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〔書籍〕ブータン王国憲法とキューバ共和国憲法

2013年04月22日


日本国憲法の改正が議論され始めています。

昨年、一昨年と『地球村』ツアーを行った「ブータン王国」と「キューバ共和国」の憲法が書かれている本がありましたので、紹介します。

ブータン王国の憲法は、GNH学会が出している「GNH研究1 ブータンのGNHに学ぶ」に紹介されています。
ブータンを特徴付ける「GNH」は、憲法に何度も出てきそうですが、実はたった1度、9条「国の政策の基本原理」の2節に次のように書かれているだけです。

「国により、国民総幸福の追求を可能とする要件の改善に刻苦奮闘されなければならない」

この一文で、GNHの国と規定をし、国民総幸福の実現をしようとしているのですね。

キューバ共和国の憲法は、「キューバメキシコ視察報告書(NPO法人非営利・協同総合研究所いのちとくらし 発行)」に掲載されています。

キューバ共和国憲法の50条には「国民は無料で医療を受けることができること」、51条には「無料の学校制度が保障されていること(教育の権利)」が書かれており、実際にそれが実現しています。

何よりも1条には、「(前略)政治的自由、社会的正義、個人の福利、集団の福利、人間的連帯のための国家である」
あるいは3条には「この憲法で規定した社会主義および革命的政治的社会的制度は、(中略)全く新しい構成な社会を創造するために不可欠であり、キューバは決して資本主義には戻らない」と国のあり方がしっかりと書かれています。

憲法のあり方をよく考え、しっかりと国民で議論をしていくことが大切だと、他の国の憲法をみて思います。(事務局 渡辺裕文)