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    <title>高木善之の本気トーク</title>
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    <updated>2012-04-12T10:12:18Z</updated>
    
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    <title>【巻頭言】ウガンダ視察（2012年4月） - 巻頭言</title>
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    <published>2012-04-02T02:08:34Z</published>
    <updated>2012-04-12T10:12:18Z</updated>

    <summary>	 	『地球村』は、テラ･ルネッサンスの「元少年兵の社会復帰活動」を支援していま...</summary>
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        <category term="2012年" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chikyumura.org/takagiyoshiyuki/kantou/">
        <![CDATA[	<img align="right" src="http://www.chikyumura.org/takagi/kantou/filies/images/IMG_0033.jpg" width="250" />
<p>
	『地球村』は、テラ･ルネッサンスの「元少年兵の社会復帰活動」を支援しています。</p>
<p>
	その活動の視察のために、この2月にアフリカのウガンダに行きました。<br />
	関西空港からドバイに飛び、ドバイからウガンダのエンテベ空港に飛び、行きも帰りもまる一日ずつかかりました。</p>
<p>
	ウガンダは東アフリカにあり、ビクトリア湖に面し、ナイル川上流に位置しており、農業が盛ん、食べ物も豊かです。</p>
<p>
	アミン大統領の独裁、内乱などで混乱が続き、政府軍、反政府軍の衝突で少年兵、村の襲撃、難民などの問題が起こり、現在、完全な終結はしていないものの、混乱は大分、おさまりました。</p>
<h4>
	テラ･ルネッサンス</h4>
<p>
	ＬＲＡ（神の抵抗軍）に襲撃された村から連れ去られた少年、少女は、ゲリラ要員として苦難の道（暴力、訓練、過酷な労働、少年兵、慰安婦）が待っている・・・。</p>
<p>
	逃亡したり、生き延びた人たちが元の村に帰ると、家族が死亡していたり、受け入れてもらえず途方に暮れる・・・。</p>
<p>
	テラ･ルネッサンスは、その人たちを教育し、職業訓練し、社会復帰までをサポートする活動をしていて、この６年で約１５０名を受け入れ、すでに半数以上が社会復帰。<br />
	訓練生、社会復帰途中、社会復帰済みの人たちと会った。</p>
<p>
	彼らの多くは、近隣のふつうの人たち（教育や社会訓練なく大人になった人たち）と同等か、それ以上の社会復帰が成功していたのだ。</p>
<p>
	そのように「元少年兵の社会復帰プログラム」が成功していったところ、なんと「一般の少年や若者」の入学希望が増えてきたという。<br />
	テラ・ルネッサンスはそれほどの成果を上げているのだ。『地球村』は創設時から支援を続けてきたが、この成果を見て胸が熱くなった。</p>
<h4>
	男子訓練生ビンセント</h4>
<p>
	テラ･ルネッサンスの訓練生は全員、言葉にできないくらいひどい経験をしている。<br />
	心にも身体にも重い障害があり、過去のことは話したがらないが、「在訓練生２０名中最年長のビンセントなら話ができるだろう」ということで１時間くらい話を聞いた。</p>
	<img align="right" src="http://www.chikyumura.org/environmental/report/filies/images/P2210063.JPG" width="250" /><p>
	１９歳で連れ去られ、１４年間兵士として働かされた。<br />
	少年兵としての訓練は過酷を極め・・・途中で仲間が殺されたりする中で、だんだん一人前になり、やがて兵士に。<br />
	１４年に及ぶ兵士生活の後半は兵士長として１００人の兵士を率いて戦闘をした。</p>
<p>
	政府軍との戦闘、食糧調達のために近隣の村の襲撃、多い時は１００名を殺傷・・・戦争の終結も見えず、なんのために戦っているのか分からなくなり、ついに脱走・・・<br />
	生死をさまよいながらやっと自分の村にたどり着いたが、すでに両親は亡くなり、頼る人もなく途方に暮れていた時、保護されテラ・ルネッサンスの訓練センターで学び、将来に光が見えてきた。</p>
<p>
	現在は裁縫、木工技術を学びながら社会に出ること、自立することをめざして頑張っている。<br />
	「いまはとても幸せ」と語る彼は、右腕は銃弾で砕かれた骨が曲がり、首にも大きな傷が。全身に４９か所の傷があるという。</p>
<h4>
	彼らは明るい、元気、楽しい！</h4>
<p>
	まず、彼らを一言で表せば、明るい、元気、楽しい！<br />
	しかし、水道も電気もお金もない。こういう生活を想像してみてほしい。</p>
<p>
	生活は、まず水汲みから。<br />
	女性が頭に乗せて運ぶ水を、私も運んでみた。<br />
	20リットルのポリタンクを頭に乗せる。<br />
	なんとか担げるけれどバランスが難しく10メートル歩くのもやっと！女性たちに笑われた！</p>
<p>
	食糧は、畑で作っているキャッサバ、豆、トウモロコシ、バナナ、麦だけ。</p>
<p>
	ハットと呼ばれる土とわらで作った丸い家を訪問した。<br />
	広さは6～８畳くらい。そこに家族全員が暮らす。<br />
	家具はナベと食器くらい。<br />
	他にはほとんどなにもない。本当にシンプル。</p>
<p>
	何といえばいいのだろう・・・私たちは「不可欠と思っている家具や道具の９９％は不要」ということだった。</p>
<p>
	それだけで、みんな健康的に生きている！<br />
	心を病むこともなく、<br />
	引きこもりもなく、<br />
	犯罪もなく、<br />
	自殺もなく、<br />
	将来の不安もなく、<br />
	底抜けに明るい表情をしている！</p>
<h4>
	私たちの方が病んでいる</h4>
<p>
	私たちの社会は、ウガンダの田舎にはないものばかり。</p>
<p>
	教育があり、医療があり、福祉があり、社会保障があり、生活保護があり、人権があり、生存権があり、にもかかわらず、生きる意味がわからず、<br />
	自分を見失い、心を病み、引きこもり、自殺が多く、幸せだと思う人の比率が「世界で120位」・・・一体どうなっているのだろう！</p>
<p>
	紙面の関係で詳しく書けないのが残念だが、心を病んでいる人、自分を見失っている人、生きる意味がわからない人は、アフリカの田舎で数カ月暮らしてみればいい。<br />
	おそらくそれらがすべて、途方もない「ぜいたく病」「甘え」だということが分かるだろう。</p>
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    </content>
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    <title>【巻頭言】世界は変わる（３）（2012年4月） - 巻頭言</title>
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    <published>2012-04-02T01:52:36Z</published>
    <updated>2012-04-02T02:04:36Z</updated>

    <summary> 	（先月までの続き） 	2002年、南ア共和国の首都ヨハネスブルグで国連が開催...</summary>
    <author>
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    </author>
    
        <category term="2012年" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chikyumura.org/takagiyoshiyuki/kantou/">
        <![CDATA[<p>
	（先月までの続き）</p>
<p>
	2002年、南ア共和国の首都ヨハネスブルグで国連が開催する世界最大の環境会議「地球サミット」に、『地球村』が正式に（国連認証団体として）参加するにはどうすればいいか。</p>
<p>
	私は必死に動いていたが、やっと正式のルートを探り当てた時、申込期限が過ぎていた！・・・が！</p>
<p>
	私は担当官に、『地球村』がどんな団体か、世界を変えるためにどんな思いで活動しているか、そして、世界を変えるための提言、『地球市民国連』構想を熱く説明すると、その担当官は、「よし！例外措置を取ろう！」と言って、すぐに電話をかけてくれた。</p>
<p>
	「手続きはどこまで進んでいる？」<br />
	「もう一団体追加できないか？」<br />
	<br />
	・・・その時間は、なんと長かったことだろう・・・<br />
	<br />
	やがて担当官は指でＶサイン！「ＯＫ！」とウインク！</p>
<p>
	担当官はすぐに書類を出し手早く書きこみながら、「あなた方には通常団体「ロスター」ではなく、「スペシャル」として申請しよう」と言ってくれた。<br />
	国連の認証には、基本は「ロスター」、実績や効果が大きい団体は「スペシャル」、さらに実績や効果が大きい団体は「ジェネラル」というクラスがあり、『地球村』は「スペシャル」を申請することになった。</p>
<p>
	2002年1月国連本部の審査会では、多くの団体が「途上国を支援する」「環境保全活動をする」とアピールする中、『地球村』は「世界平和を実現するためには先進国が変わらないといけない。<br />
	国境を超える仕組みが必要。<br />
	『地球市民国連』構想を提唱する」とアピールして高く評価され、「スペシャル資格」が承認された。<br />
	こうして『地球村』は国連認証団体として、「地球サミット」に正式に参加することができるようになったのだ。</p>
<h4>
	国内の準備会合</h4>
<p>
	国内でもさまざまな準備会合が開催され、各省庁とNGOが集まった。<br />
	私は政府の広報で知って申し込んだのだが、参加してびっくり！<br />
	まず参加は各省庁から１、２名、数社の環境部門、マイナーなＮＧＯ・・・<br />
	参加者の意識もお粗末、議論の内容もお粗末・・・<br />
	『地球市民国連』構想は提言したが、ＮＧＯの意見は加味されなかった。</p>
<h4>
	『地球市民国連』構想</h4>
<p>
	『地球市民国連』構想は、海外で広めていくしかなかった。<br />
	あらゆる機会を見つけて提言していった。<br />
	最初は欧州環境会議（デンマーク）。予想以上にいい手ごたえで自信を得た。<br />
	続いて、アメリカ、ブラジル横断ツアー。すべていい手ごたえだった。</p>
<h4>
	ゴードン氏と</h4>
<p>
	<img alt="PREPCOM2TAIDAN.jpg" class="mt-image-right" src="http://www.chikyumura.org/kantou_back/filies/images/PREPCOM2TAIDAN.jpg" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" width="250" /></p>
<p>
	私が参加した最初の国連の準備会合のＮＧＯ会議で『地球市民国連』構想を提言した時、途上国で最大のＮＧＯ連合の人たちが反対した。</p>
<p>
	会議のリミットが迫る中、『地球村』の若手スタッフの努力で休憩時間に双方の話合いの場がもたれた。<br />
	双方の代表数名ずつ向かい合って席に着いた。</p>
<p>
	先方のスポークスマンが、「我々は先進国の言葉は信じない。<br />
	お前たちはいつも口ではきれいごとを並べて我々をだまし、我々から奪ってきた。<br />
	我々はお前たちを絶対に許さないし信用しない」と言った。</p>
<p>
	先進国に対する途上国の憎しみがこれほどだったとは・・・</p>
<p>
	私は、自分が先進国の代表なのだ、ということを思い知らされた。<br />
	私は、先進国の歴史（植民地、侵略、略奪）を謝罪した。<br />
	しかし世界の崩壊を避けるには、過去の歴史を越えて手をつなぎ、サバイバルについて知恵を集めなければならない。<br />
	それが『地球市民国連』構想なのだと熱く語った。</p>
<p>
	私は話しているうちに涙が溢れた。<br />
	先方の代表たちは、はじめは無表情、イスにもたれて聞いていたが、だんだん身を乗り出し真剣に聞くようになった。<br />
	私の説明が終わるや否や、先方の代表ゴードン氏が立ち上がって、「感動した！これほど真剣で誠意に満ちたスピーチは初めて聞いた！真意がわかった！この構想は人類の新たな可能性を示すものだ！我々も賛同し共同提案を約束する！」と言って握手と求めてきた！<br />
	双方は固い握手をし、ハグをした！まさに感動のシーン！一生、忘れられない場面だった！</p>
<h4>
	先進国のＮＧＯの反応</h4>
<p>
	<img alt="スピーチ２.jpg" class="mt-image-right" src="http://www.chikyumura.org/kantou_back/filies/images/%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%81%EF%BC%92.jpg" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" width="250" /></p>
<p>
	先進国のＮＧＯは、「こういう考え方は以前にもあったが、具体的な内容が無かった」と冷たい反応だった。</p>
<p>
	ところが、私たちの構想（インターネットを使い、国境を越えて地球市民が、「戦争に対して反対」「環境破壊に対して反対」「平和や環境に反する国や企業に対する抗議、ボイコット」「飢餓貧困に対する救援」「技術、人材、資金の提供」などのアイデア）を熱く語ると、<br />
	彼らも、「おお！グレイト！賛同しよう！」と次々と賛同を表明してくれた！</p>
<p>
	そして本番！『地球村』の熱い仲間123名が大挙してヨハネスブルグ会場に行った！会場で熱く語り、熱く訴え、熱く歌い、熱く踊った！</p>
<p>
	500団体を越える世界のＮＧＯが賛同名簿にサインをしてくれた！</p>
<p>
	いま振り返って、つくづく思うのは、人を動かすのは熱意と本気なのだ！</p>
]]>
        
