傷、家族を失った苦しみは癒えず、貧困は今でも続いています。
難民となり、どう生きたらいいのかわからない人たちが数百万人います。
紛争の原因であったダイヤモンドは、今でも盗掘、闇ルートから輸出されるなど、アフリカでの武器購入の資金として利用され、さらに悲惨な連鎖を引き起こしています。
</p>
<p>
<ul class="listType02">
	<li><strong>先進国が引き起こしている途上国の紛争</strong><br />
	シエラレオネの「血（ブラッド）のダイヤ」以外に、アフリカの豊富な地下資源を巡ってさまざまな紛争がおきています。
	コンゴ民主共和国では、ダイヤ、金、銅や携帯電話などに不可欠な希少金属（タンタル、コバルトなど）の採掘権を狙って欧米諸国が介入し、それがきっかけで内戦となり、紛争は今も続いています。
	ナイジェリアでも石油の利権を巡ってテロなどが頻発するなど、政情不安や紛争中の国がいくつもあります。</li>
</ul>
</p>
<p>
<div class="boxType03">
「この悲惨な連鎖を止めることができるのは、先進国の私たちがダイヤをほしがらないこと、ダイヤを買わないこと以外にはない」<br />（ブラッド・ダイヤモンドより）
</div>
<p>
<strong>【私たちにできること】</strong>
</p>
<ul class="listType02">
	<li>生活の中にあるモノの背景をすべて知ることはできませんが、一つひとつの背景をよく知ろうとすることが大切です。</li>
	<li>豊かさについて考え、贅沢(暮らし、品)を求めない、欲しがらないことです。</li>
</ul>
<p>
※映画「ブラッド・ダイヤモンド」は、4月7日より全国で上映中です。ぜひご覧ください
</p>

<p>
<div class="boxType03">
<span style="font-size:120%">◆武器規制の願いをこめて&hellip;折り鶴アクション◆</span>
	<p>
	<strong>武器の規制を求める国際キャンペーン「コントロール・アームズ」</strong><br />
	世界中の悲惨な戦争、紛争を減らすために、国際的な武器の取引を規制する条約を取り決めることを世界中のＮＧＯが協力して進めています。
	今年は、この条約を決める鍵を握る国連常任理事国（アメリカ、中国、ロシア、イギリス、フランス）の首脳宛に、平和のシンボルである折鶴を送るキャンペーンを始めました。
	１５センチ以内の紙で多くの折鶴を作成し、平和の気持ちを世界に届けましょう！<br />
	</p>
	<p>
	キャンペーンのお問い合わせは、東京オフィス（小野寺）まで<br />
	電話：03-6379-5022<a href="http://www.chikyumura.org/orizuru/" target="_blank">http://www.chikyumura.org/orizuru/</a>
	</p>

<span style="font-size:120%">◆書籍紹介◆　「ぼくは１３歳　職業、兵士。」　鬼丸昌也・小川真吾 著　合同出版 刊</span>
	<p>
		アフリカの少年兵の現状を伝える書籍「ぼくは１３歳　職業、兵士。」を『地球村』でも扱いはじめました。団体会員であるテラルネッサンスの代表・鬼丸昌也氏と、小川真吾氏（『地球村』の元スタッフ）が、実際に行なっている現地支援や調査を基に書いています。<br />
	『子ども兵の現状と小型武器による被害は、私たちの想像をはるかに超えるほど深刻で悲惨なものです。問題の背景にある貧困や武器取引、資源紛争など、先進国に住む私たち自身が問題の根本原因になっているといえるかもしれません』（あとがきより）
	</p>
</div>
</p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/environmental/report/2007/05/01102858.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/environmental/report/2007/05/01102858.html</guid>
        
        
         <pubDate>Tue, 01 May 2007 10:28:58 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>2007年４月号　「原子力発電」は今</title>
         <description><![CDATA[<p>
六ヶ所村（青森県）の核燃料再処理工場は、以前から数々の問題点を指摘されながら、本格稼動に向けて実験が進められています。今回は日本の原子力発電や核の問題を、私たちの身近な問題として考えてみましょう。
</p>
<h5><u>原子力発電所とは</u></h5>
<p>
原子炉で核燃料（ウランやプルトニウム）を核分裂反応させるときに発生する熱エネルギーを利用して蒸気を発生させ、タービンを動かして発電する発電所のことです。
</p>
<p>
使用済み核燃料を再処理して核燃料を作り出すリサイクルが実現できると、無限にエネルギーを発生できると考えられ、
1960年代には「夢のエネルギー」と言われていました。
しかし、処理の難しさや放射能の危険性などのため、まだリサイクルが実現できていないばかりか、再処理燃料が使われる見通しも立っていません。
</p>

