地球村通信2009年7月号 巻頭言

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【巻頭言】 政権交代への期待 (2009年7月)

そろそろ衆議院選挙ですが、今回は政権交代の可能性が高いので、その意味について述べます。私は、政権交代が必要だと思います。

★長期政権の危険
自民党は結党55年ですが、実質的には戦後60年以上の長期政権です。
他の自由主義国では、二大政党が8年で政権交代し、社会主義国、軍国政権、独裁政権でも革命、クーデターで政府転覆が起こるので、これほどの長期政権は世界でもほとんど例がありません。それが日本の大きな問題でもあります。


★現政権の功罪
・「所得倍増」「高度経済成長」「列島改造」「工業立国」「経済大国」
「輸出大国」「生活大国」など一貫して経済成長(GNP拡大)を最優先した

・戦後20年余、1968年には日本のGNPは世界2位になり、GNPは伸び続けた

・工業優先の結果、農業、林業が荒廃、自給率は主要国で最低

・環境に対して意識が低く、大量生産、大量消費、大量廃棄のライフスタイル

・無駄な巨大公共事業、無駄なバラまき、不正

・官僚政治、政財官の癒着、天下り、政治の腐敗

・すでに政権能力を失っている、国民の我慢の限界を超えている


★末期的症状
民主党小沢氏の政治献金問題、あれは何だったのでしょうか。
金額も記帳漏れも、自民党議員の方が多かったのに、自民党は不問。
誰にでもわかる、政権を守るための国家権力の発動。
国策捜査で2か月も国会が空転。国会は政争の場と化しています。
「かんぽの宿問題」「不正郵便料金問題」など、民間企業では辞任が確実な社長の進退問題さえ判断ができない現状です。
それほどまでに、現状を変えたくないのでしょうか。
利権を失いたくないのでしょうか。
現政権は、末期的症状を呈しています。


★次の政権への期待
まず、マニフェストにより、方向転換を明確にすることです。

1.経済(GNP)重視 ⇒ 環境、福祉、安心(GNH)重視に大転換
2.工業重視、輸出重視 ⇒ 農業重視、食糧の自給自足へ大転換
3.土建国家、公共事業重視 ⇒ 福祉国家へ大転換
4.中央集権、国税重視 ⇒ 地方の自立、地方主権、地方税重視へ大転換
5.原発重視 ⇒ 安全と環境重視、脱原発、自然エネルギー
6.自衛隊の軍隊化 ⇒ 平和憲法を厳守、軍備放棄、自衛隊を災害救助隊へ大転換


★現状の経済対策(ばらまき)
現状の経済対策は、自動車道路建設の再開、高速道路の料金を安くする、エコカー(本当にエコ?)への高額の助成金、無駄な空港、無駄なダム、無駄な施設の建設ラッシュ・・・。毎年、赤字50兆円!この国の政府は、いったい何を考えているのでしょう・・・。


★ではどうすればいいか?
あなたも考えてみてください。いくらでもアイデアは出てくると思います。

「 提言A 」
自動車道路やエコカーへの巨額の助成金を、ドイツなど環境先進国のように
公共交通に使えば、CO2は10分の1になり、交通費は無料になります。

「 提言B 」
日本の農業は人手不足と高齢化、休耕田もいっぱいあります。
日本の失業者300万人の中で、農業を希望する人に助成金を支給すること。
300万人に最大300万円支給しても総額9兆円。
政府の経済対策の補正予算(ばらまき)15兆円に比べると、はるかに安いのです。

「 提言C 」
毎年の公共事業費50兆円(特別会計を含む)を福祉に回すと、10年でスウェーデンやデンマーク並みの福祉国家になるでしょう。

※スウェーデン、デンマークなどには「3つの安心」があります。

1.医療: 無料。待ち時間は無し。納得のいく説明と治療を受けられます。
2.教育: 大学まで無料。学歴はステータスになりません。実力が問われます。
3.老後: 無料。寝たきりはゼロ。基本は自立支援。きめ細かなヘルパー制度。

日本が「公共投資基本計画」で毎年50兆円の税金をどぶに捨て続けたお金を、もし福祉や環境に使っていれば、日本もそうなれたのに。
つくづく政権交代が遅かったことが悔やまれます。

【巻頭言】 みんな幸せになれる! (2009年7月)