    </content>
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    <title>【巻頭言】世界は変わる（2012年3月） - 巻頭言</title>
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    <published>2012-03-01T02:30:58Z</published>
    <updated>2012-03-01T01:27:43Z</updated>

    <summary> 	今年は1992年「リオ・サミット」（国連地球環境会議）から20年、それを記念...</summary>
    <author>
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    </author>
    
        <category term="2012年" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chikyumura.org/takagiyoshiyuki/kantou/">
        <![CDATA[<p>
	今年は1992年「リオ・サミット」（国連地球環境会議）から20年、それを記念して「リオ+２０」が開催されます。世界は再び、地球環境を守るためにリオに結集しようとしています。『地球村』も準備を始めていますので、地球サミットについてまとめました。</p>
<h4>
	★地球サミット</h4>
<p>
	サミットは各国のトップ（大統領、首相）が集まる会議です。</p>
<p>
	通常のサミット（G8）は、主要８カ国のトップが集まり、世界全体の政治、経済、軍事について議論し決定しますが、わずか８カ国で世界のことを決めることには多くの国が不満があり、主要８カ国に欧州連合と新興国11カ国を加えたG20が、G8に取って変わろうとしています。</p>
<p>
	しかし地球環境は、8カ国や20カ国で決める問題ではないということで、国連主導で、多くの国のトップが集まる地球サミットが開催されることになりました。以下に、その経過をまとめます。</p>
<h4>
	★第1回目（1972年　スウェーデン・ストックホルム）</h4>
<p>
	1972年ストックホルム会議（国連人間環境会議）が開催された。</p>
<p>
	当時、先進国では公害問題が大きな社会問題になり、「成長の限界」（ローマクラブ編）が出版された年でもあり、「我々の進んでいる方向は間違っているのではないか」という世界的な反省があった。</p>
<p>
	会議の結論として「これ以上の成長は見直すべきだ。地球サミットは10年に一度開催する」ことを決めた。<br />
	※日本は参加していなかった。</p>
<h4>
	★第2回（1982年　デンマーク）</h4>
<p>
	1982年、第2回会議をデンマークで開催する予定だったが、経済優先のアメリカ、発展をめざす途上国が、「成長の限界」という考え方に強く異議を唱えた結果、代わりに特別委員会が設置（議長はデンマークの首相ブルントランド女史）され、２年間の会議によって、有名な報告書　&quot;Our Common Future&quot;『地球の未来を守るために』が出された。</p>
<p>
	この中で、「将来世代のニーズを損なうことなく現在の世代のニーズを満たすこと」という「持続可能な開発」の概念が提唱され、その後の指針となった。<br />
	※日本は、これにも参加していなかった。</p>
<h4>
	★『地球村』設立</h4>
<p>
	当時、地球環境は急速に悪化、オゾン層破壊、森林破壊、温暖化、砂漠化、食糧危機、人口爆発、飢餓貧困、生物種の絶滅など、ほぼすべての環境問題が出そろい、世界的な話題となっていた。</p>
<p>
	しかし、日本ではオゾン層破壊すら、「なんのこと？」という状態だったので、私は個人的に、講演活動を始めた。</p>
<p>
	それと同時に、長年の研究所勤務から、本社の社長の直属として参謀職についた。</p>
<p>
	就任すると同時に、社長や幹部に事実を説明し、社内でできることとして、フロン全廃、割り箸全廃、松下の森（森林保全）、環境憲章の策定などを次々と推進していった。</p>
<p>
	そういう活動が新聞などで大きく取り上げられ、私の講演依頼はどんどん増えていった。</p>
<p>
	世界の環境意識が高まる中で１９９０年、「次回の地球サミットはリオ」と発表され、「リオサミットで何が議論され、なにが決定されるのか」に、世界の注目が集まっていた。</p>
<p>
	当時はまだ『地球村』設立前で、私は個人として、講演、論文、著述活動をしていたが、リオサミットにどういう形で参加をするか考えた末に、NGO『地球村』の代表としての参加を決めた。</p>
<p>
	当時、私の仲間は300人くらいだった。</p>
<p>
	1991年1月1日、最も熱心な方々十数名を自宅に集め、私の決意を述べると共に今後のビジョンを発表、全員の賛同、大きな感動の中で、『設立趣意書』が承認され、『地球村』が設立された。</p>
<h4>
	★第3回（1992年　ブラジル・リオ）</h4>
<p>
	１９９２年５月、世界の注目の中、リオサミットが開催された。</p>
<p>
	ほぼ全ての国連加盟国である172ヶ国が参加し、空前の大きな国連会議となった。</p>
<p>
	私は、すでに合唱団の指揮者をやめ、会社を退職することも決意し、大きな期待でリオサミットに参加した。</p>
<p>
	こう書いていると、当時の多くの感動のシーンが怒涛のようにフラッシュする・・・</p>
<p>
	JAPANテントで連日、熱い議論！<br />
	外国のNGO仲間との熱い交流！<br />
	いまでは「伝説のスピーチ」となったカナダの少女、セヴァン=スズキ（当時12歳）の国連本会議場でのスピーチ！</p>
<div style="border:#AAA 1px solid;padding:10px;margin:10px">
	『私は、環境問題に取り組むカナダの子どもたちのグループの代表です。<br />
	<br />
	今日は、未来の子どもたちと、滅びゆく動物たちのために話します。<br />
	あなた方は、オゾン層の穴を塞ぐ方法を知っていますか。<br />
	絶滅した生物をよみがえらせることができますか。<br />
	砂漠を元に戻すことができますか。<br />
	それができないなら、今すぐ、それをやめてください。<br />
	あなた方おとなは、私たちに言います。「争いをしないこと」<br />
	「話合いで解決すること」「ちらかしたら自分で片付けること」と。<br />
	なぜ、おとなは、それを守らないのですか。<br />
	私たちの未来を真剣に考えて下さい。<br />
	子どもたちを愛していると口で言うのなら<br />
	どうか行動で示してください。』<br />
	（抜粋）</div>
<p>
	このスピーチは、世界中に大きな衝撃を与えた。</p>
<p>
	彼女の父は、カナダで最も有名な環境運動家、デイビッド鈴木だった。</p>
<p>
	私の大きな衝撃のもう一つは、国連の本会議では主要国のトップが逃げとごまかしの議論を続ける中、大きなNGOの代表が堂々と意見を述べ、主要国のトップと対等に議論し、利権を主張している世界のトップを圧倒している姿に感銘を受けた。</p>
<p>
	これらの「伝説のスピーチ」や「NGOのスピーチ」は、世界に放映され、世界中の環境市民に希望を与えただけではなかった。</p>
<h4>
	★私の夢</h4>
<p>
	リオサミットは、私に決定的な影響を与えた！</p>
<p>
	帰国した私の心の中には、すでに、10年後の次のサミットに向けて「３つの大きな夢」があった。</p>
<ol>
	<li>
		１．１０年後、日本最大のNGOの代表として参加する！</li>
	<li>
		２．１０年後、（今回は1人参加だったが）100人の仲間と参加する！</li>
	<li>
		３．１０年後、世界を変える大きな構想を提案する！</li>
</ol>
<p>
	ということだった。その時、私は４５歳だった。</p>
<h4>
	★その後の１０年</h4>
<p>
	その後の１０年は、私にとっても『地球村』にとっても輝かしい１０年だった。</p>
<p>
	帰国して、すぐ『地球村』の組織作りに取り組み、会社での仕事の仕上げに入った。私のエネルギーは全開に達した。</p>
<p>
	会社では社長以下、幹部のほとんどが『地球村』の会員になってくれた。<br />
	講演依頼が急増し、講演回数は年間３００回を超え、会員数も急増した。<br />
	地域『地球村』が１００地域を越え、会員数３万人（賛同会員１０万人）を超え、『地球村』は日本最大のNGOに成長していった。</p>
<p>
	「次回のサミットには、日本最大のNGO の代表として、たくさんの仲間と共に参加する」という夢は実現に近づいたが、もう一つの夢「世界を変える仕組み」がなかなか浮かばない。</p>
<p>
	現状の国連は、各国政府の代表によって議論される。<br />
	しかし、国家の利益を優先する限り、地球環境も守れないし、世界平和も実現しない。<br />
	ましてや飢餓貧困の解決など不可能。</p>
<p>
	さあ、どうすればいいのだろう・・・</p>
<p>
	2年後に次回の地球サミットを迎える2000年、ついに「世界を変える仕組み」の構想が浮かんだ！</p>
<h4>
	★『地球市民国連』</h4>
<p>
	現状の問題「各国の代表が、国家の利益を優先して話し合う現状の国連では、世界平和は不可能」という問題を掘り下げていくと、「現状の問題の真逆、正反対を考えればいいのだ！」と気づいたのだ！</p>
<p>
	つまり、「各国の代表ではない人々が、国家の利益を優先せずに、意見を述べ、協力し合えば、世界平和は可能！」</p>
<p>
	各国の代表ではない人々とは？・・・そうだ！市民だ！<br />
	国家の利益を優先しない市民とは？・・・そうだ！地球市民だ！</p>
<p>
	では、どのように？・・・</p>
<p>
	国連本部（ニューヨーク）ではなく、ジュネーブではなく、リオではなく・・・<br />
	そうだ！インターネットを使って全世界でつながればいいのだ！</p>
<p>
	オゾン層破壊、温暖化、森林破壊などの環境問題や、飢餓貧困、人口問題、食糧問題、資源、エネルギー問題、核の問題、戦争と平和の問題など。</p>
<p>
	様々なテーマごとにインターネット上に会議室を設け、地球市民が、意見を述べ合うのだ！必要なら議長や司会を設ければいい。</p>
<p>
	最後には意志表示をして表決によって決定するのだ！</p>
<p>
	地球市民の決定を、地球市民自らが実行するのだ！</p>
<h4>
	★決定従わず、環境破壊や戦争を続ける国に対しては</h4>
<p>
	全世界の市民（地球市民）が、反対の意思表明をし、その国の行動を非難し、その国のものを買うのをやめ、その国に輸出することをやめ、その国に行くのをやめ、その国を支援することをやめるのだ！</p>
<p>
	世界の何十億人の声には、その国の市民も同調するだろう！</p>
<p>
	その世界の声、国民の声を無視して戦争を続けられる国があるだろうか！</p>
<h4>
	★環境破壊された地域、被災国、被害国に対して</h4>
<p>
	全世界の市民（地球市民）が、支援の意思表明をし、その地域の被害を修復すべく、資金、技術、人材などあらゆる支援を行うのだ！</p>
<h4>
	★武力について</h4>
<p>
	地球市民は、以上の平和的手段で戦争を止め、平和を実現する。<br />
	現在、各国が保有している武器を縮小し、『地球市民国連』の管理下に置く！<br />
	以上が『地球市民国連』の構想なのだ！これで、私の３つの夢は出そろった！</p>
<h4>
	★国連NGO『地球村』</h4>
<p>
	『地球村』は日本最大のNGOになったが、国連にどうやって参加すればいい？</p>
<p>
	国連への参加について調べ始めた。</p>
<p>
	まずは、国連の認証団体となることが必要だということがわかった。</p>
<p>
	それには・・・多くの条件があったが、簡単に書けば、「国連にとって価値ある団体であり、十分な実績があること」<br />
	十分な実績とは・・・国連活動に沿った団体活動として5年くらいの実績がなければならない・・・しかし、もう時間がない！</p>
<p>
	2001年5月、私は国連本部に出向き、担当官に直接談判。<br />
	なんと4月末で、国連認証の審査受付が締め切り！</p>
<p>
	私は担当官に、『地球市民国連』構想を熱く説明！<br />
	すると担当官が「すごい！これはぜひ、国連で語ってほしい！<br />
	了解！例外措置をとりましょう！」と約束してくれました！<br />
	そして・・・（次回につづく）</p>
]]>
        
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    <title>【巻頭言】世界を変えるために(2012年2月) - 巻頭言</title>
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    <published>2012-02-01T08:12:33Z</published>
    <updated>2012-02-13T08:14:35Z</updated>

    <summary> 	「社会は変えられない」と思う人が多いと、社会は変わらない。 	「社会は変えら...</summary>
    <author>
        <name></name>
        
