発足時、支持率72%の鳩山政権は、わずか8カ月で支持率20%を切る事態に至りトップの2人が辞任、菅政権に交代して急速に支持率を回復(60%)しました。
今月11日の参議院選挙では安定多数を獲得して、改革を続行してもらいたいです。
何党を支持するにしても、棄権せずに投票しましょう。当日、都合が悪い人は、事前に、期日前投票をしましょう。

なぜ総理辞任という事態に至ったのか、整理しておく必要があります。
辞任のきっかけは、鳩山前首相の「普天間基地」についての発言と考え方です。自民党が長年かけてこぎつけた日米合意の内容を大きく変えるには、かなりの覚悟と戦略が必要なのは言うまでもありません。まずは、政権交代直後に、「困難な問題だから時間が必要。ご理解いただきたい」の所信表明が必要でした。

それを、鳩山さんは、一貫して「国外、県外」「5月末決着」「腹案あり」と発言しました。ところが、途中途中で候補地がリークし、マスコミに報道され、候補地の知事や町長は「寝耳に水」という状態。官房長官や補佐官が現地と打診を開始した時は「時すでに遅し」。すでに住民の反対運動が盛り上がってしまっていました。

打診が失敗してから、鳩山さんは記者会見で「打診について私は知らない」「真意がわからない」などと発言。現地にも、総理周辺にも不信感が広がりました。5月末になって「ほぼ原案通り」では地元民は承服しがたいのは当然です。

この問題は、次のことを知っておく必要があります。

1991年に東西の冷戦体制が終わり、あれから20年もたった今、「アメリカだけが全世界に軍事基地を置いている現状はおかしい」という世界的な意見が強まっています。米国政府としても、軍事的な見直し、財政面でも見直しが始まっていて、現実に沖縄の海兵隊1万8千人の大半をグアムに移転する計画が進んでいます。

日本政府としても、長期的な日米軍事同盟の見直し、グアム移転計画との整合性などを含めた総合的な検討が必要でしたが、マニフェスト通り「国外、県外」に固執したのが間違いのもとでした。
しかし、この問題のそもそもの責任は自民党にあるのに、野党はこぞって新政権を攻撃、批判を繰り返すだけで、日本の将来について建設的な意見は出ませんでした。

社民党も自らのマニフェストの主張ばかりで、連立政権政党として役割を果たすどころか、民主党の足を引っ張り続けました。与党も野党もお粗末すぎます。今後も、この問題は、日米軍事同盟の見直し、長期的に軍事同盟の解消、米軍の撤退を視野に入れた検討が必要でしょう。

もうひとつの問題「政治と金の問題」は、自民党政権下の特捜部の国策捜査(民主党つぶし)を放置したことが敗因でした。本来、法務省も検察庁も、現政権を守る方向で「国策捜査」の方向で動きます。つまり捜査は野党に向けられます。それなのに、政権交代後も、特捜部は執拗に、前政権時代の「国策捜査」を継続して、現政権の足を引っ張りました。多くの国民には理解しがたい動きでしたが、その訳は簡単です。
法務省も検察庁も霞が関が動かしているのです。「政治と金の問題」は民主党より、長年政権の座にあった自民党の方がはるかに大きな問題があるはずなのに、新政権が特捜部を指揮できないまま崩壊したということは、他の国には理解できないドタバタ劇でした。
要は、政権交代を経験したことがない国が支払った高い授業料だったのです。

●新政権として、進むべき方向

★危機的財政状況の解決
日本は、国民の財産1400兆円(預貯金、保険金、年金など)を国債、地方債、公共事業債に運用し、1000兆円もの赤字を出し、さらに毎年40兆円以上の赤字を増やしています。このままでは10年以内に国家が破産します。日本は破産寸前で、その規模はギリシャ危機やハンガリー危機どころではありません。このままでは金融崩壊は避けられません。すぐに手を打たなければならないのです。

1.現在の予算規模(100兆円)を税収内(40兆円以内)にする
2. 巨大公共事業や「ばらまき」を中止
3. 公務員、官僚の大幅削減。 天下り禁止。 独立行政法人を廃止

★国家ビジョンを策定
「世界で起きている不幸の根本原因はGNPである。国民が真に求めているのはGNP(国民総生産)ではなくGNH(国民総幸福)である」 (ブータン国王)

以前はこの言葉は夢物語でしたが、現在はデンマーク、スウェーデン、フィンランド、ドイツなどの福祉国家、環境国家では、GNHが国家方針になり、国民にも浸透し始めています。日本も、いつまでも経済成長を追い求めていてはいけません。GNPからの脱却、GNHへの転換が必要です。

