アフガニスタン難民支援活動報告 -Afghanistan Support Activities Report ネットワーク地球村
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絶望の国から希望のメッセージ
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書籍の紹介「アフガニスタン難民支援活動報告書」


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2005年2月末よりスタッフが自立支援活動を行なっております。現地からのメール報告より、一部をお届けします。

【2005/3/24】 ジャミラちゃんに再会

2003年度支援をしたテント村を再訪すると、全てのテントが無くなって空き地になっていました。いったい何があったのかと近所の人に聞くと、今年の厳しい寒さで住民が4人凍死したので、政府がアパートを用意して移住させたということ。もうジャミラちゃんとも会えないのかと思っていたが、まだカブール市内にいるということで会いに行ってきました。久しぶりに会うジャミラちゃんは元気そうで、私の顔を覚えていてにっこりと微笑んで挨拶してくれました。ただ、7歳になったはずなのに体は余り大きくなっておらず、学校にも行っていないということでした。去年、学校に行くという話もあったのですが、カブールで頻発してた子どもの誘拐事件の影響でお父さんが学校に行かせなかったそうです。

ジャミラちゃんのお父さんにテント村の現状を聞くと、カブールの中心街に近い土地に目をつけたビジネスマンが政府から土地を買い入れ、住民を立ち退かせて、これから開発を進めるということです。政府は住民達に郊外に土地を与えると約束したそうですが、いつ土地を与えるかの期限は不明。ほとんどの住民が10年以上かかるだろうと悲観的だということです。確かにこの2〜3年で600万人とも言われる難民が帰還している現状では、政府に対応を求めるのは難しそうです。

カブール市内には建設ブームでビルがどんどん建っている一方、家もない、仕事もない帰還民が苦しんでいる現状。一刻も早くこの状況を是正しない限り、アフガニスタンにとって大きな不安定要因になると感じます。



 はにかんだ笑顔のジャミラちゃん


 弟を抱っこするジャミラちゃん


【2005/3/23】 カラエ・ワジル小学校

カラエ・ワジル小学校の建設工事が順調に進んでいます。着工から1週間でほぼ基礎工事が終了。25日から壁の建設が始まります。このペースで行けば4月の下旬には間違いなく新しい教室が完成しそうです。今日、校長先生や他の先生達と一緒に校庭へ木を植える打ち合わせをしました。門から入って校舎までの間に約60本の苗木を植え、緑一杯の学校にして行きたいということでした。時期的に植林が最優先となりますが、余裕があれば花壇も作って子どもたちに手入れをさせて、皆の学校という感覚を育てて行きたいということでした。私たちの作った学校が緑あふれる美しい学校になることを考えると嬉しくてなりません。子どもたちが誇り思って自分の学校だと言える美しい学校を一緒に作りあげて、そこで精一杯勉強してもらいたいと思っています。苗木に関しては農業省から寄贈してもらえるめどがたったので、27日の日曜日(アフガニスタンでは金曜日が休日)に子どもたちと一緒に植林を実施する予定です。



 突貫工事で建設を進める


 どんどん基礎が出来上がっていく


【2005/3/21】 今日、3月21日はアフガニスタンの新年です。

アフガニスタンでは年の初めに干しぶどう、アーモンド、くるみ、干した桃など7種類の乾燥した果物や木の実を水で戻した物を食べ、一年間の無病息災を祈ります。今年通訳として働いてくれているミルワイスが家で作った物を持ってきてくれ、一緒に食べました。

朝は曇り空で小雨が降っていましたが、9時ぐらいから晴れてきて、ミルワイスやマルクと一緒にピクニックに行きました。アフガニスタンでは新年は家族や友達と小高い丘に登って町を眺める風習があるそうです。日本で言えば初日の出を見に行くようなもでしょうか?皆で登ったカブールのマラジャンの丘もすごい人出でした。人が集まるところを狙って、物売りが店開きをするのも日本と同じで、軽食や果物、飲み物売りの屋台がたくさん出ています。

子どもたちが凧揚げをしていますが、ほとんどの人たちは特に何をするわけでもなく町を眺め、人ごみの中をのんびりと歩くことで満足しています。せわしい生活に慣れた日本人には物足りないかもしれませんが、こうした素朴さ、のどかさがアフガニスタンの大きな魅力だと思います。



 たくさんの人が集まる


 丘の上からカブール市内を望む


【2005/3/20】 カラエ・ワジル小学校建設

カラエ・ワジル小学校の建設が順調に進んでいます。
去年、基礎の土台作りだけでも2週間近くかかったのが、今年は1週間を切るペースで作業が進んでいます。これもひとえに工事を担当してくれているエンジニアのマルクの頑張りによるものだと感謝しています。

驚いたのは午後雨が降り続く中、資材を届けに工事現場につくと雨の中で黙々とマルクが基礎の石積みをしていたこと。冷たい氷雨が降り続き、さすがにこれでは作業ができないだろうなと思っていただけに、マルクが作業を続けてくれていたことに驚くと同時に、感謝の気持ちが湧き上がってきました。