    </author>
    
        <category term="2012年" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chikyumura.org/takagiyoshiyuki/kantou/">
        <![CDATA[<p>
	「社会は変えられない」と思う人が多いと、社会は変わらない。</p>
<p>
	「社会は変えられる」と思う人が多くなると、社会は変えられる。</p>
<p>
	かんたんなことなのだ。</p>
<div style="padding:10px;margin:10px;border:#AAA 1px solid;text-align:center">
	<b>「問題を引き起こしたマインドセットを変えない限り、<br>その問題を解決することはできない」</b></div>
<p style="text-align: right; ">
	アインシュタイン</p>
<p>
	ということは、<br />
	「問題を引き起こしたマインドセットを変えれば、その問題を解決することができる」のだ。</p>
<p>
	マインドセットとは「先入観、囚われ、暗黙の了解」という意味で、現状のマインドセットは「経済は成長しなければならない。人類は進歩し続けなければならない。</p>
<p>
	便利快適を求め続けなければならない」ということなのだ。</p>
<p>
	ここを変えない限り、本当の意味で世の中は変わらないのだ。</p>
<p>
	例えば、フロンがいけないとなると代替フロンになり、代替フロンがいけないとなるとノンフロンになり、売上や便利快適を求め続ける。</p>
<p>
	ガソリン車がよくないとなるとハイブリッド車、電気自動車に替えて売上や便利快適を求め続ける。</p>
<p>
	原発がよくないと分かると太陽光発電に替えて売上や便利快適を求め続ける・・・。</p>
<p>
	原発の危険さえ認めようとしない人たち、現状のままでいこうとする人たちがいるのだ。</p>
<h4>
	★事実を知らさなければならない</h4>
<p>
	いまだに国や企業は「原発がなくなると停電になる！経済が破たんする！」という情報を流して人々をコントロールしようとしている。</p>
<p>
	そのために使われる膨大な予算や費用は、私たちが支払う税金や電気料金なのだ。</p>
<p>
	それに対して、「そうではない。電気は足りている。経済も破綻しない」という事実を知らせる費用もまた私たちのお金なのだが、その金額には1万倍以上の差がある。</p>
<p>
	まったくもってひどい話だ。</p>
<p>
	しかし、それでも事実を知らさなければならない。</p>
<p>
	多くの人が事実を知ると社会は変わる、社会は変えられる。</p>
<h4>
	★国民投票</h4>
<p>
	日本が他の国と比べて遅れている点、劣っている点は、国民投票がないこと。</p>
<p>
	先進国では、国のトップ（総理、大統領）、重要法案は国民投票で決める国が多い。</p>
<p>
	途上国でも国のトップを国民投票で決める国が増えてきた。</p>
<p>
	日本でも原発、ＴＰＰ、米軍基地、安保条約、自衛隊海外派遣などの重要法案は国民が決めるべきだ。</p>
<p>
	「重要法案の国民投票」「首相の公選」を実行しなければならない。</p>
<h4>
	★東京「原発」都民投票／大阪「原発」市民投票</h4>
<p>
	国民投票の前哨戦として、私たちが取り組んだのが「原発の是非を問う住民投票」です。</p>
<p>
	東京都と大阪市で有権者の2％の署名を集めれば大阪市議会、東京都議会に住民投票の実施を請求することができるのです。</p>
<p>
	大阪では私も呼びかけ人になり、『地球村』事務局のスタッフも多数協力し、12月10日からの1ヶ月間で、法定数である対象地域の有権者の2％（4万2000人）を上回る6万1000人の署名を集めることができました。</p>
<p>
	東京は現在、期間は2ヶ月で2月9日まで取り組んでいます。</p>
<p>
	東京都民や周辺地域の方はぜひ、ご協力ください。</p>
<p>
	「原発」都民投票ウェブサイト：<a href="http://kokumintohyo.com/branch/">http://kokumintohyo.com/branch/</a></p>
<h4>
	★地域『地球村』から始めよう！</h4>
<p>
	世界を変えることに最も重要なことは、</p>
<ul>
	<li>
		① 事実を知らせること</li>
	<li>
		② 国民投票、住民投票を実現すること</li>
	<li>
		③ 市民がつながること（地域、全国、世界）</li>
</ul>
<p>
	そのために、まず以下のようなかたちで地域『地球村』をスタートしたいと思います。</p>
<ul>
	<li>
		・『地球村』の仲間が中心となって地域のグループを作る</li>
	<li>
		・名称に『地球村』を付けてもいい（付けなくてもいい）</li>
	<li>
		・地域の『地球村』の仲間とつながり、全国の仲間とつながる</li>
	<li>
		・『地球村』のイベント（講演会やツアー参加など）に特典がある</li>
</ul>
<p>
	詳細は事務局にお問い合わせください。</p>
<h4>
	★世界は一瞬にして変わる</h4>
<p>
	ベルリンの壁の崩壊、ソ連の崩壊、東西対立の終わり、中東の春など、変化はどんどん広がっています。</p>
<p>
	多くの人が「世界は変わるかもしれない」と思い始めています。</p>
<p>
	それがもっと広がり、多くの人々が「世界は変わる！」と確信した時、世界は突如、一瞬にして変わるのです。</p>
<p>
	ドミノ倒しのように、止めることができなくなるのです。</p>
<p>
	オセロゲームのように、一つ一つのコマをひっかり返し合って、行きつ戻りつしながらでも、コーナーを取れば一挙にすべてがひっくり返るのです。</p>
<h4>
	★私の夢</h4>
<p>
	ある朝、目覚めて窓の外を見たら、町中の人たちが抱き合っていた。</p>
<p>
	全ての戦争が終わったんだ！世界中で平和が実現したんだ！</p>
<p>
	もう戦わなくていいんだ！もう殺し合わなくていいんだ！</p>
<p>
	みんなが、そのことを喜び、そのことに感謝し、歓喜の声を上げていた。</p>
]]>
        
    </content>
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    <title>【巻頭言】世界は変わる(2012年2月) - 巻頭言</title>
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    <published>2012-02-01T08:12:05Z</published>
    <updated>2012-02-13T08:13:11Z</updated>

    <summary> 	いま『地球村』事務局は１，２年生のスタッフが過半数で、若さと熱意と元気にあふ...</summary>
    <author>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chikyumura.org/takagiyoshiyuki/kantou/">
        <![CDATA[<p>
	いま『地球村』事務局は１，２年生のスタッフが過半数で、若さと熱意と元気にあふれています。今夜も、さっきまで事務局スタッフたちと熱く語り合っていました。「世の中を変えたい！」「みんなが幸せな社会を実現したい！」<br />
	今月号は、その熱い思い、熱い話題を書きました。</p>
<h4>
	★ソ連の崩壊</h4>
<p>
	1991年、ソ連は突然崩壊した。</p>
<p>
	あの大事件の陰には、名もなき英雄たちの知られざる行動があった。</p>
<p>
	当時、ソ連政権内部では、民主化を主導していたゴルバチョフ大統領派と、それに反対する保守派が激しく対立、ついに民主化を発表する日の前日、保守派がクーデターを起こし、軍部を掌握した。</p>
<p>
	ゴルバチョフ大統領を逮捕、監禁し、ゴルバチョフの参謀エリツィンらがいたホワイトハウスを戦車で包囲することを命じた。</p>
<p>
	しかし、命令を受けてモスクワに出動した戦車隊は、何万人というモスクワ市民に取り囲まれ、激しい抗議を受けて立ち往生。</p>
<p>
	戦車隊の若い隊長は戦車を降りて市民の声に耳を傾けた。</p>
<p>
	それは命令とは全く逆の話であった。</p>
<p>
	一人でホワイトハウスに向かい、エリツィンらと話し合った。</p>
<p>
	戻ってきた彼は部下たちに、「私は市民の側につく。君たちは自由だ。自分で判断しなさい」と告げた。</p>
<p>
	兵士たちは悩んだ末に彼に従い、戦車隊は方向転換して撤退した。</p>
<p>
	市民から大歓声が上がった。</p>
<p>
	※私は当時、この映像をテレビで見ており、とても感動した！</p>
<p>
	そして、世界中の人が感動したことだろう！</p>
<p>
	その時、同時進行で、クーデターを起こした保守派の臨時政権の記者会見が行われていた。</p>
<p>
	保守派による臨時政府代表の「国家に反逆する者たちを制圧した」という発表に対して、若い女性記者が「国家に反逆しているのはあなた方だ」と激しく抗議した。これは当時のソ連では、ありえない場面であった。</p>
<p>
	さらに、厳しい報道規制をかいくぐって１人のジャーナリストが命がけで、これらの一部始終を報道した。</p>
<p>
	この時、多くの名もなき英雄たちの勇気ある行動が、この歴史的な大事件に大きな役割を果たした。</p>
<p>
	今年の年末、ＮＨＫテレビ番組「英雄たちのその後〜ロシア民主化20年」で、このことを紹介していた。</p>
<p>
	彼らは当時を振り返って、「あの時は夢中だった。しかしこの20年間、一度も忘れることはなかったし一度も後悔したこともなかった」と語った。</p>
<h4>
	<br />
	★ベルリンの壁の崩壊</h4>
<p>
	ソ連崩壊の直前、ゴルバチョフ大統領の民主化の波は東ヨーロッパにも波及、東西ドイツの国民にも大きな変化と期待を生み出していた。</p>
<p>
	その波に押されて、東ドイツ政府は1989年11月9日、「旅行許可証の規制緩和」を行ったが、これが「ベルリンの壁」の崩壊を招いたのだ。</p>
<p>
	その政令案は、なぜか、十分な審議なしに国会を通過した。</p>
<p>
	さらに、その発表では、なぜか、「ベルリンの壁を除く」という部分が「ベルリンの壁を含める」と読まれた。</p>
<p>
	そして、「いつからか」という記者の質問にも、なぜか、「いますぐだ」と答えた。これらは、すべて間違いであった。</p>
<p>
	しかしそれが、なぜか、そのままテレビニュースとして世界に流れたのだ。</p>
<p>
	歓喜する東西ドイツの市民が「ベルリンの壁」に集まって、何も指令を受けていない国境警備隊と衝突したが、何万人という市民に囲まれて国境警備隊は開門せざるを得なかった。</p>
<p>
	開門されて合流した東西の市民は歓喜し抱き合った。</p>
<p>
	ハンマー、つるはしを持った東西の市民がベルリンの壁を壊し始めた。</p>
<p>
	これは三日三晩続いた。この感動的なシーンは全世界に報道され、この年1989年のクリスマスには全世界は東西の冷戦の終結を祝った。</p>
<p>
	※私もこの感動的なシーンに涙を流した。</p>
<p>
	世界中の人々も、平和の実現に歓喜し、涙を流しただろう。</p>
<h4>
	★世界を変える主役は市民</h4>
<p>
	いまや革命の主役は市民だ。</p>
<p>
	昨年、エジプト、シリア、リビアなど中東の独裁政権も次々と倒されたが、この「中東の春」の主役も市民だった。その大きな原動力はfacebookだったと言われている。</p>
<p>
	20年前、30年前、勇気あるジャーナリストが命がけで流した情報が市民を動かしたが、いまでは無数の市民が携帯やスマートフォンで流す情報や画像が世界を動かすのだ。</p>
<h4>
	★なぜ変わらなかったのか</h4>
<p>
	情報をコントロールする者が、社会をコントロールすることができる。</p>
<p>
	国や企業、マスコミの流す情報が、「社会はこういうものなんだ」と信じさせている。</p>
<p>
	誰もが問題点や矛盾に気づいているけれど、それを口にしたり、行動した人が失敗する姿が報道されることで、「世の中は変えることはできないんだ」と信じてしまう。みんながそう信じることで、この社会が成り立っているのだ。</p>
<p>
	だったら、それを変えるには、「そうではない。それ以外の道もある」「別の考え方、別の方法がある」ということを知らせればいいのだ。</p>
<p>
	事実を知らせること、どうすればいいか知らせること、多くの人が「社会を変えよう」「社会は変えられる」と信じることで社会は変わるのだ。</p>
]]>
        
    </content>
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    <title>【巻頭言】大阪都構想(2012年1月） - 巻頭言</title>
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    <id>tag:www.chikyumura.org,2012:/takagiyoshiyuki/kantou//39.4556</id>

    <published>2012-01-01T02:52:41Z</published>
    <updated>2012-01-12T02:53:06Z</updated>

    <summary> 	昨年１１月、大阪府知事と大阪市市長のダブル選挙がおこなわれ、 	「大阪都構想...</summary>
    <author>
        <name></name>
        