1. GNPからGNHへ路線転換
2.経済成長路線から福祉国家、環境立国へ
3.自給自足をめざす(食糧、資源、エネルギー)
4.核廃絶、脱原子力、平和安全国家へ

★社会転換のアプローチ
長年の価値観を変えるのは容易ではありません。明治維新、戦後維新は、教育の役割が大きかったのです。今後、社会の転換、大維新を行うには、やはり教育が重要です。デンマーク、スウェーデン、フィンランドなどは教育が大きく変わりました。日本も、教育の転換が必要です。

先日、ある勉強会で、「感動体験を話す、感動を伝える」という試みをしました。
参加者の方々が感動した映画や本、感動体験を1人5分くらいで話すのですが、感動が伝わってきません。映画や本のあらすじを説明したり、その中の言葉や会話を再現して、「ここで感動した」と言うのですが、聞き手に伝わらないのです。

一人が話した後、聞いていた人たちが感想を述べたのですが、やはりほとんど感動は伝わっていませんでした。話し手自身の不幸な体験については、「同情の気持ちは大きかったのですが・・・感動は伝わってこなかった」という結果でした。人の失敗を目にしながらも、ほとんどの人はうまくいきませんでした。

私は、(ほんとうは、このような話ではないだろうか。このように話せば感動が伝わるだろうに) と思いながら聞いていました。

最後に私は、「これまで、自分の感動体験を人に伝えた経験はありますか?」「その時、感動は伝わりましたか?」と聞いてみました。
すると何人かは、「感動体験を話そうと思ったことがない」「話しても伝わらないから、話したことがない」とのことでした。なんということでしょう。

さっきまでは、(なんでこんなに感動が伝わらないのだろう)と驚いていましたが、このことには心底驚きました。「感動なき人生は、生きていることにならない」と言われるくらい、感動は大切なことなのに。ましてや、感動を人に話したいと思わなかったとか、感動を伝えたことがないとか、一体どういうことでしょう。そんなことがあるのでしょうか、まさに驚愕でした。

もしかしたら、その人は感動したことがないのかもしれないし、感動を知らないのかもしれません。感動という言葉は誰でも知っているでしょうが、感動の大きさは比べられないから、感動は人によって大きく違うのかもしれません。

そういえば、「最近、涙を流したことがない」という話も耳にしますが、これにも驚きます。私は毎日の講演で涙を流しますし、ワークショップでは何十回も涙を流します。
涙は珍しいものではないし、涙は感動の一つの表れです。
感動は「感じて動く」と書きます。感動は、心が動くこと、心が揺さぶられること、心が開く瞬間の音のようなものだと思います。

あなたは、最近、涙を流していますか。感動していますか。感動を伝えられますか。

私の場合、感動を伝える時は、

1.まず、その場面をはっきりとイメージし、
2.自分がその中の登場人物すべてになりきり、
3.登場人物の目で見、登場人物の口で語り、登場人物の気持ちを伝えます。

感動とは、そのドラマの中に入り、ドラマの中の登場人物になりきって、語り伝えることなのです。
 

今回は学校での講演会について書きます。
学校での講演会は、たくさんの生徒さんに聞いてもらえることで、価値がありますが、さらに波紋が広がり、学校や家庭にも大きな変化や効果が生まれます。昨年、3つの中学校で講演しましたが、共にとても大きな手ごたえ、大きな反響がありました。

学校での講演会のほとんどは中学校や高校で、きっかけは私の講演を聞かれた先生方やPTAの方の推薦です。時間は2時間くらいで、総合学習、記念行事、環境月間行事などです。全生徒の場合、学年の場合は、会場は講堂や体育館で、複数の学校や一般参加を含める場合は市民会館などで開催されます。

担当の方、責任者の方(校長先生、 教頭先生、 PTA会長さん)が熱心な場合は盛り上がり、生徒のグループ研究が始まったり、感想文、絵画などが文部大臣賞を受賞するなど嬉しい連絡をいただいたりします。
何年か経ってから、「講演会がきっかけで、環境省に入省しました」とか、「講演会がきっかけで、会社で環境の仕事をしています」などの嬉しい手紙をもらうことがあります。
また講演会場で、「人生観が変わりました」「生きる目的が得られました」「生きる希望ができました」など、すごくうれしい声がたくさんあります。
つくづく、講演できてよかったなあと思います。

最近は、地球環境と生き方について半々にお話します。「飢餓貧困」や「闇の子供たち」について話すと、先生も保護者も生徒さんもショックを受け、大きな反響があります。

「ショック!いかに自分が甘いかわかった。これから真剣に生きます」
「私は勉強する意味がわからなかったけど、もっと学んで何かしたいと思った」
「私はいじめで悩んでいて、死んでしまいたいと思っていた。でも、きょうの講演を聞いて、命の大切さを知った。しっかり生きて、世の中の役に立ちたいと心から思えるようになった!」 などなど、嬉しい言葉があふれています。