<h5><u>世界の原子力発電所</u></h5>
<p>
<img style="float: right" src="http://www.f01-068.201.fs-user.net/mt-static/FileUpload/pics/about/environmental_report/0704_01.gif" alt="" width="265" height="260" />
現在、世界で稼動している原発は439基。建設中・計画中の原発は75基です。
</p>
<p>
<ul class="listType01">
	<li><strong>アメリカ&hellip;</strong>
	世界最多の原発を持っていますが、1979年スリーマイル島での原発事故以来、約30年間、新規建設は行なわれていません。</li>
	<li><strong>フランス&hellip;</strong>
	アメリカに次ぐ原発大国。緑の党の台頭などから、高速増殖炉「スーパーフェニックス」（日本の「もんじゅ」と同じ種類）の建設を中止、新規建設予定は1基のみです。</li>
	<li><strong>ドイツ&hellip;</strong>
	2023年頃までにすべての原発を段階的に廃止する法律を制定し、旧いものから閉鎖が始まっています。</li>
	<li><strong>イギリス&hellip;</strong>
	新規の建設予定はありません。旧い原発から順次閉鎖されており、すでに20基以上が閉鎖されています。</li>
	<li><strong>スウェーデン、オランダ&hellip;</strong>2020年に全廃の予定です。</li>
</ul>
ご覧の通り、世界では、原発を新規に作らない、減らすというのが主流です。しかし日本では...
<ul class="listType01">
	<li><strong>日本&hellip;</strong>新規の建設予定、建設計画数ともに世界で最も多く、今もフランスで建設を中止した同型の高速増殖炉「もんじゅ」の稼動を推進しています。</li>
</ul>
</p>

<h5 style="clear:right;"><u>原子力発電所の破壊が起きた場合</u></h5>
<p>
<img style="float: right" src="http://www.f01-068.201.fs-user.net/mt-static/FileUpload/pics/about/environmental_report/0704_02.gif" alt="" width="166" height="132" />
日本の原子力産業会議がまとめた報告書（1960年）では、一基の原子力発電所が破壊した時の被害額は国家予算の2倍に達すると報告されました（右表）。
現在は原子力発電所の規模も大きくなり、事故の際の被害額ははるかに大きくなると予測されます。
たとえば、静岡県の浜岡原発が事故を起こしたときには、被害者は190万人、首都圏が放射能で汚染されるといわれています。
</p>

<h5 style="clear:right;"><u>原子力発電所の大きな事故</u></h5>
<p>
<ul class="listType02">
	<li><strong>スリーマイル島事故</strong><br />
	1979年3月28日アメリカ・スリーマイル島の原発で、故障・運転ミスなどが重なり、冷却材が無くなり、空焚き状態になって放射性燃料が溶融しました。爆発が起きなかったため、大惨事は免れました。</li>
	<li><strong>チェルノブイリ事故</strong><br />
	1986年4月26日ソ連（当時）のチェルノブイリの原発が暴走し爆発。大量の放射性物質が全地球規模に拡散する最悪の事態になりました。周辺３カ国（ロシア、ベラルーシ、ウクライナ）で甲状腺ガンなどが多発し、被害者は４万人と言われています。</li>
</ul>
</p>
<h5><u>核のゴミ処理の問題</u></h5>
<p>
原発の廃棄物である高レベル放射性廃棄物（核のゴミ）は、現在日本に約12,000トン。
これを安全に処理（放射線量が安全な数値になるには１万年以上必要）する方法は見つかっていないため、地下に埋める方法を検討しています。
しかし、日本は地盤が不安定で、地震などで地下埋設施設が破壊する危険性も大きいのです。
</p>