    </author>
    
        <category term="2012年" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chikyumura.org/takagiyoshiyuki/kantou/">
        <![CDATA[<p>
	昨年１１月、大阪府知事と大阪市市長のダブル選挙がおこなわれ、<br />
	「大阪都構想｣を掲げる橋下氏が圧勝した。「大阪都構想」とはなにか。</p>
<h4>
	★「都構想」のねらい</h4>
<p>
	橋下氏の知事時代の経験で最大の問題点は「大阪の二重行政」だった。<br />
	大阪には政令都市が二つあり（大阪市、堺市）、予算、税金、行政の権限が大阪府とは独立していること。そのため、人の無駄、お金の無駄だけでなく、政策面でも、政令都市（市長）の反対でできないことが多かった。<br />
	その結果、大阪は力が分散して政治、経済が沈下していた。<br />
	東京都のように一元化することで政治経済を効率良くする必要があった。</p>
<h4>
	★ダブル選挙</h4>
<p>
	先月１１月、大阪市長の任期切れで市長選挙が予定されていたが、当初は、現職市長（平松氏）が「立候補しない」と宣言をしていたので、「都構想」の実現をめざす橋下知事は、「都構想」実現のための「大阪維新の会」の事務局長（松井氏）の出馬を発表した。<br />
	そこで、「都構想」に反対する平松氏が出馬宣言。<br />
	現職市長の出馬となると松井氏では勝てないと踏んだ橋下知事は、3カ月の任期を残して知事を辞任、自らが市長選に出馬。知事には松井氏が出馬。<br />
	前代未聞のことだが、橋下知事は、自分が知事を辞任してでも市長に出馬し、松井氏が知事に出馬すると両方勝てる可能性が高い」と踏み、実際に圧勝した。つまり大阪市民、大阪府民は「都構想」を支持したのだ。</p>
<h4>
	★政令都市</h4>
<p>
	政令都市とは、大都市（人口百万人以上）を都道府県から独立させて、都道府県と同等の権利・義務を与えるというもの。国としては、大きな税収のある大都市に自治権を与える代わりに、直接支配したいという本音があるのです。その結果、政令都市は発言力が強くなり、都道府県には厄介な存在となり、大阪などのように「二重行政」の問題が生じる。</p>
<h4>
	★東京都の誕生</h4>
<p>
	東京は、以前は大阪府と同じように、「東京府」の中に「東京市」があった。東京市は東京府の財政の９０％以上を占めるようになり、東京府は財政面でも政策面でも不都合が生じた。その不都合を解消するために、１９４３年（戦時下）、東京府を東京都、東京市（現在の２３区）を特別区として、知事が一括統治することにした。これによって、東京都は現在の姿になった。</p>
<h4>
	★東京の区長　</h4>
<p>
	政令都市をまとめるのは市町だから、政令都市の区長は市長に任命される。<br />
	東京都の特別区（２３区）は市からスタートしたので、区長は区民選挙によって選ばれている。「都構想」でも、区民による選出となるだろう。</p>
<h4>
	★「大阪都構想」のメリット</h4>
<p>
	「都構想」は「二重行政」を解決するためのもので、現在の東京都を見る限り、強力な知事と、区民から選ばれた実力派の区長のもとで、区の特徴を生かした行政が実行されて、うまくいっている。</p>
<h4>
	★今後、予想される問題</h4>
<p>
	「都構想」は、国が直轄していた政令都市を手放すことになり、国の大きな抵抗が予想されるので、実現にはかなり時間がかかるだろう。<br />
	もし「大阪都」が実現し、そのメリットがはっきりすると、大都市横浜（人口370万人）を抱える神奈川県、名古屋（人口230万人）を抱える愛知県、札幌（人口190万人）を抱える北海道などの都構想が浮上する可能性がある。<br />
	だから国は、さまざまな法律論で妨害するだろう。</p>
<p>
	憲法や法律の解釈は、なんとでもできるだろうから、</p>
<ul>
	<li>
		①国が「大阪都構想」を拒否</li>
	<li>
		②橋下市長が、そのことを提訴</li>
	<li>
		③長い裁判になり、大阪の市民も府民もうんざり</li>
	<li>
		④時間がかかれば、大阪の沈下が進む</li>
</ul>
<p>
	などのマイナスの面も予想される。</p>
<h4>
	★「都構想」は地方主権へのかけはし</h4>
<p>
	｢都構想は大阪の問題｣だと思われているかもしれないが、日本の将来に、大きく関わっている。一番には、現状の中央集権の打破の狙いが大きい。<br />
	日本は、「首相公選ではない」「国民選挙がない」など、国民には直接の意志表示する機会がない。その結果、国民は政治に関心が薄い。<br />
	そういう意味では、日本政府は政治のレベルは低いが、国民支配については独裁国家、社会主義国家並みに強力だと言える。<br />
	橋下氏は、そういう現状に対して、すでに関西広域連合を打ち出し、さまざまなチャレンジを始めている。<br />
	道州制はまだまだ意見がまとまっていないが、中央集権は地域主権に移行すべきもので、｢都構想｣はそのスタートとも言える。<br />
	｢都構想｣の実現には、大阪市民、大阪府民、国民の大きな後押しが必要だ。<br />
	「大阪都構想」の成功&rArr;横浜、名古屋などの｢都構想｣の成功<br />
	「中央集権」から「地方主権」へ<br />
	「中央政治」から「市民政治」へ<br />
	大阪の「都構想」は、これからが大いに楽しみなスタートなのです。</p>
]]>
        
    </content>
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<entry>
    <title>【巻頭言】今年は変化の年(2012年1月） - 巻頭言</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.chikyumura.org/takagiyoshiyuki/kantou/01114232.html" />
    <id>tag:www.chikyumura.org,2012:/takagiyoshiyuki/kantou//39.4554</id>

    <published>2012-01-01T02:42:32Z</published>
    <updated>2012-01-12T02:45:16Z</updated>

    <summary> 	新年明けましておめでとうございます。 	今年は変化の年です。 	「へえ！どん...</summary>
    <author>
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    </author>
    
        <category term="2012年" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chikyumura.org/takagiyoshiyuki/kantou/">
        <![CDATA[<p>
	新年明けましておめでとうございます。<br />
	今年は変化の年です。<br />
	「へえ！どんな変化の年ですか？」と聞くなかれ。<br />
	「あなたが、どんな変化の年にするか」ということなのですから。</p>
<p>
	昨年、あれだけの大惨事があったのにも関わらず、政府も業界も「原発再稼働」、「TPP参加」などに躍起になり、ちっとも市民の方を向こうとしていないし、社会を変えようともしていません。<br />
	もはや、すべての政党が巨大保守党になり下がり、経済優先、お金のことばかり議論しているように見えます。</p>
<h4>
	★市民よ、立ち上がれ</h4>
<p>
	昨年は、エジプト、リビア、シリアなど独裁政権が市民の決起により倒されるという出来事が相次ぎました。これら、以前では考えられなかったことが進んでいるのは、ツイッター、facebookの普及で、市民が事実を知り、つながり、デモ行進などの意志表示ができるようになったからだ。</p>
<p>
	日本ほどコンピュータが普及していない国々で、市民が立ち上がっているのを見るにつけ、日本も、もっともっと市民のパワーアップが必要です。</p>
<h4>
	★まずは国民投票の実現を</h4>
<p>
	多くの国では、国のトップ（大統領、首相）は国民が選び、重要な問題は、国民が投票で決めています。<br />
	だから国民は政治に関心を持ち、意志表示をします。<br />
	日本にはこうした直接選挙がないため、「どうせ政治は変わらない、社会は変わらない」と、市民が政治に失望し無関心になっています。</p>
<p>
	それがまた政治の質の低下、政治家のレベルダウンを生むという悪循環。<br />
	「原発」や「TPP」など国民にとっての重要課題は、国民が直接意思表示をする仕組みが必要です。<br />
	そのために、現在、「国民投票」の実現に向けて市民活動がスタートしています。<br />
	ぜひ、署名や賛同によるご協力をお願いします。<a href="http://kokumintohyo.com">http://kokumintohyo.com</a></p>
<p>
	また、その前哨戦として、原発について「東京都民投票」と「大阪市民投票」の署名がおこなわれています。<br />
	これは、原発に「反対」か「賛成」かに関わらず、「大事なことは市民、都民が選挙で決めよう」というものです。<br />
	私も呼びかけ人になり、『地球村』として積極的に推進しています。<br />
	東京都在住の方、大阪市在住の方は、ぜひ署名にご協力をお願いします。<br />
	まずは、署名を集める「受任者」となって、自分、家族、知人など10人以上の署名を集めることをお願いします。</p>
<p>
	<a href="http://kokumintohyo.com/branch/">http://kokumintohyo.com/branch/</a></p>
<h4>
	★地域『地球村』の復活を</h4>
<p>
	10年前には、全国に地域『地球村』が100～200ありました。<br />
	地域『地球村』とは、『地球村』の会員が地域でグループを立ち上げ、地域活動をする、というものです。1995年くらいから各地に誕生し、ピークでは200カ所に広がりました。特に2002年のヨハネスブルグ環境サミットに向けて活動が盛り上がり、地域でも全国的にも具体的な成果をあげました。</p>
<p>
	その後、一部で問題もあり（ビジネス、宗教、あやしい環境グッズの販売）、事務局としていろいろ対策をしましたがうまくいかず、苦渋の選択として、地域で『地球村』の名称を使うことをやめてもらうことしました。<br />
	それ以降、名称変更して活動が続いている地域もありますが、多くの地域では活動が衰退しました。</p>
<p>
	しかし、社会を変えるために、再び地域『地球村』の復活を呼び掛けたいと思います。上記のような問題が生じないようにルール作りをした上で、今年の総会で具体的にスタートを呼び掛けようと思います。<br />
	ぜひ、地域『地球村』の再開のご協力、ご準備をお願いします。</p>
<h4>
	★仲間を増やすために</h4>
<p>
	地域の仲間を増やすことに最も効果的なのは、講演会の主催です。<br />
	講演会の主催は、熱い思いの人と、その人を支える熱い仲間がいれば実現できます。仲間が10名なら100名の講演会が、20名なら200名の講演会が、30名なら300名の講演会ができます。ぜひ、チャレンジしてください。</p>
<h4>
	★活動を活発にするために</h4>
<p>
	地域の活動は、パワフルな方が多いほどうまくいきますが、パワフルな方を増やすにはWS（ワークショップ）が効果的です。<br />
	WSは定員30名ですから、講演会よりもかんたんかもしれません。<br />
	これまでの経験では、地域で参加希望者が20名いれば、あとは近隣や遠方からの参加で定員いっぱいになります。ぜひ、有志で主催してください。</p>
<h4>
	★冊子『地球村紀行　世界でいちばん幸せな国　ブータン』発売！</h4>
<p>
	昨年9月に、『地球村』として初めて<a href="http://www.chikyumura.org/bureau/2011/10/04112752.html">ブータン・ツアー</a>をしました。<br />
	ブータンは世界で初めてGNH（国民総幸福）を宣言した国として有名です。<br />
	国民の9割が農民で、食糧、資源、エネルギーが自給自足、医療費無料、教育費無料、老後の不安がない、というのですから、「国民の97%が幸せと答えた」ということも納得できます。</p>
<p>
	「それを実際に見てみよう、体験してみよう」という15人のツアーでしたが、予想以上のショックと感動を体験しました。<br />
	参加者全員の思いの詰まった冊子を昨年の暮れ、出版することができました。<br />
	ぜひ、お読みください。</p>
<p>
	<strong><span style="font-size:120%;">『地球村紀行 世界でいちばん幸せな国 ブータン』</span></strong><br />
	<a href="http://www.chikyumura.org/about/publication/">http://www.chikyumura.org/about/publication/</a></p>
]]>
        
    </content>
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    <title>【巻頭言】ＧＮＰとＧＮＨ（２）(2011年12月） - 巻頭言</title>
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    <published>2011-12-05T08:44:17Z</published>
    <updated>2011-12-05T08:45:51Z</updated>

    <summary> 	★日本のGNPは500兆円 	日本のお金の発行総額（50兆円）の10倍！ 	...</summary>
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    </author>
    
