アフガニスタン難民支援活動報告 -Afghanistan Support Activities Report ネットワーク地球村
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絶望の国から希望のメッセージ
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03 井戸の堀削
 ■ パグマン・コデルバイ村への支援
支援期間
9月〜10月
支援場所 カブールの西、約20キロのパグマン・コデルバイ村
受益者 約100家族
予算総額 674ドル
プロジェクト詳細 村人が掘った井戸の手押しポンプ設置
  ▲ 僕らも水くみ
この村は約250家族が生活していますが、井戸は2本だけ(といっても1本は離れた場所にあるので実質1本)しかありませんでした。後は、みんな枯れかけたカレーズ(灌漑用の水路)の汚れた水を使って生活していました。
毎日、夕方になると子どもたちや女性が井戸の前に行列を作って水くみをしています。使用可能な井戸は深さ約30メートルもありつるべで水をくむだけでも一苦労。そして、苦労してくんだ水を何百メートルも運んで家に帰ります。
  ▲ 水運び
  ▲ 女性の番
小さな子どもたちも水くみに朝、昼、晩と通っているそうです。毎日、朝晩2?3時間も井戸の前に行列ができています。みんなで譲り合っているのでそれほど混乱はありませんが、30ートルの深さからつるべで水を組む労力、待ち時間、家までの運搬を考えると大変な労力がかかっていました。
現在、イランやパキスタンから難民が帰還し始めており、今後水不足がどんどん深刻になってきています。このため今でさえ過大な女性や子どもたちの水くみ労働の負担が更に大きくなると感じたために、この村でのポンプ支援を決定しました。
  ▲ 私も運ぶ
  ▲ 乾いた大地
私の心に残っているのは、井戸のオーナーの次の言葉でした。
「アフガニスタンでは水はとても貴重です。あなたが自分の井戸の水をみんなに分け与えていますが、水が枯れる心配はしないのですか?」
と聞くと、最初はこちらの質問の意味がつかめないようでした。
何度か質問を繰り返してやっと意味が通じると「何でそんな当たり前の事を聞くんだ?」という感じで

「自分と家族はとても苦労してこの井戸を掘った。この井戸は私たちの宝物だ。そして、その井戸をたくさんの人が使ってくれるのはとてもうれしいことだ。豊かな人(持っている人)が貧しい人(持たない人)に分け与えるのは、当たり前のことだし、それは神の御心にかなうことだ。水が枯れる心配をしないわけではないけど、みんなに井戸を使い続けてもらいたい。それが私たち家族の喜びなんだ。」

という力強い返事が返ってきました。
  ▲ ポンプ設置
  ▲ ポンプを背に
  ▲ おじいさんと
貴重な水をみんなに分け与えていても、おじいさんもその家族も決しておごり高ぶったところはありません。穏やかななかにも威厳を感じて、村人がこのおじいさんを心から尊敬していることが理解できました。昔の日本でも名士といわれる人はこんな感じだったのでしょう。

今回の支援では、ポンプをつけるということで、資金不足で未完成だった井戸も完成し、女性や子どもたちの水くみの労働は大幅に軽減されました。100家族以上の水へのアクセスが改善されました。ポンプが完成したときの子どもたちのうれしそうな笑顔が忘れられません。
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