<h5><u>原子力発電所がなくなると大停電が起きるのでしょうか</u></h5>
<p>
2004年東京電力は点検のためすべての原発を一時停止しましたが、停電は発生しませんでした。
仮に日本の原発54基を全て停止したとしても夏場のピーク時以外は、十分にまかなうことができると考えられています。
しかし、原子力発電の危険性と地球温暖化の問題を考えると、問題の根本解決は、私たちがいかに省エネに取り組むかにかかっています。
</p>
<p>
<div class="boxType01">
<p>
<strong>【できることから始めましょう】</strong>
</p>
<p>
<strong>私たちに出来ることは、少しでも電気の使用量を減らすことです。白熱電球を省エネ(蛍光灯)電球に変える。エアコンの設定温度を１～２度弱める、待機電力を減らす（スイッチ付コンセント）など身近なことから始めましょう。</strong>
</p>
<p>
<img style="float: right" src="http://www.f01-068.201.fs-user.net/mt-static/FileUpload/pics/about/environmental_report/0704_03.gif" alt="" width="146" height="121" />
右の表は、電力消費量を原発の数で表しています。目安として下記が実現すると、合計６基の原子力発電所を使わなくてすみます。
<ul class="listType02">
	<li>エアコンを使う時間を半分　&rArr;　原発 3.5基減</li>
	<li>テレビを見る時間を半分　&rArr;　原発 1.5基減</li>
	<li>自動販売機で買うのを止める　&rArr;　原発 1基減</li>
</ul>
</p>
</div>
</p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/environmental/report/2007/04/01095736.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/environmental/report/2007/04/01095736.html</guid>
        
        
         <pubDate>Sun, 01 Apr 2007 09:57:36 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>2007年３月号　世界の国々の「未来予想図」は今</title>
         <description><![CDATA[<p>
永続可能な国づくりのために欧州の環境先進国が未来ビジョン（未来予想図）を発表し、取り組みを始めています。日本も2005年に今後の未来像を描いた「日本２１世紀ビジョン」を発表しました。今回はこの未来予想図を比較して、考えてみましょう。
</p>
<h5><u>国が何を目標にして動いているのか</u></h5>
<p>
<div class="boxType03">
<table>
	<tr>
		<th style="background-color:#2f5376;color:#ffffff;">
		<div style="margin:3px 5px;">
		国　名（発行年）<br />
		各国の未来予想図　概要</div>
		</th>
	</tr>
	<tr>
		<td style="background-color:#ffffff;color:#000000;">
		<div style="margin:3px 5px;">
		<strong><span class="important">欧州連合（2006年）</span></strong><br />
		<strong>新ＥＵの持続可能な開発の戦略</strong>
		<ul class="listType02">
			<li>地表平均気温を産業革命以前と比較し＋２℃以内に</li>
			<li>2010年までにエネルギー消費を12％削減</li>
			<li>経済成長に伴い輸送量が増えないように</li>
			<li>公共機関のグリーン調達の平均水準を加盟国のうち2006年の最も高い水準に引き上げる　　など</li>
		</ul>
		</div>
		<td>
	</tr>
	<tr>
		<td style="background-color:#d5d5e8;color:#000000;">
		<div style="margin:3px 5px;">
		<strong><span class="important">スウェーデン王国（1996年）</span></strong><br />
		<strong>2021年のスウェーデン</strong>
		<ul class="listType02">
			<li>食糧生産に使われるエネルギーは3分の1に</li>
			<li>家庭用品と家電は、現在の4分の1のエネルギーと資源で生産</li>
			<li>小さなエネルギー効率のよい家に住む　　など</li>
		</ul>
		</div>
		<td>
	</tr>
	<tr>
		<td style="background-color:#ffffff;color:#000000;">
		<div style="margin:3px 5px;">
		<strong><span class="important">デンマーク王国（2002年）</span></strong><br />
		<strong>共有の未来-均衡の取れた持続可能な開発に向けた国家戦略</strong>
		<ul class="listType02">
			<li>すべてのセクターが環境に配慮しなければならない</li>
			<li>資源をもっと効率的に利用</li>
			<li>生態系を保護しなければならない　　など</li>
		</ul>
		</div>
		<td>
	</tr>
	<tr>
		<td style="background-color:#d5d5e8;color:#000000;">
		<div style="margin:3px 5px;">
		<strong><span class="important">ドイツ連邦共和国（2002年）</span></strong><br />
		<strong>持続可能な開発に向けたわれわれの戦略</strong>
		<ul class="listType02">
			<li>2020年までにエネルギーと資源の消費を半分に</li>
			<li>健康な食糧を環境にやさしく生産</li>
			<li>生物の生活環境を守る　　など</li>
		</ul>
		</div>
		<td>
	</tr>
	<tr>
		<td style="background-color:#ffffff;color:#000000;">
		<div style="margin:3px 5px;">
		<strong><span class="important">日 本（2005年）</span></strong><br />
		<strong>日本21世紀ビジョン</strong>
		<ul class="listType02">
			<li><a href="http://www.keizai-shimon.go.jp/special/vision/index.html" target="_blank">http://www.keizai-shimon.go.jp/special/vision/index.html</a></li>
			<li>労働生産性を高め、実質ＧＤＰ成長率を1％台半ばに</li>
			<li>グローバル投資を行い、「投資立国」に</li>
			<li>個人が主役となり、夢が実現しやすい社会に　　など</li>
		</ul>
		</div>
		<td>
	</tr>
</table>
</div>
</p>
<p>
各国の未来予想図を比べてみると、日本が生産性の向上や投資など、経済を優先したビジョンを掲げているのに対し、ヨーロッパ諸国は、地球規模での永続性を優先したビジョンを掲げているのがよく分かります。
</p>
<p>
<h5><u>【あなたに考えて欲しいこと】</u></h5>
<p>
<ul class="listType02">
	<li>あなたが理想とする2020年はどんな社会ですか？</li>
	<li>その理想へ向けて今できることはなんですか？</li>
</ul>
※ 参考図書 ： 未来をスケッチＶｉｓｉｏｎ2020　ＧＲＩ日本フォーラム　（麗澤大学出版会 刊)
</p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/environmental/report/2007/03/01093158.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/environmental/report/2007/03/01093158.html</guid>
        