        <category term="2011年" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chikyumura.org/takagiyoshiyuki/kantou/">
        <![CDATA[<h4>
	★日本のGNPは500兆円</h4>
<p>
	日本のお金の発行総額（50兆円）の10倍！<br />
	これはどういうことでしょう？</p>
<p>
	<strong>・GNPの仕組みを説明します<br />
	</strong></p>
<p>
	①あなたが何か買えば、その金額は商店の売上（GNP）としてカウントされ、</p>
<p>
	②商店がそのお金で商品を仕入れれば、それもGNPとしてカウントされ、</p>
<p>
	③仕入元がそのお金で元売りから仕入れれば、GNPとしてカウントされ、</p>
<p>
	④元売りがそのお金で工場から仕入れれば、それもGNPとしてカウントされ、</p>
<p>
	⑤工場がそのお金で海外から原料を輸入すれば、GNPとしてカウントされる。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	このように、GNPは売上の合計だから、お金が動くと何度でもカウントされGNPは増えていく。その結果、日本のGNPは500兆円に達しました。</p>
<p>
	日本のお金の発行総額は50兆円だから、お金は1年で10回使われたことになります。もう1回使えばGNPは550兆円、もう1回使えばGNPは600兆円。</p>
<p>
	お金は使えば使うほどGNPは増えるのです。</p>
<p>
	無駄なことでもお金を使えばGNPは上がるので、日本では無駄な道路、無駄なダムなど無駄な公共事業が続いているのです。</p>
<p>
	<br />
	「なぜ？」<br />
	&nbsp;</p>
<p>
	政治家や官僚は大きな予算を確保すること、大きなお金を動かすことが実績につながり、企業は大きな公共事業を受注することが大きな利益になるからです。</p>
<p>
	政、財、官はこうしてGNPを増やし続けてきたのです。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<h4>
	★国民の貯蓄は1400兆円</h4>
<p>
	これはどういうことでしょう？</p>
<p>
	<strong>・貯蓄の仕組みを説明します<br />
	</strong></p>
<p>
	①あなたがお金をためて銀行に持っていき貯金する</p>
<p>
	②銀行は、そのお金を国や企業に貸す</p>
<p>
	③そのお金で国は公共事業、企業は設備投資や生産に使う</p>
<p>
	④その金は国や企業を通して、またあなたに支払われる</p>
<p>
	⑤あなたは、また貯金をする</p>
<p>
	このように、お金はただ世の中を回っているだけなのに、貯金の数字は増えていくのですが、実際のお金は増えませんし、金庫にも残っていないのです。</p>
<p>
	この結果、貯蓄総額は1400兆円にも達してしまったのですが、お金自体は50兆円（28分の1）１しかないので、みんなが一斉に貯金をおろしに行けば返してもらえないし、みんなが一斉に保険金や年金をもらいに行っても受け取ることはできないのです。</p>
<p>
	お金とは、そういう仕組みだったのです。</p>
<p>
	どう思いましたか。</p>
<p>
	<strong>★日本の財政赤字、累積1000兆円（一人平均800万円）<br />
	</strong></p>
<p>
	これはどういうことでしょう？</p>
<p>
	<strong>・国家赤字について説明します</strong></p>
<p>
	先ほどの貯蓄について、②「銀行は、そのお金を国や企業に貸す」のあと、<br />
	国は一定期間後、「利子を付けてお金を銀行に返さなければならない」のです。</p>
<p>
	高度成長時代は、公共事業をすれば地域が活性化して景気が上がり税収が増えたので、国は「利子を付けてお金を銀行に返す」ことができたのですが、</p>
<p>
	1980年台、経済成長期が終わると、公共事業をしても景気は上がらず税収が減り、利子どころか借金（元金）が返せなくなったのです。</p>
<p>
	景気を上げるためにさらに公共事業（道路、ダム、開発）をやっても景気は上がらず借金が増えるだけ。</p>
<p>
	その繰り返しで借金が1000兆円にも達してしまったのです。</p>
<p>
	国民の貯蓄1400兆円（一人平均1100万円）、国家の赤字1000兆円（800万円）ということは、国民の貯蓄の７０％が国によって使われてしまったのです。</p>
<p>
	それだけではありません。近年、国家予算が税金よりも大きく、毎年50兆円の赤字が増えているのです。</p>
<p>
	このままで進むと、あと10年で国家は破産してしまうのです。</p>
<p>
	現在、ギリシャ危機、イタリア危機など世界的な問題となっていますが、ギリシャの赤字は30兆円、イタリアの赤字は130兆円。</p>
<p>
	日本の赤字1000兆円と比べたらはるかに小さいのですが、ギリシャ、イタリアは外国（フランス、ドイツなど）からの借金なのに対し、日本は国民からの借金なので破綻を先延ばしにしているのです。</p>
<h4>
	●どうすればいいのか。</h4>
<p>
	貯金や保険金は解約して、自分の責任で運用すること。</p>
<p>
	土地を買って、家庭菜園、市民農園を始めることをおすすめします。</p>
<p>
	気心の分かった人たちといっしょにエコビレッジ（地球村）を作ることが将来の安心につながるのではないだろうか。</p>
]]>
        
    </content>
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    <title>【巻頭言】ブータンツアー（３）(2011年12月） - 巻頭言</title>
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    <published>2011-12-05T08:43:41Z</published>
    <updated>2011-12-05T08:44:07Z</updated>

    <summary> 	★医療は無料 	首都ティンプーの国立病院を訪問しました。 	ブータンでただ一...</summary>
    <author>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chikyumura.org/takagiyoshiyuki/kantou/">
        <![CDATA[<h4>
	★医療は無料</h4>
<p>
	首都ティンプーの国立病院を訪問しました。</p>
<p>
	ブータンでただ一つの国立病院です。</p>
<p>
	立派な建物に、たくさんの人々が来院していました。</p>
<p>
	日本から来ている医師（小児科女医の石沢さん）にお話を伺いました。</p>
<p>
	この病院には医師は60名くらいいるそうですが、世界各国からボランティアで来ているそうで、日本からは石沢さん一人だけ。</p>
<p>
	厚生省をやめて今年からボランティアで来たそうです。医療費が無料なので、患者は多く、仕事は忙しく、大変だそうですが、とてもいきいきと活躍していました。</p>
<p>
	この国立病院でさえも、医薬品も医療設備も、医師も技術も不足しているそうです。</p>
<p>
	田舎には大きな病院はなく、小さな診療所がある程度で、ブータン全体として医師は絶対的に不足していて、国民に対する医師の比率は日本の１０分の1以下だそうです。</p>
<p>
	田舎では民間療法がほとんどだそうです。</p>
<p>
	この病院でも、本人の希望で西洋医療も、伝統医療も、どちらでも受けられるそうです。</p>
<p>
	貧しい国、ブータンで医療無料はすごいと思いながら、最後に、</p>
<p>
	「外国人や観光客も無料ですか」と聞くと、なんと！</p>
<p>
	「もちろん無料です。会計窓口がありませんから」と笑顔で答えが返ってきた。</p>
<h4>
	★教育も無料</h4>
<p>
	首都ティンプーで小学校を訪れた。</p>
<p>
	さすが都会。親が車で送ってくる子もいたし、マイクロバスで集団登校の子もいた。</p>
<p>
	校門で先生が子どもたちを迎えているのも、日本の都会と同じ。</p>
<p>
	私たちも許可をもらって校庭へ。朝礼までの時間、校庭で子供たちと触れ合う。英語で話しかけたり、写真を撮ったり。</p>
<p>
	朝礼が始まると700人の子どもたちが「前へならへ！」・・・なつかしい！</p>
<p>
	そして、最初に全員で歌を歌う。校歌と仏教のお祈りの歌だそうです。</p>
<p>
	こうして毎日、仏教の教えを声に出して歌うのは、心にいい影響をもたらすだろうと思った。</p>
<p>
	朝礼では、校長先生の話、海外からのお客様の話があった。</p>
<p>
	朝礼のあと授業が始まるまで、ホームルームのような時間があった。</p>
<p>
	私たちは、6年生の教室の入り口で子供たちと話をした。</p>
<p>
	驚くほどしっかりしていた。</p>
<p>
	クラスのリーダーの女の子たち数名と話したが、自由に英語を話し、将来は、医者になりたい、教師になりたい、海外で学びたい、帰国すれば政治家になりたいなど、驚くほどはっきりと意見を述べた。</p>
<p>
	私たちの中に農学部の大学生がいて、「大学で農業を学んでいる」というと、ちょっと不思議そうな顔をしていた。たぶん、彼らには農業は当たり前のことで、掃除や、洗濯や、お料理や、子育てを大学で学ぶ、というのと同じような不思議な感覚なんだろう。</p>
<p>
	そういえば、私も子供の頃、大学の家政科って不思議な気がしたっけ。</p>
<p>
	この子らはきっと、大学に進み、海外に留学し、帰国すると首都や都会で社会のリーダーになっていくのだろう。</p>
<p>
	彼らを見ていて、民宿させたいただいた家での会話を思い出しました。</p>
<p>
	「5人の子どもたちは、みんな都会に出て学校に通っています」</p>
<p>
	不安になったので、聞いてみた。</p>
<p>
	「学校を卒業すると、ここに帰ってくるのですか」</p>
<p>
	「いいえ、子供たちにこんな苦労はさせたくない。だから学校に通わせている。<br />
	学校を出たら、都会でしっかりと働いてもらいたい」</p>
<p>
	「では、農業はだれが継ぐのですか」</p>
<p>
	「私たちが年を取って働けなくなったら、都会に行きたい」</p>
<p>
	驚いて、「では、農業は、どうなるのですか」と聞くと、</p>
<p>
	答えは無かった。</p>
<p>
	教育費無料の結果、多くの子どもたちが教育を受け都会で仕事を始め農業の担い手が減ると、どうなるのだろう。</p>
<p>
	「ブータンは国民の90%が農民。食糧は自給自足」</p>
<p>
	この根幹が危なくなるのではないだろうか。</p>
<p>
	ブータンの医療費、教育費が無料であることは、まだ病院が少ないこと、学校が少ないことで成り立っているのではないだろうか。</p>
<p>
	食糧の自給自足も農民が多いから成り立っていると思う。</p>
<p>
	エネルギーの自給自足も、農業が主体だから成り立っていると思う。</p>
<p>
	これから、大学進学率が上がり、都会で働く人が増え、電気製品、自動車が増え、消費が増え、開発が進むには、お金が必要になる。</p>
<p>
	そのためには、国内の開発を進めなければならないし、輸入、輸出も増やさなければならない。</p>
<p>
	日本が60年歩んできた道以外の道を、進むことができるだろうか。</p>
<h4>
	★『世界で一番しあわせな国　ブータン』を今月発刊します！</h4>
<p>
	今回のツアーを、読みやすい小冊子(250円)にまとめました。</p>
<p>
	ブータンの感動、リアルな今、そして、日本が変わるために必要なことをじっくりと書きました。</p>
<p>
	ツアー参加者の投稿と協力により完成しました。</p>
<p>
	予約受付中です</p>
<p>
	<a href="http://bit.ly/rr3bJ6">http://bit.ly/rr3bJ6</a></p>
]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>【巻頭言】GNPとGNH（１）（2011年11月） - 巻頭言</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.chikyumura.org/takagiyoshiyuki/kantou/01173913.html" />
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    <published>2011-11-01T08:39:13Z</published>
    <updated>2011-11-02T08:39:49Z</updated>

    <summary> 	ブータンに行った機会に、あらためてGNP（国民総生産）、GNH（国民総幸福）...</summary>
    <author>
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    </author>
    
