地球村通信2007年9月号 巻頭言

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日本の今後  (2007年9月)

7月の選挙の意味、現状の日本の政治、今後についてお話します。

★日本は戦後62年間、政権交代なし
近代国家では二大政党(アメリカなら共和党と民主党、
ドイツなら社会民主党とキリスト教民主同盟、
イギリスなら労働党と民主党)が政権交代することで政治の腐敗を防いでいます。
しかし日本は戦後62年間、政権交代が無かったのです。
その結果、軌道修正が働かず、多くの問題を抱えることとなりました。

★最大の問題は経済至上主義
1.消費社会、浪費社会、貧富の格差の拡大(社会的弱者の増大)
2.政治と企業の癒着、談合、巨大な無駄(箱物、ダム、埋め立てなど)
3.環境軽視、温暖化防止が進まない、環境税が導入できない
4.原子力発電の推進(大地震などによる危険の増大)

★軍備強化
1.アメリカへの異常接近、日米軍事協定の強化、隣国と不和
2.憲法9条改悪、平和憲法の破棄へ、危険な状況

★国民の意識低下
1.政治不信、無関心、モラル低下
2.夢がない、希望がない

これらは長期政権の弊害です。政権交代によって方向転換が必要です。

★参議院の第一党が野党になった意味
いままでは衆議院も参議院も与党(自民党+公明党)が過半数を占めていたため、政府案は必ず可決できました。
本来、二院制は、違う観点から議論するものでしたが、その機能が働いていなかったのです。
今回の選挙で、野党が過半数を占めたため、政府案を参議院が拒否することができるようになりました。
しかし、参議院で否決しても、それだけでは大きな政策転換は難しく、政権交代には、早期に衆議院の解散、総選挙が必要です。


★原爆投下について(8月6日の私のブログ日記)
人類最悪の原爆は必要悪ではなく、絶対悪です。
その原爆投下の意味、知っておいてください。
日本を降伏させた国が戦勝国として、日本の占領と、戦後世界をリードできる。
5月にドイツが降伏、残るは日本だけ。
日本の敗戦が時間の問題となった7月、ソ連は中立条約を一方的に破棄、国境に兵を集結させた。
アメリカは、ソ連の日本侵攻の直前、日本に無条件降伏を通告、原爆投下に踏み切った。
これにより、戦後、実際にアメリカは世界支配を実現した。
原爆投下は、アメリカの主張する「日本国民やアメリカ兵の戦死を減らすため」ではない。
アメリカの戦後世界の覇権(支配権)争いのためであった。

★憲法9条(平和憲法)の意味
第9条は、「戦争の放棄」「戦力の不保持」「交戦権の否認」を明確にうたっています。
憲法は、現状の軍隊のような自衛隊を認めていないのです。
自衛隊は1950年、朝鮮戦争の際、米国の軍事圧力のもとで作られた。
名称は「警察予備隊」、現実は日本から出撃する米軍の後方支援でした。
その後、アメリカの求めるまま増強され、年間予算5兆円(世界第2位)世界有数の軍隊になり、
小泉前政権は海外派兵を行い、現在も米軍の海上輸送、燃料補給などをしています。
現実は、憲法から大きくずれてしまっています。
そこで、 自民党と民主党は「現実に合わせて、憲法を変えよう」と主張。
自民党は「集団的自衛権」を認めようとしている。
これは、同盟国(アメリカ)が攻撃されたとき日本は相手国を攻撃することができる戦争国家になることを意味し、平和憲法を放棄することになります。
民主党は「ここまでは認める、それ以上は認めない」ということを明記すべきという主張ですが、平和憲法の大幅な後退を意味します。

★私の考え方
もちろん、「平和憲法を守り、平和憲法に合わせて現状を改める」ことです。
自衛隊を軍事以外の役割(防災、救助)に戻し、それを明確にするため「防災隊、救助隊」などに改名する。
現状の戦争のための装備(戦闘機、戦艦、イージス艦、ミサイルなど)を放棄する。
日米間の軍事同盟を破棄し、軍事以外の協力関係を維持する。
憲法はもともと「戦争の放棄」「戦力の不保持」「交戦権の否認」を明確にうたっているのです。
現状の日本の軍事力を容認する方向に、憲法を変える(改悪する)のはきわめて危険です。
日本はとっくに「戦争放棄」したのです。
それを忘れないようにしてください。