        
         <pubDate>Thu, 01 Mar 2007 09:31:58 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>2007年２月号　「世界の貧困」は 今</title>
         <description><![CDATA[<p>世界は今、国ごとの格差が開き、豊かな国はより豊かさを求め、貧しい国は貧しさから脱却するきっかけすら見つけられない状況です。今世界で何が起こっているのでしょう。そして、私たちにできることは何なのか・・・。今回は、世界の貧困を改めて考えましょう。</p>
<h5><u>あなたが食べている「白身魚」の背景は？</u></h5>
<p>
<strong>白身魚の背後に貧困が　（映画「ダーウィンの悪夢」より）</strong><br />
</p>
<p>
<img style="float: right" src="http://www.f01-068.201.fs-user.net/mt-static/FileUpload/pics/about/environmental_report/0702_01.gif" alt="" width="205" height="185" />
世界で2番目に大きな淡水湖のヴィクトリア湖は、生息している生物の多様性から「ダーウィンの奇跡」と呼ばれ、周辺では漁などで自給自足の生活をする人も多かったのです。
</p>
<p>
1950年代に、アマゾン原産の外来魚（スズキに似ているナイルパーチ）が食用の目的で放流されました。肉食性のナイルパーチは、在来魚を食いつくし、生態系は崩壊、湖の浄化作用もなくなり、湖底はヘドロで覆われました。
</p>
<p>
ナイルパーチの加工工場が世界銀行などの融資で建設され、一大魚産業が誕生しましたが、豊かになったのは、この魚産業に関わる一部の人たちだけです。
</p>
<p>
湖の恩恵で生活していた多くの人々は、自給自足ができなくなり、貧困が広がりました。生活のため、売春婦となる女性も。その結果として、エイズが広
がりました。エイズや貧困により、両親が死亡した子どもがストリートチルドレンに。子どもたちの間に、ドラッグ、タバコ、シンナーが蔓延しています。
</p>
<p>
魚は欧州や日本に輸出され、「健康には白身の魚」として食べられています。<br />
魚を運ぶ飛行機でアフリカに武器が運ばれ、紛争が続く要因にもなっています。
</p>
<h5 style="clear:right;"><u>日ごろ私たちが手にしているものの背景を探ると、生産地の環境、地域住民の生活、そして地球環境までをも破壊しているものがたくさんあります</u></h5>
<p>
<ul class="listType02">
	<li><strong>牛肉、大豆が原生林を奪う：</strong>
	ブラジルのアマゾン原生林を工業的焼き畑農業で次々と開墾し、牧草地や大豆畑として使われ、その後砂漠になっていきます。
	ブラジルの輸出量は牛肉が世界第1位、大豆が世界第2位です（牛肉や大豆は、アメリカ、日本などへ大量に輸出されています）。</li>
	<li><strong>エビがマングローブの原生林を奪う：</strong>
	えび（ブラックタイガー）の養殖場は、東南アジアやオーストラリアの海岸線にあるマングローブの原生林を伐採して作ります。
	マングローブを伐採した海岸は浄化作用がなくなり、ヘドロで汚染されます。この悪循環のため養殖エビは、病気を防ぐ抗生物質などでの薬漬けになっています。
	日本で食べられているエビは90％が輸入もので、毎年約24万トン（一人当たり約2キロを消費）を輸入しています。</li>
	<li><strong>マグロがミルクフィッシュを奪う：</strong>