こんな様子なので、私は心から学校で講演したいと思います。
あなたから、学校に提案していただけませんでしょうか。
もし、あなたが学校の校長、教頭先生なら、学校で企画してもらえませんか。
ぜひ、よろしくお願いします。

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※学校(中学、高校)からの講演ご依頼については、講師料金を半額(10万円)にいたします。ご相談ください。学校講演会についてのお問い合わせや、ご依頼は『地球村』事務局まで。 電話06-6311-0309 FAX 06-6311-0321 koen@chikyumura.org (担当:くらがいち) 
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いま一番書きたいのは「はげまし」について。
たぶん私自身、毎日のトレーニングの中で、一番大切だと実感しているからでしょう。

苦しんでいる時、一番大切なのは「はげまし」です。
そんなこと当たり前で誰でも知っていることですが、はたしてどれだけ本当にわかっているでしょう。どれだけ実践できているでしょう。
言葉として知っているだけではだめです。実践しないと意味がありません。

★ 「がんばってね、応援しているからね」
やる気があるが疲れている場合には、こういうシンプルなエールが効果的です。
私はトレーニングの時、毎回、自分のエールに助けられています。
笑顔で、元気に声をかけることです。

★ 仲間がいるということ
弱気になったとき、仲間がいる、というのは大きな励ましになります。
「私がついてる!」「見守っている!」「一緒にやっていこう!」という声かけは、とても勇気がわきます。

★ 信頼しているということ
自分に自信を無くした人、自棄(やけ)を起こしている人に対して、
「信頼しているよ」「信じているよ」「どんなことがあっても味方だよ」
という言葉は、立ち直るきっかけを与えます。

★ ポジティブに転換(陽転思考)
もう半分しかない ⇒ まだ半分ある!
失敗するかもしれない ⇒ 成功の可能性がある!
たったひとり  ⇒ なにごとも一人から始まる! 必ず仲間が増える!

★ 「それでいいんだよ」
 絶望状態のとき、この一言は、大きな安心を生みます。

★ 黙ってほほえむ、黙ってうなずく
 温かい気持ちで見つめられると、人はとても安心します。

★ スキンシップ
 手をつなぐ、手を握る、腕を組む、肩を組む、ハグする、抱きしめる。
● いま社会が抱えている重要な二つのケース

1. ボケについて (ボケという言葉は認知症と置き換えてお読みください)
歳をとるとボケが始まります。
特に、親が歳をとってボケが始まると、
「お母さん!さっき食べたでしょう!」
「お義母さん!きのう言ったでしょう!」と、
ボケた実母や姑さんに怒鳴ったりするケースがありますが、それはむしろ、
実母や姑さんではなく、すでに自分がボケている証拠です。
ボケている人に「ボケている」と言うのは、
不治の病の人に「不治の病」と言うのと同じ。
死にかけている人に「死にかけている」と言うのと同じ。
片方の目が見えない私に「片目」と言うのと同じ。
言われた人は、とても悲しいのです。
「ああ、そうだったね」と、まずは受け止めましょう。
それだけで人は安心するものです。
アルツハイマーの親が幻影を追っていれば、自分もそれが見えているように
「ああ、おじいちゃんが帰って来たね」とイスを持ってくればいいのです。
 
2.AC(アダルトチルドレン)について
ACは、元はアルコール依存症の親によって、無視されたり暴力を受けたりしたことで心に傷を負い、社会的対応(コミュニケーション、意志表示など)ができない心の病です。
その後、アルコール依存症に限らずさまざまな理由で、親から無視されたり、暴力を受けたことによって起こる心の病に拡張され、さらに、教育熱心な家庭で起こる過剰な関わりや支配による心の病にも拡張されました。
元は貧困家庭が要注意とされましたが、最近はむしろ、教師、医師、教授などや高額所得者、社会的立場の高い家庭で多く起こることが知られるようになりました。

★ ACは治る
ACは心の病ですが、病ですから適切な処置をすれば治ります。
①まず自身が、そのことに気づく
②過去の経過(原因やプロセス)を理解する
③自分と対話する、自分を認める、自分を受け止める
④原因を認める、相手を許す
⑤なりたい自分、ビジョンを明確にする
⑥チャート、航海日誌で取り組む

