2008年2月アーカイブ

【巻頭言】 元気に生きる  (2008年2月)

昨年は、正月1月1日、目が覚めると強烈な腰痛で起きられず、数日、寝込んで、
カイロとハリに通院して、なんとか回復しました。
今年は安心していると、きのうから風邪気味で、少し熱があり・・・つらい・・・。
この二日間は寝ていました。
しかし、きょうは、二つの締切日なので大変・・・。

『転生と地球』のリライト
10年前に出版しましたが、いまもベストセラーですので、
10年後のバージョンアップをすることにしました。
前半(体験)は元の内容を残しましたが、後半は全面書き改め、
大幅にアドバンスしましたので、ぜひお読みください。出版は3月中旬予定です。

『地球村通信』の原稿
この原稿は、15年間 (180回) 一度も休んだことがなかったのですが、
今回はだめかなあ・・・普段は16ページですが、今回は12ページになるかなあ・・・と覚悟しました。
夕方になって、なんとか熱も下がり、起きられるようになったので巻頭言に着手。
書きたいことはいろいろあるのですが、なかなかまとまらず、データーをあれこれ調べたり、
書きかけては、また書き直したりでなかなか進まず、時間をかけて仕上げました。

●元気とは
自然界では、体調が悪いとどうなるのだろう・・・。
たちまち生きていけなくなるのだろう・・・。
元気とは「元の気」であり、病気とは「気を病む」と書きます。
元気がないというのは「元の気」を失うということか。
「元の気」が元気だということは、気というものは元々、元気なのか。
そういえば、自然界の生き物はみんな元気だなあ。
自然界で病気になれば、たぶん一巻の終わりだろうなあ。
ということは病気は命取り、健康でないと生きていけない。
自然界で寿命は、餌を取れる、健康である、判断を間違えない、
すべての条件がそろわないと生きていけないのだ。
などと考えていたら、ふと、正月に読んだ新聞記事を思い出しました。

●生きがいの創造
京都大学の霊長類研究所で、今年から、動物園の動物の「幸せ(生きがい)」について研究するそうです。
動物園の動物が、幸せそうではないことや、精神を病むことなどから、
「どうすれば自然に近い状態にできるだろうか」という研究です。
餌をとるのに苦労(工夫)をさせるようにすると、「生きがい」を感じて元気になる。
餌を取る、水を飲む、眠る、交尾する、子育てする、などに適当な困難が
あったほうが生き生きするそうです。
なぜなのか。自然だから。何百万年の歴史の中で創造された生き方だから。
まさにDNAに刻まれた生きるプログラムだから。

●便利快適は生きがいを失う
この記事を読んだとき、日本で「心を病む人」が急速に増えていることを思い出しました。
日本など先進国では、生きること自体に、努力が要らなくなったから、
かえって生きる喜び、生きがいが無くなったのでしょう。
一昔前までは、食べることだけでも大変でした。
生きることが楽になればなるほど、生きがいを失うとしたら、
先進国が追い求めてきた「便利快適」「楽をする」ということは、
「いったい何だったんだ」ということになります。

●原点に戻る
やはり、人は原点に戻らないといけない。
大地を踏みしめ、自分で工夫して食べ物を得て、自分の手で食べること。
自分の足で歩き、自分の手で作り、自分の頭で考え、自分の体で実行すること。
できるだけ自然に。できるだけあるがままに。過度な便利快適はよくありません

●人を元気にする
自分の元気度を、「何人の人を元気にできるか」で表すと面白い。
世の中には、たくさんの人を元気にする人がいます。
そういう人の特徴は、感じ方、考え方、判断、行動、すべてにポジティブです
ネガティブな意見には、耳は傾けるが、「ドンマイ!ドンマイ!」
ポジティブな意見には、もちろん、「OK!やろう!」
ポジティブな人には、ポジティブな結果が引き寄せられます!
元気な人の周りには、元気な人が引き寄せられます!
今年は環境元年であり、プラス「引き寄せ元年」としたい。いかがですか。

【巻頭言】 今年は環境元年  (2008年2月)

