2007年11月アーカイブ

【巻頭言】 脳の重さ  (2007年11月)

霊長類(チンパンジーから現代人まで)の脳の重さと種の存続を調べました。

1000万年前、チンパンジーなど霊長類が出現、脳は400グラム、現在も存続。
500万年前、人類の特徴を持つ祖先が出現、500グラム、250万年で絶滅。
250万年前、ホモハビリス(直立歩行)、800グラム、150万年で絶滅。
100万年前、ピテカントロプス(ジャワ原人)1000グラム、70万年で絶滅。
30万年前、ネアンデルタール、クロマニヨン1600グラム、20万年で絶滅。
10万年前、現代人(ホモサピエンス)出現、1400グラム、まもなく絶滅か。

以上は、何を意味するのでしょう。

★脳はだんだんと重くなった
猿が4本足歩行からしだいに直立歩行になるにしたがって、手を自由に使い、道具を使えるようになったこと、
それにしたがって脳が発達し重くなり、直立歩行は重くなった脳を支えられること。
このことでだんだんと脳が重くなり、知恵が発達しました。

★より脳が大きい種の出現と同時期に、以前の種が滅びている
脳の大きい新種が現れてしばらくすると、以前の種を滅ぼして、脳の重い種は、その後、より短期間に自分も滅ぼされたか、自滅して消えていきました。
脳が大きいことは、生きる上で有利なはずなのに、なぜ短命なのでしょう・・・。

★脳が重いほど絶滅が早い
種の絶滅は、なぜ起こるのでしょう。
環境に順応できた種は生き続け、環境に順応できなかった種は絶滅します。
これが、生物の歴史です。
チンパンジーは、400グラムの脳で環境に順応できたが、400グラムよりはるかに重い脳を持っていた私たちの先祖は環境に順応できなかった。
これはどういうことを意味するのでしょう。

脳が大きいほど、頭が悪いのでしょうか。

★頭(脳)は使いよう
サルやチンパンジーは、400グラムの脳で、自然に順応し、環境に順応して生きることができます。
さらに多少の余裕があり、人間が飼いならしたり、ペットにすることもできます。
芸を覚えたり、新たな知恵を持つこともできます。
しかし、私たちは1400グラムというはるかに大きい脳を何に使っているのでしょう。
単純にいえば、自然や環境に順応して生き延びるには400グラムで十分なのです。
しかし、それ以外の1000グラムの余裕を何に使っているでしょう。
私たちは、1000グラムの余裕を、「自然環境に順応することに使っているのか、自然環境の破壊に使っているのか」ということです。

★農業を始めた
人は1万年前に農業を始めました。これは他の霊長類がやらなかったこととされています。
しかしネアンデルタール、クロマニヨンは十分その能力があり、ただその証拠が発見されていないだけだと思います。
農業は、脳が400グラムのチンパンジーではできません。
つまり「自然に手を加え、環境を変える行為」の第一歩でした。
農業によって食糧確保が有利になり人口が増えました。
そのとき、森林の破壊や人口増大など大きな問題に気づけばよかったのですが・・・。

★逆に産業革命に突き進んでしまった・・・
人は、その大きな脳を、自然との調和、他の生物との調和、環境保全、人類の生存の方向に使えばよかったのに、逆に、絶滅の方向に使ってしまいました。
産業革命、火薬、石油、石炭、電力、化学物質、経済拡大、大量消費、物質文明、環境汚染、環境破壊、地球を破壊する最終兵器(核兵器)・・・。
困ったことに、過去のどの絶滅とも違って、地球上のほとんどの生物を巻き込む絶滅に向かっています。

★まだチャンスはある
私たちは、「自然を破壊し、環境を変えること」に使ってきた大きな脳を、「自然を守り、環境を守ること」に使えばいいのです。
「経済拡大」「物質的豊かさ」を追い求めてきた、これまでの文明の方向を転換することなのです。
具体的には、どうすればいいのか。
節電、省エネ、ごみを減らす、マイ箸、マイカー利用を減らす、飽食をやめる、贅沢をやめる、
タバコをやめる、自分の実践をもとに、周りに知らせる。
できることから始めればいいのです。
紙面が足りません。あとは、どうぞ、『新地球村宣言』をお読みください。