        <category term="2011年" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chikyumura.org/takagiyoshiyuki/kantou/">
        <![CDATA[<p>
	ブータンに行った機会に、あらためてGNP（国民総生産）、GNH（国民総幸福）について。一度で書ききれないのでシリーズにします。</p>
<p>
	「GNPが上がった」と聞くと喜んだり、「GNPが下がった」と聞くとがっかりしたり、していませんか。しかし、本当は・・・</p>
<p>
	GNPは、ものが売れれば売れるほど上がるのです。</p>
<p>
	お金は一定ですから、GNPが上がれば、企業のお金が増え、市民のお金が減ります。それは決して嬉しいことではないはずです。</p>
<p>
	GNPについて、誕生、成長、晩年についてお話します。</p>
<h4>
	★「GNPゼロ」の社会</h4>
<p>
	原始的な社会や自然の中で暮らす人々は、お金を必要としないからGNPゼロです。</p>
<p>
	お金でものを売ったり買ったりしない社会もGNPゼロです。自分ひとりで自給自足しなくても、村中で、分け合ったり、譲り合ったりして全体として自給自足していればGNPゼロです。</p>
<p>
	村の外から、何かを手に入れても、村の外に何かを持ち出しても、お金のやり取りがなければGNPゼロです。</p>
<p>
	こういう社会は、貧富の差が生まれず、信頼と協力で成り立っているのでとても安心で安定しています。</p>
<p>
	100年ほど前の日本の田舎や、現在のブータンの田舎も、こんな感じです。</p>
<h4>
	★GNPの誕生</h4>
<p>
	GNPゼロの社会に、外からお金で売買される製品が持ち込まれる。</p>
<p>
	それを手に入れるためには、「お金」が必要だと教えられる。</p>
<p>
	お金の意味さえわからない人たちは、まずは、何かを売ってお金を手に入れることを教えられる。</p>
<p>
	そこで、農作物や牛や土地を売ることでお金を手に入れる。</p>
<p>
	そのお金で、外から製品を買う。</p>
<p>
	珍しいから、みんながそれを見に来る。そのうち、みんなもそれがほしくなる。</p>
<p>
	そのためには「お金」を手に入れなければならない。</p>
<p>
	農作物、家畜、土地を売り始める。売り手が多くなると、値段が下がり、お金が手に入りにくくなる。</p>
<p>
	そのために、ますますたくさんのものを売らなければならなくなる。</p>
<p>
	こうしてマネーゲームが始まります。さあ、どうなっていくでしょう。</p>
<h4>
	★GNPの拡大</h4>
<p>
	いろんなものが売られ、いろんなものが入ってくる。</p>
<p>
	お金が動くことでGNPが上がります。</p>
<p>
	いままでは必要なものを必要なだけ作って暮らしていたのに、お金を手に入れるために、余分に作る、たくさん作る、要らないものを作る、ということが始まります。</p>
<p>
	そのために余分に働き、余分に作るようになります。</p>
<p>
	これまでは分け合ったり、譲り合ったりしていたけれど、人より多くのお金を手に入れるためには、「協力すれば損、出し抜いた方が得」という考え方になってきます。</p>
<p>
	「お金は心を貧しくする」ということは、ここから始まります。</p>
<p>
	以前は分け合い、助け合っていたのに、お互いがライバルになり、競争したり、奪い合ったりするようになります。</p>
<p>
	GNPが増える一方で、貧富の差が開いていきます。</p>
<h4>
	★マネーゲームは際限なし</h4>
<p>
	マネーゲームはお金の奪い合いだから、無くなればゲームセットのはずだが、「借金」を発明することでゲームは際限なく続くようになる。</p>
<p>
	借金もGNPに加えられるから、お金は増えないのにGNPは増える。</p>
<p>
	さらに、「利子」を発明することで、お金は増えないのにGNPは増える。</p>
<p>
	お金はお金を生み、勝ち組はますます有利になる。</p>
<p>
	お金は、借金などの仕組みで、ダブって何度も貸し出されることで、お金の量よりもGNPが大きくなる。</p>
<p>
	お金のない人は、どこかからお金を借りないと生きられなくなる。</p>
<p>
	どこから借りるのか。</p>
<p>
	実は、お金はどこかで誰かが印刷しているだけなのに、その仕組みをほとんどの人は知らない。</p>
<p>
	そのことで、勝ち組に都合がいいように、お金は増えたり減ったりしている。</p>
<h4>
	★こんなこと、知ってる？</h4>
<p>
	現在の日本は、お金の発行総額は50兆円。</p>
<p>
	日本のGNPは500兆円だから、お金の総額よりも10倍も大きい。</p>
<p>
	これは、どういうことでしょう。</p>
<p>
	そして、日本の国民のお金（預貯金、年金、保険金も含めて）の総額は1400兆円。（総額を人口で割り算すると、1人当り約1100万円）</p>
<p>
	これは、どういうことでしょう。</p>
<p>
	おまけに、その預貯金1400兆円の大部分、1000兆円はすでに国や地方（自治体）が使い込みをして、無くなってしまっているのです。</p>
<p>
	これは、どういうことでしょう。</p>
<p style="text-align: right; ">
	（つづく）</p>
]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>【巻頭言】ブータンツアー（２）(2011年11月） - 巻頭言</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.chikyumura.org/takagiyoshiyuki/kantou/01173837.html" />
    <id>tag:www.chikyumura.org,2011:/takagiyoshiyuki/kantou//39.4484</id>

    <published>2011-11-01T08:38:37Z</published>
    <updated>2011-11-02T08:39:11Z</updated>

    <summary> 	★ブータンの地理と歴史 	ブータンはインドと中国に挟まれ、政治的に難しい位置...</summary>
    <author>
        <name></name>
        
    </author>
    
        <category term="2011年" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chikyumura.org/takagiyoshiyuki/kantou/">
        <![CDATA[<h4>
	★ブータンの地理と歴史</h4>
<p>
	ブータンはインドと中国に挟まれ、政治的に難しい位置にあります。</p>
<p>
	その地域では、ラダック、カシミール、シッキム、チベットは併合されたり分割されて、インド領、中国領、パキスタン領になっている中で、ブータンとネパールだけが独立国（王国）を維持しています。</p>
<p>
	そのために、以前は鎖国的な政策を取っていたが、いまは開国しています。</p>
<p>
	とはいえ、空港はブータン航空しか離着陸できないし、入国には一日200ドル課金されます。初めてこのことを聞いた時には「高いなあ」と思いましたが、その課金は「食事、宿泊、交通、ガイド、通訳の費用一切を含む」ということなので、リーズナブルだと思います。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	ブータンの面積は九州くらい、人口は70万人。</p>
<p>
	ヒマラヤのすそ野に位置し、高低差は7000メートル。日本でいうと沖縄辺り（北緯26度）に位置していて暑いはずですが、私たちが訪問したパロとティンプーは標高2300メートル以上で、日中でも大阪より涼しく（約25℃）、朝晩はやや寒い（約15℃）くらいでした。</p>
<p>
	3000メートル以上の峠を越えた時はかなり寒く、たぶん15℃くらい。</p>
<p>
	気圧も低く、酸素も少ないので、階段を上ると息が苦しかったです。天気に恵まれましたが、毎日1時間ほど強い雨(スコール)が降りました。</p>
<h4>
	★ブータンの自然</h4>
<p>
	大部分が山で、ところどころに段々畑があり、素晴らしい田園風景でした。</p>
<p>
	地理的には日本とは離れていますが、家の建て方、田園風景などは日本の江戸時代のようでした。木々や植物や花も、日本と似ていました。その風景の中で、あちこちに牛、馬、ヤギを見かけました。</p>
<h4>
	★町の様子</h4>
<p>
	首都ティンプーは人口10万人。自動車はいっぱい。人もいっぱい。</p>
<p>
	でも、交通信号はまったくありません。メインストリートの交差点の中央に1か所だけ交番があり、警官が手で交通整理していました。</p>
<p>
	その車道の真ん中で犬が昼寝しているというびっくりシーン。とにかく、犬が多い。それもほとんどは、昼間から寝ています。</p>
<p>
	お店も東南アジアの都会のように、「なんでもあり」という感じ。</p>
<p>
	道に露店を広げ、野菜や果物を売っているシーンも多かったです。</p>
<p>
	人々は笑顔で、うなづいたり、あいさつしたり、手を振ったり。</p>
<p>
	町の広さは歩いて1時間くらいの小ささ。ほとんどの人々は、ブータンの伝統的な民族衣装（男性はゴ、女性はキラ）を着ていました。</p>
<h4>
	★ブータンは1950年代の日本</h4>
<p>
	ブータンのＧＤＰ（国）は1000億円、日本の5000分の1。</p>
<p>
	ブータンのＧＤＰ（1人）は日本の27分の1。</p>
<p>
	これは、日本の1950年代と同じくらいです。</p>
<p>
	その頃、私も田舎（愛媛県の横河原）に住んでいましたので、<br />
	たまに連れて行ってもらう松山市は、いまのブータンの首都ティンプーのようでした。</p>
<p>
	車が走り、市電が走り、お店がたくさんあって、目を見張っていました。</p>
<p>
	デパートの食堂で食べるのは夢のようでした。</p>
<p>
	ブータンは主要な町以外は、ほとんど山村ですから、当時の日本の田舎（山村）とよく似ています。</p>
<p>
	段々畑（棚田）があり、家畜を飼い、近所との助け合いがないと成り立たない生活です。</p>
<h4>
	★民泊の体験は最高だった</h4>
<p>
	今回のツアーで最も感動したのは農家に民泊させてもらったこと。</p>
<p>
	それこそ、テレビの「ウルルン滞在記」と同じでした。</p>
<p>
	本当のブータンの人の優しさ、心遣いに触れて、たまらなかったです。</p>
<p>
	お料理は、ふだんは主食（お米）ばかりをたくさん食べて、おかずは唐辛子を主とした一品だそうですが、私たちには心づくしのご馳走をしてくれました。</p>
<p>
	夜は近所の人たちがやってきて、飲めや歌え（踊りも）の大騒ぎ！翌朝は、うちの人は4時から起きて、子供はお手伝い。</p>
<p>
	6時には子供は小学校に出かけます。</p>
<p>
	なんと歩いて2時間！ご主人は川に魚を取りに出かけ、30センチくらいのマスを10匹も持って帰って、「精一杯のご馳走です」と胸を張って言ってくれた時、私は泣きそうになりました。</p>
<p>
	「ああ、古い日本がここにある！」と感動しました！</p>
<p>
	お別れする時は、女性は涙、涙・・・男性もじ～んとしました！</p>
<p>
	今回、この体験だけで、もう十分満足でした！</p>
<h4>
	★名ガイド、ジュルミさんの素顔</h4>
<p>
	ガイドのジュルミさんはガイドぶりも心づかいも素晴らしかったのですが、自分の食事を犬に与えたり、わざわざ肉屋で肉を買って犬に与えたり、民泊の朝、牛の世話をしたり、さりげない言動に彼の温かな心が表れていました。</p>
<p>
	彼の呟つぶやきが心に残っています。</p>
<p>
	「都会にはブータンはありません。ブータンは田舎にしかないです。私も早く田舎に帰って農業をしたいです。牛の世話をしたいです」</p>
]]>
        
    </content>
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    <title>【巻頭言】「脱原発」が危ない(2011年10月） - 巻頭言</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.chikyumura.org/takagiyoshiyuki/kantou/05143800.html" />
    <id>tag:www.chikyumura.org,2011:/takagiyoshiyuki/kantou//39.4445</id>

    <published>2011-10-05T05:38:00Z</published>
    <updated>2011-10-05T05:42:07Z</updated>

    <summary> 	「脱原発」の菅総理が辞任し、予想しなかった人が総理になり、与野党に配慮、党内...</summary>
    <author>
        <name></name>
        
    </author>
    
        <category term="2011年" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chikyumura.org/takagiyoshiyuki/kantou/">
        <![CDATA[<p>
	「脱原発」の菅総理が辞任し、予想しなかった人が総理になり、与野党に配慮、党内派閥に配慮した、私もコメントできない新政権がスタートした。</p>
<p>
	菅総理がまいた「脱原発」の種を、誰が育て、誰が芽を摘むのか。</p>
<p>
	「脱原発」と「巻き返し」の動きが活発になってきた。</p>
<h4>
	★早々に「死の町発言」で鉢呂氏辞任</h4>
<p>
	　表向きは「失言による辞任」だが、真相は「脱原発の大臣が切られた」ということのようだ。</p>
<p>
	これまで、省庁にとって都合の悪い大臣は、スキャンダルやねつ造事件で辞任させられてきたが、「脱原発」の鉢呂さんは経産省にとって最も都合の悪い大臣だった。</p>
<p>
	彼は就任後のあいさつで「国内原発は将来ゼロに」「原発の新設否定」など、思い切った「脱原発」を語った。また、原子力政策を左右する総合資源エネルギー調査会（現状は推進派が圧倒的多数）を「推進派、反対派、半々の人選」にする異例の人事を発表する矢先だった。</p>
<p>
	今回の辞任劇を演出したのは、原発の利権を守る「原子力村」の一翼を担うマスコミだった。</p>
<p>
	彼は、「はめられた」と無念さを隠さなかった。</p>
<p>
	彼は、後任の枝野大臣に、「推進派、反対派、半々の人選」を引き継いだと述べた。枝野大臣も就任のあいさつで、「東電の損害賠償責任」について踏み込んだ考えを示したが、経産省、電力業界の強い抵抗が予想される。</p>
<h4>
	★他にも続々と巻き返しが！</h4>
<p>
	この首相交代に時を合わせて、原子力村の巻き返しが始まっている。</p>
<ul>
	<li>
		「レベル７発表翌日に原発交付金を増額（経済産業省）」（１４ページに詳細）</li>
	<li>
		「原子力施設周辺の活断層の見直しをしない（８月 電力各社）」</li>
	<li>
		「原子力広報アニメ制作（９月 佐賀県玄海町＝玄海原発立地自治体）」</li>
	<li>
		「『展望なき脱原発と決別を』と社説を掲載（９月７日 読売新聞 朝刊）」</li>
</ul>
<h4>
	★｢脱原発｣に市民の声を結集しよう！</h4>
<p>
	菅さんの辞任後、経産省、電力業界の｢脱原発｣の巻き返しが盛んになってきた。</p>
<p>
	鉢呂さんの失言辞任もその一環と思われる。</p>
<p>
	枝野大臣も｢脱原発｣に動くと同じワナに落ちるかもしれない。</p>
<p>
	｢脱原発｣はいまや世界の動きだから、その流れを封じられないように市民が声を上げなければならない。</p>
<ol>
	<li>
		「さよなら原発、1000万人署名運動」に協力を</li>
	<li>
		「国民投票」を実現させよう</li>
</ol>
<div style="border:#aaaaaa 1px solid;padding:5px;">