いまの社会、皆が抱えている悩みについて、「はげまし」として簡単に書きました。
紙面が足りないので、また機会があれば、詳しく書きたいと思います。
 

今日は、コナミ・シリーズ第三弾を書きます。スポーツクラブに通い始めてまる4カ月、
何ごとからも多くを学べます。私の経験と体験、学びについてまとめてみます。

★ 成果
4カ月で体重8キロ減。体脂肪6%減。
これは当初の目標以上でしたので、自分でも驚いています。

★ 内容
この4カ月、ほとんど以下のメニューです。
① ランニングマシン (30分を1、2回)
② バイクマシン    (30分を1、2回)
③ サウナ        (10分を1、2回)
体力に合わせてレベルアップしますので、どのメニューもとても疲れます。
汗がいっぱい出ますので1回(3時間)で体重は2キロくらい減りますが、あとで水分補給したり、食事したりすると元に戻ります。
身につけているカロリーメータの表示は、1万5千歩(12Km)、消費エネルギー1500Kcal、脂肪燃焼100グラムで、これが正味の減量分です。
この積み重ねで4カ月で8キロ減量になったのだと思います。

★ 身体の変化
お腹がすっきり、顔も首も身体も一回り細くなりました。
とにかく身が軽くなりました。ウエストが10センチ小さくなったので、今までのズボンがユルユルになり、10年以上前のズボンが穿けるようになりました。

★ 気力、体力
身軽になり歩くのが苦になりません。必要な時は平気で走れるようになりました。
一例ですが、自宅と事務局(大阪の中心、梅田)は地下鉄で7駅あります。
以前一度だけ、自転車で事務局に行ったことがあり、かなり疲れました。
先日、自宅まで歩くと2時間かかりましたが平気でした。
気力、体力とも10歳以上若返ったと思います。

★ 生活の変化
生活面でも、いろいろ変化があります。
まず、食事のメニューが変わったこと。野菜系、日本食、粗食に。
間食が減り、糖分が減り、低カロリーになりました。
20年前に自動車をやめ(運転免許証を捨てました)、自転車をメインにしていましたが、その自転車も乗らなくなりました。特に不便は感じません。
やればできるものだなあ、と自分でも驚いています。
以上は一般的な報告ですが、ここからは私の努力と学びです。

★ あきらめない努力
ランニングがメインですが、体力のアップに合わせてトレーニングもレベルアップしていますので、毎回、とにかくつらいです。それをどう乗り切るか。
毎日毎日、毎回毎回、いろんな努力や工夫をします。
まず、エール(声援)が必要だということがわかりました。
「がんばれ、がんばれ、タ・カ・ギ!」「フレー、フレー、タ・カ・ギ!」
いつからか、気が付けば、自分で自分にこんなエール(声援)を送っていました。
しかし、同じ声援では、送る自分も送られる自分も飽きが来るので、
「いい調子、いい調子、がんばれ、がんばれ、タ・カ・ギ!」
「いい走り、いい走り、フレー、フレー、タ・カ・ギ!」
「あと2キロ、あと2キロ、あと10分、あと10分!」
などなど、心の中でいろんな声援を送ります。
しばらくは効果がありますが、それでもやがて疲れに負けてしまいます。
次は「無念無想!無念無想!」と意識を集中しながら走ります。
しかし、「無念無想」と考える自体、「無念無想」とは程遠いから、これもダメ。
あるものはうまくいき、あるものはうまくいきません。
ある日はうまくいっても、その方法は、翌日はうまくいくとは限りません。
毎日毎日、毎回毎回、涙ぐましい努力をしながら投げ出すことなく走り続けました。
それを毎日続けています。今日も続けました。
しんどくても走る!疲れても走る!やると決めた以上、やる!
やめない!めげない!負けない!あきらめない!投げ出さない!

★ やってよかった
始めた動機は、「体重、体脂肪、内臓脂肪を減らしたい!」という気持ちからでしたが、それが続いていることも予想外。そもそも、始めたことも想定外でしたが、4カ月で目標達成するなんて想像もしなかったです。
しかし、それ以上に大きな収穫がありました。見た目が変わっただけではなく、気力、体力は大きくアップしました。たぶん、見かけも実質も10歳以上若返ったと思います。
今度、お会いするのが楽しみです。

★ これが人生だ
人生には、みんな、同じようにチャンスがあります。
そのチャンスをつかむか、つかまないか。
チャレンジするか、しないか。続けるか、途中で投げ出すか。
チャレンジする人、しない人。チャレンジしたことを続ける人、投げ出す人。
どんなことも、チャレンジを続ければ、必ず実現します。成功します。
チャレンジしなければ実現しません。チャレンジしても投げ出せば成功しません。
その積み重ねが人生なのです。チャレンジは、いつからでもいいのです。
あなたはいま、何にチャレンジしていますか。

