地球村通信2009年12月号 巻頭言

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【巻頭言】 この1年を振り返って (2009年12月号)

昨年12月号の「この1年を振り返って」を読むと、「国内は政治面では混乱と不毛の年。
世界は金融危機と世界同時不況の年」という最悪の状況でしたが、この1年は、最悪の状況から脱出、希望の持てる1年でした。

【国内】
・念願の政権交代が実現、経済面でも不況から回復基調。
・新政権は「土建政治、官僚政治の打破。福祉、環境に取り組み、赤字予算の脱却」などを公約に掲げ、「公共事業の見直し、官僚政治の見直し、予算削減、普天間基地問題」など努力は見られるが、成果はまだ見えないという現状。
・「高速道路無料化、ガソリン暫定税率廃止」など環境と逆行する懸念もある。

【世界】
・金融危機、世界同時不況も一服、回復基調。
・オバマ大統領のプラハ演説(核兵器廃絶宣言)など、いい変化が始まった。
・温暖化防止では「二酸化炭素削減。2050年先進国80%削減、世界で半減。
2020年、ドイツ40%、イギリス30%、日本25%削減」という流れ。

●『地球村』として
★講演会108回
講演会は、事実を知らせ、社会を変えていくために必要なものです。
聞くだけではなくグリーンコンシューマになってもらうために、『地球村』の仲間になってもらうことが大切だと思います。ぜひ、地元で講演会の主催をお願いします。

★ワークショップ18回
ワークショップは、一泊二日(30時間)ですから、講演会10回分の内容です。理解を深め、社会を変えていく力をつけるためのものです。
グリーンコンシューマを増やすことのできる人を養成する場です。地元でワークショップの主催をお願いします。

★出版
今年の出版は、『コーチング・ワークショップ』です。この本は文字通り「コーチング」のワークショップを本にしたものです。「コーチング」と「ワークショップ」とが体験できる本です。
『選択可能な未来』と合わせてお読みください。『選択可能な未来』は、『転生と地球』の改訂版であり、「未来のビジョン」を書き加えました。私の現時点の集大成です。

★児童、少女売買の防止と救済活動の支援
映画「闇の子供たち」をきっかけに、この問題を調査し、カンボジア視察に行きました。
現状を知り、問題の根深さにショックを受けました。
そして、この問題の改善に向けて支援活動を開始しました。
現在、カンボジアの子供シェルターの支援、インドの少女のリカバリー・ケア・センターの支援を始めています。ぜひ、ご支援お願いします。

★根本問題
こうした問題を調べていくと、必ず共通の根本問題に行き着きます。
たとえば、無駄なダム、無駄な道路、無駄な空港などは、必ずそこに巨大な利権が存在し、それを求める人々によって推進されています。
戦争も、必ずそこに巨大な利権が存在し、それを求める人々によって推進されています。
年間300万人といわれる少女売買も、売春、買春というビジネスが存在します。そして、その根本には、さらに巨大なビジネスや利権が存在するのです。

★貧しい国から買うことは・・・
コーヒー、チョコ(カカオ)、タバコ、バナナ、パイナップル、パパイア、マンゴーなどの農園。エビの養殖場や肉牛の放牧場。
それらは森林を伐採したり、貧しい人々の土地を奪って作られる場合が多いのです。その結果、生活できなくなった人々が出稼ぎしたり、ホームレス、ストリートチルドレン、売春、人身売買などの犠牲になります。
映画「闇の子供たち」で描かれている児童や少女を買う人たちは犯罪者ですが、その根本原因であるコーヒー、チョコ、バナナなどを食べている人たち(一般市民、十億人)は犯罪者ではないのでしょうか。
私は、根本は同じだと思います。
以前から、「コーヒー、タバコ、バナナなどをやめましょう」と呼びかけていたのは、主として熱帯林の伐採、貧しい人たちの土地を奪っているからでしたが、いまは児童売買、少女売買の問題も加わって、より強く訴えたいと思います。

来年は、日本も大きな変化の年です。どうぞ、積極的にチャレンジしてください。

★『地球村』のサポータ(社員)になってください。
http://www.chikyumura.org/bureau/2009/08/23150021.html
★講演会、ワークショップの参加、および主催を
http://www.chikyumura.org/lecture/request.html 
★冊子『ありがとう』、100冊プレゼントを
http://www.chikyumura.org/about/publication

【巻頭言-幸せのたね】 愛を取り戻そう! (2009年12月号)

マイケルジャクソンが今年6月に急死。
彼の死の直前のリハーサルを記録した映画「This is it」が全世界で上映されました。
私も観ました。感動しました。ぜひ観てください。DVDも発売されると思います。

この中で、私がもっとも感動したのは、次の二つの曲です。
「Earth Song」、「Heal the world 」をインターネットで検索して、この曲を味わってみてください。


◆Earth Song /アース・ソング  Michael Jackson

日の出はどうなるのか 雨はどうなるのか
すべてのものはどうなるんだ 僕らが手に入れたと言っていたものは

枯らした草原はどうなるのか 時間があるだろうか
すべてのものはどうなるんだ 君と僕のものだと言っていたものは

立ち止まって気づくことはあったか
前に流した血 泣いている地球 嘆き悲しむ海岸

この世界に何をしたかみてごらん
平和はどうしたんだ 一人息子に堅く誓った平和は

すべての子供は戦争で死んだ 泣いている地球 嘆き悲しむ海岸
僕らはどうなるんだ 人はどうなるんだ どうでもいいのか


◆Heal the world /ヒール・ザ・ワールド  Michael Jackson

君の心の中に愛があるのを 僕は知っている
そこは明日よりもうんと明るい場所だろう
努力すれば泣く必要なんてないのがわかる
ここで君は感じるだろう 苦しみも悲しみもないことを

あらゆる生命に慈しみを持てば そこへ行く道は見つかる
ほんの小さな空間を見つけて 住みやすい場所にすれば・・・
世界を癒そう より良い場所にしよう
君と僕と そしてすべての人類のために

人生を注意深く見つめれば
死んでいく人々がいるのがわかる
より良い場所にしよう 君と僕のために

僕らが思い描いてきた夢が やさしい顔で姿を現わし
僕らがかつて信じた世界が 再び優雅に輝きだす
どうして僕らは生命を痛めつけ続けるのか
大地を傷つけることは 魂の虐待にすぎないのに
明らかなことさ 世界は神の光で満ち溢れているんだ

僕らは空高く翔る 永遠の魂を手に入れよう
僕の心の中では君たちみんなが兄弟なんだ
恐れのない世界を築き 共にしあわせの涙を流そう
世界の国々が剣を鍬に持ち換える様子を思い描こう


彼は、全力で環境と平和を呼び掛けています。
そのベースは「愛」だと歌っています。

  「世界に愛を取り戻そう
   愛の大切さを思い出させるんだ
   そして地球を大切に
   4年で環境破壊を止めて地球を守ろう」

と呼びかけています。私も同感です。

「できると思えばできる」「できないと思えばできない」
まさに、「できる魔法、できない魔法」なのです。
現代は、社会全体が「できない魔法」をかけ、「私は何もできない」と信じ、
「世界は変わらない」「平和は実現できない」「環境破壊は止められない」と信じています。

そうではないのです。世界は変えられるのです。
平和は実現できるのです。環境破壊は止められるのです。

★『地球村』として
来年は、世直しのアクションを呼び掛けて、その実現を応援したいと思っています。
・自然調和型、環境調和型のコミュニティづくり
・自然保護、トラスト、ビオトープづくり
いよいよ「世直し元年」! 「世直し」のスタートです!

2011年6月

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