【巻頭言】 『ありがとう』シリーズ  (2007年11月)

先月、『ありがとう』シリーズの第3集『いのち』、第4集『虹の天使』を出しました。
このシリーズは、生きることのすばらしさ、いのちの大切さ、これからの生き方について、
素敵なエピソード、メッセージをやさしく読みやすく集めたものです。
生きる勇気、生きる希望を伝えたいと願って書きました。
ぜひ、多くの方に読んでいただきたい、そして、「幸せのたねまき」に使っていただきたいと思います。
 
★「アミ 幸せ」  第3集『いのち』から

自然の中で暮らす人々(先住民族)には、「アミ」という言葉があります。
「アミ」とは、「あなた、私、あなた方、私たち、みんな」などのすべての意味を含んでいます。
ですから「アミ幸せ!」というのは、「みんな幸せ」という意味なのです。
彼らには、「自分と他人」を区別するという観念がないのです。
「自分のお母さん、よそのお母さん」「うちの子、よその子」という区別もありません。
みんなで子どもを守り、みんなで子どもを育てます。
育児ノイローゼもないし、子どもの虐待もありません。
分かち合うのは当たり前で、奪い合いや競争も起こりません。
とてもとても安心で、平和な社会なのです。

★「明日に架ける橋」   第4集『虹の天使』から

サイモンとガーファンクルの名曲『明日に架ける橋』の歌詞
 Like a bridge over troubled water, I will lay me down.

 「あなたが水溜りで渡れなくて困っているなら、
  私はそこに自分の体を横たえて、あなたの架け橋になろう」

この歌詞のように、私たちは、過去と未来を安全につなぐ架け橋になり、
いのちを安全に過去から未来へつなぐ「いのちのバトンランナー」でありたいものです。
もし、「何のために生きているんだろう、何のために生まれてきたんだろう」という
迷いや疑問が湧いてきたときは、このことを思い出してください。
私たちは虹の天使、星の子、いのちのバトンランナー。
過去と未来を結ぶために生まれてきたんだということを。


★ 『ありがとう』シリーズのご感想

・短いお話の中に、人として生きる上で、大切なことがたくさん書かれていると思いました。家庭が子どもたちを育てる一番の基本だとつくづく思います。私自身、子ども達へ伝えていきたいです。

・心が温まりました。特に若い人、子育て中の親のみなさんが読まれると温かい家庭になるだろうなと思いました。

・プレゼントされて読みました。本当に大事なことをとてもわかりやすい言葉で教えてくれる本で、大変気に入り、私も大切な人にプレゼントしています。

・この冊子を仕事関係で尊敬する人からプレゼントされました。私の周りの大好きな人や自分の子ども、その友達、いろんな人に対する思いが変わり、温かい気持ちになりました。

・「だいじょうぶ」を先に読んでとても感動したので、「ありがとう」も読みました。更なる感動があり、みんなに読んでもらいたいと思いました。

・「ありがとう」「だいじょうぶ」「いのち」「虹の天使」、全ての本に感動です。理屈ぬきに分かり易く、生まれてきた喜びを感じる内容です。この4冊の本を使って、多くの人に幸せを伝えたいと思います。

・本当に大切なメッセージがこの本には書いてありました。美容室の開店祝いのお返しに、お客様、知人などに配ります。調和が広がることを祈って使わせていただきます。


あなたが笑顔なら、周りに笑顔が広がります。
あなたが幸せなら、周りに幸せが広がります。
どうぞ、あなたの笑顔を、あなたの幸せを、この本に託して周りに広げてください。

新刊の『いのち』と『虹の天使』は、合せて読むとより深い気づきがあるでしょう。
『ありがとう』と『だいじょうぶ』をまだお読みでない方は、シリーズ4冊をぜひお読みください。

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