<p>政府などの各機関へ、オンラインで署名を行えるサイトや、意見の送り先をまとめました。</p>

<p>	<a href="http://www.chikyumura.org/action/">http://www.chikyumura.org/action/</a></p>
</div>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>【巻頭言】ブータンツアー（１）(2011年10月） - 巻頭言</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.chikyumura.org/takagiyoshiyuki/kantou/04180226.html" />
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    <published>2011-10-04T09:02:26Z</published>
    <updated>2011-10-05T05:27:47Z</updated>

    <summary> 	９月３～１１日、『地球村』のメンバー１５名（公募）で「ＧＮＨの国 ブータンツ...</summary>
    <author>
        <name></name>
        
    </author>
    
        <category term="2011年" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chikyumura.org/takagiyoshiyuki/kantou/">
        <![CDATA[<p>
	９月３～１１日、『地球村』のメンバー１５名（公募）で「ＧＮＨの国 ブータンツアー」を実施しました。出発日は台風１２号の最接近日で、私たちが乗る予定の国際便は９時間遅れ。空港で長い長い時間を過ごしました。（^_^；）</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<div style="border:#aaaaaa 1px solid; padding:5px;">
	<p>
		<strong><span style="font-size:110%;">※<a href="http://www.chikyumura.org/lecture/schedule/2011/10/09130000.html  ">10月9日（大阪）</a>と<a href="http://www.chikyumura.org/lecture/schedule/2011/12/24130000.html">12月24日（東京）</a>ブータン報告会を企画しています。</span></strong></p>
	<p>
		<strong><span style="font-size:110%;">※ブータン訪問の様子は、事務局ブログの<a href="http://www.chikyumura.org/bureau/2011/10/04112752.html">日々是好日</a>でも掲載されています。 </span></strong></p>
</div>
<h4>
	★なぜブータンなのか</h4>
<p>
	ブータンといえば、もっとも有名なのはＧＮＨです。<br />
	１９７２年、ＧＮＨは第４代ブータン国王(当時１６歳)の言葉から発している。<br />
	「国にとって大切なことは、金銭的、物質的豊かさより国民全体の幸せである。ＧＮＰ（Gross National Product＝国民総生産）よりＧＮＨ（Gross National Happiness＝国民総幸福量）が大切。ブータンをＧＮＨで世界一の国にしたい」<br />
	１９７６年、国王（当時２１歳）は国際会議で演説。それ以来、ＧＮＨは世界から注目され、デンマーク、スウェーデン、ドイツなど多くの国がチャレンジしている。私たちの今回のツアーの目的も、まさに、「ＧＮＨの国の現状を見て、体験したい」ということだった。</p>
<h4>
	★ブータン・パロ空港到着</h4>
<p>
	飛行機は、山の間をかすめて降下する。あとで聴くと、「離陸も着陸も世界で最も難しい」とのこと。ああ、こわ～～～！(＞_＜)<br />
	パロ空港はブータン唯一の空港ですが、とても小さな空港で、duty freeの店はコンビニより小さな店が一つだけ。(@_@；)</p>
<h4>
	★ガイドはジュルミさん</h4>
<p>
	私たちをにこやかに迎えてくれた人、ジュルミさんはブータン人ですが、日本にも住んだことがあり、日本人の女性と結婚し、旅行会社と日本語学校を経営しています。ＮＨＫのブータン特集番組のガイドをしたり、「地球の歩き方（ブータン編)）にも登場する名ガイドでした。とても親切で心配りのある方で、ガイドとして実にすばらしい方でした。(^_^)v　(^o^)／</p>
<h4>
	★空港のある町パロ</h4>
<p>
	まず最初の訪問地は、空港のある町パロ。<br />
	ブータン第二の大都市、といっても人口２万人ほど。写真で見た通りのブータン独特の建物、ゾン（お寺＋役所）、人々の服装（男性はゴ、女性はキラ）<br />
	・・・すべて感動的！みんなで写真、撮りまくりでした。(^_^)v　(^o^)／<br />
	ブータンの人は、顔つきも体格も雰囲気も日本人そっくり。<br />
	こちらが「クズザンポー（こんにちは）」と声をかけると、笑顔で返事を返してくれますし、目が合うと、笑顔で挨拶をしてくれます。<br />
	とにかく友好的！それにも感動しました！</p>
<h4>
	★食事</h4>
<p>
	食事は、毎回ほぼ同じメニュー。ご飯（赤米、炒めご飯）、サラダもの、炒め物、スープもの、辛子料理のバイキング。みんなに合わせて一日三食にチャレンジしましたが、私の苦手なパクチー（香菜）と辛子がメインでしたので、食べすぎになりませんでした。(^_^;)　(－_－;)　f^_^;　</p>
<h4>
	★国教はチベット仏教</h4>
<p>
	日本も建前は仏教国ですが、ブータンは本音で仏教国(チベット仏教)でした。<br />
	あちこちに仏教の建物、マニ（回転するお経）、ダルシン（五色の旗）が飾られ、町の中心にゾンがあります。ゾンは、お寺と役所の機能があり、坊さんが修行したり生活する場所でもあります。日本のお寺と違って、人々の生活につながっています。</p>
<h4>
	★アーチェリー</h4>
<p>
	到着した初日は、食事、ゾンの見学、ショッピングなど、ゆっくり過ごしました。その中で、ブータン古来の弓の射的競技を見ました。<br />
	なんと１４５メートルの距離から１メートル四方より小さい的を射るのですが、私たちには的さえ見えないのに、やっている人たちは、矢も見えていて、射た瞬間から、「ダメ！ダメ！もっと上！もっと右！」とはやし立てたり、「おっ、いい感じ！」とほめたり、当たれば全員で祝福の踊りをするのでした！</p>
<p>
	<br />
	１４５メートルで的を射るのはすごいし、彼らの視力にも驚き、それ以上に、ゲームに興じている彼らの姿に感動！夕方は、別の人たちの洋弓のゲームを見て、その技量と視力にさらにびっくり！　(@_@;)</p>
<p>
	翌日から、１週間のブータンツアーがスタート。<br />
	大きな荷物（トランク）はバンに積み、一行はマイクロバスで移動。<br />
	主要都市（パロ、ティンプー、プナカ）は標高２０００メートル以上。<br />
	移動のほとんどは山道。細いくねくねしたでこぼこ道で、ガードレールはなく、あちこち山崩れや落石、路肩の崩落があり、落ちると数百メートルは転落間違いなし。落ちても数日は見つからないだろうという断崖絶壁・・・<br />
	そういう道をかなりスピードで走るのですからスリル満点、<br />
	女性たちは何度も悲鳴を上げていました。(^_^;)　(-_-;)　f^_^;</p>
<p style="text-align: right; ">
	つづく</p>
]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>【巻頭言】震災から半年、いま伝えたいこと（2011年9月） - 巻頭言</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.chikyumura.org/takagiyoshiyuki/kantou/01172653.html" />
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    <published>2011-09-01T08:26:53Z</published>
    <updated>2011-08-22T08:29:26Z</updated>

    <summary> 	★日本の国民性でしょうか 	 	私は講演で、よく次のような質問をします。 	...</summary>
    <author>
        <name></name>
        