4月中旬に3泊4日でフィリピンに行きました。
フィリピンで、ある企業が行っている植林事業を視察するためです。
通常の植林は、伐採などで破壊された森林を元通りにしようというもので、その土地に自生していた木を植林するのですが、その企業が植林しているのはジャトロファという南米原産の木で、種子から植物油がとれますが、食用には適さないためBDF(ガソリンの代替品)にします。
ジャトロファは世界各地で取り組みがされているので、『地球村』として森林保護活動の支援候補として、実態を知るために今回視察を行いました。

★植林事業 (現地グループ企業のトップ談)
1.火山灰による荒れ地にジャトロファを植林
2.種子から油をしぼりBDF(ガソリンの代替品)として販売
3.しぼりかすから良質の肥料を作ることに成功したので販売を検討している
4.肥料を作る過程で出るメタンガスを回収して販売を検討している
5.CDM (クリーン開発メカニズム) の可能性があり、事業として検討している
6.植林に協力する地元の人に日当を支払うことで地元の人の現金収入になる
7.ジャトロファによって土が改質され、農地にできる可能性がある
8.大企業も関心を寄せている (BDF、CDM)
9.政府、自治体も荒れ地へのジャトロファの植林を希望している
10.近隣の住民の生活を豊かにできる可能性がある

※CDM=クリーン開発メカニズム (Clean Development Mechanism)
先進国が開発途上国において技術・資金等の支援を行い、温室効果ガス排出量の削減または吸収量を増加する事業を実施した結果、削減できた排出量の一定量を支援元の国の温室効果ガス排出量の削減分の一部に充当することができる制度。

以上、企業の事業(ビジネス)としてはメリットが多いのですが、通常の植林事業と違って、植林を起点とする大規模な複合事業なので多方面への影響も大きく、『地球村』が参画できるかどうか、問題点や課題があります。

★課題
1.BDFは自動車利用が前提
2.CDMには、二酸化炭素が減らない(先進国のエゴ) など様々な問題がある
3.地域の伝統的な生活を大きく変えてしまう可能性がある (近代化、貨幣社会)
4.BDF、CDMの国際価格の変動で大きな影響を受ける可能性がある

★スモーキーマウンテン
マニラ市内のゴミを海岸線の一角に投棄、そこにゴミ拾い(スカベンジャー)が集まり、住み着いたことから貧困の象徴になりました。フィリピン政府は国のイメージが傷つくことから閉鎖を決断。1995年公共住居を作って強制退去させました。当時はたくさんのゴミ拾い(スカベンジャー)のいた巨大なゴミ山は、巨大な土山に変わっていました。高さは20メートル。ゴミは土になることを実感しました。
周りには公共アパートが立ち並び、貧しい人を収容しています。アパートの中は、各階は上下に二層に分割され2軒分になっています。付近一帯、バラックが無数にあり貧しい人が住んでいます。現在は、数キロ離れた海岸に新たなスモーキーが作られ、同じことが起こっています。以前と違うのは、めぼしいものが回収されたあとのゴミは、船で積み出され海洋埋め立てされているので、将来大きな問題になる可能性があります。

★NGO
スモーキーの近隣には、貧しい人々の救済活動をしているNGOがたくさんあり、その一つを訪問しました。数名のスタッフと数名の教師で、数百人の子どもたちの教育や食事をサポートしています。今回、そのNGO施設の空き地に小さな菜園を作りました。そこはスモーキーの近くなので、掘ると次々とゴミが出てきました。集まってきた数名の子どもたちと共に、数坪の畑を作り、きゅうり、だいこん、スイカ、メロンの種をまくことができました。
あとは、そこのスタッフたちにお願いしましたが、うまくいくと嬉しいです。

★イムス市のごみ処理場 (スモーキー)
私たちのホテルの近隣のごみ処理場を見に行きました。規模はマニラのスモーキーマウンテンとは比較になりませんが、広大な土地にゴミを投棄していました。
1.ダンプカーが次々とゴミを捨てに来ます。
2.スカベンジャーが群がり、めぼしいものを拾います。
3.ブルドーザーがゴミを平らにしたり、巨大な穴に投棄していきます。

マニラのスモーキーは政府の監視が厳しく写真は禁止、また数千人のスカベンジャーが群がり、競争が激しく、争いやトラブルが絶えませんが、ここのスモーキーは小規模で人数も少なく、殺気や危険は感じませんでした。
人々は比較的のんびりしていて、笑顔であったり、私たちに手を振ったりする人もいました。若い人も多く、子どもが少なかったことが救いでした。
しかし、猛暑(35℃以上)の中、臭い、不衛生、ケガの危険など、こんな中でまる一日働いて一日の生活(100ペソ=200円)がやっと・・・。
ここでも貧困問題を痛感しました。先進国の責任は大きい。やるべきことも多いです。

