アフガニスタン難民支援活動報告 -Afghanistan Support Activities Report ネットワーク地球村
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03 井戸の堀削
 ■ カラエ・ハイダ・ハーン難民帰還地自立支援
支援期間
2004年5月〜8月
支援場所 カラエ・ハイダ・ハーン(カブール市の西、約25km)
受益者 帰還難民530家族
協力機関 計画省、DCSA(ハザラ人支援をしている現地NGO)
予算総額 27,545ドル
カラエ・ハイダ・ハーンの難民居住区は昨年度に引き続いての支援となりました。
この支援では荒野に帰還難民の居住区を作るために給水施設の整備をアフガニスタンの計画省から依頼されました。

沢山ある支援依頼から、カラエ・ハイダ・ハーンに支援を決めたのは私達がこの村の理念に感動したからです。
  ▲ 去年支援をした給水塔
  ▲ 去年のタンク、溢れ出す水
4月にアフガニスタンに入りしてすぐに、昨年度の支援したプロジェクトの現状確認のためカラエ・ハイダ・ハーンを訪問しました。村人が私達の訪問に合わせて村の起工式典を開いてくれました。

去年、この村で給水施設を整備しましたが、完成したのが10月中旬、カブールは冬に入っていたので、住民の移住が遅れていました。冬の間は雪が降り、気温も零下10度ぐらいまで下がるので工事ができません。春になって難民達が一日も早く自分達の家を作ろうと集まってきていました。
  ▲ 受益者たちが集まる
  ▲ みんなの町を作り出す
起工式典の後、このプロジェクトの責任者のドクター・サディックと話ができました。

「この村は戦争中一番苦しんでいたハザラ人が安心して暮らせる場所を作るためにこの難民居住区を作り始めた。でもこの村はハザラ人だけなく、戦争中に戦ったパシュトゥーン人やタジク人が一緒に暮らせる町にしていこうと思っている。すべての民族が平和に暮らせる村を作りたい。平和なアフガニスタンのシンボルになる町を作りたいんだ。このため、村の規模が以前の計画よりも大きくなり、以前のタンクでは水が足りなくなった。何とかもうひとつ給水施設を作ってもらいたい。」
と要請されました。
  ▲ 起工式でお祈りをするドクターサディック
  ▲ 図面をもとに打ち合わせ
この話を聞いたときに私達も一番やりたかった「すべての民族の和解」につながるプロジェクトでなんとかしてもこの村の支援をしていきたいと思いました。

給水施設を支援する話し合いで、予算的に厳しかったこと、すべてを支援に依存する気持ちになってほしくないことを理由に村人達にも負担を求めました。

プロジェクトは120mの井戸の掘削、36,000リットルの給水タンクの設置、水を汲み上げるポンプとそれを動かすための発電機で約35,000ドルかかることがわかりました。

ドクター・サディックを通じて、帰還難民の人たちに呼びかけると3,000ドル以上のお金が集まりました。出せる人が出すという形で資金を集めたので多寡はありますが、平均で一家族6ドルを負担してくれたことになります。このお金は難民の人たちにとっては大金です。

このすべ他の民族が暮らす平和な村を作りたいという理想、村人達の自分達の村を作るために最大限の努力をしている姿を見て、なんとしてもこのプロジェクトを支援して行こうと決意しました。

ホームページで募金を呼びかけ、皆様からたくさんの募金が集まり、プロジェクトを実施できるめどが立ちました。

すぐに現地を訪問し、村人達とエンジニアと話し合い、井戸と給水タンクの場所を決定し、直ちに工事かかりました。
  ▲ 大型機械での井戸掘りの作業がスタート
  ▲ 2004年支援の給水塔
井戸の掘削は当初石の層に当たってなかなか進みませんでしたが、28mの深さで水の層に当たってそこからは順調に掘削が進み、約2週間で井戸が完成しました。

給水塔の設置工事、ポンプと発電機の購入等、帰国前にあわただしく準備を進めました。
帰国後のスケジュールがあり、最後の工事終了までは現地にいれませんでしたが、すべての手続き・支払いを終え、後は現地スタッフに託して帰国しました。(現地スタッフからすべての施設が完成し、順調に稼動しているとの連絡が入りました。)
  ▲ 自分の土地を確保
  ▲ 街づくりが始まる
  ▲  少しずつ街が広がりつつある
平和を望む村人達の気持ちが何も無かった荒野に5,000人以上が暮らす村を作り上げています。アフガニスタンの平和のシンボルとなる村づくりに支援ができたのは私達にとっても大きな喜びです。


皆様のご支援、本当にありがとうございました。
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