昨年もマルクは先頭に立って作業をして期限内に学校を完成してくれましたが、今年も彼に任せておけば安心だという気持ちになっています。

雨による工事の遅れだけが心配ですが、4月下旬には新しい校舎が完成しているはずです。



 雨の中、もくもくと作業をするマルク


 急ピッチで進む作業


【2005/3/16】 アメル・アムザ植林プロジェクトNo.2

昨日あいにくの雨で中断した植林作業を再開。昨日は男の子ばかり10人ぐらいしかいなかったのが、今日は女の子も手伝ってくれました。

30本残っていた苗木を植え終わるのに約2時間かかりましたが、子どもたちは元気一杯で手伝ってくれます。アフガニスタン植林をする際、まず50センチぐらい穴を掘って、そこに苗木を入れ、土をかぶせて根元を踏み固め、その後たっぷりと水をかけます。子どもたちも大人が使う大きなショベルを使い、バケツで水を運んで根元にかけていきます。

学校の入り口から旧校舎にかけての通路とゲンキ地球ネットが作った教室への通路に沿って、約2メートル間隔で木が並びます。

また、校長先生が新学期が始まったら各クラスに1本ずつ木を割り当て、クラス単位で木の手入れをすると約束してくれました。そして、木の根元には子どもたちと一緒に花を植えて、皆に誇れる美しい学校を作って行きたいと話してくれました。そして、そのことが子どもたちにとって「自分にもできるんだ」という大きな自信と希望になるということも・・・

乾燥した砂漠や土漠が広がるアフガニスタンですが、少し広い敷地のある家に行くと皆すばらしい庭を造っています。花や木々をめでる心を伝統的に持っています。この小学校のある地域では山肌にへばりつくように家が立ち並び、ほとんどの家に庭がありません。でも、学校で美しい庭を自分達で造ることによって、子どもたちが自然と触れ合う気持ちを持ってくれればと思います。



 女の子たちもお手伝い


【2005/3/15】 アメル・アムザ植林プロジェクトNo.1

3月15日にアメル・アムザ小学校で子どもたちと一緒に植林を実施しました。

あいにくの朝からの雨、苗木を買い付けに行く際、えらいさんが通るということで道路の封鎖があり、学校到着が遅れて子どもたちの集まりが悪かったというアクシデントもありましたが、子どもたちと一緒に植林をすることができました。小雨の中、子どもたちが一生懸命、植林を手伝ってくれてとても楽しそうにしていました。

今回植えたのは、Najoo(ナジュー)と呼ばれる松の一種。最初、果樹を植えたいと思っていましたが、校長先生から手入れが大変なこと、果樹はおなかをすかせた子どもたちが熟していない青い実を食べておなかを壊したりする可能性があること、逆に熟しすぎた実が校庭に落ちて掃除が大変なことなどのアドバイスを頂き、結局、松を植えることになりました。

約40本の苗木を購入し、そのうち10本を植林、残りの30本は明日再度子供たちを集めて、一緒に植えることになっています。

一緒に植林したジャマル君は、
「今日植林してとても楽しかった。これから自分が植えた木を一生懸命育てていく。自分達の学校を緑で一杯にしたいんだ。」と話してくれました。
アメル・アムザ小学校のあるエリアは、山肌にしがみつくように人々が暮らしている貧しいエリアで、水が乏しいこともあって緑がほとんどありません。ほとんどの子供たちは貧しい家の出子どもで、庭のある家はほとんどありませんが、それでも苗木が手に入ればいろいろなところに木を植えて行きたいと希望を語ってくれました。

今回植えた木を子どもたちがきちんと面倒を見て、5年後、10年後に大きな気に成長した時、子どもたちがアフガニスタンの未来のために自分にもできることがあるんだということを実感して欲しいと思います。

明日、残りの木を子どもたちと一緒に植えるのが楽しみです。



 子どもたちと植林作業


 植林開始


【2005/3/15】 カラエ・ワジル小学校着工

カラエ・ワジル小学校の第二期工事が着工しました。
教室の増設許可の申請を始めて、約2週間。図面の作成、業者の選定、見積書の提出等、教育省とのやり取りはいろいろと神経を使いましたが、やっと工事にゴーサインが出ました。

去年建設した10教室に加えて今年は6教室(+図書室)をコの字型に配置して建設することになります。アフガニスタンでは一クラス50人2部制での授業がほとんどなので、今年の増設する教室だけで600人以上が教室で勉強できることになります。

工期は約45日。私のアフガニスタン滞在が4月下旬までの予定なので、かなりスケジュール的には厳しい状況ですが、昨年一緒に仕事をしたマルクというエンジニアが全面的に協力してくれることになっています。

工事初日は校舎の基礎工事の下準備として地面に間取りを石灰で引いて、資材の運び込みを行って終了。
2日目は一気に基礎工事のための土台の掘削を終えることができました。去年は教育省からの仕様変更が出たり、人夫の作業がのんびりしていたこともあり、この段階が終わるまでに1週間近くかかってしまっていたので、今年はかなりスピードアップ。

まだまだ予断は許しませんが、順調に工事は進みそうです。この時期に多い雨だけが心配です。



 さあ工事開始


 基礎の掘削工事が一日で終了


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