	インドネシアやタイなど東南アジアの国々で貴重なタンパク源だったミルクフィッシュは、マグロ漁の餌として大量に消費されるようになり値段が高騰、
	現地の人にはほとんど食べられなくなりました。クロマグロなども、漁獲量の急増によって絶滅危惧種に指定されています。</li>
	<li><strong>携帯電話が生活を奪う：</strong>
	携帯電話などIT機器に必要不可欠な金、コバルト、タンタル等の希少金属はアフリカの国々で多く産出。
	その利権をめぐり先進国や多国籍企業が介入し、戦争が起きています。1988年から続いているコンゴ民主共和国でのタンタルの利権をめぐる紛争では300万人以上が死亡し、数百万人が難民となっています。</li>
</ul>
</p>
<h5><u>なぜ、多くの途上国でこのようなことが起きているのでしょうか？</u></h5>
<p>
<ul class="listType02">
	<li>豊かな国が、貧しい国を搾取するために利用するという図式は、19世紀から始まりました。
	途上国の多くは、先進国の植民地となり、先進国の工業や食料のための原材料（綿花、砂糖、バナナ、コーヒー、鉱山資源等）を強要されました。
	第2次世界大戦後も先進国の政策によって、原材料を安く売って、工業製品を高く買うという構造は変わらず、現在も債務が増え続けています。</li>
</ul>
</p>
<h5><u>途上国の実態</u></h5>
<p>
<ul class="listType02">
	<li>途上国の負債は、アフリカだけで3,350億ドル（毎日7万ドルの返済が必要）。債務返済のため、教育、保健、衛生、栄養予算などの削減を強いられています。</li>
	<li>子どもが5人に1人以上死亡している国は、12カ国 （シェラレオネ、アンゴラ、ニジェール、アフガニスタン、リベリア、ソマリア、マリ、コンゴ民主共和国、赤道ギニア、ギニアビサウ、ルアンダ、チャド）です。</li>
	<li>平均寿命が40歳未満の国は、29カ国 （うちアフリカ28カ国） もあります。</li>
</ul>
</p>

<p>
<div class="boxType03">
<strong>「愛の反対は憎しみではなく、無関心」</strong>（マザー・テレサの言葉）<br />
私たちの生活は、途上国の悲惨な生活の上で成り立っている砂上の楼閣のようなものです。私たちが日ごろ手にする物に関心を持つことが、世界中の全ての人が幸せになること、愛が世界に広がることにつながります。
</div>
</p>
<h5><u>【できることから始めましょう】</u></h5>
<p>
<ul class="listType01">
	<li>私たちが日常使っているものの原産地、背景を知りましょう</li>
	<li>欲しいものではなく、必要なものを基本にして購入しましょう</li>
	<li>私たちの生活は世界とつながっているという観点から、世界の現状に関心を持ち、できることを考えましょう</li>
</ul>
※オススメの書籍　『世界がもし100人の村だったら?食べ物編』 マガジンハウス
</p>
]]></description>
         <link>http://www.chikyumura.org/environmental/report/2007/02/01091734.html</link>
         <guid>http://www.chikyumura.org/environmental/report/2007/02/01091734.html</guid>
        
        
         <pubDate>Thu, 01 Feb 2007 09:17:34 +0900</pubDate>
      </item>
      
   </channel>
</rss>