    </author>
    
        <category term="2011年" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chikyumura.org/takagiyoshiyuki/kantou/">
        <![CDATA[<p>
	<strong>★日本の国民性でしょうか<br />
	</strong></p>
<p>
	私は講演で、よく次のような質問をします。<br />
	「日本は、食料の自給率が低いです。なぜだと思いますか」</p>
<p>
	「日本は、ごみの量が多いです。なぜだと思いますか」</p>
<p>
	「日本は、無駄な巨大公共事業が多いです。なぜだと思いますか」</p>
<p>
	「日本は、国民投票がない。脱原発が進まない。なぜだと思いますか」</p>
<p>
	多くの方は「政治が悪い、社会の仕組みが悪い」と答えられます。</p>
<p>
	私がまた「なぜだと思いますか」と聞くと、「政治家が悪い」と答えられます。</p>
<p>
	私がまた「なぜだと思いますか」と聞くと、「国民が悪い」と答えられます。</p>
<p>
	私がまた「なぜだと思いますか」と聞くと、「教育が悪い」と答えられます。</p>
<p>
	私がまた「なぜだと思いますか」と聞くと、「社会が悪い」と答えられます。</p>
<p>
	私がまた「なぜだと思いますか」と聞くと、「政治家が悪い」と答えられます。</p>
<p>
	私がまた「なぜだと思いますか」と聞くと、「国民が悪い」と答えられます。</p>
<p>
	あれ？<br />
	あらためてお聞きします。「なぜだと思いますか」</p>
<p>
	このことは一旦ここで留めて、最近の大きな話題について書きます。<br />
	たぶん、この中にその答が見つかると思います。</p>
<p>
	<strong>★世界の金融不安<br />
	</strong></p>
<p>
	８月５日、アメリカから始まった世界同時株安は、リーマンショック以来最大の下げ幅で、８月１０日までの数日で、各国で１０％以上の大幅値下げとなった。日本株も全面安、毎日２０兆円以上目減り、数日で１００兆円が消えた。これは、国民1人当たり１００万円を失ったことになる。</p>
<p>
	１００兆円といえば、今回の東日本大震災の被害総額に匹敵する。</p>
<p>
	東日本大震災については、「自分は被害は受けなかったから関係ない」と思う人もいるだろうが、そうではない。増税（復興税）、電力料金のアップ、日本経済全体への打撃（売上の減少、給与の減少、年金や保険や配当の減少）として、この１００兆円は全国民が「１人１００万円」を負担することになる。</p>
<p>
	今回の世界同時株安についても、「自分は株は買っていないから関係ない」と思う人もいるだろうが、そうではない。世界経済全体、日本経済全体の打撃として、この１００兆円も全国民が「１人１００万円」を負担することになる。国の大きな損失は、当事者だけではなく国民全員の被害なのだ。</p>
<p>
	無駄な公共事業も、社会の問題点（原発、天下り、ゴミ、車検など）も、結局自分に降りかかってくるのだから、大いに関心を持ち、大いに発言しないといけないのです。</p>
<p>
	<strong>★福島原発　その後<br />
	</strong></p>
<p>
	大事故から半年たったが、収束が見えない。<br />
	チェルノブイリ事故では、二日目に５０００トンのホウ素、砂、粘土が投下され、さらなる水蒸気爆発を避けるために地下水槽の水を人手で空にした。</p>
<p>
	三日目には、核分裂減速材（鉛）を大量に投下した。</p>
<p>
	３６時間後には地域住民の強制避難を始め、1週間で１０万人の避難が完了した。2ヶ月後には、８０万人の決死隊を募り、石棺の建設が始まり半年で完成した。</p>
<p>
	連でさえ２５年前の事故では、それくらいのスピードで対策を打ったことを考えると、今回の日本の事故対応はあまりに遅すぎる。</p>
<p>
	ソ連の決死隊の被爆死者は１０万人、その後のガンなどによる被爆死者は１００万に及んだが、もし日本のような対応なら、もっと大きな犠牲が出ただろう。日本では、決死隊も募らなかったし、強制避難もしなかったし、スピード対応もなかった。</p>
<p>
	政府も保安院も東電も、「直ちに危険とは言えない」と繰り返すだけで正しい情報を隠したが、その結果がどれほど高くつくか、だれも想像ができない。</p>
<p>
	<strong>★なぜ日本では・・・<br />
	</strong></p>
<p>
	先進国のほとんどで「脱原発」が進み、世界全体でさえ、自然エネルギーが原子力を超えたのに、なぜ日本は自然エネルギーが１％レベルなんだろう。</p>
<p>
	これまで政府（自民党政権）は、「自然エネルギー推進」などと言っていたが、実際は、最も価格が高い太陽光発電だけを推進し、もっと安価な自然エネルギー（水力、風力、地熱など）は推進せず、買い取りもしないなど、普及できない仕組みを作ったのは、「原子力村」（電力会社、電力族議員、経産官僚、御用学者）だった。</p>
<p>
	これにドン・キホーテのように１人で戦いを挑んだのが、菅総理だったとも言える。菅さんを非難する人は多いが、実際に、菅さんがやってきたことを思い出せば、この意味が分かるのではないだろうか。</p>
<p>
	浜岡原発の停止、玄海原発の再稼働の停止、エネルギー基本法の白紙、発送電の見直し、「脱・原発依存」発言、エネルギー基本法の中間発表、保安院を経産省から分離し安全委員会と統合、再生可能エネルギーの買取法案など。</p>
<p>
	<strong>★再生エネルギー買取法案</strong></p>
<p>
	ドイツでは、この法案が１０年以上前に成立したことで、市民発電などが広がり、｢脱原発｣が加速した。先進国のほとんどは電力は自由化され、競争により経営の合理化、電力料金が安くなり｢脱原発｣が進んだ。</p>
<p>
	日本でもこの法案が通れば、自然エネルギー比率が上がり、｢脱原発｣が進む。「原子力村」（電力会社、電力族議員、経産官僚、御用学者）の強い反発は必至だが、この法案が通らないと、「脱原発」に必要なステップである「発送電分離」「企業の独占禁止」「地域の独占禁止」に進まない。</p>
<p>
	<strong>★菅総理辞任</strong></p>
<p>
	菅総理は「辞任三条件（今年度第２次補正予算案の成立、再生可能エネルギー特別措置法案の成立、特例公債法案の成立）」を決めて、その実現を待って退陣するだろう。菅さんは、みんなに「とうとつ」「根回しなし」「ぶれる」「居座る」と非難されながら、とにかくここまでやった。</p>
<p>
	これをどう評価するかは、次の総理の腕しだい。</p>
<p>
	次の総理候補は、どなたも、菅さんほどの信念もポリシーも見当たらない。</p>
<p>
	下手すれば、自民党、公明党と妥協を重ねて、菅さんがこれほどがんばって付けた道筋さえ壊しかねない。私はそのことを、強く強く懸念している。</p>
<p>
	<strong>★なぜ日本は・・・</strong></p>
<p>
	考えれば、２０年も前、社会党が自民党と連合与党を組んだ時、それまで社会党が主張していた「日米安保廃止」「原発破棄」「自衛隊破棄」の実現を期待したが、なんと社会党は、それをすべて撤回して自民党に寄り添った。</p>
<p>
	国民の期待を裏切ったことが、その後の社会党の崩壊につながった。</p>
<p>
	２年前実現した民主党への政権交代も、国民は同じような裏切りを感じている。「一体なぜ？」おわかりだろうか。</p>
<p>
	日本では、国民が政治に直接タッチできないからなのだ。</p>
<p>
	<strong>・総理を決めるのは国民ではない</strong></p>
<p>
	アメリカ、フランス、韓国など多くの国では、大統領や首相は国民が直接選挙で選ぶ。日本は与党が決める。だから、国民は首相に対して責任がないし、首相も国民に対して責任がない。</p>
<p>
	菅さんは、何をしようとしても、野党（自民党、公明党）だけではなく民主党からも内閣からも反対される。根回しはできない。与野党から「権力の座にしがみついている」と非難されたが、そうではない。国民に直接訴えようとしたのだ。これは、オバマ大統領がアメリカ国民に訴えるのと同じやり方なのだ。国民から選ばれたトップには、これができる。ところが、日本の総理は国民ではなく、与党議員が選ぶ。だから与党議員には逆らえない。だから、これまでの総理は与党（自民党）の意向に反する政策は打てなかった。</p>
<p>
	小泉さんは「自民党をぶっ潰す」と言ったが、実際には、与党の理解と協力の中でのパーフォマンスであった。だから「小泉劇場」と呼ばれたのだ。<br />
	それに対して、菅さんは、与野党の多数派（原発推進）を敵に回して「脱原発」訴えたのだ。だから、根回しできない、唐突にならざるを得ない、発言を変えざるを得ない状況だったのだ。総理は国民に直接訴えるしかなかった。しかし国民の大きな応援が無いまま、反対勢力に屈したのだ。</p>
<p>
	<strong>・どうすればいいのか</strong></p>
<p>
	日本は大事なことを国民が直接意思表示できない。国民が決められない。</p>
<p>
	という仕組みがある。そのことが、結果として、多くの国民が「どうせ社会は変わらない」「どうせ政治は変わらない」「自分は何もできない」と思い、無知、無関心、無責任になる。この長年の仕組みを変えないといけない。</p>
<p>
	<strong>★国民投票</strong></p>
<p>
	大事なことは国民が直接決める。それが国民投票なのだ。</p>
<p>
	そのためには、投票の前には十分な期間を設け、「情報公開」「国民的議論」が必要だし、現状のような「やらせ」「隠ぺい」「情報操作」は論外である。</p>
<p>
	国民投票での重要なテーマは、次のものだと思う。</p>
<p>
	<strong>①首相は国民が選ぶこと</strong><br />
	日本の首相は与党議員が選ぶから、首相は与党議員のご機嫌取りだった。<br />
	民主主義の国ならば、首相は国民が選ばなければならない。</p>
<p>
	<strong>②原発</strong><br />
	「原発の継続」を国民に問うた国はほとんど｢脱原発｣を実現している。<br />
	日本はすぐ原発廃棄は難しいとしても、「脱原発」を決め、その実現に向けて工程表を作り、自然エネルギーに進むべきである。</p>
<p>
	<strong>★＜緊急提言＞大連立は最も危険</strong></p>
<p>
	民主党総裁選に数名が名乗りを上げている。誰一人明確な方針を出していない中で野田氏だけが「大連立」を打ち出している。</p>
<p>
	これは最も危険である。なぜなら、民主党への失望は、自民党が長年築き上げた利権構造を改めようとして、うまくいかなかったことばかり。</p>
<p>
	いま「大連立」を組むのは、民主党が自民党にすり寄ることであり、以前の社会党（自民党と連立政権を組んだこと）と同じで、民主党が消滅するだけでなく、国民の声や意識を封じてしまうことになる。</p>
<p>
	野田氏はＮＯ！大連立はＮＯ！</p>
]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>【巻頭言】自然エネルギーの展望（2011年8月） - 巻頭言</title>
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    <id>tag:www.chikyumura.org,2011:/takagiyoshiyuki/kantou//39.4384</id>

    <published>2011-08-11T13:49:15Z</published>
    <updated>2011-08-11T13:49:41Z</updated>

    <summary><![CDATA[ 	&nbsp; 	 		◎発電の原理 	 		発電には、発電機を回すものと、そ...]]></summary>
    <author>
        <name></name>
        
    </author>
    
        <category term="2011年" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chikyumura.org/takagiyoshiyuki/kantou/">
        <![CDATA[<p>
	&nbsp;</p>
<div style="font-family: Arial, Verdana, sans-serif; font-size: 12px; color: rgb(34, 34, 34); background-color: rgb(255, 255, 255); ">
	<p>
		<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 0); font-family: 'MS PGothic'; font-size: medium; "><strong>◎発電の原理</strong></span></p>
	<p>
		<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 0); font-family: 'MS PGothic'; font-size: medium; ">発電には、発電機を回すものと、それ以外とに分かれます。</span></p>
	<p>
		<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 0); font-family: 'MS PGothic'; font-size: medium; "><br />
		</span></p>
	<p>
		<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 0); font-family: 'MS PGothic'; font-size: medium; "><strong>●発電機を使う発電</strong><br />
		「火力発電」「原子力発電」「地熱発電」「太陽熱発電」は水蒸気でタービンを回すという原理は同じですが、人工的に熱を作りだすのか、自然のエネルギーを利用するのかが大きく違います。<br />
		「風力発電」は風の力で、「水力発電」は水の力で、「潮力発電」「海洋発電」は海水の力で発電機を回します。</span></p>
	<p>
		<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 0); font-family: 'MS PGothic'; font-size: medium; "><br />
		</span></p>
	<p>
		<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 0); font-family: 'MS PGothic'; font-size: medium; "><strong>●発電機を使わない発電</strong><br />
		現状では、半導体の光電効果（光を電気に変える仕組み）を利用した太陽光発電です。</span></p>
	<p>
		<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 0); font-family: 'MS PGothic'; font-size: medium; "><br />
		</span></p>
	<p>
		<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 0); font-family: 'MS PGothic'; font-size: medium; "><strong>◎今後の発電</strong></span></p>
	<p>
		<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 0); font-family: 'MS PGothic'; font-size: medium; "><strong>１位　地熱発電</strong>（★★★★★）</span></p>
	<p>
		<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 0); font-family: 'MS PGothic'; font-size: medium; ">地下にパイプを通し、温水や水蒸気を得て、タービンを回して発電したり、熱も利用するのです。地熱の豊富なアイスランドでは地熱発電が３０％。<br />
		電力価格は非常に安く、日本の３分の１です。地熱が豊富な日本には最適。</span></p>
	<p>
		<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 0); font-family: 'MS PGothic'; font-size: medium; "><strong>☆地球の内部はなぜ熱い</strong></span></p>
	<p>
		<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 0); font-family: 'MS PGothic'; font-size: medium; ">地球が熱いのは放射性元素の崩壊熱による。つまり原子炉と同じ原理ですが、<br />
		４６億年間、核爆発もなく、臨界事故もなく、使用済燃料問題もなく、地殻とマントルが放射線を遮断しているために放射線の危険もない。<br />
		地球がこれほど安全な原子炉なのに、人間が未熟な技術で危険な原子力発電所を作って苦しんでいる現状を、地球は「人間って、どうしてこんなに愚かなんだろう」と笑っているだろう。</span></p>
	<p>
		<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 0); font-family: 'MS PGothic'; font-size: medium; "><strong>２位　小型水力発電</strong>（★★★★）</span></p>
	<p>
		<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 0); font-family: 'MS PGothic'; font-size: medium; ">自然を破壊し、多くの集落を水没させる巨大ダム（巨大水力発電）とちがって、小規模水力は川の流れをそのまま利用して小型発電機を回す。</span></p>
	<p>
		<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 0); font-family: 'MS PGothic'; font-size: medium; ">家庭用から業務用、地域用まで発電規模は様々。<br />
		天候（雨が多い）、地形（山が多い、川が多い）に恵まれた日本には最適。<br />
		小型水力発電機は太陽光発電より安く、２４時間発電できますから発電量は太陽光の数倍大きく、電力価格は太陽光の１０分の１と安価。<br />
		投資金額は数年で還元されるため、市民発電として有力。</span></p>
	<p>
		<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 0); font-family: 'MS PGothic'; font-size: medium; "><strong>３位　太陽熱発電</strong>（★★★）</span></p>
	<p>
		<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 0); font-family: 'MS PGothic'; font-size: medium; ">太陽光発電とは、原理も全く別の発電です。<br />
		太陽光をレンズ（鏡面）で集めて、水を通したパイプを熱して水蒸気を作り、タービンを回す。多くの熱を集めるために、砂漠などの広大な土地と大掛かりな装置が必要となる。</span></p>
	<p>
		<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 0); font-family: 'MS PGothic'; font-size: medium; "><strong>４位　風力発電</strong>（★★）</span></p>
	<p>
		<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 0); font-family: 'MS PGothic'; font-size: medium; ">家庭用の小型のものから、高さ１００メートルの３０００kw/h級（１５００世帯）まで発電規模は様々る。大型のものは数億円しますが、それでも火力や原子力よりもはるかに安全で安い。日本では、低周波公害、野鳥保護、景観、故障が多いなどのネガティブなイメージがあるが、海外では自治体や市民発電の主力になっている。</span></p>
	<p>
		<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 0); font-family: 'MS PGothic'; font-size: medium; "><strong>５位　太陽光発電</strong>（★）</span></p>
	<p>
		<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 0); font-family: 'MS PGothic'; font-size: medium; ">以上の発電機を回すという発電とは全く異なる原理、つまり太陽光のエネルギーを半導体の「光電効果」で電気に変える。動力もタービンも発電機もいらないので太陽光パネルを屋根に乗せるだけ。一見とても便利に思えるが、「光電効果」は高度な技術力（半導体製造技術、大量生産技術）と大きな資本が必要となり、大企業の独壇場であり、発電価格が一番高い。</span></p>
	<p>
		<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 0); font-family: 'MS PGothic'; font-size: medium; "><br />
		</span></p>
	<p>
		<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 0); font-family: 'MS PGothic'; font-size: medium; "><img alt="cost1.jpg" class="mt-image-none" height="238" src="http://www.chikyumura.org/takagi/kantou/filies/images/cost1.jpg" width="314" /></span></p>
	<p>
		<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 0); font-family: 'MS PGothic'; font-size: medium; "><img alt="cost2.jpg" class="mt-image-none" height="238" src="http://www.chikyumura.org/takagi/kantou/filies/images/cost2.jpg" width="314" /></span></p>
	<p>
		<span class="Apple-style-span" style="color: rgb(0, 0, 0); font-family: 'MS PGothic'; font-size: medium; ">発電単価が高いということは、多くの資源、エネルギーを使うということであり、多くの二酸化炭素を放出する。半導体の劣化（寿命が短い）も問題。<br />
		コストが飛びぬけて高いこと、効率の悪さ、寿命が短いという点から、多くの税金をつぎ込んで推進するのは、いいことではありません。</span></p>
</div>
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