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〔書籍〕「ぼくらのアフリカに戦争がなくならないのはなぜ?」

2013年04月11日


昨年(2012年)のはじめ、この著者である小川慎吾さんが理事長を務めるNPO法人テラ・ルネッサンスのウガンダ現地事務所を訪ねた。

小川慎吾さんは、頼りとする人の殆どいないところから、元子ども兵だった人たちを社会復帰させるための教育施設をウガンダで作り、すでに400名近くの人が個々で学んだり、社会復帰をしたりしている。

それぞれに身体的にも精神的にも傷を追った若者たちが、一生懸命に文字を学び、ミシンを踏んで服を作り、椅子やベッドなど木工製品を作り、普通の生活ができることを願って励んでいる。その様子に接するだけで、心が締め付けられる思いがした。

彼らの子ども兵として過ごした生活は、私達の日本の普通の生活と無関係ではない。私たちが使う携帯電話に使われるスズやタンタル、貴金属のプラチナ、ダイヤモンド、日常生活には欠かせない石油、、、こうしたものの奪い合いから紛争が起きている。今手にしているパソコンや携帯電話にもそこからきた鉱物が使われていたもおかしくないからだ。

この本は、小川慎吾さんの朴訥としたそのキャラクター通りの語り口でアフリカで起きている戦争の原因、私たちにできることが綴られています。今を生きる私たちだからこそ、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

                                             (事務局 渡辺裕文)