最近、ワークショップがとてもいい感じなので、ご紹介します。

ワークショップはわずか一泊二日ですが、参加者全員に大きな変化があります。
ワークショップの内容は、ここでは述べませんが、人生観が大転換するくらいのショックと感動があります。
講演を聴いたり本を読んで、ある程度の知識があっても、ショックと感動は同じです。
ワークショップは「体験する場」という意味です。それくらい知識と体験とは違うものです。
2日目の夕方、生まれ変わったように元気になり、「こんなことをしたい!あんなことをしたい!」と決意して出発していきます。

「今までなぜシケ面だったのだろう。これからは笑顔で生きていくぞ!」
「今までなぜ不平不満を感じていたんだろう。これから前向きに生きるぞ!」
「今までなぜあんなに腹を立てていたんだろう。もう腹は立てないぞ!」
「今までなぜあんなに悩んでいたんだろう。もう悩まないぞ!」
「帰ったら、真っ先に妻(夫)に、子どもに、仲間に、やさしくなるぞ!」
まさに感動です。

それから1ヶ月間、メーリングリスト(パソコン)で情報交換をします。
決意したことにチャレンジして、その結果を報告し合ったり、うまくいったことはなぜうまくいったのか、意見交換したり、うまくいかなかったことはなぜうまくいかなかったのか、共に考えたりします。
1か月間のメール数は1000本以上、その効果はとても大きいです。
その中には、たくさんの嬉しい出来事があり、失敗もあります。
それを読んで、お互いに気付いたことを交換し合い、共に学びます。

「自分が変わったら妻(夫)が変わった!子どもが変わった!仲間が変わった!
周りが変わった!職場が変わった!」
と嬉しい声がいっぱいあります。

「今まで、何であんなに苦労していたんだろう。もっと早く気づいていたら、もっと早く解決していたのに。もっと幸せになれたのに」と言われます。

ワークショップは、本当に大きな変化があります。誰でも幸せになれるのです。
幸せになることは、とても簡単なのです。すべては自分なのです。
自分を幸せにするのも、不幸にするのも、自分なのです。

なぜなら、自然の中で暮らす人々、自然の中で暮らす動物たちは、みんな幸せなのですから。
彼らも生きるための努力はしていますが、必要以上の争いや破壊はしません。
不必要なことはしない。それが大切なのです。それがDNAのプログラムです。
私たちも同じDNAを持っているのです。

しかし、私たち先進国の人々は、いつも「もっと豊かに! もっと!もっと!」と限りない欲望に煽られて、争いと破壊を続けているのです。
それは、教育によって、洗脳によって、「ねばならない」と刷り込まれているからなのです。
その結果、自分を傷つけ、周りを傷つけ、環境を破壊し、未来を破壊しています。
「ねばならない」は、自分が作り出した妄想なのです。

無駄なダムは作らなくていいのです。無駄な道路は作らなくていいのです。
必要以上のことはしなくていいのです。必要以上のお金も要らないのです。
身の回りに起こっている事件や犯罪も、環境破壊も、飢餓貧困も、戦争なども、すべての原因は、過剰な争い、過剰な競争なのです。
その根本は、「経済」という麻薬中毒です。麻薬中毒は、みんなを不幸にします。

ブータンの国王が数十年前に言ったこと。
「すべての不幸の原因はGNP(国民総生産)である。
しかし、国民が本当に求めているのはGNPではない。
ブータンはGNH(国民総幸福)世界一をめざす」

これが、いかに的を得ていたか。

これは、アインシュタイン博士の言葉
「問題を起こしたマインドセットを変えなければ、その問題は解決できない」

とも、ぴったりと合致しています。

私が本当にしたいことは、環境破壊、飢餓貧困、戦争などの根本原因である価値観、マインドセットを変えることです。それを変えなければ問題は解決できないのです。
「エコカー」「太陽光発電」「原子力発電」などは、環境ビジネスを利するだけで本質的な問題解決にはならないのです。
世界中の人が、「エコカー」に乗り、「太陽光発電」を取り付けたらどうなるでしょう。
事態はさらに悪化するでしょう。
大切なのは、マインドセット(考え方、目的、生きる意味)を変えることです。
生きる意味は、経済拡大ではなく、幸せに生きることなのです。

講演会は、その入口だと思います。
もっと知りたい人、もっと前進したい人は、ワークショップに参加してください。
そして、講演会やワークショップを主催してください。

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