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世界の食料 半分無駄に ―「人間の胃に届いていない」―

2013年01月18日


年間で生産される食料は40億トンある。そのうち30~50%、つまり12億~20億トンもの食料が無駄に廃棄処分されていると、イギリスの機械技術者協会から発表された。

報告書によると、問題は発展途上国、先進国それぞれの事情にある。途上国で見ると、非効率な収穫、不十分な輸送インフラや貯蔵などの要因により、生産段階で廃棄されてしまっている。一方先進国では、大きさや見た目が販売上の規格に合わないという理由により、小売り段階で多くの野菜や果物が無駄に処分されていた。世界規模で見ると、そのために先進国は160万トン廃棄処分している。

家庭から毎年大量の食料が捨てられていることにも触れている。売り込みや激しい宣伝広告によって、消費者が必要な量よりも過剰に購入してしまうのだ。
また報告書は、これらの無駄で食料を生産するのに必要な水、エネルギーも浪費されていると指摘している。

2075年までに世界人口がおよそ95億に達することを考えれば、このような無駄をいつまでも続けることは無理だと分かる。

(出典:“Global Food; Waste Not, Want Not”、毎日新聞 2013.1.12夕刊)