アフガニスタン難民支援活動報告 -Afghanistan Support Activities Report ネットワーク地球村
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03 井戸の堀削
 ■ カラエ・アーマッド・ハーン給水施設支援
支援期間
2004年7月〜8月
支援場所 カラエ・アーマッド・ハーン(カブールの東方約15km)
受益者 3,000家族(村の住民の約80%)
予算総額 3,000ドル(工事車両が使用した橋の修理代を含む)
カラエ・アーマッド・ハーンは約4000家族が暮らす村です。
4000家族が生活するのに何本ぐらい井戸が必要だと思いますか?
  ▲ 水汲みは大変
  ▲ 空き缶で水汲み
元々この村には35本の井戸がありました。

でも旱魃が続いてどんどん井戸が枯れ、あるいは塩分集積が続いて飲料に適さなくなり、川のそばにある3本だけが飲み水に使える井戸として残りました。

4000家族に3本の井戸というとひとつの井戸に1000家族以上が殺到する事になります。
  ▲ 押し合いへし合いで順番待ち
  ▲ こんなに沢山のタンクで水を運ぶ
このため、村の水汲み場はいつも大混雑しています。炎天下で子どもたちは自分の順番が来るまで、何十分も待っています。10m以上の深さからつるべで水を汲む作業は大変です。小さな空き缶を使って水を汲んで、一輪車やロバ、あるいは自分で家まで運んでいます。一日分の水を確保するためには、毎日何時間も水汲みに使わなくてはなりません。小さな子どもたちも自分にあった大きさの容器で水運びをしています。

こうした子どもたちの水汲みの労力を少しでも減らしたいと思い、この村に給水タンクを設置し簡易水道を作ることを計画しました。
  ▲ 契約書調印、左がエンジニア
  ▲ タンクの基礎作り
タンクの大きさは4m x 3m x 2.5mで、それに水を汲むための蛇口を14個つけました。
最初こんな大きなタンクは要らないんじゃないかと思いましたが、村人との話し合いで3000家族が使う水道になるからこれでも小さいさぐらいだといわれました。

実際にそれだけのニーズがあるかどうかを調べるために何度も時間を変えて訪問してみました。いつ行っても子どもたちが行列を作っています。

ニーズが確認できた時点で、タンクの見積もりを取り始めました。最初はブロックを単純に積み上げてタンクを作ればいいのかなと思っていましたが、エンジニアと話し合った結果、30トンの水を貯めておくためには、鉄筋コンクリートでタンクを作らなくてはならないということになりました。

この村の子どもたちは好奇心一杯です。
私たちが村を訪問するたびに集まってきます。言葉は通じなくてもみんな笑顔で挨拶してきて、少しでもコミュニケーションをとろうとします。こちらも笑顔で応じます。

タンクの工事は約1ヶ月かかりましたが、工事の進捗チェックに訪問するたびに子どもたちの飛び切りの笑顔に会えて、この村が大好きになりました。
  ▲ 水タンクの全景
  ▲ タンクの完成式典
タンクが完成して使用を始めると、子どもたちが水汲みに殺到し、蛇口をきゅっとひねるだけで水を汲めたとき、子どもたちが大喜びしてくれました。これでつらい水汲みの労働も少しは軽減されます。

また、このタンクを作ったことで村人自身がタンクに水を汲み上げるポンプやガソリン代を管理するための組織を作りあげました。今回作られた組織と水のタンクを運営・管理する経験は、今後村人達が新しいプロジェクトを立ち上げる時に大いに役立つはずです。
これもこのプロジェクトのうれしい成果の一つです。

本当にありがとうございました。
  ▲ 水汲みに殺到
  ▲ 水汲みがとっても楽に
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