『地球村』として貧困問題、人道問題への支援を強化していきたいです。
しかし根本解決は、先進国が自立することだから、日本の場合、農業の復興、食糧、資源、エネルギーの自給率の向上が不可欠。コミュニティ(自給自足社会)作りも重要です。

★支持率の低下
新政権の支持率は、新聞の発表ごとに低下しています。
新聞記事には「新政権に対する期待は裏切られ支持率は低下」とあります。
特に日本人は世論に合わせようとする傾向があるので、その記事を見た結果、また支持率が低下するという悪循環になっているのではないでしょうか。現在は、マスコミに世論誘導されている面もあると思います。「本当はどうか」と自分で考えることが必要です。

★成果が出ない原因は
まず、新政権は前政権が作り上げた問題点を改革しようとしているのです。
その問題点の責任は前政権にあることを忘れてはなりません。
また、その改革を妨害しているのは、前政権を支えてきた勢力なのです。
その抵抗で改革が進まない現状を「成果が出ていないから失望した」というのはやや早計ではないでしょうか。
現状の改革には、現状の官僚機構や業界が抵抗する。妨害する。陳情する。圧力をかける。法律を作ろうしても反対する、足を引っ張る。省庁が動かない。
法律作成では、具体案の段階で省庁(官僚)が例外規定を設けたり、余分な文言を挿入して骨抜きにします。私は政権中枢の人たちから、ひどい現状を聞きました。

新聞でも報道されている通り、国土交通大臣が、「ダム、自動車道路の建設は原則としてすべて中止、凍結」を打ち出せば、地元の県知事が「反対、反対」、地方議員や利権者、地権者が「反対、反対」。現実問題、7割が建設の方向に動き始めました。大臣が「中止」と言っても、官僚、業界、地元政治家が妨害します。
反対者は妨害するが、賛成者は何もしない。そのことも問題なのです。

新政権は、かつて「ダムゼロ、公共事業中止」を宣言して当選した某知事が、県議会の大反対で立ち往生し失脚したのと同じ状況なのです。
改革を唱えるのはかんたんだが、実行するのは大変なのです。
大きな抵抗、妨害のために、時間がかかったり、方向転換もやむを得ないのです。
それを半年で、「成果がない、失望した」とは気の毒な気がします。
批判は簡単ですが、大切なのは改革を実行することなのです。
それには、改革を支持することと、妨害に対して意志表示をすることが大切です。
特に現在行われている「天下り法人」の仕分けを監視し、意見を述べることです。

★政治の金の問題
不透明なことは、解明することが必要です。
しかし政治献金は、新政権より前政権の方が、けた違いに金額が大きいのだから、おそらく問題もけた違いに大きいはずです。なぜ、それを調査しないのか。
特捜部は、なぜ新政権の足を引っ張り続けるのか。
私は、新政権に問題がないとは思いませんが、現状の捜査と報道は、どうみてもアンフェアだと思います。特捜部は、なぜ、政権の足を引っ張るのでしょう。

★特捜部とは
特捜部は、アメリカで言えばCIAやFBIに当たります。
体制を守るための諜報機関であり、特別な権限で動く組織です。
アメリカではそれを動かすのは政府(大統領)だから、政権が代わればCIA長官もFBI長官も交代するし、方針も変わる。常に政権を守るために働きます。
しかし、日本では政権交代しても、特捜部の部長は交代していないし、前政権が任命したままの体制で、前政権時代と同じ方向で動いています。
つまり現在の特捜部は、前政権を守り、新政権を妨害する方向で動いているのです。
そもそも、アメリカは大統領が代わればホワイトハウスは全面的に代わります。
アメリカでは、クリントン大統領からブッシュ大統領に変わったとき、政治は大きく変わりました。ブッシュ大統領からオバマ大統領に変わったとき、また大きく変わりました。
しかし、日本は政権が変わっても、官僚(霞が関)は変わりません。
総理大臣が命令しても大臣が宣言しても、官僚は抵抗し妨害して変わりません。
日本は、ここが最大の問題なのです。それほど官僚機構が巨大になっているのです。
だから日本は「官僚政治」と呼ばれるのです。

メディアも、「記者クラブ」という悪しき慣習(報道規制)があり、国民に事実が伝えられない仕組みになっています。
以上の大きな問題が、新政権の改革を妨害して支持率を落としています。