今年は「環境元年」。
地球温暖化防止の京都議定書の発効の年、つまり行動開始の年です。
京都会議(1997年)からすでに10年経ちましたが、いままではスタートのための準備期間でした。
「2012年までに、1990年の排出量を基準として何%減らすか」
各国が自主的に定めた目標数値に向けて、今年から削減を開始するのです。
環境先進国は積極的な目標値を設定し、すでにはっきりとした成果を出していますが、
残念ながら日本やアメリカは逆に増えています。

      目標     現状
ドイツ    -25%  -18%
イギリス -23%  -15%
アメリカ  -7%    +16%
日本      -6%    + 6%

この大きな違いは、国としての取り組みがぜんぜん違うからです。
ドイツやイギリスでは、例えばガソリンは環境税が上乗せされ「1リットル230円以上」になり、
ガソリンの消費が大幅に減りました。その環境税が、環境だけではなく福祉や年金に
使われていて、市民から広く受け入れられています。
別件ですが、タバコはイギリス800円、ドイツ500円など、環境や健康に悪いものは
価格を上げ、消費量(喫煙率)は確実に下がりました。
これも、グリーンコンシューマが多いことで可能となったのです。

昨年12月、インドネシア・バリ島で温暖化防止会議(COP13)が開催されました。
目的は、「京都議定書」以降、つまり2012年以降の削減目標を決定するはずでした。
環境先進国や議長国(インドネシア)が準備した案は、「2020年までに先進国が25~40%
削減する」でしたが、アメリカの強い反対と日本の同調によって数値目標が削除され、
2012年以降の削減の数値目標は、今後に持ち越されました。
日本は、排出権取引、原子力発電などを推進しましたが、排出権取引は、
双方に経済的メリットがあり、結果的に経済成長により排出量が増える可能性があります。
むしろ目標達成できない国に罰金を課す方が、効果があります。

●世界全体で265億トンの二酸化炭素を排出
・世界人口67億人で割ると、1人当たり3.95トン
・1位 アメリカ  (3億人) 59億トン(22.1%) 1人当たり 19.5トン
・2位 中国   (13億人) 48億トン(18.1%) 1人当たり  3.7トン
・3位 ロシア  (1.4億人) 16億トン (6.0%) 1人当たり 11.4トン
・4位 日本   (1.3億人) 13億トン (4.8%) 1人当たり 10.0トン
・5位 インド   (13億人) 11億トン (4.3%) 1人当たり 0.85トン
出典:EDMC/エネルギー・経済統計要覧2004年度 (※2006年度には中国が排出量1位に)

ロシア(暖房により排出量が多い)などの例外を除くと二酸化炭素排出量は生活水準(GDP)
とほぼ比例しています。インド(13億人)、アフリカ(10億人)、東南アジア(10億人)、
南米(5億人)、中国の農村人口(10億人)の途上国人口は48億人で世界人口の7割。

わかりやすくまとめると、

  19.5トン×3億人+10トン×16億人+1トン×48億人≒265億トン
     (アメリカ)  +  (他の先進国)  + (途上国)

今年7月、日本で開催される先進国首脳会議(G8)「洞爺湖サミット」では、
「2050年までに世界全体で50%削減」について議論されます。
仮に、「2020年までに先進国全体で20%削減」を目標とするならば、
その時、世界人口は80億人に達しているでしょうから、
途上国が年8%ずつ排出を増加すると1人当たり2.5トンに達します。
   8トン×20億人 + 2.5トン×60億人 =310億トン(115%)
(先進国全体)   +  (途上国)

地球温暖化は、3割の豊かな人たちの生活によって進行していますが、
今後、途上国の人たちが経済成長することを考えると、「2050年までに世界全体で
二酸化炭素排出量を半減」どころか、「削減」すら難しいのです。

「現在の温暖化は先進国の責任だから、途上国に削減義務を求める前に、
まず先進国が削減すべきである」という途上国の主張は正当ですが、
圧倒的多数を占める途上国の削減努力なしには、世界全体に未来はありません。

2010年4月

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30