アフガニスタン難民支援活動報告 -Afghanistan Support Activities Report ネットワーク地球村
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絶望の国から希望のメッセージ
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  ■ フセインさんのメッセージ
   ◆ フセインさん
 カラエ・ハイダ・ハーンの難民居住区のスタッフをしているアーマッド・フサインさんは戦争中、大好きだったお兄さんを殺されました。

 ある冬の朝、お兄さんは仕事に出かけるといって出て行って、いつも帰ってくる時間になっても帰ってこない。仕事が長引いているのかなと思っていたが、どんどん日が暮れていく。心配になって探しに行こうと思うけど、夜の町は危なくて家の外に出ることができない。多分、仕事で遅くなって友達の家にでも泊まっているのだろうと家族みんなで話し合いながら、夜が明けるのをじりじりとしながら待ち、朝が近づいて空が白くなると同時に家族全員が町に飛び出してお兄さんを探したそうです。フセインさんが通勤路でお兄さんを見つけたとき、お兄さんは頭を打ちぬかれて死んでいたそうです。
 フサインさんは大好きなお兄さんを殺されて、怒りと憎しみで心が張り裂けそうだったと言います。そして、軍隊に入ってお兄さんを殺した相手と戦いたいと思ったそうです。

 でも、2〜3日たって家族と話し合って、軍隊に入るよりもイランに難民となって逃げることを選んだそうです。

なぜ、難民になる道を選んだかと聞くと
「確かに自分の兄を殺されたことは悲しい。兄を殺した奴を殺してやりたい。でも復讐のために相手を殺すと、また新たな憎しみを生み出す。その憎しみの連鎖を断ち切りたかったんだ。だから卑怯者といわれてもイランに逃げたんだ。」

どうやって憎しみを克服したのかと聞くと
「まだまだ憎しみを完全に克服できたわけではない。でも相手を憎むことを止めようといつも努力している。お兄さんを殺されて時間がたって少しずつ憎しみが消えていっている。戦争中殺しあった民族が一緒に暮らせるカラエ・ハイダ・ハーンの村を完成させるために全力で働いて、村が完成していろいろな民族が平和に暮すことで憎しみの連鎖を止めたい。
そのときに、自分の中の憎しみを克服できると信じている。自分の子どもたちには憎しみを伝えて行きたくはない。」
と語ってくれました。
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