★支持率の低下の結果は
「支持率の低下は改革を難しくする」という悪循環を起こしています。
特に、沖縄問題など対アメリカ政策には大きなマイナスを生んでいます。
新政権が発足した当初の支持率80%というのは、アメリカには大きな圧力でしたが、特捜部やメディアが足を引っ張り、支持率低下を招いたことは、アメリカに最大の利益をもたらしました。
特捜部も新聞各社も、その責任を理解しているのだろうか。

★今後どうすべきか
自民党は大企業の経営者を支持母体とする政党であり、民主党は大企業の労働組合を支持母体とする政党だから、民主党政権は本質的には保守政権であり、本質的な社会の改革、脱自動車、脱原発もできないでしょう。
民主党政権の重大な役割は、現状の問題点の改革です。
特に「脱官僚」「格差の是正」「官僚機構、農協、漁協などの抜本的な改革」であり、そのあとで本当の「市民のための政党」に政権交代をすることです。
要は、「現政権は生ぬるい。もっと根本的な改革を」という市民の声が必要です。いま起きている新党作りが、その方向であればいいのですが。
 

【巻頭言】 自分で考える(続き) (2010年4月)

先月は、自分で考えることの重要さを書きましたが、今回はその力をアップするための具体的な方法を述べます。

ふと疑問に感じたことについて「自分との対話」をしてみること。
「自分との対話」は自問自答と違い、「もう一人の自分」との対話です。
「も う一人の自分」とは、現状の自分(感情的な自分)とは別の冷静な自分のことです。

現状の自分の疑問や悩み、怒りを、「もう一人の自分」にぶつけてみるのです。

自  腹が立つ!
別  どうして?
自  だって悪口を言われたんだから!
別  悪口って?
自  私のことをうそつきだって!
別  それが悪口?
自  うそつきって悪口でしょ!
別  そうかなあ。うそつきって悪口なの?
自  私はうそなんてついていない!
別  うそはつかないの?
自  そりゃあ、時によるけど・・・ うそをつくこともあるけど・・・。
別  じゃあ、うそつきというのは悪口じゃないんだね?
自  でも、あんな言い方は、人を馬鹿にしてる!
別  馬鹿にするってどういうこと?
自  人を見下ろすみたいな態度だった!
別  見下ろすってどういう意味?
自  自分の方がえらい、自分は何でも知っているみたいな態度!
別  そう言ったの?
自  いや、そうじゃなくて、私がそう感じたんだ。
別  何が問題なの?
自  何がって・・・ もっと私を大事にしてほしい!
別  なるほど。じゃあ、どうすればいいと思う?
自  まず、ああいう言い方はやめてほしい。
別  じゃあ、どうすればいいと思う?

いかがでしょう。

自  日本はなぜゴミが多いんだろう!
別  なぜだと思う?
自  過剰包装が多いから。
別  なぜ日本は過剰包装が多いの?
自  見かけを重視するから。
別  なぜ日本人は見かけを重視するの?
自  中身がわからないから。見かけを気にするから。
別  なぜ日本人は、見かけを気にするの?
自  日本人は、自分に自信がないから。
別  なぜ日本人は、自分に自信がないの?
自  自分で考えないから。
別  どうして自分で考えないの?
自  馬鹿だから。教育が間違っているから。
別  じゃあ、どうすればいいの?
自  教育を変えないといけない。
他  どう変えればいいの?
自  自分で考えるようにすればいい。
他  それにはどうすればいい?
自  そういう意識を持った人を増やさないといけない。
他  それにはどうすればいい?
自  自分がそういう意識を持ち、周りに伝えていけばいい。

おわかりでしょうか。
「自問自答」では堂々巡りになってしまうことでも、「自分の中のもう一人の自分」との対話では、このように冷静に対話 することで、問題がほどけていきます。
なぜなら、「自問自答」は、同じ人間が、同じ考え、同じ気分、同じ感情で会話するのと同じですから、発展が ないのです。必ず行き詰ってしまいます。さらに考えが強化されたり、感情が増幅してしまい、より危険な方向に行く場合もあります。

それに対して、「もう一人の自分との対話」は、同じ人間であっても、冷静であり、別の視点で考えることができます。感情的になっていれば冷静にさせ ることができ、一つの視点であれば、別の視点に気付かせることができます。
これこそ、「コーチング」なのです。『地球村』ではMMと呼んでいたこ とです。
問題は自分で考え、自分で解決するしかないのです。そして、その解決には、答えが一つではないのです。「答えは常に7つある」のです。こ れしかない、という考え方は危険です。7つというのは「たくさん」という意味です。「答えは無数にある」のです。
どんなときにも、自分の頭で考え るのです。
そのためにも、ふだんから、意識して練習してみることが必要です。
  

【巻頭言】 エコ・スフィア 再び (2010年4月)