「非対立」のワークショップ  (2007年9月)

ワークショップでは、怒りや悩みの解決など、大きな発見があります。

1.事実を紹介(不都合な真実)
2.感想を聞く、原因について聞く、どうすればいいか聞く(コーチング)
3.とらわれに気づくためのエクササイズ(実際になにかをやってみる)

以上のように、一日目には、「とらわれ、ものさしに気づく、見直す」をやっていきます。
特にミッドナイトセッションは深い気付きがあります。
心が開いてきたところで、二日目のメインイベント「サイレントウォーク」があります。
黙って自然の中を歩くのですが、五感を研ぎ澄ますとイマジネーション、インスピレーションが鋭くなり、自分と自然との境界が消えていきます。
心の中のカバー(シャッター)が開いていきます。
すると、だんだんと自然と一体になり、いろんな気付きが生まれてきます。
自分を苦しめていたもの、悩んでいたもの、自分の怒りなどの原因(とらわれ、ものさし)がわかり、相手のこともよく理解できるようになってきます。
これまで、「自分が正しい」「自分が、自分が」と思っていた自分のエゴや傲慢さが見えてきます。
「あの人は、あの人は」と思っていた自分の偏見が見えてきます。
今まで気づかなかったことが、たくさん見えてきます。
自分の価値観(とらわれ、ものさし)で、人を裁いていたことが見えてきます。
それは、長年の自分の中のカバーが外れてくるからです。
カバーがはずれることをディスカバー(発見)といいます。
カバーが外れると、カバーで隠されていたことが見えてくるのです。

これが、「本当の自分」の発見です。自分の本当の姿が見えてきます。
そこで、大きな大きな気付きや意識転換が起こるのです。
答えはもともと、自分の中にあったのです。
答えを発見するのは、ただカバーをはずすだけでよかったのです。

ワークショップは、一泊二日で、こうした経験ができます。
人生を見直し、新たな出発への大きなきっかけとなります。
ぜひ、参加してみませんか。虹の天使への第一歩です。

虹の天使は「非対立」  (2007年9月)

ホピ族には「虹の戦士」の伝説があります。

「世界がまさに滅びんとするとき、世界各地に虹の戦士が現れて、
誰の命令でもなく、自分の意志で、平和のために戦う」

『地球村』では、「戦士」や「戦う」というイメージは合わないので、「虹の天使」と改めました。
虹の戦士 ⇒ 虹の天使
平和のために戦う ⇒ 平和のために全力を尽くす

「世界がまさに滅びんとするとき、世界各地に虹の天使が現れて、
誰の命令でもなく、自分の意志で、平和のために全力を尽くす」

いうならば、私は「虹の天使」を増やすために、活動を続けてきたのです。
私は、過去の平和運動や環境運動と、自分自身の経験から、
・ 人は、他から指摘されたり、命令されたり、脅されたりすると、反発したり、防衛したり、それを理解しようとしない
・ 「北風と太陽」のことわざのように、外圧や攻撃に対しては身を守ろうとする
・ 相手の提案が正当であっても、相手の気持ちや態度に、自分に対する怒りや憎しみがあれば、提案を拒否する
・ 自分の気持ちを理解しない人、自分の意見を聞かない人は拒否する
ということが深く深くわかりました。
ですから、
・ 相手に対して、反対、抗議、要求、戦いという「対立」の立場に立たず、
「みんなにとってどうすればいいか」「当事者にとってはどうか」「このままではどうなるか」
「未来はどうあればいいか」という視点に立って、根本的な問題解決を考える
・ 現状を知る、現状を伝える、根本原因、根本的解決を共に考える
・ 具体的に、現実的に、実行可能なプランを共に作る
・ 自分が実践する。自分の実践を通して伝え広める
という「非対立」の理念を発見しました

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