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| ■ おじいさんの話 |
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私最終日、イスラマバードにある難民居住区を視察してきました。ここは10年以上前にソ連との戦争の時に逃れてきた難民の人たちが住む居住区で、今はほとんどスラム化していました。さらに、ここは政府からも難民キャンプとして認められていないので、実は不法住居扱いされており、国際機関やNGOはほとんど活動していません。衛生状態はかなりひどく、下痢や栄養失調で死んでいく子供たちもいます。
この居住区であるおじいさんからこんな話を聞きました。
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| 「私達は今まで自分の意志で、未来を決めることができなかった。私達の意志に関係なく、アメリカやソ連の大国にコントロールされてきた。そして、今も同じだ。ここに来てもう10年以上もたつが何一つ問題は解決されない。」
そして、私が「どうか、あきらめず、希望を失わないで下さい。」と言うと、逆にこのおじいさんが、「あなた達が希望を失わないでほしい。あなた達には力がある。世界一豊かなあなた達が動けば問題を解決できる。だからあなた達が希望を失わず、勇気を出して行動してほしい。」 |
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このおじいさんの話を聞いていて、心が震える想いでした。 「自分なんて無力で何もできないのではないか」と思いこんでいた自分こそが、平和を実現していく一人なんだと強く実感しました。
今回訪れたキャンプでも、子ども達が栄養不足であったり、十分な毛布がなかったりなどで、もちろん支援は必要とされていました。しかし、もっとも緊急に支援が必要な人たちはアフガニスタン国内の山岳部で、今も雑草を食べて飢えを凌いでいる人たちです。そして、そこは安全や輸送ルートが確保されていないので、国連機関等も近づけない状況です。 |
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| また、長期的に必要な支援は、ダムを作ることでも、高速道路を作ることでも、大規模なかんがい施設や、発電所を建設することでも、先進国の教育をすることでもありません。本当に必要なことは、まず何より、アメリカが空爆を止めることです。そして、アフガニスタンが23年前のように、自給自足の平和な農村社会を取り戻すための支援をすることです。 |
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