エコ・スフィアについて書くのはこれで3度目です。
エコ・スフィアとは、密閉されたガラスの球体(スフィア)の中に海水と空気が入っていて、その中に数匹のエビが生きているのです。
密閉されているのに、エビが生きているというのは驚異です。
球体の中の空気は、海水の中の海藻の出す酸素とエビの出す二酸化炭素が循環しています。さらに、エビが生きているのはエサがあり続けるからですが、エビが海藻を食べ、エビの排泄物を海水中の微生物が分解し、その養分で海藻が育ち、その食物連鎖ですべてが生存しているのです。
そして、その生命維持装置のエネルギーを太陽光が供給しているのです。
まさに驚異の地球モデルなのです。 (エコ・スフィアはNASAが開発しました)

これを最初に見たのは学生時代でした。
デパートのおもちゃ売り場で見つけて、「密閉された世界でエビが生きている!」というショックと同時に、「ああ、これは地球と同じだ!」と大きな感動を受けたことを、40年以上たった今も鮮明に覚えています。

それから30年たった2002年、スミソニアン博物館(ワシントン)でこれを見つけた時、とても嬉しくてすぐに買い、自分の手で大切に持って帰りました。
長い間、『地球村』事務局の応接室に大切に飾られ、来る人に驚きと気づきを与え続けてくれていました。その間、最初は4匹いたエビも一匹ずつ死に、最後のエビは3年間一人ぼっちでしたが、そのエビもついに昨年の秋に死んでしまいました。
7年以上、エビとしては記録的な長寿を全うしたのでしょう。

さびしくて、また入手できないかと探していると、米国のサイトで見つけることができ、すぐに注文して先日届きました。
以前のエコ・スフィアは直径10.2センチ(0.5kg)でしたが、今回は最大サイズのもので、なんと直径22.9センチ(6.2kg)もあります。以前は、エビは4匹でしたが、今回はエビが40匹。重さも容量もちょうど10倍のビッグなエコ・スフィアです。
かなり大きいので、じっくり眺めていると多くの気付きがあります。

宇宙から地球を見る体験を「宇宙体験」と言います。「宇宙体験をした人は人生が変わる」と言われますし、実際、多くの宇宙飛行士は人生観が変わります。
私も交通事故で宇宙体験をして人生観が大きく変わりました。
エコ・スフィアを眺めていると、宇宙から地球を見るような体験ができます。
事務局にお越しの際には、ぜひあなたも宇宙体験をしてください。

【巻頭言】 スポーツクラブにて その後 (2010年4月)

スポーツクラブでのトレーニングを始めて約2カ月、その後のことを。

★まずはジョギング
室内トラック(120m)を走ります。
始めたころは少し走ってもしんどかったのですが、最近は初めの10周はしんどいのですが、それを我慢すると楽になり、その日によって30分から60分走ります。
スローペース、1周1分くらいで30周から50周(3.6~6km)走ります。

★自転車マシン
負荷レベル7、時速20キロで30分 (10~12km) 走り、300kcal消費します。

★施設内のサウナと風呂
90℃のサウナ10分で、汗がいっぱい出ます。

以上のコース(3時間)で毎回、1kg以上は体重が減ります。そのあといっぱい水分を摂り、ふつうに食事をすると、体重はだいたい元に戻りますが、この2カ月間で2~3kg、体脂肪2~3%減りました。

先月も書きましたが、私の1回のトレーニングは発電量にして電力1キロワットですから、みんなで発電すれば、家庭の電力消費10%が節電できるのです。
そして、実際にみんなが、その苦労やしんどさを体験すると、もっと節電に本気になり、国全体の電力消費も1割以上減らすことができるでしょう。

私は講演などで数日、スポーツクラブに行けない場合や、夜遅く帰ってくるときがあり、そんなときは、講演先でウォーキングをしたり、自宅近くをジョギングしたりします。

先日、数日のブランクがあったので、いつもより多めにトレーニングをすると、その夜、急に足首が痛み出し、翌日はまともに歩けないくらい痛むようになりました。「疲労骨折では・・・」と心配して整形外科に行くと、レントゲン検査の結果、「疲労骨折は確認できませんでしたが、初期段階かもしれません。骨膜、筋膜の炎症でしょう。しばらく走るのを休んで様子を見てください」という診断でした。いまも痛みはひかず、クラブを休んでいます。この機会に、いろいろ人の意見を聞いて、いろんなことがわかってきました。

・身体は年とともに確実に衰えること
・ふだんの健康、運動に心がけること
・ペース配分、バランスが大切であること

以上、当たり前のことばかりですが、あなたも、日ごろの健康管理、お気をつけください。私も、とてもいい勉強をさせていただいています。ありがとう。