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2010年の環境フォーカス

開発が進んでいない洋上風力発電(『日経エコロジー』2010年7月号より)

2010年8月20日

日本は世界第6位の排他的経済水域を持つ海洋国家で、その豊富な海洋エネルギーのうち、最も可能性があるとされているのが海洋上に風車を浮かべる方法の浮体式洋上風力発電である。日本近海の海底地形は急に深くなるため、水深の影響を受けにくく、陸上よりも風況が良い浮体式洋上風力発電の開発が、日本が風力資源を活用するカギとなる。洋上風力発電は、英国を始めとするヨーロッパでは海底に風車を固定する方法の着床式がすでに実用化され、大規模洋上ウインドファームが誕生している。また、ノルウェーでは浮体式の実証実験が2009年から始まっている。しかし、日本では着床式の実験を今年から始めることが決まったばかりで、浮体式は模型による実験しか行われていない。

日本では原子力発電も風力発電も明確な設置条件に関する法律がないため、風力発電でも設置後に周囲への低周波公害や、鳥が風車に当たる事故など、トラブル が発生しています。今の日本に必要なのは、100年後を見据えたエネルギービジョンとそのための法整備です。(『地球村』事務局)

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