ホーム>『地球村』からのメッセージ>高木善之ブログ日記>コスタリカ6

コスタリカ6

2014年02月14日


 
★コスタリカ最終日
コスタリカ6日目、きょうが最終日です。
国立劇場、国立博物館、最高裁判所を訪問しました。

★積極的平和主義
安倍総理が最近、よく言う言葉ですが、
「固有の領土」「領土問題は存在しない」「断固戦う」
これって、平和主義????
と思っていたが、本当に意味がよくわかりました。

コスタリカは、
1983年「非武装中立・積極的平和宣言」を行った。
「消極的平和」とは、
「他人の紛争には口は出さないから、私もことも放っておいてね」
という立場を意味します。
「積極的平和」とは、
「紛争には、解決や和平のために積極的に関わります」
という立場を意味します。
その場合、自分が武装していたなら仲裁ではなく、
警察のような立場であり鎮圧、制圧です。
さらに、ボクシングのレフェリーやスポーツの審判が、
一方と同盟を結んでいたり、応援団であればおかしい。
だから「平和主義」を宣言するなら、
自分も「非武装中立」でなければならない。
「平和学」では、それが基本だそうです。

日本は、非武装でもなく、中立でもない。
その国が「積極的平和主義」を掲げることはできない。
ましてや安倍総理の姿勢は、全く平和主義ではない。
むしろ「積極的軍国主義」ではないだろうか。

 

最高裁判所について、ショックと感動!

日本の最高裁判所は、
地方裁、高等裁で決着しない事件を裁く最後の裁判所。
名前は最高だが、実質は、最も政府に立場に近く
政府に不利な判決を出すことは殆ど無い。

しかしコスタリカでは全く違う。
最高裁判所は、「人権と憲法に関する問題を扱う場」であり、...
人権や憲法の問題は、最初からここです。
それも、誰でも訴えることができるのです。
実際の例を述べます。

1.イラク戦争時、アメリカを支持
アメリカはイラク攻撃の時、
「アメリカを支援しない国はテロ国家とみなす」
という無茶な宣言をし、日本は真っ先にアメリカを支援、
巨額の戦費を支援したことはよくご存知だと思いますが、
コスタリカの大統領もアメリカ支援を表明。
これに対して19歳の学生が、
これは平和憲法への違反だと訴訟を起こし、
7人の裁判官は全員一致で違憲判決!
大統領はアメリカ支持を撤回。アメリカ政府もこれも了承!

2.小学校の校庭が校長の判断で駐車場に
小学生が「遊ぶ権利の侵害」と訴えて勝訴。
校長は駐車場を撤去した。

3.サカーボールが隣接する池に
小学校の校庭でサッカーをしていると、
ボールが隣接する池によく落ちる。
このことに対して小学生が、
「遊ぶ権利と危険」を訴えて勝訴。
国は、池にさくを設けた。

日本では、こういう訴えはできない。
「○○により私は精神的、経済的に苦痛を受けた。
 だから○○万円の損害を賠償してほしい」という形で
地方裁判所に訴えなければならないのだ。
上記のような形では訴えることができないのだ。

コスタリカの憲法は国民を守るためにあるが、
日本の場合は、国家を守るためにあるように思える。
これらのことも、憲法の精神に反している。
コスタリカでは、平和、人権、民主主義について
大きな気付きと学びがあった。
このことは絶対に伝えなければいけない。
広く知らせないといけないと決意しました。

あすは早朝5時過ぎにチェックアウトして
ニューヨークに向かいます。
 
≪ 前の記事
コスタリカ5
次の記事 ≫
★都知事選